カタクリの花を求めて

いよいよ4月です。
陽光がきらめいき春らしくなりました。なのに、
東京は、強風が吹いたり、薄ら寒い日が続いています。
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先月30日、カタクリの花の群生地が見られるという筑波山
ハイキングに誘われた。

秋葉原駅で 「筑波きっぷ」 4,300円を購入。
これ一枚で、筑波エクスプレス、路線バス、ロープウェイ、
ケーブルカーに乗れるお得な切符。
都心を8時に発って、2時間後には、筑波山女体山の山頂
に立つことができた。
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しかし、山頂は、シャーベット状の雪道。
滑らないよう、転ばないよう・・・しずしずと歩く。

お目当てのカタクリの群生地の入り口にはロープが
張られていて 「封鎖中」 

ガーン。 えっ? どうして? 
4月1日から【かたくり祭り】と駅にも大きな幟が立って
いたじゃないの!?

雪解けの地面を凝視しても、カタクリの芽吹きすら
見られなかった。
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私は、カタクリが見られなくても筑波山からの景色を
十分楽しんだので、別に不満はなかったのだが、
主催者は、気の毒に思ったらしく、都心に戻ってから
雑司が谷墓地近くのお寺に案内してくれ、数本の
カタクリの花を見ることができた。 写真 ↑

筑波山のかたきを雑司が谷でとったわけだ(笑)

日本でカタクリの花の見たのは、初めてだが、
ロンドン、キューガーデンで見たものは、白だった。


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ドイツ、ボンの植物園で見たのもは、黄色だった。
少しずつ種類が違うのだろう。
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日本原産のものは、花が紫がかったピンクで、
葉に茶色の斑が入っていることを認めて、面白く眺めた。

カタクリ【片栗 ユリ科 Erythronium japonicum】

万葉時代には、かたかごの花と言われていたという。
その名もなんとなくよいなぁ~。

    もののふの八十(やそ)少女らが くみまがふ
          寺井の上の堅香子(かたかご)の花   家持
by tamayam2 | 2010-04-03 11:00 | たび
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