トウワタの毒について知った「毒草を食べてみた」という本を見ていると、
あら、きれい! あら、素敵!と素朴に感じていた植物の別の顔が 見えてきて、自然界の仕組みに驚異を感じる。 毒食わば、皿まで・・・またか、と思われるかもしれないが、私にとって、 最近の発見だったオトギリソウ(Hypericum androsaemumオトギリソウ科 オトギリソウ属)について書いておきたい。 花も実も、その紅葉した葉でさえ、美しく、西洋では比較的ありふれた植物。 この植物の毒性は、紫外線によって引き起こされるということで、 牧畜業のさかんなところでは、長年、動物やヒトの皮膚ガンのような被害 に悩まされてきたそうだ。時には、致命的被害をもたらすこともある。 日本では、弟切草という漢字が当てられ、江戸時代から兄弟の確執のストー リーがその背後にあるらしい。 葉をすかして見ると黒点が見えるが、それは、兄が弟を殺したときの血の しぶきであると・・・。(そう考えてみると、怖いなあ。) 家の鼠額大の庭に、ビヨウヤナギ(Hyporicum chinense 美容柳、または、 未央柳)という、これと親戚筋の、日本ではごくありふれた庭木が植わっている。 同じような黄色い花を咲かせている。毒草であるかどうかは、どこにも明記され ていない。 書けば、庭に植える人がいなくなるからかもしれないが、剪定のときには 注意しなくちゃ。 この写真は、ワシントンDCの国立樹木園(National Arboretum)で、 9月に撮った。 DCの植物園では最大で、植物好きには、見逃せない場所である。
by tamayam2
| 2007-10-14 10:13
| たび
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