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【772】府立京都植物園にて

 目的がある旅の場合、私は昼食などは簡単に
済ませます。府立京都植物園の場合は、いつも
おにぎりと飲み物を買って、気持のよいベンチに
座って…。
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①今回の旅で、友人と私は、植物園の向かい側のちょっとしゃれたパン屋
に入りました。11時半までは、簡単な朝食が食べられるというので、
お店の焼きたてパン、卵料理、サラダの、シンプルな食事。1000円以下で、
とても素敵な昼食を楽しみました。
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 高い天井、ガラス張りの店内、外の新緑が目にまぶしく、
“airy”(空気がゆきわたって気持がよいこと)という表現がぴったりの店でした!

同行者としてSさんは最高でした!
それは、一般の女の人のように、グルメやショッピング抜きで旅を
楽しむ術を熟知しておられるから。私も女性だから、旅に出れば、
ちょっと洒落た店を覗いてみたいとか、食べたことがない土地の味を
味わってみたいとかという欲望がないわけではありませんが…
植物園めぐりの場合、日差しのよい内に、なるべくたくさん植物を見たい
という欲望が何よりも優先するのです。

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②植物園の北山口の近くで見た高木は、シナアブラギリ【トウダイグサ科】
見たこともない清らかな白い花!中国では油を搾って利用していた
こともあるとか。有用植物である。広い敷地内に大木がゆったりと植栽されている風景は、
見ていて胸がすく思い。学名:Vernicia fordii
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③薄暗い林の中で、星のように輝くこの花は、何だろう?
クワの仲間ではないだろうか、と見当をつけて調べてみると、果たして、
和紙の原料のコウゾ、ヒメコウゾであることが分かった。
 コウゾの学名はBroussonetia kaginoki【クワ科】
カジノキという日本語が学名についているのは、
この樹がヒメコウゾとカジノキの雑種であることかららしい。
下は、カジノキ(新宿御苑で2010年に撮影)の実。
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クワ、カジノキ、コウゾ・・・日本の山野で、よく見られる有用植物である。
養蚕も和紙の製造もあまり流行らなくなってしまったけれども…

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by tamayam2 | 2016-05-12 17:51 | たび | Comments(10)

【771】牧野植物園を訪ねて

4月25日と26日に、Blog友Sさんと、四国、高知にある
①高知県立牧野富太郎植物園と、帰りがけに、
②府立京都植物園の二大植物園を巡る旅行をしたいと思って
思い切って提案してみた。
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 まったく予期していなかったことだが、Sさんは、旅程を作る
 ベテランであった。私は、彼女の大まかなプランを見て、可、不可の
 お返事をすればよいのだった。ありがたい秘書に出会ったようなもの。
 私は、何もせずにSさんの立ててくださったプランに従った。
 それが、実にうまくいったので、とてもうれしかった。
 航海には、二人の船頭は要らないからね~
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上は、ウラナミジャノメ この時期、よく見かけた。
①我々が出かけた4月25日の前日は、牧野富太郎先生(1862-1957)
 の誕生日だった。先生が命名されたヤマトグサの開花にも
 出会えたし、楽しい植物観察ができた。ヤマトグザは ここ
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 五台山という小高い山全体が関係施設で、内部はとても広い。
 玄関から記念館へのアプローチに沿っていろいろな植物が
 植わっている。その中のユキモチソウ(サトイモ科天南星属)は、
 私には初見の花。学名:Arisaema sikokianumの
 sikokianumは四国を表しているようだ。近畿地方と
 四国に特有ということなので、ここで見られてよかった。
 もちろん先生がお好きだったバイカオウレンも。

②このタイミングでの目玉は、通称なんじゃもんじゃの木
 ヒトツバタゴだった。
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目も覚めるような白。白銀のように
 風にそよぎ、樹木全体を覆う。こんな美しい開花の時期に
 来合わせた幸いを感謝した。
 ヒトツバタゴ【モクセイ科】Chionanthus  retusus
③とても珍しい植物としては、トビカズラMucuna sempervirens【マメ科】
 森の境の薄暗いところに花が咲いていた。この花は、バナナくらいの
 大きさ。鳥のようにも、果物のようにも見える。紫色と黄色の部分が
 あって、枝(と言っても材木のような太さ)に何重にもなって垂れ下がって
 いる様は壮観だった。
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 毎年決まって咲くというものでもないらしく、
 この花が咲くと天変地異が起きるとの言い伝えもある。熊本地方の
 地震と関係があるのだろうか。熊本にもこの樹の大木があるそうだ。
 一般的には、九州など南の地方の植物。
④薬草園のあたりを歩いていたら、園の人が広報誌に載せる
 写真を撮っておられた。その方と少しお話しができてよかった。

 白い花が満開のサンザシの木にコアオハナムグリがブンブン飛んで
 きて蜜を吸っていた。そこへ、アオスジアゲハが!
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 「お忙しいのに、いろいろ教えていただてすみません」と園の人に
 礼を言うと、「入園者の方々とお話しするのも仕事の一つですから」と、
 爽やかなお答。そうですよね!こうしたゆとりある対話ができることも
 植物園探訪者のよろこび! これが地方の人々の素敵なところと、
 感じた。

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by tamayam2 | 2016-05-12 14:26 | Comments(6)

【770】昆虫好きの虫がうごく

Facebookにかまけているうち、連休も最終日を迎えました。
教会のお役で、「長老」というのをやっていますので、(たしかに老人ですが)
年度末、年度始めは何かと書類の整理が忙しかったです。
連休は、ただただパソコンに向かって書類の整理をしていました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
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親戚が熊本におり、被災して、娘の住む岐阜県に避難してきました。
聞きしにまさる被害で、こちらも心痛みました。
早く余震が収まるように祈るはかりです。
被災してすぐ娘のところに保存食料を送りました。やはり、助かったようです。
その後、何はともあれ「薄いものが一番」という亡母の言葉を思い出し、現金を
送りました。これが今一番ありがたいのではないでしょうか。
今後も様子をみてこの方針で行く予定です。

例によってFacebookに出したものの中から。
①池袋のお教室へ向かう小道で、アゲハが数頭バタバタと群れて
 いました。あれれ…と目を丸くして見ておりますと、全部で
 6頭、束になって地面近くを飛んでいました。
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 一体、何があったのでしょう??
 今日はなんだか幸先よいなぁ~と思いました。
②お教室の帰りに、朝そんなことがあったので、もしや、チョウが出ているかも
 しれないと思って、また、小石川植物園に立ち寄ってみました。
 一週間前に出かけたばかりですのに、やはり、自然は変化していました。
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 赤いキリシマツツジがきれいに咲いている小道を歩いていきますと、
 ピンとくるものがありました。黒いものがちらちらしています(!!)
 チョウを待つときは、自分を回りの景色に同化させて、じっと
 固まって待つのみです。その時の祈るような気持が通じたのか、
 黒いものがすぅ~と私の目の前のツツジに止まりました。
 何枚か撮ったのですが、こちらがうろたえて、よいものはこれ一枚!
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 カラスアゲハ(Ppilio  dehaanii)
③これは、また別の日。野川のほとりに出かけて行ったときのこと。
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 ビロードツリアブというのが見たいなぁ~と思っていたら、目の前に
 アブが静止したまま飛んでいます。その撮影は、非常に難しくあきらめました。
 これは、ビロードツリアブがどうかわかりませんが、針をもっていそうなので、
 撮影しました。
スジグロシロチョウ(Pieris  melete)
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 コンロン草という初見の花にも スジグロシロチョウが!この日一番たくさん見たチョウです。
 キイチゴの種類、いろいろありますが、いま、野川のあたりは
 このクサイチゴの天下!秋に実がなるのが楽しみです。
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by tamayam2 | 2016-05-05 09:48 | 日々のできごと | Comments(8)

【769】熊本地方の大震災

4月も半ば、新しい学期を始めた学生たち、新社員が仕事にやっと
慣れ始めたころ、突然、日本では大震災が起こった。
熊本には、私の親類もいる。高齢の叔父、叔母なので、大変心痛めている。
でも、どうしようもない。
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幸い、連絡は岐阜に住んでいる姪がFacebookで知らせてくれている。
SNSはこういうときに、たいへん威力を発揮するとわかった。
一日も早い復旧を、ただ祈るばかりである。
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さて、年度末のたくさんの原稿書きを終えて、ほっとしている私。
野山が呼んでいるので、時間を見つけては、小散策をしている。
①先日来、よく見かけるラショウモンカズラ(羅生門蔓)
Meehania urticifolia(シソ科)
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よく見てみれば、なかなか味わいがあり、花の色や斑の出方にも
いろいろなヴァリエーションがあることがわかった。

②これと、よく似ているが、葉の形がヒイラギに似ているというので、
ヒイラギ草という野草も見つけた。Ajuga incisa(シソ科)
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レッドリストでは、EN(Endangered)絶滅危機にある状態だそうだ。
ラショウモンカズラより、色合いが落ち着いていて風情のある感じ。

③4月9日にツボミだった丁子草(チョウジソウ)。
気になって一週間後に再訪したら、花開いており、折よく、
スジグロシロチョウ(Pieris melete)が来てくれた。
チョウジ草 Amsonia  elliptica【キョウチクトウ科】
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この花を初めて知ったのは、ドイツ Wuersburg。
シーボルトの出身地であるが、ヴュルスベルグ大学植物園のシーボルト
コレクションで見た。あたかも日本を代表する植物のように書かれて
いたが、日本でこの花を見たことがなく驚いた。
湿地に咲き、東御苑の流れのほとりにも植えられていた。
こういう野草を西洋人が好んでいたとは、驚きだ。
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④野川のほとりで見た蓮華(レンゲ)草
レンゲが咲いているとは、なつかしい風景だ。
昭和の初期にあった童謡がなつかしい。私のものごころついた
ときの原風景だ。

♪~ねんねのお里 げんげ草
  ぽちぽち仔牛も あそんでる
  牧場の牧場の げんげ草
  だれだか遠くで 呼んでゐる♪~

北原白秋作詞の童謡なのに、あまり知られていない。
私の亡母が好きでよく歌ってくれたのだが、晩年、この歌の
ことを聞いても、「知らない…」と言われてしまった。
その頃、母はもう認知症にかかったいたので、ムリもない。
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この風景があった奈良の田舎は、妹が生まれる前のことだから、
妹も知らない。つまり、私しか知らない幻の風景だ。

レンゲが一面に咲いている田園風景は、昔はよくあった。
九州にもあっただろう。でも、この震災で山も野も壊れて
しまった。一日も早く地震がおさまり、人々が安眠できるように
願わずにはいられない。

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by tamayam2 | 2016-04-19 06:06 | 特別なできごと | Comments(8)

【768】蝶の季節到来!

4月に入って春らしい日があるかと思えば、ハーフコートが
ほしいようなはだ寒い日もある。4月12日、池袋のお教室の帰り、
ちょっと小石川植物園に立ち寄ってみた。
地下鉄丸の内線茗荷谷駅から、文京区のコミュニティ・バス「Bぐる」
で、共同印刷まで。帰りは、そこから、地下鉄春日駅まで。
このようなルートを発見して行きやすくなった。

①さて、今日の発見は、クロアゲハ♀
Papilio protenor 【アゲハチョウ科】
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)がいっぱいの林の中で、黒く大きな
ものが飛んでいるように見えた。
蝶かな~と思いながら、しばらく様子をみていると、足元のすぐ近くに
止まった。 うっとりとした!
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②ツマキチョウ
春先の一時期に観察できるツマキチョウ。
Anthocharis scolymus【シロチョウ科】

裏翅の模様を、草刷り(くさずり)模様という。以前から見たいと思っていた。
先日、初めて撮影できた!
薬草園の辺りを見て歩いているとき、モンシロチョウばかりが多いなぁ~と
思った。しかし、よく見れば、蝶の動きが直線的でとても速い。
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しかも、翅の先がかぎ状に曲がっているではないか。はて??
翅の端がちらっとオレンジ色に輝いているように見えた!
あっ、もしやツマキチョウ(褄黄蝶)!?
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余りにも縦横に飛び回るので、眼が疲れてしまうほどだった。
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「少しは、止って!」・・・一頭が小枝に止まって、静かに翅を閉じた。
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蝶も疲れたのだろう、すっかりお寝みモードになって迷彩色のような
草刷り模様が全身を覆ってしまった。
周囲の草色に溶けこむように。完全なカムフラージュ!
こころ踊る観察だった。

③ビロードツリアブ
8日、白金の自然教育園で、初めてお目にかかったTさんにビロード
ツリアブのことを教えてもらった。その日は、撮影できなかったのだが、
小石川で、撮影できた。お尻のあたりが、ビロードのような毛が生えていて、
針をもっているアブ。
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飛翔しているのは、撮影できなかったが、多分、
これだろうと思う。春先の一時期しか見られないとTさんが言っていた。
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④クロアゲハが見られた林の中では、いろいろな花木が花を咲かせて
いた。その一つがカリン(花梨)【バラ科】Pseudocydonia sinensis
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丸く窪んだ花びらと、麗しい幹の模様、サクラのように豪華ではないが、
こころ惹かれるものがある。
自然観察ができて、本当にしあわせ!

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by tamayam2 | 2016-04-15 16:55 | 日々のできごと | Comments(8)

【767】四月、春近し

各地で桜だよりが聞かれ、どこそこのサクラはどんな様子
だったという報告がFacebookでよく聞かれる話題。
私は、3月末からの風邪がぐずついていて、なかなか外出する
気分になれずにいた。

過去のサクラの話。2009年に当時ワシントンD.C.の
娘の家を訪問したとき。2番目の孫娘が生まれたので、
顔を見に出かけた。以下、Facebookより・・・
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①アメリカ在住の娘は、植物のことに特に関心のない
フツーの人。なのに、私が「このサクラ、何の種類かなぁ?」と聞いたら、
即座に「Kwangzan!」と答えた。
サクラには、いろいろな種類があるが、日本では圧倒的に染井吉野が多い。
Kwanzanは関山というサクラの種類。
上の写真のように、やや濃い色の八重の花が咲く。
 私が驚いたのは、彼女が「かんざん」と発音したのではなく
「くゎんざん」と発音したこと。
確かに昔、「関」という字は、「くゎん」と発音した。
観音とか、完成とか…明治、大正時代の発音なのだ。

今は、ワシトンはサクラの名所となっているが、それは
1912年(明治45年=大正元年)日米友好のしるしとして、
日本がサクラの苗を贈ったのが始まり。
米国人から「アケボノ」とか「フゲンゾウ」とか
サクラの種類を教えられると、不思議な気持ちになる。
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②当時の写真を検索していたら、野鳥の写真が見つかった。
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アメリカで最もありふれた、どこにでもいる鳥は、
アメリカン・ロビン Turdus migratorius 【ツグミ科】
ヒヨドリぐらいの大きさ。でも、日本では見たことがない。
日本にもいるのかしら?和名:コマツグミ 

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ヨーロッパには、European Robinという小型の鳥がいる。(上の写真)
よくクリスマスカードなどに描かれていて、かわいがられている。

今年になって、身の周りの小鳥たちも私の関心の対象になってきた。
「身近に見られる野鳥は、たった(!)100種ぐらいだから、覚えなさい」、と
友人に言われたので、頑張っているが、なかなか・・・

③先日、目黒区の自然教育園を定点観測しておられるTさんから、
お誘いを受けたので、開園に間に合うように出かけた。
9時10分前なのに、すでに10人ばかりの方が、カメラを手に
待っていらっしゃった。Facebookの写真で見て知っているから、
すぐTさんのことがわかった。
その他、「常連さん」というお仲間も何人か。
みなさんにご挨拶して入園。

お話によると、①花専門  ②鳥専門  ③蝶専門  ④特殊機材での
撮影専門などなどいろいろな方がいらっしゃるらしい。みな、適当な距離を保ちつつ、
出会えば、互いに声を掛け合う。そういう距離の保ち方がなかなか爽やかだった。
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③歩き始めて5分も行かないうちに、茶色のシジミ蝶を見つけた。
私にとって、今年初めての蝶! 心が躍った!
ムラサキシジミArhopala japonica
地面近くの葉の上で吸水。私がその辺りの植物に見とれていたら、
Tさんが「ほら、こっち見て!」と呼ぶ。
開翅して角度が変わったら、茶色と思っていた翅が、
な、なんと金属のようなコバルト色に光っているではないか!
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「構造色」といって、光線や見る角度によって、色が変化する。
じゃぼん玉の色、CDの表面の虹色・・・光の色なのだ。
のっけから、楽しい発見があり、こころ豊かな半日を過ごすことが
できた。

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by tamayam2 | 2016-04-07 13:08 | 日々のできごと | Comments(4)

【766】受難週によせて

Face Bookに掲載した小記事より、4つ選びました。
3月21日から26日、キリスト教では受難週にあたります。
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①3月18日
風邪を引いてぐずぐずしていたが、近所の友人宅まで出かけた。
通りがかりに見た目も覚めるような紅色のサクラ。
これは、緋寒桜(ひかんざくら)と言う。しかし、
同じころ咲くピンク色のサクラ、彼岸桜(ひがんざくら)という
ものがある。たった一字「か」/「が」の違いなので、
紛らわしいからと言って、緋寒をさかさまにし、
寒緋桜(かんぴざくら)と言い換えた。
・・・だんだん複雑になってきて、頭がごちゃごちゃする。
さてこのような目も覚めるよう赤色を緋色というようだ。
英語だと、スカーレット(scarlet)、
日本語だと、茜(あかね)色。
現代人なら、ワイン レッドというかな~

花見の名所に行かずとも、こんな美しい桜が見られて
気分が弾んだ。
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②さて、我が家では、冬になると野鳥が来る。
始めはメジロが来て、みかんを突いていたが、
この頃は、来なくなった。それは、このヒヨドリ
メジロを追い払い蹴散らかすからだ。
“性悪”のヒヨドリだが、毎朝来て餌をねだるものだから、
餌場にリンゴ、ミカンなどを置いてやる。
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21日、一年間にいただいた郵便物の切手をはがしていたら、
うちのヒヨドリによく似た鳥の切手が見つかった。
スイスの切手。切手の下に書かれた小さい文字、
Monticola  saxatilis をたどって調べてみれば、
コシジロイソヒヨドリ」ということだった。
きちんと学名が記されているこういう切手を私は、好む。
日本の切手には、あまり見ないなぁ~

③カンピザクラを見た同じお寺の境内で、美しい白モクレンを見た
割に低い位置に花が咲いていたので、花のしべを覗き込むように
して撮影した。
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撮影したものを見たら、なんだかオキーフの絵のようだったので、
ちょっと絵画風に加工してみた。
「Georgia O’Keefe(1887-1986)というアメリカの女流画家。
オキーフは、花を画面いっぱいに描く。
とくに、花のメシベを中心に。
花のいちばん芯に当たる部分は、大事な部分だけれども、
そこだけがクロ―ズアップされると、見る者は想像力の
スィッチが入って、空想の世界に遊ぶことができる。
かつてそういう手法で、花の絵を描いた人が
いなかったものだから、彼女の絵は注目を浴びた。」
下は、オキーフの絵。
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そうFaceBookに書いたら、エロスだの、官能美だのいろいろ注釈
する方があって、困った。私は、そういうことを言っているのでは
なく、絵は人それぞれに解釈したらいいと思うので、コメントに
返事を書かなかった。
オキーフは、花のクローズアップの絵だけでなく、アリゾナの砂漠に
転がっている動物の骨の絵もずいぶん描いている。
生と死が彼女のメインテーマであったのだろうと思う。
ちょうど、彼女が脚光を浴びていた1980年代に、私は、カナダの
大学で美術史をとっていたので、とっても懐かしい。
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④風邪がぐずついて、伏っていた日、ベルギーのブリュッセルで、
またしても、ISのテロがあった。
ブリュッセルは、ドイツに住んでいたころ、よく出かけた都市なので、
こころが痛む。
フランス語圏とオランダ語圏に分かれており、たくさんの移民を擁する
国際都市。EUの本部もある。そこに住む真面目な勤労者を
襲って、どんなよいことがあるのだろう。
本当に、やるせない思いだ。
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写真は、ブリュッセルの中心、グランプラスの脇道にある銅版。
当時の写真を捜していたら、ピラカンサの実をついばむアムゼル
の写真が見つかった。
アムゼル(Amsel 独)、メルル(Merle 仏)、日本語では、クロウタドリ
日本では見たことがないが、人によく馴れていて、とても美しい声で
鳴く鳥。西洋では、スズメと同じぐらいよく見かける鳥である。
Turdus merula【ツグミ科】

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by tamayam2 | 2016-03-24 19:59 | 日々のできごと | Comments(2)

【765】3月の日々

3月に入って暖かかったり、急に寒くなったり・・・
みな様はいかがお過ごしでしょうか。

3日、私は、南足柄市にあるOさんのお宅を訪問、
たくさんのユキワリソウ【キンポウゲ科】を見せていただいた。
Oさんとは、このBlogを通じてのお付き合いで、一年ほど前に
初めてお目にかかった。
1973年生まれとおっしゃっていたので、私の子供ぐらいの
年齢。しかし、ユキワリソウに関しては、私の師匠。
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小田原から大雄山線というのに乗り換えて行ったのだが、
そこに開ける大地と丘が彼のField.  少し歩いただけで、
たくさんの野草が見られそうなワクワクする土地でした。
まだ冬枯れの景色が残る斜面を歩きながら、ぜひ、また
訪問させてください、とお願いしてしまった。
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小さいせせらぎのほとりでみたネコノメソウ
私は、この花が好きなので、とても感動した。
こちらは、2012年に八王子市で見たヨゴレネコノメソウ
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雪割草は、いろいろな和名があって混乱するが、Hepatica
という学名で呼ぶ。肝臓の形をした葉が特徴的だから。
Hepaticaとは、肝臓というラテン語。
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私が、ドイツでGさんと知り合ったのもこの花がご縁だった。
(以前にも書いたことがあるような気がするが・・・)
復活祭が近い3月のある日、彼女が私の職場に訪ねて来て、
このイースター・エッグをくださった。卵に描かれた絵を見て
すぐに、この花が何の花かわかった。
「あ、Hepaticaですね! 私、この花が好きなんです。」と反応した。
ドイツ語があまり上手でない私でも、① ~は~です。
② ~は、~が好きです。 という基本構文だけは間違いなく
言えたわけです。学名を知っていてよかったと思った経験は
山ほどあるが、絵を見ただけで、Hepaticaとわかったのは、
この植物の葉が肝臓の形をしていたからである。生物学的に
正しい描写だったからなのだ!
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私が今かかっている歯医者さんは、御徒町にある。
この辺りは、私が住んでいる山の手とは、ずいぶん感じが
違っていて、辺りを歩くのが楽しくてならない。だから、
歯医者さん通いは、そんなにやっかいな仕事ではない。
11日、気分がよかったので、ちょっと足を延ばして不忍池から
池之端のほうまで歩いた。動物園へは、正門以外にも西門からも
入ることができる。
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両生類・爬虫類館のそばの欄干から、陽気の良い日だったら、
ワオキツネザルが外の浮島のようなところにかたまっているのが、
見えるはずだ。もしや、と思って行ってみると、はたして、7,8頭の
ワオキツネザルが上半身を西の方向に向けてじっと、夕陽を
見つめて座っているのだった。どの個体も同じようにお腹を太陽に
向け、静かに座っている。お腹に西陽が当たるのが、よほど
気持ちがよいのだろう。見ている私も気持ちがなごむ光景だった。
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沼袋の住宅街を歩いていたら、塀のわずかな
隙間から、ツタバウンラン(蔦葉海蘭)のツルが
伸びていた。黄色の花がまるで眼のように、こちらを見ていた。
Cymbalaria muralis【オオバコ科】
園芸家には、嫌われ者だけど、春の息吹を感じた。

似た植物に、カキドオシ(垣通し)がある。
Glechoma hederacea【シソ科】こちらも垣根を通過してどこまでも
伸びる。私は、この二つをずっと混乱していたが、この日、黄色の眼を
もつツタバウンランを見て、カキドオシの花とは、はっきり違うことを
知った。カキドオシの花は、他のシソ科の植物のように筒状で、
黄色の眼がない。

こんな簡単なことを知るにも何年もかかるのだ。 ったく!

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by tamayam2 | 2016-03-17 19:48 | 日々のできごと | Comments(8)

【763】三月に突入!

先回は、二月に突入・・・でした。なんという怠け者!

一月もBlogをほったらかしにしていたので、友人から
電話がかかってきました。
「あなた、元気なの?それとも、具合が悪いの?」
こころ優しい友人!ありがたいことです(涙)
私は、元気です。やっと自前の足で歩けるしあわせに、
昔行ったところを、ぼちぼちヒマを見つけては、出かけて
います。とは、いえ、一日一件です。掛け持ち、欲張りは
しないように心がけています。以前より体力が落ちたなぁ~
と思いますが、仕方がありません。
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順不同で、2月に出かけたところを二、三取り上げます。
①2月12日、教会の用事の帰りに、久しぶりに井の頭
公園を歩いてみた。真冬で、何もないだろうと思っていたのに、
さにあらず、自然園の中でオシドリを見た。
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檻にいるオシドリを撮影したのだが、昔、2006年にドイツ
で、森の奥の池で、オシドリの群れを見たことを
思い出し、昔の写真を捜してみた。
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写真は、右クリックすれば、撮影日時を検索できるので、
大変便利だと思った。特にいい写真ではないが、
懐かしいのでFaceBookにUpしたら、かなりの
反響があった。都会では、めったにお目にかからない
水鳥だが、吉祥寺の井の頭公園にいたとは!
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②22日、池袋のお教室の方々に誘われて、高速ジェトで
伊豆大島に日帰りで出かけた。足が悪いので・・・と
断ったのだが、バスで巡るからぶらぶら歩きで十分と
言われたので、参加した。あいにくうす曇りの日だったが、
ツバキ、オオシマサクラの満開を見ることができて、
しあわせな一日になった。
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③Blog仲間のトミ子さんから、「魔女の秘密展」
というおどろおどろしい名前の展覧会の切符をいただいた。
トミ子さんは、ドイツにおられるが、この企画の
ために翻訳を担当されていたのだ。

私は、ドイツの北のほうブロッケン山の辺りが
好きで、数回旅行したことがある。お土産物屋で売って
いる人形は、黒い服を着た鼻の曲がった老女が箒に
またがって空を飛んでいるもの。その旅行をきっかけに
魔女とはなんだろう、魔女裁判とは??と非常に関心
があったので、怖いもの見たさに24日、出かけていったのです。
展示は、そんなに怖くなかったですが、魔女が人を
毒殺するときに使う道具とか、薬草の話がおもしろくて、
興味をもって見学しました。トミ子さん、ありがとう。
薬草のことが書いてある本を一冊購入し、大変興味深く
読みました。
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その展覧会が行われている場所が、な、なんと、原宿の
ラ・フォーレ。原宿に一歩足を踏み入れた途端に、
これは、私の来るところじゃないんじゃないか??
何しろ歩いている人は、若い人ばかり、ガイジンさんも多く、
辺りは、まるで日本の風景ではなく、異国のようでした。
ラ・フォーレの前の東急プラザの入り口がこんなんです!
目がくらみそうでした!
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しかし、少し歩いて行きますと、表参道の手前に、あの
なつかしい、同潤会アパートが、と思ったら、そのアパート
はとっくに取り壊され、今は、おっしゃれ~な商業地区に
生まれ変わっていたのでした。
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安藤忠雄という建築家がアパートの古い外観の一部だけ残して、
「表参道ヒルズ」にリメイクされたのだそうです。
昔風の建物の前で、中国人の親子が写真を撮りあって、はしゃいでいました。
それが、なかなかほほえましい場面でしたので、撮影させてもらいました。

これからも、しっかりUpしてまいりますので、どうぞ
よろしくお願いいたします。さぁ!三月、頑張るぞ~

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by tamayam2 | 2016-03-02 09:32 | 日々のできごと | Comments(16)

【762】二月に突入!

暮れから正月にかけて、高揚したふんいきが少しずつ
落ち着いてきたころ、はっと気づけば、もう二月!
私も「びっこ」(差別用語?)ながら、歩けるように
なり、何とかフツーの日常生活を送っております。
長く歩くと足に負担がかかるのか、疲れますので、
ぼちぼちと出かけております。
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1月に小田原で、ウメの花を見ました。
ウメは、古典では「むめ」と書かれました。
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日本人は、「う」の前に口を結んで、mmeまたは、
ngmeと発音していたらしいです。中国語でも「メー」と
いうような発音ですからね。
このことをfacebookに書きましたら、いろいろな反応が
ありました。(すばやい反応が返ってくるところがSNSの良い点です)
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若い方で、何かおいしいものを食べたら、「うんまい」、とか
「うんめぇ~」とか、表記なさる方がいて、それがなかなか感じが
出ているので、mmai, mmeeは、ウメの表記と似ていると
コメントしました。そうしましたら、また、ある方が、
津軽弁では、おいしいことを、「め~」
おいしくないことを、「めぐね~」というと教えてくださいました。
ほほう!方言って、いいなぁ~、感じが出てるなぁ~と感動しました。
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放送禁止用語で、「びっこ」を禁止したり、つまらないことです。
他人に言うことはまずいのでしょうが、自分に言うのは、かまわない
でしょう。「片ちんば」で歩きますと、確かに、「びっこ」というのが
ぴったりの感じなのですよ。こういうのを、生きた言葉だというのです。
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さて、もう一つfacebookで反応がおもしろかった言葉の話題。
私が小学校6年生のとき、私立中学を受験しました。
今から、ウン十年も前の話です。
面接官から、家族のことについて話すように言われ、
話し終わりますと、
面接官「で、ご家族は、ごよったり?」
私「ん? 家族は、4人です!」
なんだか、珍問答ですね。12歳の私は、「ごよったり」の
意味は理解したらしいですが、なんだか、自分の語彙では
ないと感じて言い直したらしいのです。
「この時点で、一般的ではない言葉だったのですから、今じゃ、
おそらく死語でしょうね」とfacebookに書いたのです。
おひとり、おふたり、おさんにん、ごよったり・・・
こういう数え方。

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相当の年代の方も、初めて聞く言葉だ、とおっしゃいました。
また、ある方は、聞いたことがあるが、使ったことはない、と。

ある方のおばあ様は、よく、ノートのことを「帳面」に書きなさい、
と言われたが、意味がわからなかったとか。
昔の方は、「何人?」という代わりに、「いくたり(幾たり)?」と
おっしゃったとか。言葉を巡って豊かな会話が展開し、楽しかったです。

私は、あまりTVを見ませんが、NHKの朝のニュース番組でさえ、
番組のスタッフどうしが、くつろいだ調子で話している場面の
意味がわからなくて、なぜ笑っているのだろう??と訝しく
思うことがしばしばです。タレントや芸能人の話題にうといこと
もありまして、本当に意味不明の言葉が増えてきています。
そろそろボケの兆候が始まったのかと、心配になることも
ありますが、やはり、現代語にうといのでしょう。
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やはり、語彙の変化は急速に進行しているように思えます。
Blogやfacebookで、自由にいろいろ発言できることは
よいことですが、基本になる言葉がガタガタ揺れて、これから
どうやって、意思疎通を図ればよいのか、ちょっと心配でも
あります。

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by tamayam2 | 2016-02-02 06:55 | 日々のできごと | Comments(12)