植物のことに興味をもつようになり、
その中でも樹木に関心があるものだから、旅をしてももの珍しい 樹木が気になってしかたがない。 ということは、樹木を見るだけでうれしいので、あえて名所に出かける こともない。 印象に残った樹木 (1)Pink Ipê 英語では、Pink Ipê、Taheeboなどと呼ばれている南米産の樹。 学名は、Tabebuia avellanedae(ノウゼンカズラ科) メキシコからアルゼンチンによく生育していて、そこでは、 Pau d’ Arco(パウダルコ)とも呼ばれているらしい。沖縄ではPink Ipêから イッペーと呼ばれているらしい。 面白いことは、この木は、全体がピンクで、開花しているとき、 葉というものが一切見当たらない。 LA ビバリーヒルズの目抜き通りWilshire BlvdとN. Cannon Drの角 で撮影した。このN. Cannon Drというオフィス街の街路樹になっている。 いきなり、ピンクだらけの高木にでっくわして、私はうれしくて たまらないが、道行く人々は、たいして関心がなさそう。 (2)黄色の Ipê この木のことについて調べていたら、 一年前、グアテマラのパナハッチェルのホテルの庭で見た、黄色い花の 咲く樹と親類であることがわかった。 こちらは、同じ種類の黄色花ヴァ―ション。 学名は、Tabebuia chrysotricha ピンクの花と同じ種類だが、亜種。 学名が判らなかったので、Upしなかったが、一年ぶりにやっと判明して とてもうれしい。 また、この樹皮は、抗ウィルス、抗細菌、抗真菌、抗免疫不全症などの 薬効があり、脚光を浴びている植物だそうだ。 (3)デイゴ デイゴは、沖縄地方の民謡、島唄にも歌われ、見たことのある人も多いだろう。 その樹木は、巨大で、剪定しないと大変なことになるらしい。 公園で見た巨木。幹にイボのようなトゲがある。丁度花が開花しつつある状態 だった。全木が真っ赤になったものも街中で見た。 デイゴ【Erythrina variegate マメ科】 (4)イチゴの木 地中海地方や西ヨーロッパで見かける木 表面がザラザラした果実がなるが、緑、黄、赤など混ざっていて、 一見イチゴのように見える。 イチゴノキ【Arbutus unedo ツツジ科】 これは、ゲッテイ・ヴィラという石油王の所有する美術館の庭で見た。 カリフォルニア州ロサンジェルスは、亜熱帯気候で、日本で言えば、 沖縄や宮古島あたりで見られる植物がふんだんに見られる。 東海岸のワシントンDCから、西海岸に引っ越してきた娘は、 「やはり、暖かい気候というのは、人の心を開放的にするわね~」 と言っていたが、うむむ・・・と頷ける。 暖かい気候は、植物だけでなく人の心も朗らかにしてくれる効用が あるように思う。
by tamayam2
| 2015-03-02 08:21
| たび
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