昨日3日、日本中を吹き抜けた春の嵐に、終日翻弄されました。
みな様は、いかがでしたか。 その前日2日(月)私は、東京・六本木にある国立新美術館へ 出かけました。Blog仲間のKanmyougamaさんこと、上名窯さん の油絵の大作を見るためです。 上名窯さんとのお付き合いは、Blogを通じて、もう7,8年に なるでしょうか。 薩摩焼の流れを汲む陶芸家でいらっしゃいます。 ご自身が二束草鞋 とおっしゃっていますが・・・油絵のほう でも大きな作品を生み出されています。そのテーマは、一貫して 陶芸工房のある丘の上から見下ろす八代海の島々の風景です。 定点撮影で四季折々の風景をBlog上で見せてくださっています から、Blog愛読者にはおなじみの景色です。特に早朝や、日没の 空気と光の様子は、写真で拝見しても清々しく壮観です。 その景色を、上名窯さんは、18年も、同じモチーフで 油絵を描き続けておられるのです。Blog上では、サイズが よくわかりませんでしたが、実際に作品を目にしてみますと、 とても大きい作品でした。何号というのでしょうか、 畳2枚分ぐらいの大作です。 白日会という会の、一般入選から、会友になられて、今回は 準会員になられたそうです。 「長い年月です。途中いろいろあって投げ出したくなったり しましたが・・・今日まで続いています。」と控えめに おっしゃっています。だれかに強制されてするわけではなく、 お仕事のためでもなく、彼を一つのテーマに向けて絵を描かせた のは、朝夕向かい合う、いろいろな表情を見せてくれる八代海の 自然の力なのでしょう。 その絵の前に立ちますと、民家が立ち並ぶ島のようす、航行する 小舟、輝く空、雲、光る海が見えてくるようです。すべての色が 曇りがなく鮮やかで、見る者の心を朗らかにさせます。 上名窯さんのNO.588 「うれしい出来事」によれば、 「毎日眺めるその景色は、最初は箱庭のようで弱いぼんやりした 景色が特段好みではありませんでした・・・・今は日々の自分の 気持ちを映しているようにさえ思えてきました。」 国立新美術館の外に出ますと、入口わきの政策研究 大学院大学の敷地内のサクラがほころびかけていました。 ちょっと中に入らせてもらって撮影。その後、青山墓地 のほうへ下る小道を歩きました。 道すがらに見たミツマタの花。(写真上) 昨日の嵐で、あのサクラはどうなってしまったでしょうか、 ちょっと心配です。
by tamayam2
| 2012-04-04 06:13
| 日々のできごと
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