ローマ(2) ヴァチカン システィナ礼拝堂

ヴァチカンはカトリックの総本山。その中のトップの
地位にある法王、ヴェネディクト16世に、驚くまいことか
謁見することが許された。(もしかしたら、会えるかもしれ
ないとは聞かされていたが、みな半信半疑だったのだ)

6000人ほどの謁見団体でいっぱいの会場で、我々日本人の
グループの席は、比較的前のほうだった。
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世界中から集まった団体が紹介され、
法王は各国語でお言葉を述べられた。
日本人には、英語で祝福された。
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外に出ると色々な民族衣装を着た人々が興奮して談笑して
いた。
(写真の人たちは、おそらく東欧から来られたのだろう)

世界遺産に登録されているヴァチカン美術館では、ミケラン
ジェロが設計した巨大なクーポラ(丸天井)と美術品を観た。

その後で、夜、システィナ礼拝堂(教皇庁の奥まった内部)
に入ることができた。そこで、ラファエッロ
ミケランジェロの傑作を観せられて、もう目玉が
興奮して、見開きぱなしという状態に陥ったのですよ・・・
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礼拝堂の内部の撮影は許されていないらしいのだが、
ガイドさんが「フラッシュを焚かなければOK」と
間違えて伝えたので、私は10枚ほど撮ってしまった。
あとで、係り員に注意された。
暗い礼拝堂の中とて、あまり鮮明ではないのですが、
ここで、公開するのは、一種の禁断の画像です。
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正面の絵はミケランジェロの「最後の審判」 ↑
死後天国に行く者と地獄に落ちる者を描いた
恐ろしいフレスコ画。
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天井画は、同じくミケランジェロの「天地創造」
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神に似せて人を創造された「アダムの誕生」・・・上
アダムとイヴが楽園を追われる「楽園追放」・・・下

美術史の教科書で見た絵がここにあるとは!
その質感と量に圧倒された。16世紀の作品。

文盲が多かった時代には、人々は旧約聖書物語を
ミケランジェロが描くイメージで理解していたのだろう。

この作品の大掛かりな修復は、近年(1980年~1992年)
行われ、莫大な費用を日本テレビが負担したと聞いた。

「天地創造」のオリジナルを観て、たいそう感激して
帰国したのだが、先日、週刊誌を見ていたら、
徳島県にある大塚国際美術館に、そのそっくりの模造品が
あることを知った。

横綱、白鵬の結婚披露宴が近ごろ、その美術館で行われた
のだという。

ヴァチカンのシスティナ礼拝堂のほうは、明かりを落とした
薄暗い空間だが、日本のそっくりさんは、絢爛豪華な天井画
となって一般公開され、ときには、有名人の結婚披露宴の会場
としても使われているようだ。

何でも日本に持ってきてしまう日本の経済力とその貪欲さに
再び、驚嘆してしまった。
by tamayam2 | 2010-03-13 18:14 | たび
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