【527】高原のチョウ

7月中旬に訪れた白馬周辺の自然に魅せられたので、家人を
誘って再訪した。ちょうど一か月ぶり。一か月経つと、高原に咲く花も
変わっている。主役の交替である。
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7月にあでやかな姿を見せていた花々は姿を消し、
今は、シモツケソウ、サラシナショウマ、コオニユリ、マツムシソウ・・・
初秋の花に変わっていた。ススキも風にそよいでいた。
7月の栂池高原では、雨にやられたが、今回は幸い晴れていて、暑さとの戦い
であった。
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栂池高原で
ここで大威張りで周囲を睥睨しているのは、ミヤマシシウド(せり科)。
この植物は、昆虫の大衆食堂といった存在で、たくさんの虫たちが群がっている。
Tamayam2 は虫がとても好きなので、この植物の前では立ち止まらずにはおれない。
この植物の威容にほれぼれとする。
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ハッポウアザミ(キク科)は、なぜかうつむいている。これも高原の主役の一つ。
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ハッポウアザミに止まっているのは、ヒョウモンチョウ(タテハチョウ科)。
ゆらゆらと飛ぶアサギマダラ(マダラチョウ科)もたくさん見かけたがなかなか
止まってくれなかった。
2000mを越す高地でも飛んでいる。
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八方の町で見たのは、サカハチチョウ(タテハチョウ科)。
八という漢字が逆さまに見えるということからサカハチチョウと言われている。
高原に住むチョウ。イラクサ科のアカソという植物が食草だという。
私は、まさにアカソの生い茂る場所にいて、そこで、このチョウに出会った。
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東京で見るチョウの数が今年は、少ないように感じていたところだったので、
長野県で元気なチョウに出会えてうれしかった。

by tamayam2 | 2012-08-23 20:33 | たび
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