☆足立区生物園で
この枯葉のようなもの、これは、ちょっと怪しい。 全然動かない。でも、じっと眺めていること20分。 少し動きがあってテキは静かに回転しはじめた。 ああ、やっぱり! 触覚や眼、足を確認することができた。 このチョウは、非常に動きに乏しいのだ。 コノハチョウ【タテハチョウ科】Kallima inachus 一瞬、ちょっと翅を開きそうになって、オレンジ色 の光が見えた。2.5mほどの樹なので、上からのぞき 見ることができないのが残念。本来は、オレンジ色と青の構造色が 光っているはず。 目白から高田馬場にかけて、山の手線は、 地面より高いところを走っている。いつもは電車の車窓から外を 眺めるだけだが、先日は、線路際の道を土手に沿って歩いた。 そうしたら、土手をびっしり覆っているカラスウリの花に出会った。 昼間は、こんな姿だが、日没から深夜にかけて、ゆっくりと白い 網状の花びらが開花するという。 深夜に観てみたいが、それは…ちょっと危険な感じのする場所だった。 カラスウリの原産国は、中国/日本。Trichisanthes cucumeroides【ウリ科】 7月も半ばを過ぎたというのに、東京地方は、まだ梅雨が明けない。 時には折り畳み式傘では間に合わないような驟雨に見舞われる。 かと思うと、カンカン照りの真夏の太陽。 先日、私が関係する集会でお出ししたのは、水大福。 ウチの近くの餅菓子屋さんで売っているのだが、この季節に、 いつも喜んでいただける。本物の笹の葉に包まれたコシあんが つるりと口に入ってしまう。 おりおりの和菓子は、いいなぁ~ ☆再び、足立区生物園で 蝶を放し飼いにしている温室の中で、とても小さいシジミチョウ(1円玉大)がいた。 舞うたびに、チラリと青い翅が光る! 何というチョウかなぁ?と独り言。すると、そばにいた青年が、 即座に“ツシマウラボシシジミ”! わぁ~、すごい人! こんな舌を噛みそうなチョウの名を一気に言えるなんて! ツシマウラボシシジミ Pithecops fulgens tsushimanus【シジミチョウ科】 この蝶の食草は、ここではハエドクソウ。極小の花は撮影が非常に難しい。 ハエドクソウ Phryma leptostahya asiatica【クマツヅラ科】 極小のチョウと花を撮り終えると、体の力が一気に抜けて、汗が どっと吹き出た。なにしろ、ここは温室だし…。 このチョウは絶滅危惧種なので、足立生物園では保護育成をしている。 一つの区の事業としては、なかなか夢がある仕事ではないだろうか。 チョウの育成活動については、このページで。
by tamayam2
| 2016-07-21 21:37
| 日々のできごと
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