昨日、炎天下、近所に出かけたら、幼稚園の垣根にカラスウリの涼やかな
蔓(つる)がからみついるのが見えた。 その近くの民家で。ゴーヤの蔓だろうか、二階の物干し台にまで届きそうな蔓草には、 黄色の繊細な花が咲いていた。 蔓草は、植物でありながら、動物のようにはいずりまわり、四方八方に触手を拡げ、たくましい。 この頃は、八百屋さんでゴーヤを見かけますね。ブツブツの皮は、爬虫類のようで 少し気味が悪いけど、いかにもビタミンAがありそうね。 左は、7月の始め、 Bonnの植物園で 撮影した瓢箪 (ひょうたん)の花。 名札によれば、Trichosanthes cucumerina、俗名は、Snake gourd(へび へちま?) 細長い緑の実をつける。アフリカの原産。 似たような花が日本にもあり、キカラスウリ(Trichosanthes japonica)とあった。 ウリ、ヘチマ、 ヒョウタン、ヒサゴ、 ユウガオ (カンピョウ)、 フクベ・・・ いろいろな種類 があって、 人類は1万年も昔 から、このウリ科の 植物と親しんで きたようだ。 実や種を食べる、中身を出したあとの殻を乾燥して容器を作る、その容器で酒を作る、 彫刻して工芸品や楽器を作る、固い繊維を利用して、身体を洗う “ヘチマ“を 取る。(今のスポンジの替わりね。背中を擦ると気持ちがいいのよ。) あ、そう言えばヘチマ・コロンという自然の化粧水もあったなぁ。 のり巻きに入っているカンピョウは、ユウガオの実をクルクル回しながらむいて 乾燥させたもの。遠足のお弁当は、カンピョウ入りのり巻きとお稲荷さんだったわね。 どうってことないものなのに、無いとさびしい日本の食品ね。
by tamayam2
| 2007-08-20 10:51
| 日々のできごと
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