【698】パッション・フルーツ(トケイソウ)


2月にグアテマラのパナハッチェルで、ホテルのそばの農道を歩いていると、
竹やぶの中に変わった丸い果実を見つけた。葉の形が珍しかったので撮影した。
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蔓をたどっていくと、花が見つかって、野生のトケイソウだと見当がついた。
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中南米が原産のこの植物の野生の姿を見ることができてうれしかった。
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ホテルの庭のアーチにも園芸種パッションフルーツの蔓が絡み付いていて、
つやつやした丸い実がなっているものもあった。
日本では、この花の顔を時計の文字盤に見立てて、トケイ草と名付けた。
南米を征服したスペイン人の神父さんたちは、これを宗教的に解釈した。
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Passionには、情熱という意味もあるが、
この花の場合、キリストの受難を表すPassionのほうだ。
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中央に屹立している子房柱を十字架に見立て、花の中心をとり巻く副冠を、
キリストが被らされた茨の冠と見た。そのように見れば、そう見えてくる、
まことに精巧な作り物のような造作になっている。
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実は、果物として食べることができる。
種の周りのずるっとした部分が甘酸っぱくておいしい。
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鎮痛、鎮静効果があるそうで、ノイローゼ、ヒステリーにも利くということだ。
この花を見ているだけで、私の心もおだやかになるような気がする。
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茨の冠の部分が縮れているもの、白いもの、黄色いもの、紫のもの・・・葉の形も
いろいろでとても面白いと思った。

by tamayam2 | 2014-07-14 09:14 | たび
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