【772】府立京都植物園にて

 目的がある旅の場合、私は昼食などは簡単に
済ませます。府立京都植物園の場合は、いつも
おにぎりと飲み物を買って、気持のよいベンチに
座って…。
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①今回の旅で、友人と私は、植物園の向かい側のちょっとしゃれたパン屋
に入りました。11時半までは、簡単な朝食が食べられるというので、
お店の焼きたてパン、卵料理、サラダの、シンプルな食事。1000円以下で、
とても素敵な昼食を楽しみました。
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 高い天井、ガラス張りの店内、外の新緑が目にまぶしく、
“airy”(空気がゆきわたって気持がよいこと)という表現がぴったりの店でした!

同行者としてSさんは最高でした!
それは、一般の女の人のように、グルメやショッピング抜きで旅を
楽しむ術を熟知しておられるから。私も女性だから、旅に出れば、
ちょっと洒落た店を覗いてみたいとか、食べたことがない土地の味を
味わってみたいとかという欲望がないわけではありませんが…
植物園めぐりの場合、日差しのよい内に、なるべくたくさん植物を見たい
という欲望が何よりも優先するのです。

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②植物園の北山口の近くで見た高木は、シナアブラギリ【トウダイグサ科】
見たこともない清らかな白い花!中国では油を搾って利用していた
こともあるとか。有用植物である。広い敷地内に大木がゆったりと植栽されている風景は、
見ていて胸がすく思い。学名:Vernicia fordii
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③薄暗い林の中で、星のように輝くこの花は、何だろう?
クワの仲間ではないだろうか、と見当をつけて調べてみると、果たして、
和紙の原料のコウゾ、ヒメコウゾであることが分かった。
 コウゾの学名はBroussonetia kaginoki【クワ科】
カジノキという日本語が学名についているのは、
この樹がヒメコウゾとカジノキの雑種であることかららしい。
下は、カジノキ(新宿御苑で2010年に撮影)の実。
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クワ、カジノキ、コウゾ・・・日本の山野で、よく見られる有用植物である。
養蚕も和紙の製造もあまり流行らなくなってしまったけれども…

by tamayam2 | 2016-05-12 17:51 | たび
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