私は小学校に上がる前に奈良県に住んでいたことがある。子供の記憶だから、
すべてぼんやりとしたものだが、陽がカンカン照っており、土塀がずっと続く道 を歩いていた。土塀は、ところどころ崩れていて、中の竹の芯が見えている。 土塀の上には瓦が載っていて、その長い道は、どこまでも続いているのだった。 唐招提寺の境内で、当時の記憶とよく似た土塀沿いの小径を歩いていたら、 ひらひらとアゲハチョウが飛んできて、夢か現実か一瞬わからなくなって、 呆としてしまった。 唐招提寺から薬師寺まで歩いて行けそうだ、と同行のおジイさんが言うので、 歩いてみた。田舎道をぶらぶら歩いていると、私の記憶にある土塀の小径が ずっと続いているのだった。 路傍の野草は、ヒメシャジンだろうか。 民家の垣根からケムリの木が見えていた。 まぁ!こんなところでケムリの木に会えるなんて! ケムリの木(ウルシ科)Cotinnus coggygria ハグマ(白熊)ノキともいう。 ぼんやりした思い出とひと気のない細い田舎道・・・夢の中にいるようだった。 6月の10日間、娘一家と生活を共にした。子供たちは、10歳と8歳、米国ロスアン ジェルスの公立小学校の低学年。彼らは、タブレットをもってきており、電車の中 でもウチでもよく使っていた。学校では授業でも使っているらしく、そのタブレットは 学校においてある。自分用のタブレットではゲームをしたり、写真を撮ってちょっと リメイクしたり、なかなか達者に使いこなしているのだった。お絵描きしているときと、 タブレットを使っているときは、ともかく静かに集中しているので、ありがたかった。 このカードは、10歳のローラが書いたもの。日本語はまったく知らないのに、 インターネットの翻訳機能を利用して、翻訳された文を丁寧に書写したもの。 真似は、学びに通じるのであるから、すばらしいことと思う。教師があれこれ 教えるより、子供が自分のしたいことをみつけて、目的に達するまでの道の里を 手助けしてやればいいのだな~と納得! 子供たちが去って、片づけものをしたりしている内に7月に突入! ちょっと膝の具合が悪くて、歩行がうまくできないので、ウチにいて鳥取産の ラッキョウを漬けてみた。昨年は、酸っぱいという評価をもらったので、今年は 氷砂糖を入れて甘くしてみる。 春からずっと気に入って食べているのがスナップ・ピー。米国から来た品種らしい。 サヤごと食べられてうれしい。アメリカでは、生で食べるそうだ。
by tamayam2
| 2017-07-01 08:47
| たび
|
以前の記事
お気に入りブログ
チョコットメモ記 ケルンだより その2 山歩風景 野草風薫 季節の窓 Seaso... 今日も元気でCiao! 小畔川日記 ... NATURE DIARY イーハトーブ・ガーデン 楽・遊・学・ビバ人生!! オルガニスト愛のイタリア... 風任せ自由人 写ればおっけー。コンデジ... 蝶鳥ウォッチング たかがヤマト、されどヤマト アメリカからニュージーランドへ 風のとおる家から Nick's Photo... フランス Bons vi... メモ帳
メール:Yamyamcho1♦yahoo.co.jp♦を@に変えてください。Wein, Weib und... " target="_blanアトリエ・チビッコhttp://blog.livedoor.jp/tastenleben/トミ子
検索
タグ
植物(530)
東京(253) 小動物(230) 日本の町々(111) たび(102) 意見(88) ことば(84) 信州(84) 歴史(83) 美術(79) ドイツ(71) 人(59) 米国(49) 旨いもの(44) ヨーロッパの旅(39) 山(37) 銀座(34) その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||