歳末風景

2009年は、歯科医によく通った。新しい歯科医院は、
山手線御徒町(おかちまち)あるので、
にわかに東京下町に親しみを覚えるようになった。

御徒町は、上野の南、アメ屋横丁(通称アメ横)
が有名だ。
戦後、アメリカの(軍需払い下げ品や闇の)物資を
売ったことから、アメ横と言われているが、
今でもアメリカ製の衣料品や化粧品、チョコレート、
貴金属なども狭い横丁で売られている。

でも、歳末は何と言っても正月用の魚介類、乾物や
練り物などの買出し客で大賑わいだ。
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上の新巻(あらまき)は、岩手県三陸産、寒風干しの
上等品、1kg当たり2,300円、通称 鼻曲がり
このくらいのサイズで8~9000円。
鈍いなまり色に光っており、じつに旨そう。
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この小父さんの背中には、買ったばかりの新巻の尻尾が!
こんなに立派な尻尾がついているのだもの、大枚を
はたいたに違いない。小父さんの誇らし気な気持ちが
揺れる尻尾に表れている。
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注連縄(しめなわ)類も売り出されている。
注連縄は、12月13日のスス払いの後、20日から28日まで
に飾るのがしきたりだそうだ。ということは、明日が締め切り
じゃないか!
家の玄関には、まだクリスマスのリースが・・・。
あわわ・・・・ど、どうしよう。

ったく、日本の生活は、クリスマスが来ると、すぐお正月の
準備。たいへんだぁ~。クリスマス・カードのお返事は、
年賀状ですませてもOKだろうか・・・。和洋折衷の生活
には慣れないことが多いが、ま、適当にしておく。

29日や31日に注連飾りを飾るのは、年の神様に大変失礼
なことになるそうだから、明日中にしなくっちゃ。
また、いつまでも飾っておくのは、よくないらしく、1月
7日や15日には、片付けるのが決まりだそうだ。それも
燃えるゴミに出してはならずちゃんと神社に持っていく
ことと・・・ものの本に書いてあった。あわわ・・・
どうしよう・・・。
例年そういう作法を知らずに暮らしてきたよぉ~。
年神様、どうかお許しを。
by tamayam2 | 2009-12-27 08:14 | 日々のできごと
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