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【771】牧野植物園を訪ねて

4月25日と26日に、Blog友Sさんと、四国、高知にある
①高知県立牧野富太郎植物園と、帰りがけに、
②府立京都植物園の二大植物園を巡る旅行をしたいと思って
思い切って提案してみた。
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 まったく予期していなかったことだが、Sさんは、旅程を作る
 ベテランであった。私は、彼女の大まかなプランを見て、可、不可の
 お返事をすればよいのだった。ありがたい秘書に出会ったようなもの。
 私は、何もせずにSさんの立ててくださったプランに従った。
 それが、実にうまくいったので、とてもうれしかった。
 航海には、二人の船頭は要らないからね~
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上は、ウラナミジャノメ この時期、よく見かけた。
①我々が出かけた4月25日の前日は、牧野富太郎先生(1862-1957)
 の誕生日だった。先生が命名されたヤマトグサの開花にも
 出会えたし、楽しい植物観察ができた。ヤマトグザは ここ
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 五台山という小高い山全体が関係施設で、内部はとても広い。
 玄関から記念館へのアプローチに沿っていろいろな植物が
 植わっている。その中のユキモチソウ(サトイモ科天南星属)は、
 私には初見の花。学名:Arisaema sikokianumの
 sikokianumは四国を表しているようだ。近畿地方と
 四国に特有ということなので、ここで見られてよかった。
 もちろん先生がお好きだったバイカオウレンも。

②このタイミングでの目玉は、通称なんじゃもんじゃの木
 ヒトツバタゴだった。
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目も覚めるような白。白銀のように
 風にそよぎ、樹木全体を覆う。こんな美しい開花の時期に
 来合わせた幸いを感謝した。
 ヒトツバタゴ【モクセイ科】Chionanthus  retusus
③とても珍しい植物としては、トビカズラMucuna sempervirens【マメ科】
 森の境の薄暗いところに花が咲いていた。この花は、バナナくらいの
 大きさ。鳥のようにも、果物のようにも見える。紫色と黄色の部分が
 あって、枝(と言っても材木のような太さ)に何重にもなって垂れ下がって
 いる様は壮観だった。
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 毎年決まって咲くというものでもないらしく、
 この花が咲くと天変地異が起きるとの言い伝えもある。熊本地方の
 地震と関係があるのだろうか。熊本にもこの樹の大木があるそうだ。
 一般的には、九州など南の地方の植物。
④薬草園のあたりを歩いていたら、園の人が広報誌に載せる
 写真を撮っておられた。その方と少しお話しができてよかった。

 白い花が満開のサンザシの木にコアオハナムグリがブンブン飛んで
 きて蜜を吸っていた。そこへ、アオスジアゲハが!
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 「お忙しいのに、いろいろ教えていただてすみません」と園の人に
 礼を言うと、「入園者の方々とお話しするのも仕事の一つですから」と、
 爽やかなお答。そうですよね!こうしたゆとりある対話ができることも
 植物園探訪者のよろこび! これが地方の人々の素敵なところと、
 感じた。

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by tamayam2 | 2016-05-12 14:26 | Comments(6)

【770】昆虫好きの虫がうごく

Facebookにかまけているうち、連休も最終日を迎えました。
教会のお役で、「長老」というのをやっていますので、(たしかに老人ですが)
年度末、年度始めは何かと書類の整理が忙しかったです。
連休は、ただただパソコンに向かって書類の整理をしていました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
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親戚が熊本におり、被災して、娘の住む岐阜県に避難してきました。
聞きしにまさる被害で、こちらも心痛みました。
早く余震が収まるように祈るはかりです。
被災してすぐ娘のところに保存食料を送りました。やはり、助かったようです。
その後、何はともあれ「薄いものが一番」という亡母の言葉を思い出し、現金を
送りました。これが今一番ありがたいのではないでしょうか。
今後も様子をみてこの方針で行く予定です。

例によってFacebookに出したものの中から。
①池袋のお教室へ向かう小道で、アゲハが数頭バタバタと群れて
 いました。あれれ…と目を丸くして見ておりますと、全部で
 6頭、束になって地面近くを飛んでいました。
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 一体、何があったのでしょう??
 今日はなんだか幸先よいなぁ~と思いました。
②お教室の帰りに、朝そんなことがあったので、もしや、チョウが出ているかも
 しれないと思って、また、小石川植物園に立ち寄ってみました。
 一週間前に出かけたばかりですのに、やはり、自然は変化していました。
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 赤いキリシマツツジがきれいに咲いている小道を歩いていきますと、
 ピンとくるものがありました。黒いものがちらちらしています(!!)
 チョウを待つときは、自分を回りの景色に同化させて、じっと
 固まって待つのみです。その時の祈るような気持が通じたのか、
 黒いものがすぅ~と私の目の前のツツジに止まりました。
 何枚か撮ったのですが、こちらがうろたえて、よいものはこれ一枚!
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 カラスアゲハ(Ppilio  dehaanii)
③これは、また別の日。野川のほとりに出かけて行ったときのこと。
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 ビロードツリアブというのが見たいなぁ~と思っていたら、目の前に
 アブが静止したまま飛んでいます。その撮影は、非常に難しくあきらめました。
 これは、ビロードツリアブがどうかわかりませんが、針をもっていそうなので、
 撮影しました。
スジグロシロチョウ(Pieris  melete)
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 コンロン草という初見の花にも スジグロシロチョウが!この日一番たくさん見たチョウです。
 キイチゴの種類、いろいろありますが、いま、野川のあたりは
 このクサイチゴの天下!秋に実がなるのが楽しみです。
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by tamayam2 | 2016-05-05 09:48 | 日々のできごと | Comments(8)

【769】熊本地方の大震災

4月も半ば、新しい学期を始めた学生たち、新社員が仕事にやっと
慣れ始めたころ、突然、日本では大震災が起こった。
熊本には、私の親類もいる。高齢の叔父、叔母なので、大変心痛めている。
でも、どうしようもない。
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幸い、連絡は岐阜に住んでいる姪がFacebookで知らせてくれている。
SNSはこういうときに、たいへん威力を発揮するとわかった。
一日も早い復旧を、ただ祈るばかりである。
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さて、年度末のたくさんの原稿書きを終えて、ほっとしている私。
野山が呼んでいるので、時間を見つけては、小散策をしている。
①先日来、よく見かけるラショウモンカズラ(羅生門蔓)
Meehania urticifolia(シソ科)
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よく見てみれば、なかなか味わいがあり、花の色や斑の出方にも
いろいろなヴァリエーションがあることがわかった。

②これと、よく似ているが、葉の形がヒイラギに似ているというので、
ヒイラギ草という野草も見つけた。Ajuga incisa(シソ科)
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レッドリストでは、EN(Endangered)絶滅危機にある状態だそうだ。
ラショウモンカズラより、色合いが落ち着いていて風情のある感じ。

③4月9日にツボミだった丁子草(チョウジソウ)。
気になって一週間後に再訪したら、花開いており、折よく、
スジグロシロチョウ(Pieris melete)が来てくれた。
チョウジ草 Amsonia  elliptica【キョウチクトウ科】
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この花を初めて知ったのは、ドイツ Wuersburg。
シーボルトの出身地であるが、ヴュルスベルグ大学植物園のシーボルト
コレクションで見た。あたかも日本を代表する植物のように書かれて
いたが、日本でこの花を見たことがなく驚いた。
湿地に咲き、東御苑の流れのほとりにも植えられていた。
こういう野草を西洋人が好んでいたとは、驚きだ。
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④野川のほとりで見た蓮華(レンゲ)草
レンゲが咲いているとは、なつかしい風景だ。
昭和の初期にあった童謡がなつかしい。私のものごころついた
ときの原風景だ。

♪~ねんねのお里 げんげ草
  ぽちぽち仔牛も あそんでる
  牧場の牧場の げんげ草
  だれだか遠くで 呼んでゐる♪~

北原白秋作詞の童謡なのに、あまり知られていない。
私の亡母が好きでよく歌ってくれたのだが、晩年、この歌の
ことを聞いても、「知らない…」と言われてしまった。
その頃、母はもう認知症にかかったいたので、ムリもない。
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この風景があった奈良の田舎は、妹が生まれる前のことだから、
妹も知らない。つまり、私しか知らない幻の風景だ。

レンゲが一面に咲いている田園風景は、昔はよくあった。
九州にもあっただろう。でも、この震災で山も野も壊れて
しまった。一日も早く地震がおさまり、人々が安眠できるように
願わずにはいられない。

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by tamayam2 | 2016-04-19 06:06 | 特別なできごと | Comments(8)

【768】蝶の季節到来!

4月に入って春らしい日があるかと思えば、ハーフコートが
ほしいようなはだ寒い日もある。4月12日、池袋のお教室の帰り、
ちょっと小石川植物園に立ち寄ってみた。
地下鉄丸の内線茗荷谷駅から、文京区のコミュニティ・バス「Bぐる」
で、共同印刷まで。帰りは、そこから、地下鉄春日駅まで。
このようなルートを発見して行きやすくなった。

①さて、今日の発見は、クロアゲハ♀
Papilio protenor 【アゲハチョウ科】
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)がいっぱいの林の中で、黒く大きな
ものが飛んでいるように見えた。
蝶かな~と思いながら、しばらく様子をみていると、足元のすぐ近くに
止まった。 うっとりとした!
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②ツマキチョウ
春先の一時期に観察できるツマキチョウ。
Anthocharis scolymus【シロチョウ科】

裏翅の模様を、草刷り(くさずり)模様という。以前から見たいと思っていた。
先日、初めて撮影できた!
薬草園の辺りを見て歩いているとき、モンシロチョウばかりが多いなぁ~と
思った。しかし、よく見れば、蝶の動きが直線的でとても速い。
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しかも、翅の先がかぎ状に曲がっているではないか。はて??
翅の端がちらっとオレンジ色に輝いているように見えた!
あっ、もしやツマキチョウ(褄黄蝶)!?
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余りにも縦横に飛び回るので、眼が疲れてしまうほどだった。
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「少しは、止って!」・・・一頭が小枝に止まって、静かに翅を閉じた。
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蝶も疲れたのだろう、すっかりお寝みモードになって迷彩色のような
草刷り模様が全身を覆ってしまった。
周囲の草色に溶けこむように。完全なカムフラージュ!
こころ踊る観察だった。

③ビロードツリアブ
8日、白金の自然教育園で、初めてお目にかかったTさんにビロード
ツリアブのことを教えてもらった。その日は、撮影できなかったのだが、
小石川で、撮影できた。お尻のあたりが、ビロードのような毛が生えていて、
針をもっているアブ。
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飛翔しているのは、撮影できなかったが、多分、
これだろうと思う。春先の一時期しか見られないとTさんが言っていた。
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④クロアゲハが見られた林の中では、いろいろな花木が花を咲かせて
いた。その一つがカリン(花梨)【バラ科】Pseudocydonia sinensis
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丸く窪んだ花びらと、麗しい幹の模様、サクラのように豪華ではないが、
こころ惹かれるものがある。
自然観察ができて、本当にしあわせ!

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by tamayam2 | 2016-04-15 16:55 | 日々のできごと | Comments(8)

【767】四月、春近し

各地で桜だよりが聞かれ、どこそこのサクラはどんな様子
だったという報告がFacebookでよく聞かれる話題。
私は、3月末からの風邪がぐずついていて、なかなか外出する
気分になれずにいた。

過去のサクラの話。2009年に当時ワシントンD.C.の
娘の家を訪問したとき。2番目の孫娘が生まれたので、
顔を見に出かけた。以下、Facebookより・・・
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①アメリカ在住の娘は、植物のことに特に関心のない
フツーの人。なのに、私が「このサクラ、何の種類かなぁ?」と聞いたら、
即座に「Kwangzan!」と答えた。
サクラには、いろいろな種類があるが、日本では圧倒的に染井吉野が多い。
Kwanzanは関山というサクラの種類。
上の写真のように、やや濃い色の八重の花が咲く。
 私が驚いたのは、彼女が「かんざん」と発音したのではなく
「くゎんざん」と発音したこと。
確かに昔、「関」という字は、「くゎん」と発音した。
観音とか、完成とか…明治、大正時代の発音なのだ。

今は、ワシトンはサクラの名所となっているが、それは
1912年(明治45年=大正元年)日米友好のしるしとして、
日本がサクラの苗を贈ったのが始まり。
米国人から「アケボノ」とか「フゲンゾウ」とか
サクラの種類を教えられると、不思議な気持ちになる。
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②当時の写真を検索していたら、野鳥の写真が見つかった。
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アメリカで最もありふれた、どこにでもいる鳥は、
アメリカン・ロビン Turdus migratorius 【ツグミ科】
ヒヨドリぐらいの大きさ。でも、日本では見たことがない。
日本にもいるのかしら?和名:コマツグミ 

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ヨーロッパには、European Robinという小型の鳥がいる。(上の写真)
よくクリスマスカードなどに描かれていて、かわいがられている。

今年になって、身の周りの小鳥たちも私の関心の対象になってきた。
「身近に見られる野鳥は、たった(!)100種ぐらいだから、覚えなさい」、と
友人に言われたので、頑張っているが、なかなか・・・

③先日、目黒区の自然教育園を定点観測しておられるTさんから、
お誘いを受けたので、開園に間に合うように出かけた。
9時10分前なのに、すでに10人ばかりの方が、カメラを手に
待っていらっしゃった。Facebookの写真で見て知っているから、
すぐTさんのことがわかった。
その他、「常連さん」というお仲間も何人か。
みなさんにご挨拶して入園。

お話によると、①花専門  ②鳥専門  ③蝶専門  ④特殊機材での
撮影専門などなどいろいろな方がいらっしゃるらしい。みな、適当な距離を保ちつつ、
出会えば、互いに声を掛け合う。そういう距離の保ち方がなかなか爽やかだった。
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③歩き始めて5分も行かないうちに、茶色のシジミ蝶を見つけた。
私にとって、今年初めての蝶! 心が躍った!
ムラサキシジミArhopala japonica
地面近くの葉の上で吸水。私がその辺りの植物に見とれていたら、
Tさんが「ほら、こっち見て!」と呼ぶ。
開翅して角度が変わったら、茶色と思っていた翅が、
な、なんと金属のようなコバルト色に光っているではないか!
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「構造色」といって、光線や見る角度によって、色が変化する。
じゃぼん玉の色、CDの表面の虹色・・・光の色なのだ。
のっけから、楽しい発見があり、こころ豊かな半日を過ごすことが
できた。

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by tamayam2 | 2016-04-07 13:08 | 日々のできごと | Comments(4)

【765】3月の日々

3月に入って暖かかったり、急に寒くなったり・・・
みな様はいかがお過ごしでしょうか。

3日、私は、南足柄市にあるOさんのお宅を訪問、
たくさんのユキワリソウ【キンポウゲ科】を見せていただいた。
Oさんとは、このBlogを通じてのお付き合いで、一年ほど前に
初めてお目にかかった。
1973年生まれとおっしゃっていたので、私の子供ぐらいの
年齢。しかし、ユキワリソウに関しては、私の師匠。
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小田原から大雄山線というのに乗り換えて行ったのだが、
そこに開ける大地と丘が彼のField.  少し歩いただけで、
たくさんの野草が見られそうなワクワクする土地でした。
まだ冬枯れの景色が残る斜面を歩きながら、ぜひ、また
訪問させてください、とお願いしてしまった。
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小さいせせらぎのほとりでみたネコノメソウ
私は、この花が好きなので、とても感動した。
こちらは、2012年に八王子市で見たヨゴレネコノメソウ
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雪割草は、いろいろな和名があって混乱するが、Hepatica
という学名で呼ぶ。肝臓の形をした葉が特徴的だから。
Hepaticaとは、肝臓というラテン語。
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私が、ドイツでGさんと知り合ったのもこの花がご縁だった。
(以前にも書いたことがあるような気がするが・・・)
復活祭が近い3月のある日、彼女が私の職場に訪ねて来て、
このイースター・エッグをくださった。卵に描かれた絵を見て
すぐに、この花が何の花かわかった。
「あ、Hepaticaですね! 私、この花が好きなんです。」と反応した。
ドイツ語があまり上手でない私でも、① ~は~です。
② ~は、~が好きです。 という基本構文だけは間違いなく
言えたわけです。学名を知っていてよかったと思った経験は
山ほどあるが、絵を見ただけで、Hepaticaとわかったのは、
この植物の葉が肝臓の形をしていたからである。生物学的に
正しい描写だったからなのだ!
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私が今かかっている歯医者さんは、御徒町にある。
この辺りは、私が住んでいる山の手とは、ずいぶん感じが
違っていて、辺りを歩くのが楽しくてならない。だから、
歯医者さん通いは、そんなにやっかいな仕事ではない。
11日、気分がよかったので、ちょっと足を延ばして不忍池から
池之端のほうまで歩いた。動物園へは、正門以外にも西門からも
入ることができる。
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両生類・爬虫類館のそばの欄干から、陽気の良い日だったら、
ワオキツネザルが外の浮島のようなところにかたまっているのが、
見えるはずだ。もしや、と思って行ってみると、はたして、7,8頭の
ワオキツネザルが上半身を西の方向に向けてじっと、夕陽を
見つめて座っているのだった。どの個体も同じようにお腹を太陽に
向け、静かに座っている。お腹に西陽が当たるのが、よほど
気持ちがよいのだろう。見ている私も気持ちがなごむ光景だった。
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沼袋の住宅街を歩いていたら、塀のわずかな
隙間から、ツタバウンラン(蔦葉海蘭)のツルが
伸びていた。黄色の花がまるで眼のように、こちらを見ていた。
Cymbalaria muralis【オオバコ科】
園芸家には、嫌われ者だけど、春の息吹を感じた。

似た植物に、カキドオシ(垣通し)がある。
Glechoma hederacea【シソ科】こちらも垣根を通過してどこまでも
伸びる。私は、この二つをずっと混乱していたが、この日、黄色の眼を
もつツタバウンランを見て、カキドオシの花とは、はっきり違うことを
知った。カキドオシの花は、他のシソ科の植物のように筒状で、
黄色の眼がない。

こんな簡単なことを知るにも何年もかかるのだ。 ったく!

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by tamayam2 | 2016-03-17 19:48 | 日々のできごと | Comments(8)

【763】三月に突入!

先回は、二月に突入・・・でした。なんという怠け者!

一月もBlogをほったらかしにしていたので、友人から
電話がかかってきました。
「あなた、元気なの?それとも、具合が悪いの?」
こころ優しい友人!ありがたいことです(涙)
私は、元気です。やっと自前の足で歩けるしあわせに、
昔行ったところを、ぼちぼちヒマを見つけては、出かけて
います。とは、いえ、一日一件です。掛け持ち、欲張りは
しないように心がけています。以前より体力が落ちたなぁ~
と思いますが、仕方がありません。
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順不同で、2月に出かけたところを二、三取り上げます。
①2月12日、教会の用事の帰りに、久しぶりに井の頭
公園を歩いてみた。真冬で、何もないだろうと思っていたのに、
さにあらず、自然園の中でオシドリを見た。
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檻にいるオシドリを撮影したのだが、昔、2006年にドイツ
で、森の奥の池で、オシドリの群れを見たことを
思い出し、昔の写真を捜してみた。
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写真は、右クリックすれば、撮影日時を検索できるので、
大変便利だと思った。特にいい写真ではないが、
懐かしいのでFaceBookにUpしたら、かなりの
反響があった。都会では、めったにお目にかからない
水鳥だが、吉祥寺の井の頭公園にいたとは!
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②22日、池袋のお教室の方々に誘われて、高速ジェトで
伊豆大島に日帰りで出かけた。足が悪いので・・・と
断ったのだが、バスで巡るからぶらぶら歩きで十分と
言われたので、参加した。あいにくうす曇りの日だったが、
ツバキ、オオシマサクラの満開を見ることができて、
しあわせな一日になった。
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③Blog仲間のトミ子さんから、「魔女の秘密展」
というおどろおどろしい名前の展覧会の切符をいただいた。
トミ子さんは、ドイツにおられるが、この企画の
ために翻訳を担当されていたのだ。

私は、ドイツの北のほうブロッケン山の辺りが
好きで、数回旅行したことがある。お土産物屋で売って
いる人形は、黒い服を着た鼻の曲がった老女が箒に
またがって空を飛んでいるもの。その旅行をきっかけに
魔女とはなんだろう、魔女裁判とは??と非常に関心
があったので、怖いもの見たさに24日、出かけていったのです。
展示は、そんなに怖くなかったですが、魔女が人を
毒殺するときに使う道具とか、薬草の話がおもしろくて、
興味をもって見学しました。トミ子さん、ありがとう。
薬草のことが書いてある本を一冊購入し、大変興味深く
読みました。
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その展覧会が行われている場所が、な、なんと、原宿の
ラ・フォーレ。原宿に一歩足を踏み入れた途端に、
これは、私の来るところじゃないんじゃないか??
何しろ歩いている人は、若い人ばかり、ガイジンさんも多く、
辺りは、まるで日本の風景ではなく、異国のようでした。
ラ・フォーレの前の東急プラザの入り口がこんなんです!
目がくらみそうでした!
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しかし、少し歩いて行きますと、表参道の手前に、あの
なつかしい、同潤会アパートが、と思ったら、そのアパート
はとっくに取り壊され、今は、おっしゃれ~な商業地区に
生まれ変わっていたのでした。
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安藤忠雄という建築家がアパートの古い外観の一部だけ残して、
「表参道ヒルズ」にリメイクされたのだそうです。
昔風の建物の前で、中国人の親子が写真を撮りあって、はしゃいでいました。
それが、なかなかほほえましい場面でしたので、撮影させてもらいました。

これからも、しっかりUpしてまいりますので、どうぞ
よろしくお願いいたします。さぁ!三月、頑張るぞ~

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by tamayam2 | 2016-03-02 09:32 | 日々のできごと | Comments(16)

【761】まぎわらしい命名

Tamaym2は、ここ10年以上、植物に関心をもってきた。
その延長線上でチョウに出会い、蝶類にも興味がある。

植物探索をしていると、鳥に出会うことも多く、
鳥にも関心がないわけではないが、どうも鳥の名は、植物や蝶
ほどしっかり覚えられない。
記憶力の容量に限界があるので、鳥類はちょっとあきらめ、
植物と昆虫でもチョウだけに留め、しっかり覚えたいと思っている。
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さて、この植物は、極楽鳥花(ごくらくちょうか)と
言われているが、見ればみるほど、鳥に似ている。
この花が咲いている道を歩いていて、風が吹いたりすると、
鳥の気配を感じて振り向いてしまうほどだ。
熱帯や亜熱帯地方に多い。英名は、Bird of paradise 
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その名の元になった極楽鳥(ごくらくちょう)という鳥も
熱帯や亜熱帯地方に多い。実物は見たことがないが、
羽が長く、美しい鳥のようだ。天国にいる鳥のようなのだな~
そして、驚くべきことに、英名はBird of paradise

ええぃ、鳥だか花だか、はっきりせぃ!
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この花は、大胡蝶(おおごちょう)という。
蝶と言っているが、じつは、蝶ではなく、植物である。(写真上 ↑)
蝶の翅のように薄く軽い花びらをもっているからだろう。
ジャケツイバラ科の植物。
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じつは、昨年夏にパリの植物園で見たこの花もジャケツイバラ科。
Caeselpinia gilliesii 日本で見たことがないので、
和名はわかりません。
英名は、desert bird of paradise (砂漠の極楽鳥)。
今度は、蝶ではなくて天国の鳥に似ているというのだな。

植物の名に鳥だの蝶だのの名はつけてほしくないなぁ~
紛らわしいではありませんか。

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このランは、最近、千葉県のらん展で見たものです。
ランにしては、なんだか、鳥のような、蝶のような・・・
紛らわしい姿をしていますね。怪しいぞ~

東京では毎年2月に世界らん展という大きなランの展覧会が
あります。展示の中には、エクアドルのモンキー・オーキッド
(猿顔の野生ラン)の展示があります。
ランの中には、サルの顔そっくりなものがあって、
なぜこんなに真に迫っているのか、首をかしげたくなるような
ものです。
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インターネットで、“猿顔蘭”というキーワードで検索されると、
見ることができます。

私としては、植物は植物らしく、チョウはチョウらしい名を
つけてほしいと思うのです。


いくら似ていると言っても植物は植物、鳥は鳥類、
蝶は昆虫類ですよね~

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by tamayam2 | 2016-01-18 21:16 | 日々のできごと | Comments(8)

【758】過去の写真 その2

先回は、2005年と2011年に訪れたルクセンブルグの
思い出を書いた。欧州の「へそ」のような金融都市、
小さいけれども大事な国だ。
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次は、イスラム教徒の国、トルコ。
パリの同時テロ以降、問題になっているISへの出入り口、
トルコへは、2008年と2012年に出かけた。最近、ロシアとの
関係が悪くなって、お互いに目には目を、歯には歯を、と
報復が繰り返されている様子が報道されている。
痛ましいこと!
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一般の旅行者から見たトルコは、まったく平和な国に映った。
西洋と東洋の両面の良さが感じられ、親日的で、おだやかな
性格の人たちだった。
2008年のときは、チャナッカレ大学で学会があって、その帰途、
トロアス、エフェソス、コンヤ、イズミール、パムッカレ、
カッパドキア、アンカラを周ってイスタンブールに戻るという
大旅行だった。2012年は、ドイツに友人夫妻と会うために
出かけた。向こうは、ドイツから、こっちは日本から、お互いに
中間地点で会いましょう、ということだったが、その翌年、
親友(妻のほう)が亡くなった。実質的にこれがお別れになった。

首都イスタンブールを歩くと、至るところでネコにあった。
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FaceBookに掲載したネコの写真。レストランの中庭の樹の上を
住みかにしている黄色いネコ。
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宮殿の中であろうと、マーケット中、モスクの中でも、
ネコが我が物顔に歩いている。住民みんなの飼いネコのような
感じだったが、衛生的に問題がありそうなので、
「触ってはいけない」のだった。
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海外では、イヌ、ネコ等は、ペットと思わないほうがいいのだ。

日本では、見られなくなった狂犬病もまだ健在だ。
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シルケジ駅に住んでいたネコ。ホームを悠然と歩いていた。
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この駅は、あくびが出そうなほど、のんびりとした田舎駅に見えるが、
130年ほど前には、ここが花のパリとコンスタンティノープル(現在の
イスタンブール)を結ぶオリエント急行の終着駅だったのだ。
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私の記憶では、アガサクリスティの『オリエント急行の殺人』という
作品があった。アガサクリスティは、イスタンブールの下町が
お気に入りで、定宿もちゃんと残っている。
私もこの駅の周辺の庶民的な通りが大好きになって、
徒歩で、あるいはトラムに乗って日に何度も歩き回った
ものだ。疲れたら、トルコのチャイを飲む。
わずかなお金で、チャイを飲ませる店がどこにでもあって、
暑さも足の疲れも吹っ飛ぶのだった。

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by tamayam2 | 2015-12-04 16:39 | たび | Comments(10)

【756】療養中の経験

Face Bookにも書いた話なのだが・・・
日本では、めくら、おし、つんぼ、ちんば・・・等が差別用語の指定を
されたとかで、「いざる」(躄る)という動詞も差別用語となったそうだ。
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名詞の「いざり」という「物乞い」も見ることが少なくなったし、
これらの言葉は死語になったようだ。
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デュランタの実
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デュランタの樹で。ツマグロヒョウモンの交尾。

骨折から1週間目の診察日。
再度レントゲンをとって、骨がくっついていることを確認した。
あ~よかった!あと何週間かの辛抱、と私の心は明るくなった。
30代と思しき整形外科医との会話。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
医師:いかがですか?
私:松葉杖もなんとか使えるようになりましたが、段差のあるところは、
  「いざれば」なんとか移動できます。
医師: ???
私: (ジェスチャーで示す)
医師: あ~、「這い這い」ですね~!
私: (そうですが、私、赤ちゃんじゃないんで・・・「這い這い」は使いにくし。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼は、本当に「いざる」という動詞を知らないようだった。
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この投稿には、FaceBookでは、あまり反応がなかった。元々この語彙を
知らない人が多いのだから、意味がわからないらしい。
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その後、言語の専門家からコメントがあり、
2007年にイザリウオという魚が、差別語の匂いがするという理由で、
日本魚類学会がカエルアンコウと改名したと聞いた。
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科名すら、イザリウオ科からカエルアンコウ科へ。
英名は、Frogfish というので、その連想で、カエルアンコウと
名付けられたらしい。爬虫類のカエルにも、魚類のアンコウにも
無関係な魚である。嗚呼~
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私は、日本人のこうした無節操な言語感覚に腹立たしさを禁じえない。
だれに対して差別なの? 魚に対して?

私の家は、古い一戸建ての住まいで、勝手口に複雑な段差があるので、
現在、古いマットを敷いて、その部分を「いざって」通行をしている。
松葉杖を使うとかえって転倒の危険があるので、膝で「いざる」能力が
残された幸いを感じている。
「いざれば」転倒の危険がなく、非常に安全なのだ。
狭い場所で砂利道、敷石、縁石などを確認しつつ、松葉杖で
移動するのは、至難のわざである。
ウズグモの巣
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さっそく、介護認定の申請をすることを友人から教えてもらったり、
勝手口の段差をなくす工事の人に来てもらったり、なかなか
身辺があわただしくなってきた。
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こういうことも事故に遭ってはじめて知る手続き・・・。
ヤマトシジミの交尾
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今まで便利に使ってきた勝手口が、身障者にとって非常に
危険だったことに初めて気づいた。
病院などの外出は、今、すべてタクシーを使っている。

9月、10月に見たチョウの写真をいくつかUpしてみました。
交尾の写真がある。昆虫の世界も冬の前にしておかなければ
ならないことが、山積していて忙しいのだろう。

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by tamayam2 | 2015-11-14 19:02 | 日々のできごと | Comments(22)