10月の半ば、京都で

9月には、同窓会で京都を訪れた。10月にも京都に出かける
機会があったので、小一時間ほど、府立植物園の生態園を
覗いてきた。先月は、スズムシバナがいっぱいだったが、
今は、影をひそめ、花の主役はホトトギスに交替していた。
一番うれしかったのは、アケボノソウ
10月の半ば、京都で_c0128628_7173647.jpg

ほかの方のBlogで見て、なんと繊細で美しい野草だろう、実物を
見る機会があればなぁ~と思っていた。
それは、赤紫や白のツリブネソウが生い茂る湿地帯にひっそりと
咲いていた。通りすぎて、もしやと思いしゃがんで、よーく
見たら確かに、曙の星のような斑点が認められた。
センブリの仲間の小さな花だった。
10月の半ば、京都で_c0128628_7182356.jpg

アケボノソウ【曙草 リンドウ科 Swertia bimaculata】

アキチョウジ【秋丁子 シソ科 Plectranthus longitubs】
関東で、関谷の秋丁子(セキヤノアキチョウジ)と呼ばれるものと
近縁か。


10月の半ば、京都で_c0128628_7202970.jpg

10月の半ば、京都で_c0128628_7212978.jpg

キバナアキギリ【黄花秋桐 シソ科 別名 コトジソウ(琴柱草)
        Salvia nipponica Miquel】
日本固有種のセージですね。
黄花だけでなく、紫色のアキギリも見かけました。
10月の半ば、京都で_c0128628_721508.jpg

サラシナショウマ【更科升麻 キンポウゲ科 
                  Cimicifuga simplex】
10月の半ば、京都で_c0128628_723114.jpg

カシワバハグマ【柏葉白熊 キク科 Pertya robusta】
10月の半ば、京都で_c0128628_7232158.jpg

ショウキズイセン【鐘馗水仙 ヒガンバナ科 Lycoris traubii】
ヒガンバナよりも遅れて咲くという。
14日は、午後から大雨になった。雨の前に植物園に立ち寄れて、
幸いだった。
by tamayam2 | 2011-10-17 07:25 | たび
<< 京都の南、伏見にて 10 月のチョウ >>