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【748】野川の蝶たち

秋のお彼岸のころ、まだ陽に夏の輝きがあるとき、
チョウが元気に活動しているはず。
12日、忙しいことは忙しいのだが、こんなときを見逃すわけにもいかず、
午後から、ちょっと野川方面へ出かけた。
 (幾つかの写真は、Face BookにすでにUpしたものです。Blogと連動していないので、
  ここに載せます。)
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暗い林の中を歩いていたら、向こうに赤いものが見えた。
あれっ?!と思うと、それはヒガンバナの群生だった。
予期していなかったものだから、思わずにんまりしてしまった。
ラッキー!
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そこへ、クロアゲハが一頭。花から花へせわしなく羽を震わせて
吸蜜を始めた。あたりは静かな林。こんな光景を独り占めして…
二重の幸せ!
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近くには、白いヒガンバナの一群れもあった。

自然園では、たくさんの野草が元気に咲いていた。
管理されないフツーの野っぱらが無くなった今、こうした空間は
なんと豊かなことか!?
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和種のハッカに止まるモンシロチョウキツネノマゴに止まるキチョウ
特筆することもないフツーの蝶だけれども、よくみれば愛おしい。
追記:通りすがりのおじ様に教えてもらいました。
 正しくはキタキチョウ
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アザミの大株にヒョウモンチョウが群がってとまっていた。
通りすがりのおじさまによると、上の蝶はミドリヒョウモン。
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ミドリヒョウモンの♂
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ダイミョウセセリイチモンジセセリ
ミソハギは、もう終わりかけだった。
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ヒメウラナミジャノメは、ゆっくりと飛び、
葉の上で太陽の光をたっぷりと浴びている。気持ちよさそう~
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こちらは、羽根の形から見て、もしやC-タテハ??
  追記)Maximiechanさん、これは キタテハ と教えていただきました。ありがとうございます!

武蔵野のこうした自然がいつまでも守られますように。
私も健康が守られ、いつまでも、こうして婆の野良歩きができますように、と
祈らずにおれません。

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by tamayam2 | 2015-09-24 10:23 | 日々のできごと | Comments(10)

【745】水辺の植物…フランスの場合

フランスの地方都市に住むEさんの所にお邪魔して、
彼女の大事な生活の場、マレ(Marais 沼地)を何度か
訪れ、植物群の豊かなことに幻惑された。
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波止場の近くに綿毛を出して咲いているアカバナ(アカバナ科)
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お彼岸のころに咲くエゾミソハギ(ミソハギ科)も風に揺れている。
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水辺にただようコウホネ(コウホネ科)。
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午後2時ごろ、未の刻に咲くというヒツジグサ(スイレン科)
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面白い形の葉のオモダカ(オモダカ科)
Eさんが静かに漕いでくれる小舟に乗って、私はワクワクしながら
写真を撮った。
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マレの大事な水路には、アシが茂っている場所もあるが、ひときわ
通行を妨げるようにはびこっている水草に気がついた。
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あまり見かけない水草なので、Eさんに問うと、ジューシー(Jussie)と
呼ばれる外来植物というお話だった。だれかが、南米産のこの
水草を植えたところ、この一帯に広がり、今では侵略的外来植物
として、迷惑がられているという。
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日本でこれに似ている植物は、ミズキンバイ(Ludwigia stipulacea
アカバナ科)と言い、こちらは、侵略的どころか、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)
に指定されているとか、何だかわけがわからなくなってしまった!
多すぎれば侵略的、少なすぎれば、絶滅危惧種!!??

私の見るところ、水草一般に、ときに侵略的になる可能性があり、
もし水面一面を覆うようになれば、水面下に生きる魚、貝などの
水生生物は死滅する。よく金魚屋で売っているホテイアオイ
ボタンウキクサオオカナダモ…なども、水槽の中で、涼しげに
生えている量の場合は、好もしいが、調整池などで、始末に困る事態に
まで繁茂し、除去作業が必要になるとなれば、深刻だ。
上にあげたエゾミソハギも、侵略的外来種ワースト100(IUCN)に
入っており、風媒花のアカバナだって、いつ悪者扱いにされるか
わかったものではない。
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ただ、Eさんの耕しておられる彼女の領地にたどり着くためには、
小舟が欠かすことのできない交通手段であり、その通行を妨げる
この憎っくき“ジューシー”を何とかしなければならないのだが、
この水草の排除には、何人かの男手が必要。何人かで共同作業
を行わないと、とても手に負えないほどの量なのだ!

そして、一時的には、除去できても、また春になれば、
この辺りの水路を覆うのは、火を見るより明らかで、
この作業は、イタチごっこの様相なのだ。

外国から新奇な生物を持ち込んではならない、という原則
を犯すとこういうことになる。しかし、日本もこういう問題に
関して言えば、非常に無頓着で、無教養な国なのだ!

花屋にあふれかえるたくさんの外国の花々、今まで日本の風土に
存在しなかった植物を安易に導入することによって、どんなことが
起こるのか・・・フランスのジューシーは、まだ日本に入ってきて
いないようだが、こんな事態がいろいろなところで密かに起こり
つつあるに違いない。

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by tamayam2 | 2015-09-14 13:46 | たび | Comments(10)

【744】パリの植物園

東京からパリまで、飛行機で、12時間あまり。
到着したのは、まだ陽も高い午後4時ごろだったが、
翌日からの行動に備えてパリで一泊することにした。

翌日にAusterlitz駅から、友人の住むBourgesに向かうので、
駅の近くに宿をとった。パリの事情を知らないので、鉄道駅の前
あたりを、と探していたら、パリ5区、ソルボンヌ大学、植物園の
そばによいホテルが見つかった。
あらっ、ラッキー!
パリには何度か来ているが、植物園は、ぜひ行きたいところだったから。
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シャルル・ド・ゴール空港は、町の中心から離れている。
空港からエール・フランスバスというシャトル・バスで、リヨン駅まで行く。
このシャトル・バスの切符は東京でネットで買った。
リオン駅からホテルまで、徒歩でも行ける距離だが、荷物があるので、
タクシーで行った。
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17世紀、ルイ13世の王立薬草園が起こりというこの古い植物園は、
朝7:30~夜8時まで開いており、入場料は、無料!
さっそく翌朝、出かけた。朝は、ジョッギングしている人がいい汗を
流していた。
フランス庭園のような美しい花壇もあれば、植物の科ごとに分類して
植えてある標本園もある。
中には、動物園、自然史博物館、標本館、大温室もある広大な敷地。
25ha という広さは、とても一日で廻りきれるものではない。
大温室は、有料で、€6だった。
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花壇のあちこちに作業員がいて、雑草を抜いたり、ホースで水やりしたり、
植物の管理が行き届いている。
 (首都東京にこのような植物園が無いことを、本当に残念に思う。
  植物好きの外国人が来日しても、案内するところに苦慮してしまう。)

さて、チョウが好きなTamayam2であるが、こんなに夏の花が咲き乱れて
いる植物園で、驚くべきことに、チョウを見かけることがほとんどなかった。
背の高さをはるかに超えるブッドレアの樹がたくさん植わっていたのに、
チョウの姿が無い、とは!!?? おそらく、防虫剤のせいではないか…
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友人の住むBourgesの田園地帯で見たのは、
チョウトンボか、アオハダトンボの一種。沼地に羽を震わせていた。
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このチョウは、裏翅しか撮ることができかなかった。
植物は、本当に豊かなマレ(沼地)だったが、昆虫は、やはり
農耕の大敵なので、淘汰されたのか・・・
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マレの島に住んでいるネコたち。
このネコのそばに咲いているピンクの花は、アカバナ。
ミソハギ、ヨツバヒヨドリ。こういう植物は、チョウが
最も好むものなのだが・・・うむむ。
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生まれたばかりの赤ちゃんを連れたハクチョウの親子。
ヒトと共に生きているいろいろな生物たち・・・
別の言い方をすれば、いろいろな生物たちと共に生きているヒト!
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フランスの豊かな自然を味わいながら、目は、時おり
虫を探しているTamayam2だった。

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by tamayam2 | 2015-09-10 13:02 | たび | Comments(10)

【742】二つの大聖堂

たまたま今回のフランス旅行では、二つの都市の
二つの大聖堂を訪れる機会があって、どちらも
世界遺産ということだった。

始めに訪れたブルジュの大聖堂は、St.Etienne大聖堂
13Cに建てられたゴシック様式の代表的な教会。
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こういう巨大建造物をどうやって撮影していいか、いつも
戸惑ってしまう。
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何とか撮影してホッとしていると、聖堂の敷地内に植えられた
大木は、“ユダの樹”だと友人が言う。
へぇ~??イスカリオテのユダと言えば、銀貨30枚と引き換えに
イエスの命を売った裏切り者。そのユダ??
ユダは、自分のしたことを悔いて、この樹に
首を吊って自死したと伝えられている。
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ユダの樹は、日本語ではセイヨウハナズオウ(西洋花蘇芳)と呼ばれる。
セイヨウハナズオウ【マメ科 Cercis siliquastram】の樹に、
そんなエビソードがあるなんて…初めて知った。
Wikipediaで調べると、確かにJuda’s tree(英)とか
Arbre de Judee(仏)とか書いてあった。
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春先に葉に先だって赤紫の美しい花がさく。
娘が数年前まで住んでいたワシントンDCの家の前庭にも
この樹があって、婿さんが、「花が気に入っているんだ」と
言っていたのを思い出した。

もう一つの大聖堂は、ボルドーのSt.Andre
トラムに乗っていたら、大聖堂が見えたので、立ち寄ってみた。
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正面のファサードに大きな薔薇窓があって、そのステンドグラスを
内側から撮った。
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カトリックの聖母マリアは別名、“奇しき薔薇の花”とも呼ばれ、聖歌にもよく歌われる。
はたして、中央部を拡大して見てみたら、聖母子像が見えた。
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手持ちカメラでステンドグラスを撮影しているので、
あまりシャープではないが、円柱に身を寄せながら、息を
つめて撮影してみた。

文字が読めない衆生の民に聖書のお話を伝えるため、
ステンドグラスにはいろいろな寓話がこめられている。
そういうことを考えながら見ていくと面白い。

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by tamayam2 | 2015-09-05 11:28 | たび | Comments(6)

【741】フランスの3つの都市を訪ねて

この夏、私の関心のある学会がフランス・ボルドーで開催
されることが決まっていた。10年前にドイツに住んでいた
のだが、ちょっとフランスは敬遠していて、数回仕事で
出かけた他は、近づかないようにしていた。
フランス語ができない者にとって不親切らしい、という噂が
を聞いていたし、更に、いろいろな小犯罪に巻き込まれた
ケースを聞いていたので。
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学会は、ちょっと気が張るけれども、もう一つ個人的に
お訪ねしたい方があって、連絡を取ってみた。
その方とお会いしたこともないし、どこに住んでおられるかも
知らないのに・・・。

そうしたら、その方、Eさんの住んでいるところは、ロアール
地方Bという町であることがわかった。
フランスにもユーレイル・パスがあるはず・・・できるだけ
鉄道でお訪ねしようと、4月の連休ごろから調べ始めた。

Eさんに質問して、一つ一つの疑問をクリアしていきながら、
フランスの鉄道の旅はだんだん現実味を帯びてきて、ついに
8月21日~31日まで10日間のフランス旅行が実現した。
Eさん、ありがとうございました!
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Eさんは、私が知りたいことだけを、的確に答えてくださるだけで、
いわゆる観光案内書にでてくるような惹句はおっしゃらないの
だった。それが助かった!そういう情報は、日本でいくらでも
手に入れることができるから。

さて、私が日本から到着するのは、①パリ。そこから彼女住む町
②Bまで南下すること約200Km 。学会のある③ボルドーは、
更に270Kmほど南西へいった大西洋岸にある町。
私の計画では、①→②→③→① と進行するはずだった。
鉄道で乗り換えることも面白い経験と考えていた。

ところが、彼女のアドヴァイスによれば、①→②のあとは、
また振出しのパリ①に戻って、③に行くのがお勧めという。
自身で列車の便を調べてみても、それがフランスでは常識で
あるようだった。
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日本で言うと、東京→静岡。 静岡→東京。 
       東京→金沢  金沢→東京。
すべて、鉄道というのは、パリを起点にして放射状に運行
しているらしく、フランスの地方都市間を結ぶ支線の連絡が
よくないのだった。どこへ行くにも、まずパリに戻って、
やり直したほうが時間的に効率がよいということがわかった。
これがフランス流! (面白い発見)

Eさんを知ったきっかけは、モクゲンジ(ムクロジ科)という植物。
彼女がWikipediaでモクゲンジについて調べていたら、その説明の
すぐ下に、私のBlogのモクゲンジの説明と写真があったらしいのだ。
(今は、そのBlogは化石化していているが…2006年9月のこと)
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行ってみてわかったことだが、彼女のお宅からすぐ大通りに
出ると、その通りの街路樹がモクゲンジなのだった。
Eさんは、“モクゲンジ通り”と呼んでいた(*^。^*)
しかも、今その種がこぼれんばかりに膨らんで、一部は、
実がはぜて、種が地面に撒き散らされている。
この実がお正月の羽根つきの追羽根として使われた黒い実!
現代の子供たちは、羽根つきの遊びも追い羽根も知らない
でしょうねぇ~
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モクゲンジ【無患子 Koelreutenia paniculata】
4日間の滞在の間、彼女の生活に闖入させていただき、
植物のお話、人生のもろもろのお話・・・とても充実した時を
過ごさせていただきました。
それらの話は、このBlogでおいおい書いていこうと思っています。
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冒頭の3枚の写真、
初見の面白いと思った花は、マメ科Caesalpinia gilliesii
和名は、無いので学名で示す。アルゼンチンやウルグアイが
原産という。パリとボルドーの植物園で見て、美しいと思った。
日本のジャケツイバラ(Caesalpinia sepiaria var. japonica)
近縁種だと思う。

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by tamayam2 | 2015-09-03 17:33 | たび | Comments(8)

【739】バオバブの花

8月1日~2日にかけて関西にいた。
1日に植物関係の方と話していて、京都府立植物園の
バオバブの花の開花が迫っているらしい、という情報を得た。
バオバブの花については、2011年9月にも書いた。

全国的に猛暑のシーズンであり、戸外を歩くのは、ちょっと
ためらわれるのだが、せっかくよいタイミングで京都に
いるのだからと思い、朝10時ごろ植物園に行った。
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温室の中には人もまばら、バオバブの花のよい香りがただよう中で
落ち着いて撮影ができた。
この花は、夜行性コウモリが受粉のお手伝いをする関係上、
深夜に開花し、翌日の昼過ぎには、雄蕊が落下してしまうと
いう。非常に絶妙なタイミングで撮影できて、うれしかった。
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①は、つぼみ
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②は、2011年9月10日にややつぼみが膨らみかけた状態。
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③は、2015年8月2日午前中の開花のようす
④は、球果になったもの

ものの本によると、バオバブは木全体が有用植物で、木の皮は、
マダガスカル島の人たちの建材になる。天井や壁材など。
実は食器として使われるほか、種のまわりのふわふわした部分は、
酸味と甘みがあって、食用に。種からは油がとれるということだ。
Baobabは英語。学名: Adansonia パンヤ科
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日本では、一般にサンテグジュベリの『星の王子さま』に出て
くる巨木として知られている。過去ログ: バオバブの木 (2011年9月26日)
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この巨木が生い茂るというマダガスカル島に行ってみたいものだが・・・
Web上で探した写真に、この木の巨大さをよく示している写真があった
ので、載せてみた。

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by tamayam2 | 2015-08-05 15:05 | たび | Comments(4)

【738】オオコンニャク尽くし

21日の夜、ショクダイオオコンニャクが、神代植物園で開花したらしい、
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というニュースを知った。ショクダイとは、燭台、ロウソク立てのこと
です。以前にも小石川植物園(2010年7月)と
神代植物園(2011年12月)で見たことがあった。
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株を植えてから5~7年経たなければ、花をつけないということ、
世界で2番目に大きい花ということで、大騒ぎなのだ。
それに、良い香りではなく、鼻が曲がるほどの悪臭がするという点でも、
話題になる。
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22日には、大事な用があったのだが、7:30に家を出て、ともかく
撮影してきました。
やはり、期待どおり悪臭がしていました。畳の腐ったあばら家に入った
ような匂いでしょうか。
直立している棒は、花びらに見える仏炎苞の付属物なのですが、
そこから悪臭を出して昆虫をおびきだすのです。
ショクダイオオコンニャク【サトイモ科Amorphophallus titanium】

この植物に関心をもったのは、何を隠そう、かなり前からなのです。
ドイツのボン大学付属植物園で、数日前に開花したショクダイオオコンニャク
が、しぼんでだらりと身を折っている奇妙な姿を見ました。
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とてつもなく大きい植物で、あれぇ!と驚きました。
本当の姿は、下のようだったらしいのですが。
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先日、富山県中央植物園でも、コンニャクの種類を見ました。
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以前にベルリンのダーレム植物園でも、コンニャクそのものを
見ました。
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学名にKonjacと書いてあり、なんだかうれしいような
気恥ずかしいような気持ちになりました。

私は、食品の中では、コンニャクは割に好きなほうです。
西洋人は、これをどうやって食べるのか知らないでしょう。
おでんにコンニャク、肉じゃがに糸ゴンニャク、みそ田楽・・・
いいなぁ~
コンニャクがサトイモ科というのも、実にアジア的ですね!

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by tamayam2 | 2015-07-23 16:27 | 日々のできごと | Comments(14)

【737】やっと雨があがって

毎日毎日、よく降りました。
11日、やっと東京地方にも青空が見え、と同時に暑くなって
きました。まだ、梅雨明けではなさそうですが、気分は晴れ晴れ。
汐留方面から築地へぶらぶら歩き。
でも、さすが暑かったです。
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清澄庭園の木陰で、カラスアゲハを見ました。
水たまりで吸水していました。
東京湾に面しているからか、辺りは塩水の匂いがしました。
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先日行った三鷹市野川で、いろいろなキノコもみましたが、
赤い地衣類を見ました。柳の木の幹に生えていました。
コアカミゴケかもしれません。

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アカザは、昔はどこにでも生えていたのですが、現在では
ちょっと珍しくなりました。余り紅色が美しかったので、撮影。
昔は、この植物を摘んで、おひたしにしたのよ、と
若い人に言いますと、笑われてしまいましたが、本当です。
アカザ【アカザ科 Chenopodium album】英名 Fat hen
英語が示すように、鶏の餌にしたようです。シュウ酸があるそう
ですが、ホウレンソウと同じ仲間。また、種は、
キヌア(Quinoa)と同じ種類で、南米では、トウモロコシの粉と
同じように、雑穀としてよく食されています。
きれいなパッケージに入っていて、健康食品の店などで売られて
います。日本では、雑誌などで紹介されると、ぱっと人気商品に
なりそうなキヌアですが、実はアカザの実だったとは・・・私も
知りませんでした。

東京の下町、都電荒川二丁目にある荒川自然公園で、地元の有志の
方たちがオオムラサキを育てていると聞き、昨日出かけました。
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オオムラサキの幼虫は、エノキの葉しか食べないので、エノキの
樹の葉が必要なのです。そのエノキが最近、都内では少なくなって
います。昔は、よく見かけたのですが・・・今は、園芸的価値のある
樹木に取って替ってしまったからでしょう。
テント中に置かれたエノキの木の葉はあらかた喰いつくされ、
葉が足りないなぁ~という印象でした。
雌をやっと一頭撮影することができました。
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雄は、ムラサキの構造色がとても美しいのですが、
テントの天井に張り付いており、
私の視野の中には、なかなか入ってきませんでした。
こちらは、山梨県北杜市にあるオオムラサキ・センターのHPの
写真。本当は、自然の中で見てみたいものです。
日本の国蝶なのに、めったに人の眼に触れることがないのは、
残念なことです。
過去ログ やっと会えたオオムラサキ 2010年7月
                     
過去ログ オオムラサキセンター   2011年7月  

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by tamayam2 | 2015-07-13 09:23 | 日々のできごと | Comments(6)

【736】ハンゲショウが咲くころ

日本の暦ではちょうど今ごろ、雑節で半夏生(はんげしょう)
と言うそうだ。
そして、そのころには、ハンゲ(カラスビシャク)とか、
ハンゲショウという植物が見られる。
ハンゲショウ【ドクダミ科 Saururus chinensis】
植物のハンゲショウは、葉の半分が白くて、おもしろい。
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おそらく「半化粧」という漢字が当てられているのだろう。

先週、晴れ間を見計らってちょっと武蔵野の野川公園に行ってきた。
はたして、途中で降られたので、やっぱり梅雨どきは無理はできない
なぁ~と思った。

おはぐろ(鉄漿/お歯黒)という言葉をご存じだろうか。
時代劇などで、侍の奥さんの歯が真っ黒なのを見たことがあるかもしれない。
昔は、既婚女性は、歯に黒いものをつけて“おしゃれ”をしたらしい。
(現在は、肌の美白とか、歯を白くするのが流行のようだが・・・)
その日見たのは、二つのハグロ
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ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)とハグロソウ(葉黒草)
どちらも湿気の多い藪や川べりなどに生息するという。
ハグロトンボ♂は藪の中をゆっくり飛んでいた。体の金属的な光が美しい。
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ハグロソウ【キツネノマゴ科 Dicliptera japonica】
は、唇の形がかわいい。
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その他に見たのは、ヒメウラナミジャノメ。小さい蝶だが、ヤブの中を
すいすいと飛んで来ては、ススキの葉の上で翅を拡げてくれた。
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やや明るい草地では、ベニシジミも見た。
この蝶の下のヒメジョオンの花びらに、緑の幼虫が写り込んでいた。
知らずに撮っていたが・・・
(気持ちの悪い人がいるかもしれないが、これが蝶のお子様の姿です。
 お子様も親と同様に愛してあげてください。)

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かわいいピンクの花が咲いていたのは、
イヌゴマ【シソ科 Stachys japonica】
犬が付くのは、蔑称かと思っていたが、ゴマには非ず、という意味で
否ゴマがなまってイヌゴマとなったという説を読んだ。

あ、それもありうるなぁと思った。犬は役に立たないものという蔑称は
ちょっと気になっていた。
イヌザンショとか、イヌホウズキとか・・・
「イヌゴマは、ゴマではないから、食べてもおいしくないよ」、
という警告として読める。

ハグロソウイヌゴマもどちらも日本の湿地、川べりの草むらに
生える雑草で、学名にjaponicaがついている。こういう植物を大事
にしないと、と思う。

ひと気の無い川べりをうろうろしたが、けっこう収穫があり、
楽しかった。

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by tamayam2 | 2015-07-06 13:39 | 日々のできごと | Comments(10)

【735】ジャカランダの花

先月、新大久保の路地を歩いていたら、民家の庭に
紫色のきれいな花をつけた樹木を見た。
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よくよく見るに、ジャカランダの花らしく、ドキドキした。
亜熱帯地方に咲く花が、東京に!? ちょっと信じられなかったが、
新大久保は、外国人の多い町・・・ありうるかもしれない。

昨年2月にグアテマラに出かけたとき、ホテルの窓から町を見下ろすと、
大通りがまるで紫色の雲に覆われているように見えた。
それがJakaranda(マメ科ジャカランダ属)。スペイン語では、Jはハ行の発音
なので、ハカランダと言う。
過去ログからの写真。国立考古学博物館の庭で。
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南アフリカのプレトリアという都市は、一名ジャカランダ・Cityと
呼ばれるとか。インターネット上で見つけた見事な街路樹の写真。

日本でも宮崎市、熱海市で街路樹に採用されているそうだ。

世界三大花木は、ジャカランダの他に1.ノウゼンカズラ科の火焔木
(かえんぼく)私は、フィリッピンに住んでいたころ見たことがあるが、
緑の葉が出るより先に花で咲くので、樹木全体が文字通り火が燃えるよう。
熱帯地方では、きれいというより、暑苦しく感じていた。

2.マメ科の鳳凰木(ほうおうぼく)アメリカのロサンジェルスで見た。
幹もがっしりしており、目が覚めるよう。

街路樹に選ばれるからには、生育が早く、丈夫でなければならない。
ノウゼンカズラ科、マメ科の植物は、おしなべて強い。否、強すぎる
ほどの生命力にあふれている。東京・新大久保の街路樹が紫色に
染まる日が来るかもしれない・・・・
さて、
Yamyam町の近所を歩いていたら、こんな家があった。
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タケニグサ【ケシ科】という雑草を庭に野放図に生やかして・・・
かなりの背の高さになるばかりでなく、茎も葉もすべて猛毒。
折ると黄色い液が出て、肌につくとかぶれる。よく荒地などに生えて
いる雑草で、駆除するにも大変なしろもの。しかし、この家の塀の
上には、ネコが!作りものの猫だが、なんとなくユーモラス。

植物のことなんか、丸で無頓着な若者が住んでいるのかも
しれない。


どの家のお庭にもこぼれるようにアジサイの花が咲いている。
紫、青系統のアジサイも、水色・ピンクのガクアジサイも、
白い柏葉アジサイも・・・
Hydrangeaと英語で呼ぶがHydra-、Hydro-と付く言葉は、
みな水と関係がある。
アジサイが梅雨のころ咲くのは、うべなるかな。
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このアジサイは、少々盛りが過ぎたものか、
あるいは、こういう種類なのか・・・
さび色と言うのか、複雑な色合いのアジサイがある。
こういうのも、悪くないなぁ~と思う。

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by tamayam2 | 2015-07-03 13:25 | 日々のできごと | Comments(8)