友人宅に滞在中の日曜日(8月21日)、友人のご主人が
ドライヴに誘ってくださった。せっかくの日曜日なのに 悪いなぁと思ったが、さっそくサンドイッチを作り、ミネラル ウォーターを車に積み込んだ。 行先は、トゥーン湖(Thunersee) 約2時間ほど南下したところで、エメラルド色の湖が見えた。 きれいなホテルや別荘地を抜け、車はどんどん高いところ まで登っていく。そこから見た山々の景色は、はっと息をのむ ほど美しい。 パラグライダーの人がふわり、ふわりと宙に浮いていて、 ときどき、私に向かって手を振ってくれる。 ヤッホ~! 左から、アイガー(3970m)、メンヒ(4099m)、ユングフラウ(4158m) 映画で見たことがあるアイガーの氷壁。 高山を目の前にすると人はみな声を失う。 コーヒーハウスの庇に、カウベル(牛の首に着ける鈴)が すらっと並んでいた。 別の日、私は、首都ベルン(Bern)に出かけた。その日もバカに暑い日 だった。駅前の木陰のベンチで憩う人々は、ショートパンツ、 袖なしだ。 (私ときたら、半そでは2枚だけしか持っていかなかった。アチャ!) 私は、駅から町はずれまで、テクテク歩いたのだが、途中で 何度か汗をぬぐった。 この町には、2006年晩秋にも訪れたことがある。 そのときは、オーヴァーを着て首をすぼめて歩いた。 ベルンの町は、町全体がユネスコの世界遺産に登録されている。 道の辻々に噴水があり、そこに精巧な彫刻を施した塔が立っている。 それぞれに何かストーリーがあるらしいのだが・・・ こちらの噴水は、装飾的ではなくて、昔なら、馬に水を 飲ませたり、旅人の手足を洗うための実用的なもののようだ。 現在も冷たい水がこんこんと湧き出ていた。井戸端にいる 若者はアメリカからの旅行客。 ベルンの町の特徴的なものは、 Laubenと呼ばれる長い廊下。 廊下と言おうか、 アーケードと言おうか、 その脇に個性的な 店が並んでいる。 雨や雪の日でも 傘をささずに 買い物ができる。 町のはずれに、 ゴシック式の 大聖堂があった。 その前に 立っていた 噴水塔の彫刻は、 十戒を示している モーゼの像。 さらにドン突きまで行って橋を渡るとベルンのマスコット、 熊のいる熊公園がある。この日は、暑いので、熊さんは、 みな穴に引っ込んでいた。 橋付近から 見下ろした路地 と家並み。 町の端から端まで歩いたって、約一時間。こじんまりした 風格のある町だ。帰りは、トラムに乗って10分。 あっという間に駅に戻った。
by tamayam2
| 2011-09-04 22:40
| たび
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