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【801】2月に見た植物たち

2月も最後の週になった。
 春めいてきたかなと思うと、まだまだ油断がならないこのごろです。
 しばらくごぶさたしておりました。
 私は、寒い時期は、温室に出かけるのを楽しみとしています。

★2月3日、伊豆半島熱川のバナナワニ園の温室を再訪しました。
 この葉は枯れかけているのだけども、人が勝手気ままに筆で描いたようで、
 おもしろい!葉っぱの中にもう一つの葉っぱが見える。
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 クズウコン科カラテヤ属 ブラジル原産
 Calathea Veitchiana Hook.F.
 同じ仲間のカラテア メダリオンにも、やはり葉の中に葉が見える。
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★こちらはベゴニアの葉っぱですが、よ~く見ると、葉っぱの中にヤツデの
 ような葉っぱが見えます。
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 球根ベゴニアは、花がとても美しい園芸植物ですが、葉の複雑な美しさも
 見逃すことができません。
 Begonia Tuberhybrida Groupシュウカイドウ科
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★なんとなく冬枯れの季節の中で、Yukonの風景を描くTed Harrisonの絵を
 思い出していた。
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 そうした折、偶然孫が描いた絵が送られてきたのが、まぁ!エスキモーの
 風景のよう!? 
 Ted Harrisonは老年になってカナダ、バンクーバーのVictoria島に住ん
 いたが2015年に亡くなった。カナダ西海岸を代表する画家。

イシガケチョウという羽の模様が地図のような蝶がいる。普通は、沖縄や九州
 に住んでいる蝶だが、動物園の昆虫館の中で元気に飛び回っていた。
 特に、キク科の紫色の花がお気に入りらしく、そこに集中して集まってきていた。
 よほどこの花の蜜がおいしいのだろう。
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 学名:Cyrestis thyodamas 英語では模様が
 地図に似ているのでCommon Mapと呼ばれる。

★11日多摩動物園のサル山の辺りを通りがかったら、サルたちが団子のように
 なって固まっていた。寒いのだろうねぇ~割と高台にあるし、サル山は、
 コンクリートで造られた、吹きさらしの空間だし。
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 小屋のようなもので風を防ぐことはできないものか…。野生動物はペットと違う
 からこういうやり方でよいのだろう。温泉に入るカピバラなどの画像がTVに
 出てくるが、なんとなく不自然な感じがする。でも、ここのサルに少しは
 風が防げるシェルターを与えてやりたい。

★一般に“雪割草”と呼ばれるいう春先に咲く野草
 がある。学名は、Hepatica nobilis  Hepaticaとは肝臓のこと。
 葉の形が肝臓のような形をしているから。この花の実物の展示会が
 平塚市花菜ガーデンで開かれた。主宰しているのは大野好弘さんという
 若い育種家だ。彼は、あちこちで貴重なコレクションを出展している。
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 自分自身で山を歩きまわり、神奈川県と宮城県で新種を2つ発見なさった。
 学名に自分の名が付くというのは、大変なことなのですよ!
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 雪割草に関する文化史にもくわしい。こういう若い方と植物の話が
 できるのがうれしい。

★春まだ目覚めぬころ咲く小さな、小さな花にセツブンソウがある。たまたま
 出かけた八王子市で、鉢植えになっているのを見ることができた。
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 丈が3,4㎝しかなく風に揺れるので、撮影は難しかった。花の中心部分が水色に
 染まっていて可憐。しばらくすると葉をふくめ、すっかり姿を消してしまうので、
 Spring ephemeral(春の妖精)とも言われる。セツブンソウ(キンポウゲ科)
 Eranthis pinnatifida

by tamayam2 | 2017-02-24 17:05 | 日々のできごと | Comments(8)

【800】500番から数え始めて800番に達した

なんでも累積していくというのは、うれしいような、最近では
ぞっとするような感覚です。
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このBlog、ちょうど500番のとき(2012年5月5日)から、この通し番号を
付けるようになって、今日は、800番になった!5年かかって300本の駄文
を書き、写真を2000枚ぐらいUpしたことになる。何でもものが累積していく
ことは、やはり、困ったことです。何か策を考えなければ。
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毎年のことですが、野鳥に餌をやらなければよいのに、やって、辺りを
汚され、乱暴狼藉のし放題になっているわが庭。鳥インフルエンザが
怖いから、やめろと言われているのに、つい、ミカンの輪切りを
やってしまうバカな私!来るのは、ヒヨドリばかり、メジロは恐れを
なして近づかない。
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数年前には、明治神宮の北池にオシドリが来ていたのに、今年は姿が見えない。
がっかりして、本殿で休憩していたら、【797】のお相撲さんが見られたのです。
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井の頭公園のオリ入りのオシドリで我慢しようと撮影に出かけた。

新しいカメラなので、マニュアルの撮影がうまくいかない。何とか
撮ったのがこの写真。オリ越しの水鳥は、大変難しかった。
派手派手なオスは、育児を手伝わず、気の毒なほど地味なメスがもっぱら
育児を担当するとFacebookに書いたら驚いていた人が大勢いた。

どうも「オシドリ夫婦」という言葉が一人歩きしているのだろう。
本当のことを言うと、雄は、毎年相手を変えるというから、どうしようもない。
メスは、苦労のしっぱなしである。でも、このことは書かなかった。

下が苦労しっぱなしの健気なオシドリのメス。
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ウチの庭の陰になるところに毎年咲くツバキ。気の毒だから、いい枝
があれば、一輪挿しにして卓上で、見てあげる。お気に入りの徳利に生けて
みた。南宋時代の絵のようで、気に入っていたが、このごろは徳利自体を
あまり使わなくなってしまった。何でも戸棚からひっぱりだして撮影してみる。
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早朝5時すぎにふと空を見たら美しい眉のような月が。28日が新月なので、
もう欠けかけて最終段階に入っているのだろう。
ウチのように建て込んでいる住宅街では電線を避けて撮影することが大変難しい。
わずかに隣家とその隣家との隙間によい角度を見つけた。
苦肉の作品です。
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by tamayam2 | 2017-01-28 16:58 | 日々のできごと | Comments(15)

【799】写真が日本画ふうに

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★1月10日、閉じこもりがちな老人を誘い出して杉並区の大宮八幡に
 出かけた。道端にアカザのような雑草が生えていて、その紅葉のぐあい
 が美しかったので、スマホで撮影した。ウチに帰って、拡大し細部を
 見てみたら、細部の線、色合いが日本画ふうに見えることに気づき
 楽しくなった。私のBlogに時々訪問くださるPochiPochiさんの植物細密画
 に少し似た風合いで、私には描けないけれど、面白いなぁ~と思った。
 
★その後、「通りがかりのお方」に教えてもらいましたが、これは、アカザでなく
 シロザのようです。シロザ(白藜、学名: Chenopodium album)
 (ご指摘ありがとうございました!)
 元の写真は、下に。
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★この花は、白い葉のような部分はガク片で、本当の花は星のような形の
 オレンジ色の部分。これは昔、ワシントンDCのUS植物園で撮った。
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 日本で見かけるものは、花の部分が黄色のものが主なので珍しく思った。
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 この植物園は、ワシントンのCapitol国会議事堂のすぐ横にある。
 20日、オバマ氏からトランプ氏へ、歴史は移っていく。東京の国会議事堂
 付近に国立の植物園があったら…などとチラっと考えるが、それはムリと
 いうもの。植物園や動物園がその国を訪問する人にとって、とても大事な所
 という認識がないと、こんな場所に設置しないわね~

★久しぶりに自然教育園に立ち寄った。冬枯れの景色でもいろいろ面白い発見がある。
 凍った池の傍らにいたら、すぐ横にコサギが立っていた。
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 私も驚いたが、彼も驚いたらしくあわてて水辺に移動し飛び立ってしまった。
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 園の人が枯れ草を刈り取っていた。まだ作業が進んでいない部分に残っていた
 クサイチゴの葉。
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★18日板橋区の植物園でめずらしい花を見た。顔が黒くて、ざんばら髪を垂らし
 おばけみたい。
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でも、この花には見覚えがあり、調べてみたら、2008年にドイツ、ボンの植物園で見ている。
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 英語で、bat lily(コウモリ ユリ)というのは、真っ黒な様子からの連想。
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 アジアの熱帯雨林で見られるそうだ。学名Tacca chantricri (ヤマノイモ科
 タシロイモ属)明治年間の植物学者、田代安定が台湾で命名した。

by tamayam2 | 2017-01-21 09:40 | 日々のできごと | Comments(6)

【795】クリスマスから年末へ

2016年度のクリスマスの諸行事はすべて終わり、やれやれ一安心です。
教会の役員をしておりますので、いろいろなお役が当たっていて忙しかったです。
 
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★子供たちのための降誕劇(ページェント)の撮影を頼まれました。
 ウチの教会は、少子化のあおりを受けて幼児から高校生まで、16人しか
 おりません。でも、毎年降誕劇を演じる必要があります。子供の脳裏に
 何が残るかは・・・???ですが、「子供のころ、マリヤ様の役をやった、
 ぼくは、羊飼いの役!」これが大事なのです。ウチの教会では大きなお姉さん、
 お兄さん(おじさん、おばさん)も友情出演をしないと配役が埋まりませんでした。
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    ★クリスマスのページェントで/日曜学校の
     上級生たちは/三人の博士や/牧羊者の群や/
     マリヤなど/それぞれ人の眼につく役を/
     ふりあてられたが/一人の少女は/
     誰も見ていない舞台の背後にかくれて/
     星を動かす役があたった/
     「お母さん/私は今夜星を動かすの/
     見ていてちょうだいねー」/その夜、堂に満ちた会衆は/
     ベツレヘムの星を動かしたものが/誰であるか気づかなかったけれど/
     彼女の母だけは知っていた/そこに少女の喜びがあった
     (松田明三郎 詩)

★教会の図書委員なので、クリスマスの書籍のコーナーを作りました。
ついでに長期未返却者に督促状も書きました。
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★次の二枚の写真は、2012年3月にスペイン・トレドを訪問したときのもの。
 トレドは、城砦都市で道が迷路のようになっており、迷子にならないように
 おっかなびっくり歩きました。エル・グレコの住んでいた町なので、彼の
 作品を見にトレド大聖堂へ行ったときの絵です。
 闇夜に幼子の誕生がよく描かれていて印象に残ったので、撮影しました。
 F.Bassanoという方の作品。
 
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★もう一つは同じ大聖堂で見た絵説き聖書。
 聖書に書いてある降誕の物語は、不思議がいっぱい。処女が懐妊するとか、
 星が羊飼いにイエスが誕生したことを知らせ、三人の博士をベツレヘムの
 馬小屋まで案内するとか…昔の人の大半は字が読めなかったから、絵を
 見て降誕の物語を理解したのに違いない。こういう金パクが施された古い
 聖書を見るのが好きです。
 
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★年末は、海外に住んでいる親類や友人にクリスマス・カードを出す仕事が
 一仕事。昔は、いろいろ楽しんでクリスマス・ショッピングをしたもの
 ですが、今年からやや簡略化することにしました。やっぱり年なのね~
 その後が、年賀状。日本に住んでいる限り簡略化できない部分があって、
 今年は少し数を減らしたものの用意しました。

★秋の実が美しいころ。たった一つ枝に残った赤い実に心惹かれました。
 (写真一番上・・・六義園で)
 
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 こちらはガマズミ。やっぱり、秋の野には存在感があります。
 (新宿御苑で)

by tamayam2 | 2016-12-27 12:32 | 日々のできごと | Comments(2)

【779】東京点描・6月から7月へ

いやぁ~ 暑くなりました。東京は、まだ梅雨明けではありません。
そろそろね。
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Tamayam2はあちこち都内を動き回っております。
① これは、北千住からバスに乗って出かけたときのこと。
  車窓から、非常にレトロな建物を見たので、帰りにバスを降りて、
  撮影してきました。「大橋眼科」という今も開業中の目医者さん。
  あ~、目が悪くなったら、ここに通って、内部も撮影させて
  もらいたいものだ。
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  調べてみれば、この建築自体は、1982年の建築。元の医院は、
  1917年(大正6年)に、当時の大橋院長が、ドイツ民家ふうの建築を
  建てたそうです。その方は、亡くなって後を継いだ鈴木という眼科医が、
  初代の建築の面影を残すように考えて、再建されたそうです。
  一つ一つ、古い洋館の材料を集めて…。なかなかよい話ではありませぬか。
  ぺらぺらの洋館まがいが多い中で、じつに本格的。
  下町には、そういう奇特なお医者様が住んでおられるようです。

② 先週は、六本木のミッドタウンを通りました。無機質な地下通路に
  丸い大きな大理石がころん、と転がっているのは、なんだかいい感じ。
  そこを通るとき、ちょっと触れてみたい気がします。
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  天井近い壁に、水に染みのような影が見えるのは、ガラス天井を
  クリーニング中だからです。梅雨明け間近の風景です。
  安田侃作「意心帰」2006年

③ アメリカ西海岸の娘宅に、こんな黄色のトラ模様のチョウが現れたと
  連絡がありました。チョウの話など特にしたこともないのに、へっへ、
  だんだん彼らも私の趣味に感化されつつあるなぁ~、とニンマリしました。
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  調べてみれば、Tigar swallowtailという割に普遍種だった。
  娘の夫の故郷コネティカット州(東部)では普通に見られるとか。
  ともかくトラフ(虎斑)、つまり虎のような模様が特徴的です。
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  日本では見たことがない種類でうれしかった。今後は密かに
  彼らをこの世界に誘い、昆虫の話をしてみたいものです。
  Papilio rutulus【アゲハチョウ科】

④2日土曜日、所用があって新宿西口から、南口の高島屋へ向かっていた。
 いつものように、サザンテラス側から橋を渡ろうとしたら、な、何だ!
 手前に広い空間ができていて対岸の高島屋まで徒歩で行けるではないか!?
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その空間には、すてきな花壇まで広がっていて、子供たちがSHINJYUKUの
ロゴの周りで遊んでいた。MIRAINA TOWER(未来なタワー)という新名所。
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「未来な」という新しい造語を一つ覚えた。(個人的には、こういう創作を、
 あまり評価しないが・・・)

⑤そのMIRAINA TOWERの前には、美しい人口庭園が造ってある。
 その下は電車の走る線路なので、言ってみれば“空中庭園”である。
 そこに植栽されている植物の中で、ひときわ涼し気で美しい花を
 咲かせていたのが、この写真のセイヨウニンジンボク。葉をもむと、
 よい香りがする。西洋では女性ホルモンの漢方薬として使われる。
 私が初めてこの植物を見たのは、トルコの古い遺跡でだった。
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 珍しい植物だなぁ~と思って葉を一枚採って香りをかいでみた。
 それが、大都会の“空中庭園”に植わっているとは!?
 なんだか不思議な気がする。
 Vitex agnus-castus(シソ科)英語は、Chaste tree
下の2枚は、2008年8月に初めてトルコを訪問したときのもの。
ベルガマのアクロポリス神殿近くの円形劇場のあたりで。
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 この植物の原産地は、南欧、西アジア、南アジアということだから、
 トルコにあってもおかしくない。“空中庭園”の下は、JRの電車が
 走っている線路なので、乾燥と暑さに強い植物である必要がある。
 セイヨウニンジンボクは、その条件によく適応しているのだろう。

by tamayam2 | 2016-07-04 18:14 | 日々のできごと | Comments(2)

【778】メダカの飼育・ネコの点滴

2011年ごろからメダカを飼い始めた。夏は、庭に火鉢池を
作ってやって、冬期は、室内の水槽の中で飼育する。
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4月に外に出したメダカは、10匹いたのだが、
5月に2匹の赤ちゃんが生まれていることを発見。2匹を隔離した。
そうしないと、親の世代に食べられてしまう危険性があると聞いたので。
6月に入って、何匹かが死んでしまった。
理由は、わからないが水質が悪くなったのかと思い、
もう一度水の入れ替えをした。今は、体長3㎝~3.5㎝ぐらいの親世代が8匹いる。
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その世代が産んだ2匹の子供は、始めは糸くずのようだったが、
今は、1㎝3㎜ぐらいになった。少し赤っぽくなってきた。(囲みB)
最近、また糸くずのような赤ちゃんを発見!(囲みA)
よ~く、みないとわからないほど小さい(3㎜ぐらい)だが、活発に泳いでいる。
毎日、3つの水槽のメダカがちゃんと生きているだろうか、と
調べるのが日課になった。メダカは小さくても眼がピカーっと光っていて
かわいいのだ。
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小さな子供用の水槽にやってきたカゲロウ(?) クサカゲロウかな??
追記) 通りがかりのおじ様によりますと、これは、キイトトンボCeriagrion melanurumのオス
    だそうです。

    お教えいただき本当に感謝しております。 Tamayam2

私の誕生日に、孫が絵を描いて送ってくれた。
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9歳のKyoko(Laura)は、乗馬を習っているので、ふだんから馬をよく観察
しているのだろう。子供の描いた馬としては、よく特徴をつかんでいる。
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7歳のAyako(Carrie)の絵は、飼っているネコの絵だ。
眼にまぶたが描いてあるのは、ネコが老齢のため、大きく愛嬌のある丸い眼
ではなくて、ぼんやりとした眠そうな眼だからだろう。よく観察しているなぁ~。

ヒトも老年になると、眼力(めぢから)が弱くなる。視力が弱いというのでは
なくて、どこを見ているのか、なんとなく印象がぼやけた眼になってしまう。
しょうがないのだろうな~

このネコは、いま、点滴を毎日しているという。
私どもが滞在中は、2日に一回だったが…もう15年以上にもなるのだから、
そろそろその時期が迫っているのであろう。
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でも、家族総出で点滴をしてやっている。「さぁ~、やるよ」とママが
かけ声を掛けると、Kyokoがネコの体を押さえている。Ayakoが椅子に
乗って点滴の管から流れ出る液体の落ちるスピードを調節する。
終わるまで、家族が協力して黙々とこの作業をしている。ネコは、じっと
おとなしくなされるがままに従っている。とても印象的な光景だった。
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by tamayam2 | 2016-06-28 15:51 | 日々のできごと | Comments(10)

【766】受難週によせて

Face Bookに掲載した小記事より、4つ選びました。
3月21日から26日、キリスト教では受難週にあたります。
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①3月18日
風邪を引いてぐずぐずしていたが、近所の友人宅まで出かけた。
通りがかりに見た目も覚めるような紅色のサクラ。
これは、緋寒桜(ひかんざくら)と言う。しかし、
同じころ咲くピンク色のサクラ、彼岸桜(ひがんざくら)という
ものがある。たった一字「か」/「が」の違いなので、
紛らわしいからと言って、緋寒をさかさまにし、
寒緋桜(かんぴざくら)と言い換えた。
・・・だんだん複雑になってきて、頭がごちゃごちゃする。
さてこのような目も覚めるよう赤色を緋色というようだ。
英語だと、スカーレット(scarlet)、
日本語だと、茜(あかね)色。
現代人なら、ワイン レッドというかな~

花見の名所に行かずとも、こんな美しい桜が見られて
気分が弾んだ。
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②さて、我が家では、冬になると野鳥が来る。
始めはメジロが来て、みかんを突いていたが、
この頃は、来なくなった。それは、このヒヨドリ
メジロを追い払い蹴散らかすからだ。
“性悪”のヒヨドリだが、毎朝来て餌をねだるものだから、
餌場にリンゴ、ミカンなどを置いてやる。
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21日、一年間にいただいた郵便物の切手をはがしていたら、
うちのヒヨドリによく似た鳥の切手が見つかった。
スイスの切手。切手の下に書かれた小さい文字、
Monticola  saxatilis をたどって調べてみれば、
コシジロイソヒヨドリ」ということだった。
きちんと学名が記されているこういう切手を私は、好む。
日本の切手には、あまり見ないなぁ~

③カンピザクラを見た同じお寺の境内で、美しい白モクレンを見た
割に低い位置に花が咲いていたので、花のしべを覗き込むように
して撮影した。
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撮影したものを見たら、なんだかオキーフの絵のようだったので、
ちょっと絵画風に加工してみた。
「Georgia O’Keefe(1887-1986)というアメリカの女流画家。
オキーフは、花を画面いっぱいに描く。
とくに、花のメシベを中心に。
花のいちばん芯に当たる部分は、大事な部分だけれども、
そこだけがクロ―ズアップされると、見る者は想像力の
スィッチが入って、空想の世界に遊ぶことができる。
かつてそういう手法で、花の絵を描いた人が
いなかったものだから、彼女の絵は注目を浴びた。」
下は、オキーフの絵。
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そうFaceBookに書いたら、エロスだの、官能美だのいろいろ注釈
する方があって、困った。私は、そういうことを言っているのでは
なく、絵は人それぞれに解釈したらいいと思うので、コメントに
返事を書かなかった。
オキーフは、花のクローズアップの絵だけでなく、アリゾナの砂漠に
転がっている動物の骨の絵もずいぶん描いている。
生と死が彼女のメインテーマであったのだろうと思う。
ちょうど、彼女が脚光を浴びていた1980年代に、私は、カナダの
大学で美術史をとっていたので、とっても懐かしい。
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④風邪がぐずついて、伏っていた日、ベルギーのブリュッセルで、
またしても、ISのテロがあった。
ブリュッセルは、ドイツに住んでいたころ、よく出かけた都市なので、
こころが痛む。
フランス語圏とオランダ語圏に分かれており、たくさんの移民を擁する
国際都市。EUの本部もある。そこに住む真面目な勤労者を
襲って、どんなよいことがあるのだろう。
本当に、やるせない思いだ。
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写真は、ブリュッセルの中心、グランプラスの脇道にある銅版。
当時の写真を捜していたら、ピラカンサの実をついばむアムゼル
の写真が見つかった。
アムゼル(Amsel 独)、メルル(Merle 仏)、日本語では、クロウタドリ
日本では見たことがないが、人によく馴れていて、とても美しい声で
鳴く鳥。西洋では、スズメと同じぐらいよく見かける鳥である。
Turdus merula【ツグミ科】

by tamayam2 | 2016-03-24 19:59 | 日々のできごと | Comments(2)

【757】過去の写真 その1

現在、松葉杖で、外出できないので、昔の写真の整理など
している。みな様は、どうやって、写真の整理をなさって
おられるのでしょう。
どんどん溜まる写真・・・どんどん溜まるBlogの記事。
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Blogの記事は、2009年~2010年の分をとりあえず
ExciteのMybooksの製本システムでまとめた。
年末の忙しいときに、歩行が不自由になって・・・
悔やむ気持ちもあるが、ま、こういう豊かな時を与えられ、
整理ができる幸せを感謝しようと思っている。

さて、Face Bookに掲載した過去の写真であるが、
ちょうど10年前、2005年10月末に訪れたルクセンブルグの
思い出を書いておこう。
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ルクセンブルグは、フランス、ドイツ、ベルギーの主要都市
から特急に乗れば1時間ほど。面積こそ小さい国であるが、
欧州の「へそ」のような大事な国。
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私は、当時ドイツ、ケルンに住んでいたので、一人で訪れた。
黄葉がきれいな時期で、町の中心の国旗掲揚場から下を見下ろすと、
下にも美しい町が広がっていることがわかった。
翌朝、下の町のほうへ、だらだら坂を下って行くと、
上の威風堂々とした町とは別の中世の趣のある町が広がっていて、
興味深かった。あちこち撮影して、さて、帰ろうと思うのだが、
上の町に登る道が見当たらない。来た道を戻ればよいと思うのだが、
それが見当たらない。まるで迷路に迷いこんでしまった
ようで、あわてた。
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上の町は、すぐ目の前に見えているのに、そこへ行く道が
見当たらないなんて! それが、要塞都市の特徴。
何とか、人に尋ね尋ねて道を教えてもらって上の町の
中心地に戻ったのは、午後3時に近かった。
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2013年3月に、この国の大司教になられたオロリッシュ神父様と
上智大学の人たちと再訪したときには、なぁ~んだ!?!
迷った地点のすぐそばに上の町に登るエレベータがあったのだ。
当時もあったと思うのだが、そんなものがあるのさえ知らなかった。
欧州のいろいろな町を訪問したが、こんなに迷いに迷った町は、
初めて。よい経験をした。要塞都市、恐るべし。
(冒頭の写真)
下の町へ行く道で見た紅葉の美しい樹。ドイツ人に聞いたら、
Sumacと教えられた。Sumacとはウルシのこと。
後から、Rhus typhina、アメリカハゼノキまたは、
ニオイウルシ(ウルシ科)とわかった。
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それから、10年後、この樹の花をフランス、Bourgesの
川のほとりで見ることになる。ご一緒にいたエシャロットさんと
何の樹かしら、と疑問に思って写真に撮った。
秋には、この樹も真っ赤に染まったことだろう。
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フランスでは、いろいろなものを撮影したが、世界遺産の
大聖堂の天文時計がおもしろかった。
プラハやベルンで見た面白い天文時計。
どうやって暦を知るのか分からないのだが、上の時計は、
ちゃんとその時の時刻を示していたので、正しく作動して
いると思われる。
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この夏訪れたボルドーの大聖堂で見た古い時計パイプオルガン。
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オルガンの左下に赤いシャツの人が見える。人のサイズから見て
このオルガンの大きさがわかるかもしれない。
大聖堂のステンドグラスも建物も面白いのだが、私は、
こうした教会の古い備品に心惹かれる。

by tamayam2 | 2015-11-26 11:16 | 日々のできごと | Comments(8)

【742】二つの大聖堂

たまたま今回のフランス旅行では、二つの都市の
二つの大聖堂を訪れる機会があって、どちらも
世界遺産ということだった。

始めに訪れたブルジュの大聖堂は、St.Etienne大聖堂
13Cに建てられたゴシック様式の代表的な教会。
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こういう巨大建造物をどうやって撮影していいか、いつも
戸惑ってしまう。
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何とか撮影してホッとしていると、聖堂の敷地内に植えられた
大木は、“ユダの樹”だと友人が言う。
へぇ~??イスカリオテのユダと言えば、銀貨30枚と引き換えに
イエスの命を売った裏切り者。そのユダ??
ユダは、自分のしたことを悔いて、この樹に
首を吊って自死したと伝えられている。
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ユダの樹は、日本語ではセイヨウハナズオウ(西洋花蘇芳)と呼ばれる。
セイヨウハナズオウ【マメ科 Cercis siliquastram】の樹に、
そんなエビソードがあるなんて…初めて知った。
Wikipediaで調べると、確かにJuda’s tree(英)とか
Arbre de Judee(仏)とか書いてあった。
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春先に葉に先だって赤紫の美しい花がさく。
娘が数年前まで住んでいたワシントンDCの家の前庭にも
この樹があって、婿さんが、「花が気に入っているんだ」と
言っていたのを思い出した。

もう一つの大聖堂は、ボルドーのSt.Andre
トラムに乗っていたら、大聖堂が見えたので、立ち寄ってみた。
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正面のファサードに大きな薔薇窓があって、そのステンドグラスを
内側から撮った。
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カトリックの聖母マリアは別名、“奇しき薔薇の花”とも呼ばれ、聖歌にもよく歌われる。
はたして、中央部を拡大して見てみたら、聖母子像が見えた。
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手持ちカメラでステンドグラスを撮影しているので、
あまりシャープではないが、円柱に身を寄せながら、息を
つめて撮影してみた。

文字が読めない衆生の民に聖書のお話を伝えるため、
ステンドグラスにはいろいろな寓話がこめられている。
そういうことを考えながら見ていくと面白い。

by tamayam2 | 2015-09-05 11:28 | たび | Comments(6)

【740】白黒写真へのチャレンジ、5日間

お盆休みの先週(8月12日[水]~16日[日])みな様はいかが
お過ごしでしたか。Facebookによると、若いお父さん、
お母さんはやっぱり子供連れで旅行をされている人が
多いですね。私のような年配者にとっては、特にドラマティック
なことのない、日常の延長が続くはずでした。

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< Day1 無窮華 ムグンファは、韓国の国花。和名は、ムクゲ
        8月といえば、70年前の戦争のことを思い出さずにはおれない。>


ところが、アラスカに住むKという友人から、急に指名
を受けて、5日間白黒写真チャレンジというプログラムに
参加するハメになりました。
 Kから届いたルールは、
【白黒写真チャレンジ】
① 5日間、毎日1枚づつモノクロ写真をPOST
②@#fivedayblackandwhitechallenge のタグを付ける
③ 1日1枚写真をPOSTするごとに、誰かこのイベントに
参戦して欲しいと思う方1名にメンション飛ばして指名・推薦。
(5日間で計5名)
※指名された方は、辞退、スルーOKです。

 
 ちょっと“幸福の手紙”めいていますが、そういうことが
繰り返されると、このサイトには、次々と白黒写真が溜まっていき、
公開されることになります。
管理者はらくちんですね。
  #fivedayblackandwhitechallengeのサイトは、ここ

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  <Day2 これは西表島のマングローブの林で見た板根
         私が気に入っている自然。>


はじめは、「ちょっと面倒だな」と感じたのですが、
ま、過去の写真の整理をするよい機会になるか、と第一日目を
Upしてみました。白黒写真を最近は、撮ったことがない
ので、どうするのかもわかりませんでした。
幸い私が使っている、PhotoScapeという無料ソフトに、
カラーをモノクロに帰る機能が付いていましたので、それを
利用することにしました。

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   <Day3 これは、バルト三国の一つ、ラトビアのリガという首都の夕暮れ。
     この国は、今はEUに入っているものの、過去には、近隣大国、ドイツや
     ロシアに蹂躙された歴史をもつ。広い道路の真ん中に家路を急ぐ自転車
     の男が走っていった。その姿が人間くさくて撮影。>

    
 11日~15日まで、何とか5枚のモノクロ写真をUpし、
Facebookでお付き合いのある、写真がお好きそうな方5名に
声をかけてみました。その内の4名が応じてくださったので、
その方がたの作品を毎日拝見する楽しみが加わりました。

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   <Day4  これは、青森県弘前市で見たねぷた祭りの大屋台。
    明かりが灯ったら絢爛豪華だが、白黒でもかなりの迫力なので。Up
    してみた。妖艶な女性の姿が、ちょっと粋だと思ったので。>


 カラーの写真はどうしても色のインパクトに頼りがちですが、
白黒だと、写真そのもののメッセージ性が非常に重要になって
来ます。カラーでは成功でも、モノクロでは全く使いものに
ならない写真があることにも気づきました。

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    <Day5  トルコ、イスタンブールのアヤソフィア寺院で。椅子に座ろうと
     近づいたら、イスラム教の女性が眼以外、黒い衣をまとい祈祷をしていた。
     この寺院は、キリスト教、イスラム教の拠点として繰り返し使われ今は、
     博物館となっている。>


とても新鮮な体験で、5日間の写真掲載を終えた時点では、
自分としてモノクロ写真についてたくさんのことを学びました。
また、読者からのコメントも参考になりました。
多くの人のよい作品を観ることによって、鑑賞したり
批評したりする喜びも味わいました。

 ヒョウタンから駒ですが、ちょっとユニークな参加型
学習というのでしょうか。UAS Todayというアメリカ
の新聞社の企画のようですが、アメリカ人は、こういうの
にすぐ乗りますね。私も乗ってみたわけです。
私が出品した5枚の写真と簡単な説明を載せます。

by tamayam2 | 2015-08-17 15:05 | 日々のできごと | Comments(6)