11月4日、東京・晴海で開かれているフラワー・カーペットを見に行ってきた。
2年に一度行われるベルギー、ブリュッセルのフラワー・カーペットには及ばないが、 本物の花びらを使った東京のフラワー・カーペットを楽しく眺めてその辺りを散歩した。 場所は勝鬨橋の向こうのトリトンスクエア。 東京駅から都バス05「晴海埠頭行」に乗ると、銀座、築地を経て20分ぐらいで晴海に着く。 東京芸術大学や東京農業大学の学生さんの手によって制作されたとのこと。 彩色された細かい砂、本物のバラの花びら、杉の葉などを素材にして、 原画の輪郭に合せて花びらを載せていく。風で飛ばされてはいけないので、薄い糊の スプレーを吹き付けて固定する。なかなか精巧にできている。 これだけたくさんのバラの花びらを集めるのは大変だっただろう。 ベルギーのカーペットは、バラではなく球根ベゴニアの花が使われる。 花びらではなくて、摘み取ったままの花を使う。 花は生き物だから、3日間の会期中、しおれないように細心の注意を払って管理される。 2004年に初めてブリュッセルに見に行ったとき、広い会場が妙に静まりかえっているのに驚いた。 余りにも精緻な工作物を見ると、人は言葉を失うものらしい。私も撮影するのも忘れて 呆となっていた。 対岸を見れば、高層ビルに混じって、月島の昔風の家並みが見える。 もんじゃ焼きが有名な月島、その隣りは、昔から佃煮(つくだに)作りで知られる佃島。 心地よい汐風を頬に感じながら、また都バス05に乗って帰宅した。
by tamayam2
| 2014-11-05 10:52
| 日々のできごと
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