雪の白川郷へ

26日から雪の白川郷を訪ねる小旅行に誘われた。
高山に一泊、そこから昨年7月に開通した中部縦貫道を通って
白川郷まで小1時間。
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10kmのトンネルを抜けると、白いものがちらちら舞っており、
あのよく写真で見る合掌造りの建物群がかすんで見えた。
合掌造りの集合している荻町の中心地へは、長いつり橋を
渡っていく。家々を巡っているうちに、雲の中に隠れていた太陽
が少し顔を出してくれて積もった雪が輝いて見えた。
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1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されて以来、
この過疎地は、大勢の観光客が押し寄せる場所になって
しまったようだが、やはり、合掌造りには雪がよく似合う。
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金属の釘を一本も使わず、縄や蔓で柱を縛って大屋根を支えている。
こうすると、大雪の重みが屋根にかかっても、縄や蔓が
しなって力を分散させ、家の倒壊を防ぐことができるのだそうだ。
現代的に言えば、3階~4階建てのこんな大きな家の
明り取りが障子であるとは!

西洋人が日本の家屋を木と紙でできていると驚くが、ホント、その通り。
囲炉裏や通風の工夫で自然とうまく折り合いをつけながら暮らしてきた
この地方の人々の生活の知恵に驚嘆する。
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おみやげ屋で見かけた唐辛子の魔よけ。稲穂で編んであった。
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高山市の郊外につくられた民俗村、 飛騨の里 では、
合掌造りのライトアップを見物した。

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車田(くるまだ)と言って、円柱を中心にぐるぐる巡るようにして
行う田植えの風習は全国的にも珍しいものだそうだ。
by tamayam2 | 2009-01-27 13:02 | たび
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