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【761】まぎわらしい命名

Tamaym2は、ここ10年以上、植物に関心をもってきた。
その延長線上でチョウに出会い、蝶類にも興味がある。

植物探索をしていると、鳥に出会うことも多く、
鳥にも関心がないわけではないが、どうも鳥の名は、植物や蝶
ほどしっかり覚えられない。
記憶力の容量に限界があるので、鳥類はちょっとあきらめ、
植物と昆虫でもチョウだけに留め、しっかり覚えたいと思っている。
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さて、この植物は、極楽鳥花(ごくらくちょうか)と
言われているが、見ればみるほど、鳥に似ている。
この花が咲いている道を歩いていて、風が吹いたりすると、
鳥の気配を感じて振り向いてしまうほどだ。
熱帯や亜熱帯地方に多い。英名は、Bird of paradise 
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その名の元になった極楽鳥(ごくらくちょう)という鳥も
熱帯や亜熱帯地方に多い。実物は見たことがないが、
羽が長く、美しい鳥のようだ。天国にいる鳥のようなのだな~
そして、驚くべきことに、英名はBird of paradise

ええぃ、鳥だか花だか、はっきりせぃ!
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この花は、大胡蝶(おおごちょう)という。
蝶と言っているが、じつは、蝶ではなく、植物である。(写真上 ↑)
蝶の翅のように薄く軽い花びらをもっているからだろう。
ジャケツイバラ科の植物。
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じつは、昨年夏にパリの植物園で見たこの花もジャケツイバラ科。
Caeselpinia gilliesii 日本で見たことがないので、
和名はわかりません。
英名は、desert bird of paradise (砂漠の極楽鳥)。
今度は、蝶ではなくて天国の鳥に似ているというのだな。

植物の名に鳥だの蝶だのの名はつけてほしくないなぁ~
紛らわしいではありませんか。

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このランは、最近、千葉県のらん展で見たものです。
ランにしては、なんだか、鳥のような、蝶のような・・・
紛らわしい姿をしていますね。怪しいぞ~

東京では毎年2月に世界らん展という大きなランの展覧会が
あります。展示の中には、エクアドルのモンキー・オーキッド
(猿顔の野生ラン)の展示があります。
ランの中には、サルの顔そっくりなものがあって、
なぜこんなに真に迫っているのか、首をかしげたくなるような
ものです。
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インターネットで、“猿顔蘭”というキーワードで検索されると、
見ることができます。

私としては、植物は植物らしく、チョウはチョウらしい名を
つけてほしいと思うのです。


いくら似ていると言っても植物は植物、鳥は鳥類、
蝶は昆虫類ですよね~

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by tamayam2 | 2016-01-18 21:16 | 日々のできごと | Comments(8)

【760】新しい年の始めに

新年が明けましたのに、ご挨拶もせず、大変失礼いたしました。
改めまして、新年おめでとうございます。
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今年の年賀状は、申年にちなんで、サルの写真を、と
いろいろ捜しましたが、やっぱり、2008年12月に訪れた長野県
地獄谷野猿公苑で撮った温泉に入るサルの写真にしました。
古い写真でごめんなさい。
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Tamayam2は、10月末日にハイキングで足を滑らせ、骨折
治療中なので、ここ数か月、病院以外外出していないので、
新しい写真がないのです。温泉に入るサルの様子・・・ほんとうに
しあわせそうです。私も足の治療中、なにより入浴が楽しみに
なりました。
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始めの一か月は、入浴などとんでもない状態でしたが、
介護保険で、しっかりしたお風呂用椅子を購入しましたので、
(手すりは、以前からついていました)安心して入浴できる
ようになりました。

一月になってから、伊豆半島の本物の温泉に出かけました。
ヒトもサルと同様、温泉に入って、つくづくと幸せを感じるのですね~
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途中で立ち寄った三島市付近のSAで見た富士山。
何か帽子をかぶったような雲が天辺を覆っていました。
傘雲(かさぐも)というらしいです。
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今日、FaceBookで、米国ワシントン州のMt.Rainier(日本では
レーニア山)にかかる二重の傘雲の写真が載っていました。
朝焼けなのか夕焼けなのか、わかりませんが、これは、
すばらしい画像です。
暖冬のせいか冬にしては雪が少ないと感じました。
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ウチの庭の隣家との境付近に、ツバキの樹が植わっています。
この花が好きだった亡父が、どこからか手に入れた苗木でした。
本来は、家の中から見える位置に植わっていたのですが、私が
実家に越してきて増築をした際、家の陰になる位置に押しやられて
しまったものです。
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いつも、悪い、悪いと思っているのですが、今年は、私が骨折のため、
庭にも出ることができませんでした。
先日、そろそろと杖を頼りに歩いて裏手に回ってみますと、
今年は、当たり年だったらしく花殻がたくさん落ちていました。

「あ~、ごめんなさいね」ツバキに詫びて、小さな蕾を
小さな花器に挿し食卓の上において鑑賞しました。
金属の格子が張ってあるテープル用花器は、長さが短く、
頭が重い花を生けるのに便利です。
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南伊豆のアロエセンターで見たたくましいアロエ。
「医者要らず」の別名を持つこの植物は、ウチにもありますが、
あれよあれよという間に成長して、すぐ手に負えなくなります。
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キダチアロエの花を近くでみてみましたら、意外に繊細な作りなので
驚きました。

歩行が不自由になってすっかり身障者生活に慣れた私ですが、
まあ、こういうふうにして段階的に本物の「老人」になっていく
のだなぁ~と感じます。こういう練習期間を与えられたことは
ありがたかったです。こんな状態ですが、これからもどうぞ
よろしくお付き合いくださいませ。

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by tamayam2 | 2016-01-14 16:52 | 日々のできごと | Comments(12)

【757】過去の写真 その1

現在、松葉杖で、外出できないので、昔の写真の整理など
している。みな様は、どうやって、写真の整理をなさって
おられるのでしょう。
どんどん溜まる写真・・・どんどん溜まるBlogの記事。
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Blogの記事は、2009年~2010年の分をとりあえず
ExciteのMybooksの製本システムでまとめた。
年末の忙しいときに、歩行が不自由になって・・・
悔やむ気持ちもあるが、ま、こういう豊かな時を与えられ、
整理ができる幸せを感謝しようと思っている。

さて、Face Bookに掲載した過去の写真であるが、
ちょうど10年前、2005年10月末に訪れたルクセンブルグの
思い出を書いておこう。
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ルクセンブルグは、フランス、ドイツ、ベルギーの主要都市
から特急に乗れば1時間ほど。面積こそ小さい国であるが、
欧州の「へそ」のような大事な国。
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私は、当時ドイツ、ケルンに住んでいたので、一人で訪れた。
黄葉がきれいな時期で、町の中心の国旗掲揚場から下を見下ろすと、
下にも美しい町が広がっていることがわかった。
翌朝、下の町のほうへ、だらだら坂を下って行くと、
上の威風堂々とした町とは別の中世の趣のある町が広がっていて、
興味深かった。あちこち撮影して、さて、帰ろうと思うのだが、
上の町に登る道が見当たらない。来た道を戻ればよいと思うのだが、
それが見当たらない。まるで迷路に迷いこんでしまった
ようで、あわてた。
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上の町は、すぐ目の前に見えているのに、そこへ行く道が
見当たらないなんて! それが、要塞都市の特徴。
何とか、人に尋ね尋ねて道を教えてもらって上の町の
中心地に戻ったのは、午後3時に近かった。
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2013年3月に、この国の大司教になられたオロリッシュ神父様と
上智大学の人たちと再訪したときには、なぁ~んだ!?!
迷った地点のすぐそばに上の町に登るエレベータがあったのだ。
当時もあったと思うのだが、そんなものがあるのさえ知らなかった。
欧州のいろいろな町を訪問したが、こんなに迷いに迷った町は、
初めて。よい経験をした。要塞都市、恐るべし。
(冒頭の写真)
下の町へ行く道で見た紅葉の美しい樹。ドイツ人に聞いたら、
Sumacと教えられた。Sumacとはウルシのこと。
後から、Rhus typhina、アメリカハゼノキまたは、
ニオイウルシ(ウルシ科)とわかった。
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それから、10年後、この樹の花をフランス、Bourgesの
川のほとりで見ることになる。ご一緒にいたエシャロットさんと
何の樹かしら、と疑問に思って写真に撮った。
秋には、この樹も真っ赤に染まったことだろう。
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フランスでは、いろいろなものを撮影したが、世界遺産の
大聖堂の天文時計がおもしろかった。
プラハやベルンで見た面白い天文時計。
どうやって暦を知るのか分からないのだが、上の時計は、
ちゃんとその時の時刻を示していたので、正しく作動して
いると思われる。
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この夏訪れたボルドーの大聖堂で見た古い時計パイプオルガン。
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オルガンの左下に赤いシャツの人が見える。人のサイズから見て
このオルガンの大きさがわかるかもしれない。
大聖堂のステンドグラスも建物も面白いのだが、私は、
こうした教会の古い備品に心惹かれる。

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by tamayam2 | 2015-11-26 11:16 | 日々のできごと | Comments(8)

【756】療養中の経験

Face Bookにも書いた話なのだが・・・
日本では、めくら、おし、つんぼ、ちんば・・・等が差別用語の指定を
されたとかで、「いざる」(躄る)という動詞も差別用語となったそうだ。
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名詞の「いざり」という「物乞い」も見ることが少なくなったし、
これらの言葉は死語になったようだ。
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デュランタの実
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デュランタの樹で。ツマグロヒョウモンの交尾。

骨折から1週間目の診察日。
再度レントゲンをとって、骨がくっついていることを確認した。
あ~よかった!あと何週間かの辛抱、と私の心は明るくなった。
30代と思しき整形外科医との会話。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
医師:いかがですか?
私:松葉杖もなんとか使えるようになりましたが、段差のあるところは、
  「いざれば」なんとか移動できます。
医師: ???
私: (ジェスチャーで示す)
医師: あ~、「這い這い」ですね~!
私: (そうですが、私、赤ちゃんじゃないんで・・・「這い這い」は使いにくし。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼は、本当に「いざる」という動詞を知らないようだった。
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この投稿には、FaceBookでは、あまり反応がなかった。元々この語彙を
知らない人が多いのだから、意味がわからないらしい。
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その後、言語の専門家からコメントがあり、
2007年にイザリウオという魚が、差別語の匂いがするという理由で、
日本魚類学会がカエルアンコウと改名したと聞いた。
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科名すら、イザリウオ科からカエルアンコウ科へ。
英名は、Frogfish というので、その連想で、カエルアンコウと
名付けられたらしい。爬虫類のカエルにも、魚類のアンコウにも
無関係な魚である。嗚呼~
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私は、日本人のこうした無節操な言語感覚に腹立たしさを禁じえない。
だれに対して差別なの? 魚に対して?

私の家は、古い一戸建ての住まいで、勝手口に複雑な段差があるので、
現在、古いマットを敷いて、その部分を「いざって」通行をしている。
松葉杖を使うとかえって転倒の危険があるので、膝で「いざる」能力が
残された幸いを感じている。
「いざれば」転倒の危険がなく、非常に安全なのだ。
狭い場所で砂利道、敷石、縁石などを確認しつつ、松葉杖で
移動するのは、至難のわざである。
ウズグモの巣
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さっそく、介護認定の申請をすることを友人から教えてもらったり、
勝手口の段差をなくす工事の人に来てもらったり、なかなか
身辺があわただしくなってきた。
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こういうことも事故に遭ってはじめて知る手続き・・・。
ヤマトシジミの交尾
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今まで便利に使ってきた勝手口が、身障者にとって非常に
危険だったことに初めて気づいた。
病院などの外出は、今、すべてタクシーを使っている。

9月、10月に見たチョウの写真をいくつかUpしてみました。
交尾の写真がある。昆虫の世界も冬の前にしておかなければ
ならないことが、山積していて忙しいのだろう。

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by tamayam2 | 2015-11-14 19:02 | 日々のできごと | Comments(22)

【755】登山中のアクシデント

10月最後の日、31日はハロウィーンとて、東京・渋谷
は大騒ぎだったそうです。薄曇りの日でしたが、
私は予定が無かったので、高尾山に行こうと思いました。
東京近郊の有名な低山です。
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しかし、土曜日の高尾山は、大混雑と聞きましたので、
予定を変更して、小仏城山に行くことにしました。
写真は、頂上の城山から高尾山を眺めたところ。
晴れておれば、富士山が見える、とそばにいた人が
言っておられました。
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中央線高尾駅から日陰というところまでバスで
行って、そこから川に沿って一人で登り始めました。
城山は標高760mの低山です。
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始めは、特筆すべき植物もなかったのですが、
だんだん面白い植物が見られるようになりました。
先に歩んでいた女性が熱心に撮影されていたので、
「何かめずらしいものですか?」と声をかけました。
それがIさんとの出会いです。
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彼女のお目当ては、センブリという小さい花。
彼女も植物に関してよくご存じで、話がはずみました。
頂上でお弁当を食べた後、その方にまた会いましたので、
下山をご一緒することにしました。

日陰林道を素直に進んで行けばよかったのですが、
ちょっと横道に入って歩いて行くことにしました。
Iさんは、週に2回も登っておられるベテランだし・・・、
横道のほうが面白い植物に出会えそうだったので・・・。
(ちょっと欲を張ったのですね。)

確かに、予想どおりでした。
センブリもすぐ足元でいくつも見つけることができました。
ただし、曇っているので、開花しているものはわずか
でした。
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アクシデントはその後で起きました!

麓から2/3ぐらいのガレ地で、私は、滑ってしまったのです。
滑るとき左足をねじるようにしたらしく、痛ッ!
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後で、レントゲンを撮ったらしっかり骨折していました
その時は、よろよろ立ちあがって、左足をかばいながら、
杖を頼りにそろそろと歩き始めました。
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Iさんは、何度も「ゆっくりでいいですよ、ゆっくりネ」と
念を押されました。
彼女は、何度もその道を通っておられるので、
その後の行程も見えていたはずです。
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その後は、想像していたより、急坂の昇り、下りが多く、
岩が露出しているところ、谷側に傾斜している細道など
難所もいくつかあり、最後は、小さな川を飛び石づたいに
渡るのでした。ある場所では、私は、お尻を使って滑り落ちて、
下に着地したり、後ろ向きになって、足が着くまでずるずると
斜面を這ったりして、ともかくバス通りまで出ることが出来ました。
(難所を下りるときは、お尻、胸を使う手があることを知りました!)

普通1時間半ほどの行程が、2時間以上もかかりました。
泥だらけになりましたが、無事に普通の林道に戻ることができました。
足に異常がなければ、楽しい下山のはずでしたが、
“びっこ”では、なかなかのものでした。
その間、Iさんは、常に沈着で、
「ゆっくり、急がないで!」を繰りかえし励ましてくれました。
それから、バス、中央線特快に乗って、家の近くの駅から
病院に直行しました。

少し前に、昔の同業者が登山中スティックが折れて、足を骨折、
ヘリコプターで、搬送されたという事故を耳にしていました
ので、私も一瞬、これは大変!と思いました。
事故を起こした場所は、携帯の圏外でしたが、救急車を呼んでも、
林道まで、だれかに背負ってもらわなくちゃいけません。
(それは、まずい!)

何とか、自力で下山しなくっちゃ!と思ったのです。
私は、やはり今後は自分の年を考えなくてはと思い、
大いに反省しました。それと同時に、Iさんのような方に
出会わなかったら、どうだっただろう、と不幸中の幸いを
しみじみとありがたく思いました。

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by tamayam2 | 2015-11-03 12:18 | 日々のできごと | Comments(32)

【754】モネの小径とツマベニチョウ

8月末にフランスのEさんを訪ねたとき、
彼女が「モネの小径」と名付けるマレの裏道を歩いた。
川沿いの径で、沼の浮島ではなくて、川のほとりに地面を
借りて家庭菜園を楽しむ人たちが使う道だ。
マレは沼地だが、川は、ときどき氾濫することもあるという。
家々のフェンスに絡み付いたツル草類、野草が
面白くて、私の眼は忙しかった。
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ブラックベリーというのか、キイチゴ。Eさんが採って食べて
いたのだから、食べられるのだろう。
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野ブドウの一種だろうか。
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野生化したぶどう
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野生化したホップは、あちこちの木に絡み付いていた。
これらは、栽培されていて、捨てられた株から
伸びたのだろう。植物は、たくましい!

フランスは秋が進んで、ホップは枯れ、アメリカツタは、
すっかり赤く色づいたとEさんのBlogが伝えている。
「モネの小径」を再度、秋に訪ねてみたいなぁ~と思った。
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さて、八王子市にある多摩動物園の中にある昆虫館は
私の好きな場所の一つだが、そこで、
ツマベニチョウを初めて見た。
裏翅に雲状模様があるという、美しいチョウだが、
なかなか飛翔が速く、止まってくれないのだ。
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あまりうまくは撮れなかったが、載せておこう。
ツマキチョウは、見たことはあるが、まだちゃんと
撮影したことがない。

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by tamayam2 | 2015-10-23 11:22 | たび | Comments(6)

【753】北八ヶ岳「坪庭」にて

標高2240mの北八ヶ岳「坪庭」は溶岩台地。
風が吹き土が飛ばされ、植物にとってはこの上なく
過酷な環境だが、それでも植物は生えている。
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9月最後の日、友人たちとここを歩いた。
ロープウェイのおかげで、子供でも登ることができる。

岩石の上にシミのような地衣類が生え、
そこに苔が生えると、どこからか針葉樹の種が飛んできて
芽を出す。過酷な環境に耐えたものだけが、生き延びる。
ここの植物は、みな、岩に這いつくばるようにして
強風から身を守っている。
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ロマンティックに響くコケモモの実。
(ローウェイの乗り場のある売店でジュースやジャムを売っていたが、
そんなものが作れるほど実が採れるわけがない。
どこかの栽培地で採れた実を使っているのだろう。)

この辺りで、有名なのは、縞枯れ(しまがれ)現象
10年を単位にして、針葉樹が縞状に枯れてしまうのだそうだ。(写真上)
この辺りにしか観察されないので、不思議な現象と言われている。
確かに枯れた木々の筋が幾筋も観察された。
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珍しいと思ったのは、ゴゼンタチバナ(御前橘)の赤い実!
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7月ごろには、端正な白い花をよく見かけるが、初めて実を見た。
ゴゼンタチバナのそばに、てらてらと光る葉が生えている。
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これは、小イワカガミの葉。
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夏には、ピンクのかわいい花を咲かせるコイワカガミ
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ヤマハハコもあちこちに咲いていた。
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ハバヤマボクチ(葉場山ボクチ)は、ここではなく、翌日の八島湿原で見た
ものだが、珍しい形をしていたので、ここに載せておこう。
「ほくち(火口)」というのは、火打ち石で起こした火を燃えやすい
ワラなどに移して薪へ移動させるもののようだ。その形がこんな形

なのだろう。アザミの仲間。
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アザミもあちこちに咲いていた。
強く健気な花だと思い、一つ一つ撮影せずになおれなかった。
10月下旬には、早くも初冠雪の時期を迎えることだろう。

私にとって懐かしいこの地を案内してくれた信州の友に
心から感謝している。

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by tamayam2 | 2015-10-17 09:45 | たび | Comments(6)

【752】八島湿原を歩く

9月の終わりに、長年の信州の友人と八島湿原を歩いた。
なんでもゲリラ台風が来ると言う日で、朝早く出発。
昼過ぎには、ポツリポツリ雨が降り出したので、あわてて
車の中でお弁当を食べた。
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あいにくの天気だったが、湿原に咲く秋の花々を見ることが
できて私はとてもうれしかった。
初めて見る花もあった。
ナギナタコウジュ(シソ科)
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チョウは、たった一頭だけ【750】に載せたウラギンヒョウモンの♀。
昆虫が生き延びるには、すでに厳しい状況なのだろう。
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八島湿原には、堆積物が溜まってできた浮島が・・・八つ、多分それ以上
あるのだが、珍しい地形をつくっている。池のところまでは、立ち入ること
ができないのだが、周囲の木道がよく整備されていて、いろいろな角度から
この浮島をみることができる。標高1600mの山地にあるのが、特徴的。
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下は、リンドウと紅葉しているフウロソウの葉がきれいだと思って撮った。
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夏に出かけたフランス、Bourgesのマレの湿地帯を思い出した。
出来かたは違うのだが、湿地の植物群の様子には、独特のおもしろさを
感じた。
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by tamayam2 | 2015-10-12 09:20 | たび | Comments(12)

【751】西洋のツタと日本のツタ

フランスBourgesのEさんのお気に入りの道で、少し紅葉が
始まったばかりのツタを見た。西洋のこの種のツタは、
細長い葉が5枚で、紅葉の色が朱色というより、紅色。
燃えるような紅だ。
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Eさんが調べてくださって、アメリカヅタまたの名をヴァージニアヅタ
ということが分かった。(学名Parthenocissus quinquefolia)
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しかし、ドイツにいたころ、この種のツタを、どなたかに、
「ヘンリーヅタ」と聞いたことがあった。(学名P. henryana)
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どちらかは、よく分からないのだが、茎が赤くなるという特徴は、
アメリカヅタのものらしいので、フランスのものは、アメリカヅタ
のほうに違いない。ややこしい表現ですね…(笑)

この細葉5枚のツタは、西洋ではごく一般的に見かけるものだが、
日本では余り見かけられないと思う。
日本の山地で見かける葉が3枚のツタウルシとも違う。
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日本でよく見かけるツタは、ナツヅタと呼ばれるもの。
(学名 P.tricuspidata)この種のツタの葉は、一枚で、
モミジのようにつながっている。
こちらは、ドイツのWormus大聖堂の入口で撮影したもの。
1122年ヴォルムス協約というのが、世界史で有名だが、よく調べてみたら、
1521年にマルティン・ルターがヴォルムスの公会議で、異端とされた、
ことのほうがキリスト教史では有名。Wormusには用が無かったのですが、
Mannheimという近くの町に行ったときに立ち寄ったのです。
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さて、私がドイツ・ケルンに滞在中(2004年~2007年)、
アパートの台所の窓から庭の向こうに見える裏通りのお宅のツタが
とても見事だったので、ある日、ぐるっと裏道に回って、撮影した
ことがあります。
裏道に通じる横道がないので、かなり大回りしてそのお宅の玄関に
達しました。大きなお宅で、屋根の天辺のあたりから紅葉が始まっていました。
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駐車中の車のリア・ウィンドーに映った家。
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また、その一角に、家全体がツタに絡まっているお屋敷がありましたので、
別の時に撮影に出かけました。一階の右から2つ目のドアのところを
家の前から撮影したものが下の写真です。
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これほど、ツタに覆われますと、窓や戸口がふさがれないように、
常に、剪定を怠らないようにしないといけませんね。

ツタに覆われた家は、一見ロマンティックに見えますが、
湿気や、ツタの中に住みつく虫や小動物のために、体によくないと
聞いたことがあります。呼吸器系の病人がいる場合には、あまり勧められ
ないとも。
でも、おとぎの国のお家のようなこんな風景に、女性は一度は、あこがれ
ますよね~

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by tamayam2 | 2015-10-10 14:16 | 日々のできごと | Comments(12)

【750】九月に見た虫たち

暑かったり、涼しかったり、雨が続いたり・・・本当に秋の
天気は変わりやすい。
それでも、てらてらと秋の陽が輝く日には、ちょっとの時間でも
見つけられれば、蝶がいそうなところに見に行きたくなる。
蝶も大急ぎで冬支度、卵を適当な植物に産みつけて子孫が
生き残れるように準備している。

私の家のプランターのスミレの葉はもう丸坊主になっている。
ツマグロヒョウモンの黒い毛虫(幼虫)があちこちに見つかる。
ウチが蝶を大事にしている家だということがわかっているのだ。
だから、私もスミレ類やカタバミ類を抜かないように保護している。

さて、あちこちで撮りためた虫の写真。この辺でまとめておこう。
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①新宿御苑にて カジノキに実がなっていた。
そのそばで見たコミスジ
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②八王子市の公園で見たホシホウジャク(スズメガの仲間)
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落ち着いて撮影すればよかったのだが、あまりにも動作が速いので、
あわててシャッター切った。まるで、ハチドリのように長い嘴を
花に突っ込んで吸蜜をしていた。

③9月末に長野県に出かけた。
こちらは、標高1500mぐらいのビーナスラインの道端で。
同行の方々は、八ヶ岳連山を見ておられたが、私は、道端の茂みに
もしやチョウがいないか??と探していた。そうしたら、
裏が白っぽいヒョウモンチョウを見つけた。
クモガタヒョウモンの♀
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写真 下 ↓
また、すっかり晩秋の気配の八島湿原(標高1500m~)で、
アザミに止まっていた。コヒョウモン
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 追記:通りすがりのおじ様に教えていただきました。正しくは、ウラギンヒョウモンの♀。
ありがとうございました!
弱っているのか、花をちょっと揺すっても動かなかった。
ここで見たチョウは、この一頭のみ。
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奥蓼科温泉郷に通じる湯のみち街道沿いにある
御射鹿池(みしゃがいけ)を見たいと思って、
この辺りに住んでいる友人に連れていってもらった。
その友人によると、9月中旬に11年ぶりに水ぬきをしたそうだ。
農業用ため池だから、そういうことをしないといけないのだろう
が、観光客の多いシルバーウィークを避けてほしいという要請が
あって、9月下旬にずれ込んだのだそうだ。
そのせいか、水面に浮遊物が浮いていて、ちょっと景観が
損なわれていたが、ま、我慢しよう。

東山魁夷がこの無名のため池が好きで、この池を題材に絵を描いて
いる。実際にはいないはずの白い馬が対岸に走っている絵「緑響く」
が有名。
何度か通ったことがあるが、秋になればちょっと立ち寄って
みたくなるところだ。

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by tamayam2 | 2015-10-07 10:33 | 日々のできごと | Comments(8)