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【824】五月の日々

)小田原の郊外

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この写真を見ると、♪春の小川はさらさらいくよ~ という童謡が口から出てしまう。

じつは、この場所は、♪メダカの学校は川の中~ と歌われた童謡のふるさと、小田原市

荻窪用水なのだ。1951年(昭和26)にNHKで歌われ、全国的に広まった。作詞家の茶木

滋は、この近くに住んでいたという。作曲は、中田喜直

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友人の案内で行ったこの川には、土手に懐かしい野草がいっぱい!湧き水が歌のようにさらさらと流れていて、

川床には、水草がびっしり。メダカには格好の住処だ。更に目を見張ったのは、岸辺に生える水草! もしやこれは、

クレソンではないか??

ステーキの付け合わせに出てくるクレソンはフランス語。けっこうお高い野菜で、スーパーではポリ袋に入れられて大事そうに

売られている。少し苦みがあって、肉料理にはぴったり。和名では、和蘭芥子(オランダカラシ)という。

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昨日、オランダにお住いの<さんが運河沿いにびっしり生えたヤマニンジンを紹介してくださったが、ヤマニンジンはセリの仲間。

こちらは、アブラナ科。葉の形が違うものを二種類見たが、私は、あれを、サラダにしたら、おいしそうだなぁ~と考えていた。

現地の人は、身近に生える草なんかに目もくれないようだったが…


2)できごと

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昨日、学生時代からずっとお付き合いが続いている友人と食事をした。一人が海外から一時帰国している。

というのも、高齢の父上が亡くなって、その後のいろいろな後始末のために、長女としての務めを果たしている

ところなのだ。私も長女で同じような立場だが、今後起きるであろういろいろなことにどう対処すべきか…

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常々考えめぐらせている話題なので、楽しい再会ではあるが、現実的な話も尽きない。ちょうど新緑の候、

我々三人は、ベランダでフルコースの食事をした。虫もおらず、暑くもなく、寒くもなくとても気持ちがよく過ごせた。

こんな日は一年のうちでもめったにないことだろう。


3)#植物

5月には、いろいろな花が咲くが、中でもどうしても見たい花がいくつかある。その一つが

オオヤマレンゲ(モクレン科)学名にシーボルトの名があるように、シーボルトの命名で、日本原産。

初めて見たのが、オランダ、ライデン大学の付属植物園。シーボルト記念碑のそばのやぶの中にひょろっと

生えている木に白く、香り高い花を見つけた。日本で見たのは、長野県木曽郡上松町の赤沢自然休養林で。

それと、昨日訪ねた赤城自然園で。風の強い日だったので、なかなか撮影が大変だったが、山中に大きな株が

数本植わっている。気高く、高貴な感じのする花で、シーボルトも発見したときは、感動したにちがいない。

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4)#おもいで

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ウスバシロチョウを初めて見たのは、信州の北部、飯山市で。地元の友人が小高い丘の上にある「阿弥陀堂」に

連れていってくれた。南木佳士の小説、『阿弥陀堂だより』の舞台になった場所。後に映画にもなった。

南木の小説を読んだのは初めてだったが、その美しい信州の描写、人の心の細やかな描写に感動し、その後、

南木の小説を読むようになった。映画には、重要なキャラクターとして、あの北林谷栄も出演している。

味のあるおばあさん役の俳優だったが、もう故人になった。




by tamayam2 | 2018-06-25 17:55 | 日々のできごと | Comments(0)

【818】冬のお出かけ

1)1月の第4週から5週にかけて、伊豆半島の山中、湯ヶ島というところで行われている会合に出かけておりました。

  山道には雪が残っていましたし、28日の集会場所には白いものがちらちらして寒い一日でした。

  この写真は、宿泊した旅館の一室です。

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 囲炉裏、ぬくもりのある家具、お食事、万事行き届いたサーヴィスを受け、日本の伝統美を心地よく感じました。

 ロビーに飾ってあった鬼ユズ。とても大きいユズです。

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2)その数日後、今度は、家族と気分転換に箱根湯本の老舗旅館に泊まりました。

 

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朝から「雪」について報道されていたが、お山のふもとなので、たいしたことなし。上のほうは、交通規制などあったようだ。

なによりも驚いたことに宿泊客、電車で出会う人は圧倒的にアジア系の旅行客だったこと。そう、16日は中国のお正月、春節なのでした。

勤労者は平均1週間休みが取れ、29億人が国内外を移動するという。浴衣を着て宿で出される典型的な和食を楽しみ、大温泉や露天風呂…

こういった日本的楽しみ方も、みなさん慣れていらっしゃるようでした。

お庭の池の鯉が一つの場所に集まっているので、不思議に思っていたら、そこからわずかに温泉が湧き出ているとのことでした。

鯉も温もりたいのでしょうね。


高い樹の枝に止まってこちらを見ていた野鳥。

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3)その旅館の日本庭園で大木にからみついたマメヅタを美しいと思って眺めた。

 マメヅタ(ウラボシ科)Lemmaphyllum microphyllum この写真では、栄養葉(丸い形)と胞子葉(長い形)が共に見られるのが面白い!

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 こちらは、テイカカズラといっしょに生えているマメヅタ

 

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 足もとがおぼつかなくなったおジイさんと旅に出るのは、こうした近場が一番。

 こちらも疲れないし、自分たちのペースでゆっくりできる。
 特にドラマティックなことがない、こうした旅もいいものだと思う。



by tamayam2 | 2018-02-09 11:01 | たび | Comments(2)

【815】新宿御苑の温室でーーーハマジンチョウ・ヒルギ

1)新宿御苑の温室で、ハマジンチョウの花を見た。

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この花を初めて見たのは、20153月、五島列島、福江島の堂崎教会を訪れたき。

庭に一群れのこの樹があった。沈丁花とは無関係のようだが、今は絶滅危惧種。

五島列島には海岸近くで自生しているところもあるらしい。まさか新宿で再会できたとは!

(ゴマノハグサ科)Myoporum bontioides


2)2011年1月、八重山諸島、西表島を訪れたときマングローブの林を見た。汽水がいつも潤っているような川の岸辺。「マングローブ」という樹があるのではなく、気根を出して陣地をだんだん拡大していく「ヒルギ」という樹がマングローブ林を形成していくようだった。


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ヒルギの花も新宿御苑の温室で見ることができる。ヤエヤマヒルギ(ヒルギ科)Rhizophoraceae

南の島々でよく見たサキシマフヨウもなつかしい。

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by tamayam2 | 2018-01-19 09:43 | Comments(0)

【814】南の島で見た植物ーーーはからめ

毎日寒い日が続きます。皆さまのお宅のほうでは、雪の被害などありませんか。

こういう日には、なぜか長崎・五島列島や沖縄方面で見た植物のことが思い出されます。


1)3年前に五島列島にキリシタンの教会を訪ねた時、どこかの教会の庭先でセイロンベンケイを見た。

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冬なのに花が咲いていたが、葉は赤くなっていた。この植物は頑強で少々水やりを忘れたぐらいでは枯れない。

葉っぱが落ちると葉の周りから芽が出、そこから新しい株ができる。別名「葉から芽」。

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学名はBryophyllum pinnatumというが、Bryo-というのは芽が出るという意味で、phyllumというのは、葉の意味だそうだ。

沖縄の土産物屋でその「はからめ」を買ったことがあるが、葉が落ちる先から一株増えるので、往生して処分した覚えが
ある。土産物屋では「Mother leaf」または「Lucky leaf」という商品名で売られていた。


園芸界の人々は、売るために知恵をしぼってうるわしい名をお付けになるが、私から見ると混乱の原因になる。

国際的にはよく通じる学名で呼んでくれれば、氏素性がよくわかり、検索しやすいのに、と感じる。





by tamayam2 | 2018-01-19 09:07 | Comments(2)

【811】新年の日々

20181月2日

いただいた年賀状を見ていたら、中に「米寿が近づきつつありますので、ご挨拶は今年を限りに…今までのご厚誼を

感謝いたします」というのがあった。共感できる部分もあり、名簿にメモを加えた。勇気あることだと感心した。

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御節料理でお腹がいっぱいなので、散歩に出ようと外に出たら、背後から西陽が!我々は、たちまち足なが老爺・老婆になっちゃった!


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#植物

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ご近所の新井薬師に行ったら、山門に大勢の参拝客が並んでいた。売店で「め」という仮名とその鏡文字が書いて

あり、眼病に効くという「メグスリノキ」の煎じ薬を売っていた。

「メグスリノキ」はムクロジ科(カエデ属)の樹木。学名Acer maximowiczianum で日本では昔から眼病に

効くと言われている。日本固有種。ヨーロッパでもよく見かけた。紅葉が美しい。英語では、Nikko Mapleという。

日光植物園で見つかったのかしら。命名はMaximovicz18271891というロシア人で牧野富太郎の片腕となって

働いたが、惜しくも急逝した。

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学名からいろいろな情報が読み取れるようになってうれしい。この面倒くさい趣味も10年を過ぎた。なんでも10年ぐらい

続ければ、ある種の勘が働くようになるものだと思う。

私に学名の楽しみを教えてくれたのは、『学名を読み解く…リンネの二名法』という書物。

田中 學著 2007年出版 朝日新聞社

私がドイツから帰国した年、2017年に店頭で見て購入した。




by tamayam2 | 2018-01-03 09:20 | 日々のできごと | Comments(2)

【793】神戸散策

12月の第1週に、たまたま神戸に立ち寄った。
2日の晩、食事をしていたら、そこに居合わせた方が、「今夜はルミナリエが
あって特別に賑わっている」と、言っていた。ホテルに戻ってから、
8時すぎに元町の大丸のほうへ行き、行列に加わってみた。
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1995年1月17日に起こった関西・淡路大震災で犠牲になった方々の
鎮魂のためにこの光の点灯が始まったと聞いた。
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あれから、21年、神戸の街は見事に復興して、外国人を含めたくさんの観光客で
にぎわっていた。当時、元町付近は、火の海になって、TVの画面に見るも恐ろしい
光景が映し出されているのだった。そして、その年の3月、オウム真理教の地下鉄
サリン事件が起こった。まったく、世の中が神からも仏からも見放されたような
悲惨な冬だった・・・

神戸には、City Loopというコミュニティ・バスが町中を走っており、
われわれ(老人2名)はそれを利用して、神戸港に面したメリケン波止場から、
南京町(中華街)を散策した。乗り降り自由のこのバスは、停留所で待って
おれば15分おきにやってくるので、とても便利だった。
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一日券が630円。タクシーを利用しなくて、町中の主要な場所は見て回れる
のだった。過去の思い出をたどって、気ままに町を見たい老人は、特にルート
などが決まっているわけではないから・・・(笑)

ガイジンさんもけっこう多かった。そのことに配慮して、車掌さんも各国語に対応
していた。聞かれることはだいたい決まっているので、中国語、韓国語、英語
で対応できれば、たいていのことは間に合う。さ~すが国際都市!と感心した。
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新幹線の駅に近い布引ハーブ園では、ケーブルカーで山頂まで登った。紅葉が
まぶしい山肌を見ながら、遠くに光る海や高層ビル群を見下ろして、爽快な気分
を味わった。

by tamayam2 | 2016-12-14 08:00 | たび | Comments(4)

【787】秋が深まってきました

本当に長い間、Blogをほったらかして、しばらくぶりに
会った友人から、「あなた、いつまで黒い森にいるの??」
と聞かれ、顔を赤らめたものです。
Facebookのほうは、一日一回投稿するようにしている
のですが・・・
ときどき過去の写真が必要となり、Excite Blogの検索機能を
使って過去にUpした植物を再検索することもあります。
Blogの一つの良い点は、この検索機能です。

9月の終わりから10月は、いつもチョウを追っかけていました。
ウラナミシジミというチョウに出会って感動した10月でした。
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どこにでもいるヤマトシジミかと思っていたら、
そうではなくて、上部に黒い斑点が2つあって、触覚のように見えるヒゲがある。
そこは(じつは、お尻で)鳥には、眼がついている頭部に見える。
大事な頭部が攻撃されることから身を守っている、このチョウは大変な策略家だった。
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ペンタスの花に止っていたのは、港区六本木の近くで。
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ナンテンハギに止っていたのは、小石川植物園で。マメ科の
植物が好きだそうだと本に書いてあった。このチョウを撮るために
じっとそこにたたずんでいたら、「あなた、何を撮っているの?
それ、雑草でしょう?」と言われた。確かに雑草に見える茂みだった。
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暑い日で、長時間ねばっていたので、額から汗がたらたらと流れた。

9月も10月も暑かったですね。友人のOさんに誘われて小田原の
近く、南足柄郡に出かけた。そこの林道で、クサボタンを見て感動した。
クサボタンを初めて見たのは、ドイツ、ヴュルツブルク大学の植物園で。
シーボルトの出身地なので、植物園の一隅にシーボルトの愛した花々が
植えてあった。そこで見たのだ。
クサボタン(キンポウゲ科センニンソウ属)
Clematis stans Sieb. & Zucc. 日本の植物園で見ることが少ない。
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その時、山道の崖で、ツルニンジン
俗にジイソブ、バアソブというつる草が生い茂っているのに気づいた。
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あっ、あそこにも、ここにも!と歓声をあげて撮影した。ドライブの途中で珍しい野草をみつける私の
ために、車を止めてじっくりつきあってくださったOさんに感謝!
ツルニンジン(キキョウ科)Codonopsis lancedata

その日見た美しい花のひとつ、アケボノソウ(リンドウ科センブリ属)のことも
書いておかなければならない。Swertia bimaculata
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以前からしっかり見たいと思っていたので、本当にうれしかった。
信じられないほど、繊細なつくりの花で、この花の開花時期に居合わせた
幸せを感じることができた。

9月~10月は、天気が不順で、出かけようと思うと台風が来たり、天候が荒れたり、
なかなか外出ができなかったが、晴れている日は、なるべく自然観察の場に
足をのばすようにした。

昨日は、ハロ―ウィンとかで、世の中は、大騒ぎだった。私にとって、10月31日は
骨折一周年記念日。昨年のこの日に左足を骨折した。いま、元気に歩ける幸せを
かみしめ、これからは、無理しないようにしなくちゃ、と神妙に感じているところ
です。

by tamayam2 | 2016-11-02 14:54 | 日々のできごと | Comments(10)

【772】府立京都植物園にて

 目的がある旅の場合、私は昼食などは簡単に
済ませます。府立京都植物園の場合は、いつも
おにぎりと飲み物を買って、気持のよいベンチに
座って…。
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①今回の旅で、友人と私は、植物園の向かい側のちょっとしゃれたパン屋
に入りました。11時半までは、簡単な朝食が食べられるというので、
お店の焼きたてパン、卵料理、サラダの、シンプルな食事。1000円以下で、
とても素敵な昼食を楽しみました。
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 高い天井、ガラス張りの店内、外の新緑が目にまぶしく、
“airy”(空気がゆきわたって気持がよいこと)という表現がぴったりの店でした!

同行者としてSさんは最高でした!
それは、一般の女の人のように、グルメやショッピング抜きで旅を
楽しむ術を熟知しておられるから。私も女性だから、旅に出れば、
ちょっと洒落た店を覗いてみたいとか、食べたことがない土地の味を
味わってみたいとかという欲望がないわけではありませんが…
植物園めぐりの場合、日差しのよい内に、なるべくたくさん植物を見たい
という欲望が何よりも優先するのです。

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②植物園の北山口の近くで見た高木は、シナアブラギリ【トウダイグサ科】
見たこともない清らかな白い花!中国では油を搾って利用していた
こともあるとか。有用植物である。広い敷地内に大木がゆったりと植栽されている風景は、
見ていて胸がすく思い。学名:Vernicia fordii
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③薄暗い林の中で、星のように輝くこの花は、何だろう?
クワの仲間ではないだろうか、と見当をつけて調べてみると、果たして、
和紙の原料のコウゾ、ヒメコウゾであることが分かった。
 コウゾの学名はBroussonetia kaginoki【クワ科】
カジノキという日本語が学名についているのは、
この樹がヒメコウゾとカジノキの雑種であることかららしい。
下は、カジノキ(新宿御苑で2010年に撮影)の実。
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クワ、カジノキ、コウゾ・・・日本の山野で、よく見られる有用植物である。
養蚕も和紙の製造もあまり流行らなくなってしまったけれども…

by tamayam2 | 2016-05-12 17:51 | たび | Comments(10)

【771】牧野植物園を訪ねて

4月25日と26日に、Blog友Sさんと、四国、高知にある
①高知県立牧野富太郎植物園と、帰りがけに、
②府立京都植物園の二大植物園を巡る旅行をしたいと思って
思い切って提案してみた。
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 まったく予期していなかったことだが、Sさんは、旅程を作る
 ベテランであった。私は、彼女の大まかなプランを見て、可、不可の
 お返事をすればよいのだった。ありがたい秘書に出会ったようなもの。
 私は、何もせずにSさんの立ててくださったプランに従った。
 それが、実にうまくいったので、とてもうれしかった。
 航海には、二人の船頭は要らないからね~
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上は、ウラナミジャノメ この時期、よく見かけた。
①我々が出かけた4月25日の前日は、牧野富太郎先生(1862-1957)
 の誕生日だった。先生が命名されたヤマトグサの開花にも
 出会えたし、楽しい植物観察ができた。ヤマトグザは ここ
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 五台山という小高い山全体が関係施設で、内部はとても広い。
 玄関から記念館へのアプローチに沿っていろいろな植物が
 植わっている。その中のユキモチソウ(サトイモ科天南星属)は、
 私には初見の花。学名:Arisaema sikokianumの
 sikokianumは四国を表しているようだ。近畿地方と
 四国に特有ということなので、ここで見られてよかった。
 もちろん先生がお好きだったバイカオウレンも。

②このタイミングでの目玉は、通称なんじゃもんじゃの木
 ヒトツバタゴだった。
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目も覚めるような白。白銀のように
 風にそよぎ、樹木全体を覆う。こんな美しい開花の時期に
 来合わせた幸いを感謝した。
 ヒトツバタゴ【モクセイ科】Chionanthus  retusus
③とても珍しい植物としては、トビカズラMucuna sempervirens【マメ科】
 森の境の薄暗いところに花が咲いていた。この花は、バナナくらいの
 大きさ。鳥のようにも、果物のようにも見える。紫色と黄色の部分が
 あって、枝(と言っても材木のような太さ)に何重にもなって垂れ下がって
 いる様は壮観だった。
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 毎年決まって咲くというものでもないらしく、
 この花が咲くと天変地異が起きるとの言い伝えもある。熊本地方の
 地震と関係があるのだろうか。熊本にもこの樹の大木があるそうだ。
 一般的には、九州など南の地方の植物。
④薬草園のあたりを歩いていたら、園の人が広報誌に載せる
 写真を撮っておられた。その方と少しお話しができてよかった。

 白い花が満開のサンザシの木にコアオハナムグリがブンブン飛んで
 きて蜜を吸っていた。そこへ、アオスジアゲハが!
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 「お忙しいのに、いろいろ教えていただてすみません」と園の人に
 礼を言うと、「入園者の方々とお話しするのも仕事の一つですから」と、
 爽やかなお答。そうですよね!こうしたゆとりある対話ができることも
 植物園探訪者のよろこび! これが地方の人々の素敵なところと、
 感じた。

by tamayam2 | 2016-05-12 14:26 | Comments(6)

【760】新しい年の始めに

新年が明けましたのに、ご挨拶もせず、大変失礼いたしました。
改めまして、新年おめでとうございます。
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今年の年賀状は、申年にちなんで、サルの写真を、と
いろいろ捜しましたが、やっぱり、2008年12月に訪れた長野県
地獄谷野猿公苑で撮った温泉に入るサルの写真にしました。
古い写真でごめんなさい。
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Tamayam2は、10月末日にハイキングで足を滑らせ、骨折
治療中なので、ここ数か月、病院以外外出していないので、
新しい写真がないのです。温泉に入るサルの様子・・・ほんとうに
しあわせそうです。私も足の治療中、なにより入浴が楽しみに
なりました。
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始めの一か月は、入浴などとんでもない状態でしたが、
介護保険で、しっかりしたお風呂用椅子を購入しましたので、
(手すりは、以前からついていました)安心して入浴できる
ようになりました。

一月になってから、伊豆半島の本物の温泉に出かけました。
ヒトもサルと同様、温泉に入って、つくづくと幸せを感じるのですね~
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途中で立ち寄った三島市付近のSAで見た富士山。
何か帽子をかぶったような雲が天辺を覆っていました。
傘雲(かさぐも)というらしいです。
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今日、FaceBookで、米国ワシントン州のMt.Rainier(日本では
レーニア山)にかかる二重の傘雲の写真が載っていました。
朝焼けなのか夕焼けなのか、わかりませんが、これは、
すばらしい画像です。
暖冬のせいか冬にしては雪が少ないと感じました。
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ウチの庭の隣家との境付近に、ツバキの樹が植わっています。
この花が好きだった亡父が、どこからか手に入れた苗木でした。
本来は、家の中から見える位置に植わっていたのですが、私が
実家に越してきて増築をした際、家の陰になる位置に押しやられて
しまったものです。
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いつも、悪い、悪いと思っているのですが、今年は、私が骨折のため、
庭にも出ることができませんでした。
先日、そろそろと杖を頼りに歩いて裏手に回ってみますと、
今年は、当たり年だったらしく花殻がたくさん落ちていました。

「あ~、ごめんなさいね」ツバキに詫びて、小さな蕾を
小さな花器に挿し食卓の上において鑑賞しました。
金属の格子が張ってあるテープル用花器は、長さが短く、
頭が重い花を生けるのに便利です。
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南伊豆のアロエセンターで見たたくましいアロエ。
「医者要らず」の別名を持つこの植物は、ウチにもありますが、
あれよあれよという間に成長して、すぐ手に負えなくなります。
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キダチアロエの花を近くでみてみましたら、意外に繊細な作りなので
驚きました。

歩行が不自由になってすっかり身障者生活に慣れた私ですが、
まあ、こういうふうにして段階的に本物の「老人」になっていく
のだなぁ~と感じます。こういう練習期間を与えられたことは
ありがたかったです。こんな状態ですが、これからもどうぞ
よろしくお付き合いくださいませ。

by tamayam2 | 2016-01-14 16:52 | 日々のできごと | Comments(12)