【570】台湾黄マダラタテハ

【564】でご紹介した台湾・宜蘭(いらん)の海岸の近くの崖で、
黄色のきれいなチョウを見かけた。シジミチョウより大きく、タテハチョウの
仲間だと思ったが、名がわからなかった。
台北で買った『臺灣胡蝶食草與蜜源植物大図鑑』で調べてやっとわかった。
タイワン黄マダラタテハという、向こうではありふれた、日本では見たことが
ない蝶だった。タテハ科ドクチョウ亜属というから、鳥に食べられないように
毒をもっているチョウらしい。
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こういう本は、台湾語だからさっぱりわからないが、漢字が何とか見当がつくことと
学名がラテン語で書いてあるので、本当に助かる。
しかも、この本の目的は、蝶だけでなく、偏食のチョウが食べる食草や蜜源に
関心の焦点が当たっていて、植物の写真も明瞭でわかりやすい。いい本が買えて
よかった。
タイワンキマダラタテハ【タテハチョウ科 Cupha erymanthis】
吸蜜しているのは、台湾中で見られるシロバナセンダングサ(キク科)。
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こちらは、陽明山で見た多分、ウラナミシジミ(シジミチョウ科)
黄色い花は、ウェデリアという台湾でどこでも見られるキク科の花。
ウェデリア【キク科 Wedelia trilobata】和名:アメリカハマグルマ

シロバナセンダングサもウェデリアも、非常に強くはびこりやすいので、
うっかり心許すと、日本の野山を覆いかねない。でも、すでに育てやすい
品種として園芸用のサイトで紹介されているようだ。
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台北で見た植物はどれも興味深かったが、海辺で海檬果という低木につやつや
した楕円の実がたくさんなっているのを、見た。
採って詳しく見てみたいと思ったが、その並木のところに、「有毒だから、採って
食べるな!」という張り紙がしてあったので、写真に撮るだけにした。
キョウチクトウの仲間で、植物全体が有毒であるということだった。
海檬果【キョウチクトウ科 Carbera manghas】
和名は、ミフクラギ または、海マンゴー

若い実は緑色だが、熟すと小豆色になりテカテカ光り、ちょっと魅力的だ。
海マンゴーなどという名につられたら、大変なことになるところだった。
警告が漢字で書かれていたので、よかった。

by tamayam2 | 2013-01-04 17:23 | たび
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