2014年 12月 06日 ( 1 )

【704】皇居・乾通り

天皇陛下の傘寿を記念して、皇居・乾(いぬい)通り一般公開が
12月3日~7日まで行われている。春は、サクラのころだった。
東京では、モミジの見ごろが12月初旬に当たるのだろう。
5日、私も東京駅から参加した。
群衆の行く方向へ、ただただ歩いていく。地下鉄二重橋駅や日比谷駅を見て
二重橋広場へ。そこから先は、警備員の指示に従って、止まったり歩んだり。
入口の坂下門まで、1時間半ほどかかった。
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参加される方は、ざっと見まわしたところ6,70代の年配者が圧倒的に多い。
杖をついておられる方もいる。カメラ片手に撮影モードの方もいらっしゃるが、
「皇居へ参内する」というお気持ちからか、ネクタイ姿の紳士も見られる。
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「こんな機会は生涯ない無いと思いますから・・・」と言って長野県から
来られた老婦人と話をした。「天皇陛下がお庭を一般公開してくださるとは、何という
お気づかいでしょう。80歳を越えてなお、地方へ行幸・行啓もなさるし…」
天皇・皇后両陛下はご高齢にもかかわらず、よくご公務をなさると私も感心して
しまう。一般人ならば、とうに停年退職して、老後生活を楽しまれているであろうに。
そして、ご夫婦の仲睦まじいこと、その理想的なご夫婦の生き方に、私は単純に感動する。
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坂下門をくぐると乾通りに入る。乾(いぬい)は北西の方角を表している。
イロハモミジ(Acer palmatum)は、日本の代表的なモミジ。
英語でJapanese mapleという。西洋では、黄色のモミジをたくさん見かけるが、
真っ赤なものは少ない。
一部すでに盛りが過ぎているものも見られたが、どの樹も大木で、伸び伸びと育っている。
普段は、皇室関係者しか目にしないだろうネ。
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私がとても心惹かれたのは、トウカエデ(Acer buergerianum)の大木。
この木は原産地が中国、台湾で、イロハモミジと並んで東洋的な樹木だ。
蓮池濠の葦原をバックに、淡く紅葉した三裂葉を美しいと思った。

坂下門から乾門まで約750mの道は、人が触れ合うほど混んではおらず、
なんとかチャチャッと撮影をすることができた。
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乾門から出て昼食を済ましてから、再び平川門から東御苑に入った。
東御苑は月、金曜日を除き、いつも一般公開されている。
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二の丸雑木林は、昭和天皇の自然のままに残すようにというご遺志に従って、
管理されており、樹木の自然な姿を見ることができる。
都心のド真ん中に貴重な自然空間ができている。
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この木は、おそらくハゼかウルシだろう。
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すっかり秋色に色づいた高木を見上げながら落ち葉を踏みしめ、
大手門から退出した。
足が棒のようになったが、いい一日を過ごした。

by tamayam2 | 2014-12-06 09:28 | 日々のできごと | Comments(16)