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【699】以熱治熱

毎日暑い日が続いています。皆さまは、いかがでしょうか。
熱帯の植物を調べに植物園の温室に行きたいところですが、7月の温室は、
けっこう過酷な環境です。
韓国の俚諺に、“以熱治熱”(이열치열 イヨルチヨル)というのがあります。
暑さは、熱いものを食して治す・・・という意味です。
今年の土用丑の日は7月29日だそうですが、日本では、ウナギを食すことに
なっております。
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韓国では、丑の日に、参鶏湯(サムゲタン)という若鶏丸ごと一羽をぐつぐつと
土鍋で煮て、一人で一人前、(鶏一羽)いただくことになっています。
これは、大変ですよ。
汗だらだら、体中ほてってエライことになりますが、それが、熱を以って熱を制す
という漢方の理屈に合っている療法なのであります。

さて、2月にグァテマラで見た植物のうち、調べがまだつかないものが一つ、
わかったものが一つ・・・忘れないうちにUpしておきます。
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(1)Wigandia urens(ムラサキ科)
現地では、Ortiga chaconと言っているようです。
グァテマラ、アンティグアという古都でのこと、その町のカテドラルの廃墟
にこの植物が生えていました。廃墟の壁の隙間から紫色の花をつけた枝が
飛び出しておりました。
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アンティグアは1773年に大地震に見舞われ、このカテドラルも崩壊したのです。
その後、首都は、現在のグァテマラ・シティーに移されました。
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(2)この花は、パナハッチェルのホテルの庭で見たものです。
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赤い花と肉厚の葉が印象的でしたが、この実はトゲトゲでさらに個性的でした。
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実が熟すとパカっと割れて種子が飛び出す仕組みになっているのです。
カスタネットのようですね。縦横4x3cmぐらいでした。
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テンニンカというフトモモ科の植物かとも思いましたが、実の形が違うようです。
どなたか、ご存じの方がおられましたら、教えてください。

by tamayam2 | 2014-07-17 10:43 | たび | Comments(8)

【698】パッション・フルーツ(トケイソウ)


2月にグアテマラのパナハッチェルで、ホテルのそばの農道を歩いていると、
竹やぶの中に変わった丸い果実を見つけた。葉の形が珍しかったので撮影した。
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蔓をたどっていくと、花が見つかって、野生のトケイソウだと見当がついた。
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中南米が原産のこの植物の野生の姿を見ることができてうれしかった。
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ホテルの庭のアーチにも園芸種パッションフルーツの蔓が絡み付いていて、
つやつやした丸い実がなっているものもあった。
日本では、この花の顔を時計の文字盤に見立てて、トケイ草と名付けた。
南米を征服したスペイン人の神父さんたちは、これを宗教的に解釈した。
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Passionには、情熱という意味もあるが、
この花の場合、キリストの受難を表すPassionのほうだ。
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中央に屹立している子房柱を十字架に見立て、花の中心をとり巻く副冠を、
キリストが被らされた茨の冠と見た。そのように見れば、そう見えてくる、
まことに精巧な作り物のような造作になっている。
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実は、果物として食べることができる。
種の周りのずるっとした部分が甘酸っぱくておいしい。
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鎮痛、鎮静効果があるそうで、ノイローゼ、ヒステリーにも利くということだ。
この花を見ているだけで、私の心もおだやかになるような気がする。
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茨の冠の部分が縮れているもの、白いもの、黄色いもの、紫のもの・・・葉の形も
いろいろでとても面白いと思った。

by tamayam2 | 2014-07-14 09:14 | たび | Comments(11)

【696】この頃うれしくて…

私は東京都民で、年収が125万以内、先月古稀(70歳)を迎えたので、
東京都シルバー・パスというカードを1000円で購入することができた。
都内を走るバスと、都営地下鉄が無料になるという。
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余り、期待していなかったのだが、日ごろ乗ったことのないバスに乗り、
「ほぅ、これは、けっこう使えるかもしれない」と、そのカードのありがた味が
じわじわと感じられてきた。
交通費が軽減されると、ヒトは、こんなにも幸せを感じるものか…。
そんなに金勘定に細かいほうではないのに、なんだか外出が楽しくなる。
そして、出来る限り工夫してそのパスを使おうと頭を使う。
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ほとんど利用することが無かったバスが、意外に都内を広範囲に走っていることを知り、
うれしくなった。バスは時間がかかると敬遠していたのだが、無料となれば、知らない
路線にも乗ってみる。なんと、ヒトは、もとい、俗人の私は、あさましいのだろう。

先日は、四谷から、銀座を通って築地まで行ってみた。
ああ、遠いと思っていた築地場外市場がウチから近くなった!
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先週は、浅草・合羽橋(かっぱばし)に調理用品を買いに行った。
ついでに、精巧にできた食品のサンプルを外国人にプレゼントするために買った。
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この辺りの商店街では、七夕祭りの飾りつけがきれいだった。
商店街の人たちは店の前に植え木を植え、植物をいつくしんでいる。
このキイチゴもある商家の作品。ジャムが作れそうにたわわになっていた。
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銀座7丁目 並木通りに面したノエビア・ギャラリーで、今森光彦氏の
切り紙展をやっている。8日、出かけてみた。
「今森光彦の世界Ⅲ 切り紙展 昆虫」のhp はここ
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今村氏は、里山をテーマとした写真家として知られるが、じつは、切り紙のアーティストでもある。私は、彼の昆虫シリーズが大好き。
材料は厚紙とハサミだけで、実物と見まごうばかりの昆虫を再現される。
よき観察者にしかできない仕事です。
ご興味のある方は、8月22日まで、ここでご覧になれます。
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今朝通った池袋西口交番の近くは、先月26日、脱法ハーブを吸った男が車を暴走させ、
1人が死亡、8人が重軽傷を負った現場。壊された電話ボックスに黄色いテープが
巻かれ、そばに亡くなった中国人女性に手向ける花束が・・・。

植物好きの私は「Herb」 と言えば、香りのよいスパイスや薬草を思い起こすが、
ある種の人々の間では、麻薬の一種だそうだ。

うっかり、『ハーブ・ティーが好きなの』などと言うと、誤解を招くかもしれない(汗)

非合法なのに、「脱法」と言い逃れる。言葉のすり替えは、許されない。
車を歩道に乗り上げても気付かぬほどの精神状態にさせる薬が
町で売買されているとは、恐ろしいことと思う。

by tamayam2 | 2014-07-08 19:57 | 日々のできごと | Comments(8)

【694】久しぶりの韓国

1984年というと、今から30年前になりますが、私は、当時始まったばかり
NHKラジオ「ハングル講座」を聴きながら、韓国語を全く初歩から学びました。
ハングルとは、韓国、朝鮮で使用されている独特の表記のことで、
【ハングル語】という言語はありません。

しかし、【朝鮮語】と言うと、北朝鮮の言語と間違えられるといけないということで、
講座名としては不採用。
日本と国交のある【韓国語】と言うと、韓国だけで使用されている言語と
誤解されてはいけないということでこれも、不採用。

学んでみてわかったことは、この言語は、朝鮮(北)でも韓国(南)でも共通に
使われており、朝鮮民族の言葉という意味であれば、【朝鮮語】でかまわないと
いうことです。(政治的なことを考えなければ・・・)

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前に述べたように、ハングルとは、表記の体系なので、日本ふうにいうと、
「ハングル講座」は「あいうえお講座」ということです。開講当時の先生は、
慶応大学の渡辺キルヨン先生、太刀川正樹先生、錚々たる教授陣でした。
ラジオを通して10年ぐらい習ったので、読むこと、聞くことはあまり不自由しません。
ありがたいことです。
昨今の“韓流”の時代がやってくるとは、当時は想像もできませんでした。
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今回はソウルより南西の、京畿道、仁川市、水原市、華城市などを訪問しました。
数時間滞在したソウル中心地、光化門で、運よく衛兵の交替式を見ることができました。
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韓国の男性の“ますらおぶり”には、目を見張りました。
なよなよとした今どきの日本の男性と比べててはいけないと思うけれども、
やはり、兵役がある国の男性は鍛えられています。
彼らは常に“有事”を想定して暮らしているのです。
(隣国が、ミサイルをぶっ放したりしますからね。)

さて、今回の旅の一番の目的地は、華城市、堤岩里(チェアムリ)です。
1919年4月に起きた堤岩里事件の現場である、キリスト教堤岩教会で、
6月29日、私どもの教会の牧師が主日説教を担当されたのです。

主題は、聖書マタイ伝5章24節より、
“まず行って、兄弟と和解せよ(먼저 가서 형제와 화애하라)”

堤岩里事件とは、1919年4月、旧日本帝国の圧政に苦しんでいた韓国人の側から
起こった三・一(サミル)独立運動が高まりつつあったころのこと。
日本軍がこの小さな部落の教会に集まった23名のキリスト教徒を銃剣で刺した後、
教会に火を放って閉じ込めて惨殺した事件です。
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見せしめだったのか、日本側にも出ていた犠牲者に対する報復だったのか・・・
歴史解釈はいろいろですが、たまたまその事件を目撃したアメリカ人宣教師によって
世に広く知られる事件になりました。
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事件後95年を経た今、すでに犠牲者の遺族で教会に通って来る人は、いない
模様でしたが、礼拝の出席者にも深い感慨があったのでしょう、
説教後に幾人かの老人が私どもの席に駆け寄ってきて握手を求めました。
痛みを受けた側は、時を経てもその痛みを忘れることはありません。
現場の記念碑のそばにあった絵と説明文。

一番上の写真は、水原の民族村で撮影しました。
韓式の家屋と庭に並べられたたくさんの甕(かめ)、甕、甕。
キムチも味噌も醤油もこういう甕の中で熟成させるようです。
韓国の料理は、辛いばかりでなく、色々な醗酵食品が醸し出す旨み尽くしで、
とてもおいしかったです。
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今回の旅は、忙しい日程で、たくさんの場所を訪問し、多くの方々にお目に掛かり
ました。韓国、日本の緒事情に触れ、久しぶりに韓国語を聞いたり、話したりして
両国のことを考えるよい機会となりました。

by tamayam2 | 2014-07-04 21:20 | たび | Comments(10)

【692】世界の言語の中で

ふだん、TVを観ない私だが、雑誌などを見ていたら、
あちこちから”アナユキ”という新語が見えてきた。
NHKの朝の連続ドラマ“花子とアン”に関係があるのだろうか・・・と
ぼんやり考えていた。
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何かの折に若い人に聞いてみると、それは、ディズニーのアニメ映画のことで
今大変に人気があるのだそうだ。本来の題は「アナと雪の女王」。
そのテーマソング、Let it go がTVでしょっちゅう流れているから、YouTubeで
聴いてごらん、と言われ聞いてみた。
そうしたら、日本語の歌詞の他に25か国語で歌われているヴァ―ジョンもあり、
それを面白く見ているうちに歌まで覚えてしまった。25か国ヴァ―ジョンはここ。↓

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25の言語がどうして選ばれたのか・・・よくわからないが、この映画を観そうな人が
住んでいる地域の言語が選ばれたのかもしれない。
しかし、人口の多いインドやアジア圏、イスラム圏の言葉が少ないような気がする。
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歌の中に出て来る言語は、
英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、北京語(マンダリン)、スウェーデン語、日本語、
スペイン語(中南米の)、ポーランド語、ハンガリー語、スペイン語(欧州の)、
カタルーニャ語、イタリア語、韓国語、セルビア語、広東語、ポルトガル語、マレーシア語、
ロシア語、デンマーク語、ブルガリア語、ノルウェー語、タイ語、フランス語(カナダの)、
フラマン語(ベルギー北部の)・・・の25。
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これとは別の統計で、言語使用者の多い言語を調べて見ると、
英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、北京語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、
日本語、ヒンドゥスターニー語、マレー語、ペルシャ語、スワヒリ語、タミル語、イタリア語、
アフリカーンス、ベンガル語、トルコ語、ベトナム語、ポーランド語、ジャワ語、パンジャブ語、
タイ語、広東語、朝鮮語・・・となっている。
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わが日本語が、どの位置におかれるのか、ちょっと気になるところである。
なぜなら、その言語を使用する人口が減れば、その言語は衰退の道をたどる。
現在6000~7000あると言われる世界の言語だが、100年以内に100以上の言語
が消滅するだろうと言われている。日本に関していうと、アイヌ語や琉球語などが
衰退の危機にある。
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「アナと雪の女王」という題名が長すぎるからと言ってすぐ「アナユキ」などと
短縮化してしまう、無神経な言語感覚を持っていると、将来が不安だ。
言語は、人とのコミュニケーションの道具なのに、なんとなく隠語化
させて、仲間うちでひそひそやっている点が気になる。
別に隠すほどのことでもないのに・・・。

外国に行って日本人がこういう短縮語が通じると思って、人前で堂々と使うことが
ある。見ていてヒヤヒヤする。
テレビ、コンビニ、スマホ、ネット、コピペ、インフラ・・・など等。

これらは、日本の仲間うちでしか通じない隠語です。
国際社会で通じる英語ではけっしてありませぬよ。

写真、一番上は、黒法師【ベンケイソウ科 Aeonium arboreum 】
ベンケイソウ科やサボテン科の植物を集めてみました。

PS)アゲハチョウ(ナミアゲハ)の羽化を観察されたsmallcreatureさんのBlogはここ


by tamayam2 | 2014-06-20 15:22 | 音楽 | Comments(13)

【684】植物のふしぎ

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南米産の水草にルドヴィジアというのがあって、その姿の美しさにうっとりと
見とれてしまう。これは、2月に静岡県熱川、バナナワニ園で見たもの。
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園芸屋さんは、ウォーター・ダイヤと勝手なイメージで名をつけているが、もともと
日本には無い種類。菱の葉に似ているので、和名ではコビトヒメビシともいう。
Ludwigia sedoides【アカバナ科チョウジタデ属】
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昨日、庭の植物の手入れをしていたら、あ~ら、あら!
こんなところにケモノが!?!
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家中に植えてあるキャットニップの鉢に入りこんで寝ている・・・・。
彼のために植えてあるのだし、とても気持ちよさそうだから、このまま放置する。
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英語ではCatnipだが、和名は、犬ハッカ
イヌハッカ【シソ科 Nepeta cataria】日本では、イヌと付くと、ちょっと品、低きもの
をさす。イヌ山椒、イヌ桜、イヌサフランなど。
我ネコは、この植物が大好き。葉を食べることもあるので、薬効があるのかも
しれない。ネコの漢方薬。
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こちらは、静岡県で見た花月の花。別名、「金のなる木」という下品な名で、
5円玉などがくっついていることもあるが、この花は、とても繊細で美しい。
西洋でも鉢植えで大事にされている。
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カゲツ【花月 ベンケイソウ科 Crassula  ovate 】

同じベンケイソウの仲間に、ミセバヤといのがある。
見せたい・・・という言葉の古語です。
百人一首には、見せばやな、をじまのあまの袖だにも・・・と歌われている。
江戸時代の人気園芸品目と言われる。 別名 玉の緒 (命という意味) 
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ミセバヤ【Hylotelephium  sieboldii ベンケイソウ科】
★シーボルトの目に留まったのです★
これは、島根県の温泉津で見たものです。

ベンケイソウ科の植物はなんとなく老人趣味で、好ましくなかったのですが、
最近、私は、この植物の生命力の強さ、密やかな美しさに惹かれます。

つまり、私が、老人になったということなのでしょうね。ぅふふふ

by tamayam2 | 2014-05-09 11:39 | 日々のできごと | Comments(12)

【683】植物の名を探し求めて

2月にグァテマラに行ったとき、たくさんの植物を見たが、ほとんど名がわからなかった。
名が知りたいと思いつつ過ごしていたが、この連休中に2つの植物の名がわかって
うれしい。
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その1 ピタンガ
グァテマラのかつての首都、アティトランで一番大きいホテル、Casa Santo Domingoで
食事をしたとき、中庭に植えられた植物に赤い実がなっているのに気付いた。
その実の形が、球形ではなく、カボチャのような珍しい形をしていたので、写真を撮った。
花がそばについていたが、その花はギンバイカに似ていた。
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ギンバイカ【銀梅花 フトモモ科 Myrtus  communis】
「ギンバイカの花に似ていた」という記憶から、フトモモ科を捜し、やっとピタンガに行きついた。
あまり日本では見かけない樹木だと思ったが、沖縄、九州では、この果実を採るために栽培
しておられる方もあり、南米では庭や公園などでよく見かける木ということだった。
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別名スリナム・チェリーと呼ばれる果実はヴィタミンCに富み、薬効もあるようだ。
ピタンガはポルトガル語。
アセロラと同様に、健康食品として扱われている。
ピタンガ【Pitanga フトモモ科 Eugenia uniflora】ブラジル原産

その2 ホルトノキ
「ホルトの木」ではなく、「ホルトノキ」が名称。
平賀源内が、この木をオリーブの木と間違え、「ポルトガルの木」と言ったそうだ。
それがなまって「ホルトノキ」になったと
いうややこしい経緯がある。
日本人には外国語の発音はとても難しい。
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珍しい木かと思ったが、さにあらず、国内のいろいろな市で、市の樹木に指定されたりして、
公園や街路樹として植えられていると知って驚いた。
徳島市、大分市や沖縄の浦添市の木。
温帯、亜熱帯に生える。別名モガシ(薩摩方面の方言)

私が見たのは、グァテマラ、パナハッチェルのホテルの庭で。とてもきれいな花と実に
感動して写真を撮った。国内でも、街路樹になっているような木なら、花や実を見る機会が
あったに違いないが、高木になるため、目の高さで見ることが少ないのではないかと思う。
この木は、一部に紅葉のような赤い葉が混じるのが特徴だそうだ。
ホルトノキ【ホルトノキ科 Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus】
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この木の名前にたどりついたのは、「モガシ」という別名。植物分類にヤマモガシ科という
科があって、その項を調べていたときに、モガシって一体何だろう??と思って調べたのがきっかけ。
怪我の功名と言おうか、うまく「ホルトノキ」にたどりついた。
この木はホルトノキ科という単独の科に属する。
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我が家で咲いた3番目のラン。 Epidendrumの種類で、ブラジル原産。

by tamayam2 | 2014-05-07 10:09 | 日々のできごと | Comments(2)

【682】憲法の日だから?

5月3日は憲法記念日。とてもいい天気だったので、久しぶりに銀ブラに
出かけました。みな様は、大型連休の日々、いかがお過ごしでしたでしょうか。
(日本橋)
まず、二、三の用事を済ませに日本橋へ。この辺りは最近、COREDO日本橋に続き、
COREDO室町という洒落た商業スペースができて、人気スポットになっています。
この際そこは賢明に避けて・・・。COREDO室町のHPはここ
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高島屋デパートの裏手には、生きた植物のフェンスができていました。
こういう葉っぱの組み合わせ、これから初夏にかけてもいいなぁ~と眺めました。
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歩道わきの花壇には、江戸情緒を意識してか、屋根瓦が使われています。
伝統的な素材を生かしましたね。
そこから、東銀座方面へ移動。
(築地)
築地の場外市場あたりでお昼を、と思ったのですが、同じことを考える人がいるとみえて、
どこも長い行列ができていました。
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来月、岩手県に行く予定なので、歌舞伎座近くの岩手県のアンテナショップ
観光地図など情報をゲット。ローカル線の乗り換えについて親切なアドヴァイスを
受けました。旅行の情報は、このごろは、アンテナショップが便利です。
いわて銀河プラザのHPはここ
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昔は、川があって橋があったところが、いまは「築地川銀座公園」になっており、
一休みしたい人には格好の空間です。家族連れ、犬連れ、母の日サービスの親子連れ、
カップル、外人さん・・・どの人の顔もゆったり、微笑みがこぼれています。
まさに五月晴れの下、花壇は色とりどりのお花でいっぱいです!

銀座四丁目の角の方に向かって歩いていきますと、突然、耳をつんざくような大音響が!
街宣車です。 !!!!GGG ::: VVV:::QXQX!!!!
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何台も何台も!日の丸を立てて、マイクを最大のヴォリュームにして・・・。
ゆったり歩いている私どもも、外人さんの銀ブラ族も、腰を抜かしてしまいました。
ああ、今日は憲法記念日なのです。護憲の人も改憲の人もいるわけですけれども、
あんなヒドイ手段で通行人を驚かさなくてもよいでしょうに!!
左のおじさんは、手で耳をふさいでいます。外人さんは逃げ出しました。

機動隊もおりましたが・・・四丁目の交差点の侵入を防ぐほか、なすすべがありません。
ののしり、がなり、絶叫する声を聞きながらの銀ブラ! 
独特のリズムで繰り返される汚い日本語。
ガイジンさんは、何事かと思ったことだろう。
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定点観察のWAKOですが、5月は、白いレースのような透き通ったソファーに
高級品を満載したディザインです。
陶製のネコの置物と、レースでできた犬のオブジェ・・・豊かな暮らしのシンボルなの
でしょうか、すべては絵空ごと! スノビッシュな趣味・・・
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歩行者天国の広場には、お人形のように毛を刈り取られたお犬様が
通行人の注目を浴び、妙にお行儀よく座っていました。

そう言えば、先のアメリカ旅行で、たくさんの犬を見ましたが、洋服を着ている犬
には一度も会わなかったことに気がつきました。

最近のWAKOや御木本のディスプレイは、やや面白みに欠けるような
気がしています。

そろそろ昼どきのピークが過ぎたころになったので、歌舞伎座の方へ戻りました。
道路の向こう側に、黒々と墨で書かれた「壽司」という文字が!勘亭流ですね。
その文字の勢いに思わず見とれて、足がそちらのほうへ向かいました。
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「すし」という字は、寿司のほか、鮨や鮓もありますが、旧漢字の複雑な「壽司」は
なんだか凄みがあるようではありませぬか。

みなさまは、この字、書けますか?
土書いて、片仮名のフ、その下にエ、更に下に数字の一、
左に片仮名のロ、右に漢字の寸で、出来上がりですよ。(^_-)-☆

by tamayam2 | 2014-05-06 08:50 | 日々のできごと | Comments(6)

【674】花のころ、遠方より友

1990年に知り合った友人がアメリカから来日した。
4月2日、東大和市で会った。
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彼女の記録によれば、昨年は、3月3日、その前年は4月だったという。
毎年サクラのころ、日本に来て親類がいる三重県に行ったり、途中で関西の
友人に会ったり、日本の小旅行を楽しんでいる。
新幹線に乗ったり、私鉄に乗り換えて路線バスに乗ったり、全部一人でやってのける。
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彼女は、1925年生まれ、今年で89歳。
勘定してみたら、友情がすでに24年も続いていることになる。

Yさんは、日系アメリカ人、日本で幼少期を過ごし両親とアメリカに移住。
戦争中は、強制収容所で過ごしたこともある。
この収容所については、過去ログ:2012年11月 アート・オブ・我慢
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私と彼女は、英語と日本語をまぜこぜにしてお話しするが、彼女の日本語は、
とても折り目正しく、今となっては、「古典的な日本語」と言えよう。
   「わたくしネ、このたびの旅行では、Aさんにお目にかかりましたの」
   「伊勢には、参りませんでした」
   「すばらしいごちそうでしたが、そんなにいただけませんでした、
    もう年でしょ。」など等。
宮部みゆきや山崎豊子の小説を読み、「ぼけ防止」とおっしゃる。
糖尿病を患いインシュリンを持ち歩き、耳も相当遠くなったが、気持ちは明朗で前向き。
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彼女とお目にかかった東大和市、都立薬用植物園でみた春の花々。
バイモ(貝母)は、別名アミガサソユリ(編み笠百合)とも言う。
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不思議な花、テンナンショウの一つも早くも鎌首をもたげていた。
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我が家の3つあるランのうちの一つが開花した。
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香しい匂いがほのかに室内にただよう。

by tamayam2 | 2014-04-03 17:15 | 日々のできごと | Comments(12)

【673】マヤ文明の文字

グアテマラの北方にあるTikal遺跡に出かけ密林の中の遺跡群を訪ねたとき、
Tamayam2はキョロキョロと植物やチョウを見ていたわけだが、一つの高い
遺跡の天辺あたりの壁に何だか文字らしいものの痕跡を見つけた。
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マヤ文明の文字は、絵文字と図形が組み合わさって正方形の四角形にきちんと納まって
いるように見えた。漢字の偏や旁りに共通する点があるかもしれないと感じた。
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例えば、漢字で言えば、木という字では、正方形の四角の中に、木の占める分量は100%
村、査、集という字では、四角全体を100%とすれば、50%、
湘では、木という字が占める分量は全体の33%ぐらい。
新という字では、25%かなぁ。

上の絵文字、balam(ジャガー) は、ba と la と maの部分が合わさっているようだ。
同じように、pacal(楯)は、 paと caと laの部分が統合された文字のようだ。
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こちらは、国立考古学博物館で見たマヤの遺物の一部、机の縁の彫刻が文字の
ようだった。友人のご主人の説明によれば、彫刻した人の名なども絵文字によって
サインのように記してあるということだった。これが解読できればいいなぁ~
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Tikalの遺跡の階段を上って高いところまで行けるということだったが、
私は、下のほうでぼんやり休んでいた。
グループの中に4,5歳のアメリカ人の子供2人がいて、身軽にどこまでもするすると
上って行く。手を振ったら、またするすると下りてきて、「いっしょに行きましょう」、と誘うのだ。
せっかく上ったのに、下りたら損するではないか、と私は考えるのだが、
子供はそんな損得勘定は一切しないのだった。
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にわか雨が降り出して、我々はあわてて雨具をリュックから取り出したが、
子供は、そばにあった大きな葉っぱを傘にしてしまった。
何という発想の自由さ! 

英語話者ガイドによる混成ツアーグループだったが、この子供たちの無邪気な
ふるまいに、一同の気持ちがすっかりほぐれ楽しくなった。
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こちらは、遺跡の近くで見た白シチメンチョウ。
北米で感謝祭のときに食べるシチメンチョウとは形が違うように見えるのだが、
ガイドがwhite turkeyと言っていたので、野性のものはこんな姿なのかもしれません。

各地で、そろそろ桜のたよりが聞かれるようになりました。みな様のところでは
いかがでしょうか。

by tamayam2 | 2014-03-27 15:10 | たび | Comments(0)