【614】映画「二十四の瞳」の舞台

6月の第一週末に、香川県小豆島へ行った。

小豆島と言えば、私の世代では、ああ、あの「二十四の瞳」の・・・と来る。
しかし、若い世代は、え~? にじゅうよんの? あずき島?
いいえ、にじゅうの瞳 の しょうど島です。
高峰秀子という女優さんがいて・・・説明したいが、わかってもらえないだろうナ。
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映画に出ている高峰秀子、笠智衆…木下恵介監督、原作者の壺井栄…みな故人となった。
この映画ができたのは、昭和29年(1954年)。約60年前になる。
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小豆島は、今の人には、オリーブの木が茂る南国風の島というイメージなのだ。
ちょうどオリーブの花の開花時期で、島中どこでも香しい花が咲いていた。写真上。
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小豆島の東のはずれ苗羽(のうま)から出た半島の先っぽに映画の舞台となった
岬の分教場がある。今は、「二十四の瞳映画村」として観光スポットの一つ。
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本物の分教場は、そこから10分ほど海岸沿いに歩いたところに保存されており、
当時(昭和3年~46年ごろ)の教室の様子を見ることができる。映画もこの分教場
で撮影された。小学校の1年生から4年生までは、この分教場で学び、5年生からは
島の中心部にある本校へ移る。
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主人公の大石先生(高峰秀子)は、この分教場の新任教師として赴任してくる。
そこで、12名の尋常小学校一年生の担任となる。12名だから、
24のキラキラした瞳が女(おなご)先生の一挙一動に注がれる。
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新任教師は、生徒とのやりとりの中で、この島の貧しさ、生徒たちの置かれている家庭
環境、刻々と迫りくる軍国主義の圧力・・・を感じとっていく。
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写真上  あふち【楝 センダン科】の花

改めてこの映画を観た。背景に流れる懐かしい童謡や学校唱歌の数々が懐かしい。
七つの子、仰げば尊し、ふるさと、朧月夜・・・
茶っきり節、金毘羅舟々などの民謡もあった。

日本人なら、子供のころどこかで歌ったそういう歌の数々。それが、今では
初等教育で教えないのだそうだ。
言葉が難しいから・・・と言って。(嗚呼)
その代わりに教えるのは、NHKの幼児番組の歌やCMソング。
そうなると、その番組をみていないおばあちゃん世代は、子供と一緒に歌えなくなる。
残念なことですね。
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写真上 小豆島には、醤油工場が多い。昔は、塩田をつくっていた。

私は、今、高齢者の友人と小さい竪琴のような楽器(Leier)を習っている。
その方が老人介護施設で、その楽器で童謡を弾くと、みなが回りに集まってきて自然に
歌が口から流れ出るそうだ。若い介護の人たちも手を休めて、
♪~菜の花畑に入り日薄れ・・・
そういう国民だれでも、どの世代でも知っている歌を、大事にしていかなくちゃと
思う。たしかに言葉は少々難しいけど、少し、現代風に書き直したりして、継承
したらいいと思う。

♪~卯の花の匂う垣根に、ホトトギス早やも来、鳴きて、忍び音もらす、
  夏は来ぬ   
「これって、さっぱり意味わかんない」と若い方から言われたことがある。(嗚呼)

「6月ごろの山の道を歩いていると、どこからともなく、ホトトギスの低い、押し殺した
ようなグルグルという鳴き声が聞こえてきて、農家の垣根からウツギの白い花の香りが漂ってくる。
ああ、もう夏が近いのだなぁ~という感じ」・・・ですよ。

こういう日本人の共通にもつ感覚を、国語の先生がた、生徒たちにぜひ教えてあげて
ください。

by tamayam2 | 2013-06-26 10:10 | たび
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