【756】療養中の経験

Face Bookにも書いた話なのだが・・・
日本では、めくら、おし、つんぼ、ちんば・・・等が差別用語の指定を
されたとかで、「いざる」(躄る)という動詞も差別用語となったそうだ。
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名詞の「いざり」という「物乞い」も見ることが少なくなったし、
これらの言葉は死語になったようだ。
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デュランタの実
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デュランタの樹で。ツマグロヒョウモンの交尾。

骨折から1週間目の診察日。
再度レントゲンをとって、骨がくっついていることを確認した。
あ~よかった!あと何週間かの辛抱、と私の心は明るくなった。
30代と思しき整形外科医との会話。
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医師:いかがですか?
私:松葉杖もなんとか使えるようになりましたが、段差のあるところは、
  「いざれば」なんとか移動できます。
医師: ???
私: (ジェスチャーで示す)
医師: あ~、「這い這い」ですね~!
私: (そうですが、私、赤ちゃんじゃないんで・・・「這い這い」は使いにくし。)
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彼は、本当に「いざる」という動詞を知らないようだった。
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この投稿には、FaceBookでは、あまり反応がなかった。元々この語彙を
知らない人が多いのだから、意味がわからないらしい。
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その後、言語の専門家からコメントがあり、
2007年にイザリウオという魚が、差別語の匂いがするという理由で、
日本魚類学会がカエルアンコウと改名したと聞いた。
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科名すら、イザリウオ科からカエルアンコウ科へ。
英名は、Frogfish というので、その連想で、カエルアンコウと
名付けられたらしい。爬虫類のカエルにも、魚類のアンコウにも
無関係な魚である。嗚呼~
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私は、日本人のこうした無節操な言語感覚に腹立たしさを禁じえない。
だれに対して差別なの? 魚に対して?

私の家は、古い一戸建ての住まいで、勝手口に複雑な段差があるので、
現在、古いマットを敷いて、その部分を「いざって」通行をしている。
松葉杖を使うとかえって転倒の危険があるので、膝で「いざる」能力が
残された幸いを感じている。
「いざれば」転倒の危険がなく、非常に安全なのだ。
狭い場所で砂利道、敷石、縁石などを確認しつつ、松葉杖で
移動するのは、至難のわざである。
ウズグモの巣
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さっそく、介護認定の申請をすることを友人から教えてもらったり、
勝手口の段差をなくす工事の人に来てもらったり、なかなか
身辺があわただしくなってきた。
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こういうことも事故に遭ってはじめて知る手続き・・・。
ヤマトシジミの交尾
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今まで便利に使ってきた勝手口が、身障者にとって非常に
危険だったことに初めて気づいた。
病院などの外出は、今、すべてタクシーを使っている。

9月、10月に見たチョウの写真をいくつかUpしてみました。
交尾の写真がある。昆虫の世界も冬の前にしておかなければ
ならないことが、山積していて忙しいのだろう。

by tamayam2 | 2015-11-14 19:02 | 日々のできごと
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