京都府立植物園にて

以前から行きたいと思っていた京都府立植物園
行く機会が来た。HPはここ

駅から地下鉄烏丸線に乗って着いたのが4時ごろ、
温室は3時に閉館ということで…残念。
翌朝、出なおすことにした。
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温室の前に、林立するのは、私の背より高い植物。
エキウム【ムラサキ科 Echium wildpretii】
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細部の花のつくりを見ると、ムラサキ科であるのは
よくわかるけれども、その見映えのよさに、園芸家の
心意気が感じられた。
別名、Tower of jewel (宝石の塔) 大げさでなく美しい塔!
この植物園は、入場者数が年間77万2000人とか、私のような
60歳以上の人は、無料。
いいなぁ、京都は。
(ほかの文化施設でもこのルールが通用したのだった。)
日本原産種の多い植物生態園、宿根草・有用植物園・・・
どこも魅力的だった。


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有用植物園で
見たエレムルス
・・・別名が
トロピカル
ドリーム
(熱帯の夢)だって!?















エレムルス【 ユリ科 Eremurus Tropicaldream】
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細部を見れば、夢見ごこち~

その後、訪問した大原、三千院門跡で美しい苔の庭を見た。
苔の中にめずらしい野草がひっそりと植えられていた。
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立ち去ろうとしたとき、どこからともなく、とても
いい香りが・・・その香りの先に、古木に着生した
フウランが見えた。話には聞いていたが、一度も
見たことがない珍しいラン。漢字で書くと、風蘭。

絶滅危惧Ⅱ種(VU)。 江戸時代からコレクターの
垂涎の的だったそうで、富貴蘭ともいうそうだ。
フウラン【ラン科 Neofinetia falcata(Thunb.)】

私は、ランの愛好家でも、コレクターでもないが、
あんなかぐわしいランがこの世に存在するとは・・・
このBlogで香りをお伝えできないのが大変残念です。

日本原産のランということです。
by tamayam2 | 2010-06-02 21:54 | たび
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