言葉Watchig

さぁ、泣いても笑っても、あと何時間!
TVからそんな声が聞こえてきます。

バナナの叩き売り風ね~古いかなぁ~(笑)。

私は、2007年に海外から帰国し、ときに、
外国人のように、びくびくしながら、この変化の激しい
日本で暮らしているのですが、今年もたくさんの日本語の
新しい用法をおぼえました。
c0128628_15463659.jpg

(まだ国語辞典には、出ていないと思いますが・・・)
「上から目線」という言葉です。
日本人は上から目線で、人から説教されることに関して非常に
神経質になっているらしく、モノを申すときには、注意しなけ
ればならないようです。

一旦、「上から目線(めせん)」と思われたら、耳を貸しては
くれないし、「そんなこたぁ~アンタから言われたくないし」
とそっぽを向かれてしまいます。

目線(めせん)とは、おかしな言葉です。
(演劇界などの専門用語かと思っていました。)
漢字の音と訓で言えば、、湯桶(ゆとう)読みになって
います。

最近では、マスコミにもよく登場し、
被災者の目線で援助を、という表現を
新聞で見たこともあります。
上から援助してやる、という態度ではイカンというの
でしょう。目線はいよいよ市民権を得たのですね。

私自身は、この言葉をまだ使ったことはありません。
理解はできますが、使用言語にはなっていません。
c0128628_1548121.jpg

表現には注意が必要ですが、言いたいことを言える社会、
それに対して、反論できる社会は、健全だと思います。
が、この国では、傷つくこと恐れすぎて、何が言いたい
のか、よくわからない歯切れの悪い表現が多いです。
c0128628_15483676.jpg

最近若い人がよく言う言葉には、ある意味、一種、正直・・・
といった一見意味がありそうで、全く意味のない
Filler(相槌のような言葉、ええと、あのぅ~ 等)があります。
c0128628_15493564.jpg

本来なら、ある意味では、一種の、正直に言うと・・・
というべきなのでしょうが、語尾はつづまり、ちょっと
言葉に詰まったりすると、

それは、一種・・・えぇ~っと、とか
それは、ある意味・・・えぇ~っと、
それは、正直・・・うぅんと・・・というように使います。

本来の意味はまったくないので、まともに聞く必要がないのです。
若者も傷つきたくなくて、神経質になっているのね。
わからないときには、難しい言葉を使わなくてもいいのに。(笑)
痛ましいことです。

前回の針葉樹に続いて、冬の植物の一つ、ヤドリギ。
西洋では、何か不思議な生命力を持つ植物として、クリスマスの
飾りものに使われます。写真は、10月末、長野県八千穂高原で。
ヤドリギ【宿り木 ヤドリギ科 Viscum album】misletoe(英)

先週伊豆高原で見た小型のサル、リスザル。
リスザル【栗鼠猿 オマキザル科 Saimiri sciureus】
c0128628_15504090.jpg

このBlogでは、来年も歯に衣着せぬ“日本のことばWatching”
続けていくつもりです。
皆様のWatchingもぜひお聞かせくださいね。
では、では、よいお年を!
by tamayam2 | 2011-12-31 15:53 | 日々のできごと
<< 伊豆高原 大室山 クリスマスツリーの木 >>