【659】中央区明石町

歳末に、買い物目的ではなく、人出を見に築地に行こう、と家人が
誘うので、断る理由もなく従った。
案の定、築地場外市場は、ひどい混みようだったので、裏手の
聖路加国際病院のほうへ歩いていった。
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聖路加(せいろか)と呼びならわしているが、聖ルカのことで、
新約聖書ルカ伝や使徒行伝の筆者で、医者と伝えられる。
だから、世界中にSt. Luke's Hospitalがある。
地番でいうと、中央区明石町10番地。
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この辺りは、明治の初期に、外国人の居留地区になっており、たくさんの
ミッショナリ―(キリスト教の伝道者)がこの地に住んでいた。
そこに建てられた学校は、俗にミッション・スクールと呼ばれ、今の
雙葉学園、明治学院、女子聖学院、女子学院、暁星学園、青山学院・・・等々
がこの地で誕生した。関西では、「八重の桜」の同志社が生まれたころであろうか。
私の母校(高校)もこの辺りが発祥の地と聞いていたので、一所懸命に探したら、
聖路加看護大学の敷地内の植え込みの中にあった。母校は、今年創立146年。
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そのすぐ近くには、慶応義塾大学の碑が。昭和33年に百周年を祝われたというと、
今年は、156周年か?! 
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近くの公園には、蘭学発祥を記念してシーボルトの像があった。
シーボルトは、1826年にオランダ商館長に随行して江戸に来ている。
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私は、2006年にオランダのライデンを訪ね、植物園の中のシーボルト庭園で
シーボルトの像を見た。日本の像は、胸に勲章をたくさんつけちゃって、えらそう!
フィリップ・フォン・シーボルト(1736-1886)
過去ログ:2006年10月 “シーボルトとあじさい”
史跡巡りの後は、佃大橋を渡り、隅田川の対岸、佃島(つくだじま)へ。
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中央大橋の左側にスカイツリーが見えた。
佃島は、佃煮(つくだに)の語源になった島。今でも小魚を捕る漁船が見える。
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若い人は、佃煮など好きじゃないかもしれないが・・・お正月のゴマメ、
小女子のクギ煮、昆布、アサリ、小エビの佃煮・・・白いご飯に佃煮があれば、
日本人はたいていうれしい。
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あちこち興味深く見て歩いていたら、日も傾き、先ほど渡った佃大橋の向こうに聖路加国際病院
だろうか、高いビルが見える。中央が渡り廊下で結ばれて、ツインタワーのよう。
あの102歳の日野原重明先生は、エレベータを使わないで階段を上り下りして、勤務なさると
と聞いている。しばらく歩いて、大江戸線月島駅から帰途についた。

by tamayam2 | 2014-01-04 12:05 | 日々のできごと
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