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アカボシゴマダラと言っても何のことかわからないだろう。
赤星胡麻斑というタテハ科の蝶の名なのだが、この蝶について書く のも、ちょっと恐ろしい。なぜかというと、これは、侵略的外来種に 指定されており、日本の蝶の愛好者の間では、敵視されている。 まぁ「お尋ね者のリスト」に入っているということですね。 ![]() この蝶に出会ったのは、5月23日、東京小石川植物園でだった。 入園して、すぐひらひらと飛んでいるチョウに出会った。 ![]() なんだか、丸っこくアゲハではないし、シロチョウでもないな、と 思った。地面に止まった姿から、アカボシゴマダラだと分かった。 この日は、この植物園の違う場所で、何頭か見かけた。 ![]() 東京・小石川で発見、ということは、東京のあちこちに広がっているの かも知れない。インターネット上では、「○○地で、発見」という論文がたくさん 出ている。その書き方は、「困ったものじゃ」・・・という口調。 だから、「見てうれしい」とは堂々と言うことがはばかられる状況だ。 外国から持ち込まれこの蝶によって、在来種の存続の危機にさらされるという ことらしい。限られた食草を短い夏の間に食べないと生き延びることが できない蝶だからね。 外国から持ち込まれて、迷惑する例はたくさんある。でも狭い日本、 純国産品だけでは、生きられないだろうが・・・ 韓国で流行っているという恐ろしい感染症も、今に日本に上陸するに ちがいない。人々の往来があれば、仕方がない話なのだ。 うむ、むむむ・・・ アカボシゴマダラ 関連記事 小石川植物園では、ウマノスズクサの種類をいくつか育てていたが、 外国産のものは、気候が合わなかったらしく生育が悪かった。その内、 オオバウマノスズクサはツルが伸びていて、花が咲いていた。これは、 ジャコウアゲハの幼虫の食草なので、私は、いつも気になっている。 ![]() オオバウマノスズクサ【Aristolochia kaemferi ウマノスズクサ科】 緑のツル性の葉が涼やかなので、西洋では、よく建物に這わせたりしていて おなじみの植物。 ![]() 以前は、見られたジャコウアゲハは、ここ数年見たことがない。 温室がないと難しいのかもしれない。その温室は、取り壊しの最中だったが、 新しいものが建つのだろうか。予算が乏しいので、募金を募っていた。 私もお金があれば、ポンと数千万円ほど寄付したいところだが・・・ 東京には、外国人を案内するに足る立派な植物園がない。それは、 とても残念なことだ。 先日、私は、富山県に出かけたとき、富山県中央植物園に足を伸ばした。HPはここ。 地方には、いくつか通りすぎたくない植物園がある。 ![]() 標本園の傍らに、一群れのナデシコが咲いていた。花びらに切れ目が多く、 きれいだなぁと思った。 ![]() 高山に咲くというセンジュガンピ(千手岩菲)によく似て いるが、センジュガンピは、白色しかない。 ナデシコとインターネットで調べれば、女子サッカー・チームのことしか ヒットしない。ああ、昔は、日本女性の美称だったのですよ。 ▲
by tamayam2
| 2015-06-19 07:08
| 日々のできごと
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