ユキワリイチゲと 見返り美人

肌寒い日が続いておりますが、お元気でしょうか。
きのうは、うれしいことが二つありました。

(その1)
Blog仲間のBella8さん のところで読んだのだが、1月6日に、
白金台の自然教育園で、
ユキワリイチゲ(雪割一華 キンポウゲ科Anemone Keiskeana)
をごらんになったという。

え? この寒さの中で咲く花がある? 
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信じられぬ思いで、14日(水)午後、自然教育園へ出かけた。
ひょうたん池の水は、半ば凍っており、ガマの穂から盛大に
ワタが吹き出ていた。さらに奥に進んだ武蔵野植物園の片隅に、
ちらほらと薄い水色の花が見えた。花びらに見えるのはガクだ
そうだ。葉が三つ葉のようで、薄灰色の斑がある。
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日本原産のこの花、私は、実物を見たことがなかった。見たかった
花が見られて、思わずにっこり。 Bella8さん、ありがとう!

(その2)
今週、古い切手の整理をしていたら、先回ご紹介した菱川師宣
見返り美人 と、安藤広重の 月に雁 という作品がセット
になった記念切手を見つけた。1948年発行の切手趣味週間の
切手なら、お値打ちものらしい。が、私のは、そのお宝の復刻版、
1996年発行のもの。カラーとモノクロがセットになっていて
なかなか洒落ている。
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原画を観たので、おお、これだ!とささやかな発見の喜びを味わった。
菱川師宣記念館では、この女性が着ているのと同じ模様の着物も
展示されていた。まるい花模様が集合して華麗な円を形づくる文様。
つややかな深紅の絹地の地紋がしっとりと輝いていた。

美人の立ち姿もいいけど、この衣裳もよかったなぁ。
by tamayam2 | 2009-01-15 22:39 | 日々のできごと
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