【816】水族館と展覧会



1)自分の体の骨の様子をレントゲン写真などで見せられるとちょっと気恥ずかしい。この魚は、英語ではtranslucent glass catfish. (ナマズ科)。
  東南アジアの海に生息。板橋区熱帯環境植物館で元気に泳いでいた。この植物園は、熱帯の動植物が見られるステキな場所。
  板橋区のゴミ処分場が近くにあり、その焼却するときの熱を利用して、温水プールや植物館を経営している。夢の島植物園も同じしくみ。
  このような植物園は他県にもあり、いくつか訪ねたことがある。たいてい町のはずれにあり交通が不便なところが多いが、
  ここは地下鉄三田線高島平駅の近く。

  
【816】水族館と展覧会_c0128628_07420596.jpg
【816】水族館と展覧会_c0128628_07421713.jpg
2)大好きな画家、熊谷守一(1880-1977)の展覧会にでかけた。私は週一度、豊島区要町に出かける。
  駅から歩いて行けるところに彼の旧家跡で今は美術館になっている所があって時折訪れるが、今回の展示は、彼の生涯にわたる全作品を、
  国立近代美術館のゆったりとした会場で見ることができる。「生きるよろこび」という題だが、自分の庭を愛し、家族を愛し、一切の
  世間的付き合いから離れ、孤高に生きた一人の画家の生涯が見えてくる。
  
【816】水族館と展覧会_c0128628_07451549.jpg
  私が彼の作品をすきなのは、描かれた野草やチョウを一目みただけで、それが何か瞬時にわかることだ。
  あっ、これはフシグロセンノウと黒アゲハ!シンプルな線と平面だけで描かれているのだが、実物をよくよく観察した人でなければ
  描けない線、面、色なのだ。
 
【816】水族館と展覧会_c0128628_09235801.jpg



by tamayam2 | 2018-01-20 07:46 | 日々のできごと
<< 【817】北の丸公園の界隈 【815】新宿御苑の温室でーー... >>