私のBlogでは園芸種の植物は、数が多くてキリが
ないので、あまり扱わないことにしています。「園芸種と いうのは、hybridのことですか」と海外に住む方から 質問をいただきました。そうです。 日本では、園芸業界で交配技術が進んでいて、一つの原種から たくさんの色、形の亜種が人工的に作られています。更に、 それを売る園芸屋さんが、勝手気ままな「売れそうな」名前を 付けるものですから、だんだんどれが、どの親戚筋なのか、 わけがわからなくなります。 9月に京都府立植物園の温室で、めずらしい植物をたくさん 見ましたが、その中の一つ、アキメネスという鉢植え植物は、 最近海外の植物園でもよく見かけるものでした。色、形の ヴァラエティが豊富ですので、将来、園芸市場で人気者に なるでしょう。いや、すでに人気者になっているのかも・・・。 (知らぬはTamayam2ばかりなり・・・) イワタバコ科の球根植物ということですから、 きっと湿気の多い半日蔭を好む植物かもしれません。 南米メキシコ、コロンビアが原産国だそうです。 アキメネス【イワタバコ科 Achimenes】 商業的につけられた名は、たくさんあって、思わずキャーと 叫びたくなるものもあります。 Orchid pansy (ランのような三色すみれ) Widow’s tear(寡婦の涙) Cupid’s bower(矢を射るキューピッド?) Japanese pansy(日本の三色すみれ) Kimono plants(キモノ の植物) Magic flower(魔法の花) 再び申し上げますが、この花は、ランの仲間でも、三色 すみれの仲間でもなく、日本とも魔法とも無関係の イワタバコ科の球根植物です。 私の好きなアフリカン・ヴァイオレット(イワタバコ科)とも 似ているようで、交配によってたくさんの色が作られるよう です。 もう一つ、イワタバコ科の植物で、私にとって、初見だった ものに、コリトプレックスがあります。こちらは、やや大型で かわいらしいという感じではありませんが、葉の広がり方が 面白く、大胆な配色、存在感があります。大きくなれば、木の ように育つそうです。こちらはペルー、エクアドルが原産国と いうことです。 お寺やお城の石垣の間に、大振りのイワタバコの葉がだらんと 垂れ下がっているのを見たことはありますが、花を見る機会に まだ恵まれていません。見たい、見たいと願っていると、きっと いつかその季節に出会えるかもしれません。
by tamayam2
| 2011-10-21 09:15
| 日々のできごと
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