寒い中に咲くけなげな花々

日本列島は、寒気の帯の中にすっぽり包まれてしまったようです。
寒いですね、日本の家屋は!
私の家は築約40年の家なので、お風呂場やトイレの寒さは、尋常
ではありません。
セントラル・ヒーティングの欧州の家屋から見ると、どうしても
行動が鈍くなり、縮こまりがちになってしまいます。(笑)
でも、そうもしておれず、この1月をなんとか生きぬかなくちゃぁネ。
先週、先々週に見た植物を記録しておきましょう。
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まず、どこにでも見られるツバキ、サザンカの健気な美しさ。
排気ガスにもめげず、幹線道路沿いにも見事な花を咲かせています。
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まんず、まんず春先に咲くマンサクの花もあちこちで見ました。
この樹木は、面白いことに、昨年の枯れた葉っぱをしっかり木に
つけたまま、その間から花を覗かせているのです。意思の強い
がんばり屋さんというイメージ。 どちらも、17日 皇居東御苑で 
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20日、上野の東照宮で、寒ボタンを観ました。雪囲いをされて、
大事に育てられた深窓のお嬢様といった風情です。
あちこちに俳句の札が立てられており、風流な方々が三々五々
散歩をしておられました。縁台に手あぶりの火鉢がおいてあり
ましたが、そんな手あぶりでは間に合わないほどの冷たさでした。

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ボタンと言えば、春に絢爛豪華な花をつけた後、三羽のプロペラの
ような形の実をつけ、その実がはぜると、赤や黒のドキッとするような
種をこぼす。花の優雅さとはうって変わって生命力がみなぎっている
力づよい種です。


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2007年7月ごろ
ケルンの友人宅で







不忍池(しのばずのいけ)から、御徒町(おかちまち)のアメ横に
抜け、私めは俳句を詠むかわりに、夕餉の干物など買って雑踏の中を
歩きましたよ。ふふふ。

     そのあたり ほのと ぬくしや 寒ぼたん (高浜虚子)
by tamayam2 | 2008-01-28 07:59 | 日々のできごと
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