タグ:東京 ( 248 ) タグの人気記事

【789】バタフライガーデンもそろそろ店じまい

ウチのささやかなButterfly gardenもそろそろ冬支度です。
トウワタの種類、ブッドレア(フジウツギ)山椒、スミレ、カタバミ、
ミント類が植えてあるため、こんな建て混んだ住宅街の小空間に、チョウ
が訪れてくれました。こちらは、トウワタの種。
c0128628_1374583.jpg

トウワタは、英語でMilk Weedと言います。折るとそこからミルクの
ような白い汁が出るからです。植物自体が有毒なのですが、毒素を体内に
取り込んで、鳥から補食されないように身を守っているのです。
学名:Asclepias  青い花は、Tweedia caerules
c0128628_1385274.jpg

ナガサキアゲハ
c0128628_13101926.jpg

カラスアゲハ
c0128628_13104218.jpg

ブッドレアに訪れたヒメアカタテハとモンシロチョウ
c0128628_1311388.jpg


以上は、ウチに来たチョウですが、小石川植物園で見たツマグロヒョウモンの♂。
止っているのは、キツネノマゴですが、この目立たない植物は、チョウの
お気に入りのようです。雑草と思って抜かないようにしたいものです。
c0128628_13113531.jpg

それに比べて、アフリカ原産のキツネノマゴ科の植物は、さ~すが大きい。
c0128628_1312133.jpg

都立薬用植物園で。アフリカ原産Hypoestes arostata

11月12日、久しぶりに快晴だったので、高尾山に行ってきました。
c0128628_13124051.jpg

もみじ祭りが始まったばかりとか、かなりの人出でしたが、みなさんのウキウキ感
が山に満ち満ちでいました。ガイジンさんも楽しそうに、歩いていました。
c0128628_1313669.jpg

杉の大木の間から、大都会TOKYOが展望できるのですよ。
高尾山も東京都の一部。当たり前のことですが、うれしくなりました。
東京の西のはずれにこんな自然が残されていることに感謝!
私は、骨折一周年記念登山なので、慎重にそろそろと歩きました。
c0128628_1313345.jpg

明るい森で、テングチョウを見つけてすっかり"天狗"になっているわたし!
テングチョウは、静かに私の目の前のヒイラギに枝に止り、静かに翅を広げて
くれました。テングチョウは、シジミチョウ科(タテハチョウ科)
シジミチョウより大きめ、ツマグロヒョウモンより、小さめでした。

by tamayam2 | 2016-11-14 13:14 | 日々のできごと | Comments(4)

【788】空白の十月ができてしまった…

私がさぼっていたため、Blogに空白の十月ができてしまった。
11月に入ってしまったが、10月に見た自然の一部を追記しておこう。
10月は、秋なのに結構気温が高く、ある時には暑いぐらいだった。
それが、ここ10日ばかりのうちに秋を通り越して急に冬になって
しまった。
c0128628_11182971.jpg

c0128628_11191245.jpg

★新宿御苑の温室で見ためずらしい花 ゴジカ、午時花と書く。
昔の時刻の呼び方に、午(うま)の刻というのがある。11時ごろから13時ごろ、
つまり、そのころに開花する水辺の植物。初めて見た。ちょうど、その時間帯に
居合わせてよかった。熱帯アジア原産 アオイ科(Or アオギリ科)
Pentapetes phoenicea

★カメムシ
色づき始めたアメリカハナミズキの葉と実を撮ろうとおもったら、
カメムシが撮れた。クサギカメムシかなぁ?
c0128628_11202510.jpg

これは、バス停でバスを待っているときだったので、i-phoneで撮影。
とっさの時、i-phoneはとても重宝する。
c0128628_11213970.jpg

もう一つのカメムシは、箱根湿性花園で。ナシカメムシかな。地面を這っていた。
ナシ農園にとってはにっくき敵かもしれない。

★10月の下旬、池袋のお教室の帰り、自然教育園に立ち寄った。
白金台に着いたころには、ポツポツと雨が降ってきた。ま、いいかと
思って入園。雨に濡れた野草はつややかで美しかった。
c0128628_1122483.jpg

紅葉しているのはハナタデ。
c0128628_11232937.jpg

チョウは見なかったが、ホシホウジャクは大活躍。特に、タイアザミには、素早く飛んできて
吸蜜していた。元気なやっちゃ!ホシホウジャクは、スズメガの仲間。
c0128628_11333548.jpg


★タデ科の仲間が秋の野を覆っていた。小雨の中色があざやかで、美しかった。
ホソバノウナギツカミ(トゲがあるからウナギでもつかめる)とか、ママコノシリヌグイ
(継子のお尻を拭いたらさぞ痛かろう)ちょっと毒を含んだ命名もあって面白い。
c0128628_11255536.jpg

この花↑は、サクラタデ。

★アザミに止ったヒョウモンチョウの写真とサクラタデは、小金井市の野川で撮影したもの。
c0128628_11382949.jpg

今まで長らく愛用していたNikonD5200 も捨てがたく使っているが、10月より
FujifilmX-T1(ミラーレス一眼レフ)を導入したので、時間が許すかぎり、試運転を繰り返して
いた。まだまだ、不明な点が多く、自分の機械になっていないが、わずかに重量が軽くなった
ので、楽だ。

by tamayam2 | 2016-11-11 11:29 | 日々のできごと | Comments(6)

【781】梅雨明けはまだかなぁ~

☆足立区生物園で
c0128628_21271323.jpg

この枯葉のようなもの、これは、ちょっと怪しい。
全然動かない。でも、じっと眺めていること20分。
少し動きがあってテキは静かに回転しはじめた。
c0128628_21275791.jpg

ああ、やっぱり! 触覚や眼、足を確認することができた。
このチョウは、非常に動きに乏しいのだ。
コノハチョウ【タテハチョウ科】Kallima inachus

c0128628_21284693.jpg

一瞬、ちょっと翅を開きそうになって、オレンジ色
の光が見えた。2.5mほどの樹なので、上からのぞき
見ることができないのが残念。本来は、オレンジ色と青の構造色が
光っているはず。

目白から高田馬場にかけて、山の手線は、
地面より高いところを走っている。いつもは電車の車窓から外を
眺めるだけだが、先日は、線路際の道を土手に沿って歩いた。
そうしたら、土手をびっしり覆っているカラスウリの花に出会った。
c0128628_21292987.jpg

昼間は、こんな姿だが、日没から深夜にかけて、ゆっくりと白い
網状の花びらが開花するという。
c0128628_21303191.jpg

深夜に観てみたいが、それは…ちょっと危険な感じのする場所だった。
カラスウリの原産国は、中国/日本。Trichisanthes cucumeroides【ウリ科】
c0128628_21305187.jpg

7月も半ばを過ぎたというのに、東京地方は、まだ梅雨が明けない。
時には折り畳み式傘では間に合わないような驟雨に見舞われる。
かと思うと、カンカン照りの真夏の太陽。
先日、私が関係する集会でお出ししたのは、水大福
ウチの近くの餅菓子屋さんで売っているのだが、この季節に、
いつも喜んでいただける。本物の笹の葉に包まれたコシあんが
つるりと口に入ってしまう。
おりおりの和菓子は、いいなぁ~

☆再び、足立区生物園で
蝶を放し飼いにしている温室の中で、とても小さいシジミチョウ(1円玉大)がいた。
舞うたびに、チラリと青い翅が光る!
c0128628_21322358.jpg

何というチョウかなぁ?と独り言。すると、そばにいた青年が、
即座に“ツシマウラボシシジミ”!
わぁ~、すごい人! こんな舌を噛みそうなチョウの名を一気に言えるなんて!
ツシマウラボシシジミ Pithecops fulgens tsushimanus【シジミチョウ科】
c0128628_21324685.jpg

この蝶の食草は、ここではハエドクソウ。極小の花は撮影が非常に難しい。
ハエドクソウ Phryma leptostahya asiatica【クマツヅラ科】
極小のチョウと花を撮り終えると、体の力が一気に抜けて、汗が
どっと吹き出た。なにしろ、ここは温室だし…。

このチョウは絶滅危惧種なので、足立生物園では保護育成をしている。
一つの区の事業としては、なかなか夢がある仕事ではないだろうか。
チョウの育成活動については、このページで。

by tamayam2 | 2016-07-21 21:37 | 日々のできごと | Comments(4)

【780】東京23区 足立区と港区

東京23区 所得別ランキングというのが
新聞に出ていた。 
c0128628_2125537.jpg

     上は。 宮古島のウマノスズクサ(都薬用植物園で撮影)
人さまの懐具合を知ったところで、どうにもならないし、まして、
ランキングなんて、下世話な話ですが…どれどれ自分の住んでいる区
は、何位なのだろうと関心をもって見てしまった。
c0128628_21224998.jpg

           上は、ジャコウアゲハ♂
それによれば、最下位が足立区だそうだ。     
前回「709」でご紹介したレトロな眼医者さんのあるのは、足立区。私の住む都内西部の
中野区からは、都の中心部をまたいで、東北部へ、電車を乗り継いで、一時間は
かかる。私は時折、足立区生物園というミニ動物園に出かけるが、
その度に足立区の子供たちをうらやましく思う。
 そこで働いている若い職員は、「生活のためだから」と仕事に従事している
というより、動物のことが好きでたまらないという風だ。しかも、動物の生態
を熟知していて、何を聞いても親切に答えてくれる。この生物園には、チョウの
ための温室と、それとは別にチョウの食草を育てている温室がある。
c0128628_21255171.jpg

         上は、満州のウマノスズクサ(小石川植物園で撮影)
絶滅危惧種を卵から孵化し、チョウの温室に放っている。特に大きい
施設ではないが、よく工夫されていて、子供たちに生命の不思議さを
よく伝えている。それが、23区の一つの区の事業なのだ。

足立区生物園のHPは、ここ
c0128628_2132387.jpg

           上は、ジャコウアゲハ♀
一方、23区の最高位は、どこかというと、ご想像通り
港区なのだ。友人に、六本木の交差点近くに住む人がいて
ときどき訪問する。その方の話によれば、港区は福祉の面では、
他区より満足度が高いものの、医療機関には不満が多いと
とおっしゃるのだ。例えば、入れ歯の噛み合わせが悪くて近所の
歯医者に行けば、その医者の関心は、もっぱら歯を白く見せる
ことだの、歯並びだの、美容歯科に関することで、フツーの歯科医を
見つけるのに苦労したとのこと。皮膚科や内科も同じような傾向が
あって、結局歩いて行ける範囲に良医が見つからず、ランキング15位
のわが区、中野区の医療機関に通って来ているのだった。
c0128628_21261437.jpg

         上は、ぺルーのウマノスズクサ(京都府立植物園で撮影)
米国でも同じような傾向があるらしく、ロサンゼルスの高級住宅街に
住んでいる娘は、一般的な小児科医や、歯科医を探すのに苦労していた。
上には上の悩みがキリなくあろうが、風邪を引いたり、歯が痛くなったり
したときのフツーの病気に対処してくれる医療機関も地域にあらまほしい。

by tamayam2 | 2016-07-09 21:26 | 日々のできごと | Comments(6)

【779】東京点描・6月から7月へ

いやぁ~ 暑くなりました。東京は、まだ梅雨明けではありません。
そろそろね。
c0128628_1875617.jpg

Tamayam2はあちこち都内を動き回っております。
① これは、北千住からバスに乗って出かけたときのこと。
  車窓から、非常にレトロな建物を見たので、帰りにバスを降りて、
  撮影してきました。「大橋眼科」という今も開業中の目医者さん。
  あ~、目が悪くなったら、ここに通って、内部も撮影させて
  もらいたいものだ。
c0128628_1882092.jpg

  調べてみれば、この建築自体は、1982年の建築。元の医院は、
  1917年(大正6年)に、当時の大橋院長が、ドイツ民家ふうの建築を
  建てたそうです。その方は、亡くなって後を継いだ鈴木という眼科医が、
  初代の建築の面影を残すように考えて、再建されたそうです。
  一つ一つ、古い洋館の材料を集めて…。なかなかよい話ではありませぬか。
  ぺらぺらの洋館まがいが多い中で、じつに本格的。
  下町には、そういう奇特なお医者様が住んでおられるようです。

② 先週は、六本木のミッドタウンを通りました。無機質な地下通路に
  丸い大きな大理石がころん、と転がっているのは、なんだかいい感じ。
  そこを通るとき、ちょっと触れてみたい気がします。
c0128628_1884322.jpg

  天井近い壁に、水に染みのような影が見えるのは、ガラス天井を
  クリーニング中だからです。梅雨明け間近の風景です。
  安田侃作「意心帰」2006年

③ アメリカ西海岸の娘宅に、こんな黄色のトラ模様のチョウが現れたと
  連絡がありました。チョウの話など特にしたこともないのに、へっへ、
  だんだん彼らも私の趣味に感化されつつあるなぁ~、とニンマリしました。
c0128628_1891331.jpg

  調べてみれば、Tigar swallowtailという割に普遍種だった。
  娘の夫の故郷コネティカット州(東部)では普通に見られるとか。
  ともかくトラフ(虎斑)、つまり虎のような模様が特徴的です。
c0128628_189325.jpg


  日本では見たことがない種類でうれしかった。今後は密かに
  彼らをこの世界に誘い、昆虫の話をしてみたいものです。
  Papilio rutulus【アゲハチョウ科】

④2日土曜日、所用があって新宿西口から、南口の高島屋へ向かっていた。
 いつものように、サザンテラス側から橋を渡ろうとしたら、な、何だ!
 手前に広い空間ができていて対岸の高島屋まで徒歩で行けるではないか!?
c0128628_1895895.jpg

その空間には、すてきな花壇まで広がっていて、子供たちがSHINJYUKUの
ロゴの周りで遊んでいた。MIRAINA TOWER(未来なタワー)という新名所。
c0128628_18102378.jpg

「未来な」という新しい造語を一つ覚えた。(個人的には、こういう創作を、
 あまり評価しないが・・・)

⑤そのMIRAINA TOWERの前には、美しい人口庭園が造ってある。
 その下は電車の走る線路なので、言ってみれば“空中庭園”である。
 そこに植栽されている植物の中で、ひときわ涼し気で美しい花を
 咲かせていたのが、この写真のセイヨウニンジンボク。葉をもむと、
 よい香りがする。西洋では女性ホルモンの漢方薬として使われる。
 私が初めてこの植物を見たのは、トルコの古い遺跡でだった。
c0128628_18201875.jpg

 珍しい植物だなぁ~と思って葉を一枚採って香りをかいでみた。
 それが、大都会の“空中庭園”に植わっているとは!?
 なんだか不思議な気がする。
 Vitex agnus-castus(シソ科)英語は、Chaste tree
下の2枚は、2008年8月に初めてトルコを訪問したときのもの。
ベルガマのアクロポリス神殿近くの円形劇場のあたりで。
c0128628_18113189.jpg

c0128628_18204989.jpg

 この植物の原産地は、南欧、西アジア、南アジアということだから、
 トルコにあってもおかしくない。“空中庭園”の下は、JRの電車が
 走っている線路なので、乾燥と暑さに強い植物である必要がある。
 セイヨウニンジンボクは、その条件によく適応しているのだろう。

by tamayam2 | 2016-07-04 18:14 | 日々のできごと | Comments(2)

【776】最近見た虫たち

最近、家の周り、出かけた先々ていろいろな虫たちと遭遇した。
幼虫など、FacebookにUpすると、気持ち悪がる人が多いので、
この種の話題を避けている。変人と思われかねないですからね(笑)
ハンゲショウ(ドクダミ科)
c0128628_734544.jpg

①野川で
スジグロシロチョウをたくさん見た。 ヤマトスジグロシロチョウかもしれない。
c0128628_7354932.jpg

c0128628_7362517.jpg

ドクダミハンゲショウが生えるころは、虫の季節を告げる序曲。
c0128628_737783.jpg

②ウチのメダカ池に落ちていたビロードハマキガ。 下は開翅したところ(Websiteより)
c0128628_7373425.jpg

 始めはちょっとぐったりしていたが、救出後、どこかへ去っていった
 から、回復したのだろうと思う。こんな美しい蛾をみることは珍しい。
③目白学習院の校庭で。ミズイロオナガシジミ じっと見ていたが、
 まったく開翅してくれなかった。ものの本によると、鳥が黄色の部分を頭だと
 間違えてつついても、「残念でした!」、そこは、尾っぽなのです。そうやって、
 敵から身を守るのだそうです。
c0128628_7384723.jpg

④小石川植物園で、 サトキマダラヒカゲ
c0128628_7391069.jpg

⑤荒川生物園で、 
 これは、じっと見ていたら、しばらくして開翅してくれた。ヒメジャノメ
c0128628_7393363.jpg

c0128628_740883.jpg

 園の中で飼われているチョウだからだろうか。
c0128628_7405139.jpg

 こちらは、戸外の木立で。ヒモワタカイガラムシ。珍しい。
 きっと園芸家には、大敵なのだろう。
⑥ウチの猫額大の庭。今年もツマグロヒョウモンの幼虫がスミレを
 丸かじりしている。今朝は、2個も丸い置き土産をおいていった。
c0128628_7412046.jpg

 これは、名前が分らない虫。ルリイロトウワタのサヤのところにいる。
c0128628_7414212.jpg

c0128628_7415892.jpg

 害虫なのだろう、名がわかる方は教えてください。
 特徴は、後ろ足、ヒゲの真ん中へんが白いことです。

by tamayam2 | 2016-06-18 07:42 | 日々のできごと | Comments(8)

【769】熊本地方の大震災

4月も半ば、新しい学期を始めた学生たち、新社員が仕事にやっと
慣れ始めたころ、突然、日本では大震災が起こった。
熊本には、私の親類もいる。高齢の叔父、叔母なので、大変心痛めている。
でも、どうしようもない。
c0128628_602062.jpg

幸い、連絡は岐阜に住んでいる姪がFacebookで知らせてくれている。
SNSはこういうときに、たいへん威力を発揮するとわかった。
一日も早い復旧を、ただ祈るばかりである。
c0128628_605066.jpg

さて、年度末のたくさんの原稿書きを終えて、ほっとしている私。
野山が呼んでいるので、時間を見つけては、小散策をしている。
①先日来、よく見かけるラショウモンカズラ(羅生門蔓)
Meehania urticifolia(シソ科)
c0128628_612147.jpg

よく見てみれば、なかなか味わいがあり、花の色や斑の出方にも
いろいろなヴァリエーションがあることがわかった。

②これと、よく似ているが、葉の形がヒイラギに似ているというので、
ヒイラギ草という野草も見つけた。Ajuga incisa(シソ科)
c0128628_631934.jpg

レッドリストでは、EN(Endangered)絶滅危機にある状態だそうだ。
ラショウモンカズラより、色合いが落ち着いていて風情のある感じ。

③4月9日にツボミだった丁子草(チョウジソウ)。
気になって一週間後に再訪したら、花開いており、折よく、
スジグロシロチョウ(Pieris melete)が来てくれた。
チョウジ草 Amsonia  elliptica【キョウチクトウ科】
c0128628_641725.jpg

この花を初めて知ったのは、ドイツ Wuersburg。
シーボルトの出身地であるが、ヴュルスベルグ大学植物園のシーボルト
コレクションで見た。あたかも日本を代表する植物のように書かれて
いたが、日本でこの花を見たことがなく驚いた。
湿地に咲き、東御苑の流れのほとりにも植えられていた。
こういう野草を西洋人が好んでいたとは、驚きだ。
c0128628_65824.jpg

④野川のほとりで見た蓮華(レンゲ)草
レンゲが咲いているとは、なつかしい風景だ。
昭和の初期にあった童謡がなつかしい。私のものごころついた
ときの原風景だ。

♪~ねんねのお里 げんげ草
  ぽちぽち仔牛も あそんでる
  牧場の牧場の げんげ草
  だれだか遠くで 呼んでゐる♪~

北原白秋作詞の童謡なのに、あまり知られていない。
私の亡母が好きでよく歌ってくれたのだが、晩年、この歌の
ことを聞いても、「知らない…」と言われてしまった。
その頃、母はもう認知症にかかったいたので、ムリもない。
c0128628_653721.jpg

この風景があった奈良の田舎は、妹が生まれる前のことだから、
妹も知らない。つまり、私しか知らない幻の風景だ。

レンゲが一面に咲いている田園風景は、昔はよくあった。
九州にもあっただろう。でも、この震災で山も野も壊れて
しまった。一日も早く地震がおさまり、人々が安眠できるように
願わずにはいられない。

by tamayam2 | 2016-04-19 06:06 | 特別なできごと | Comments(8)

【768】蝶の季節到来!

4月に入って春らしい日があるかと思えば、ハーフコートが
ほしいようなはだ寒い日もある。4月12日、池袋のお教室の帰り、
ちょっと小石川植物園に立ち寄ってみた。
地下鉄丸の内線茗荷谷駅から、文京区のコミュニティ・バス「Bぐる」
で、共同印刷まで。帰りは、そこから、地下鉄春日駅まで。
このようなルートを発見して行きやすくなった。

①さて、今日の発見は、クロアゲハ♀
Papilio protenor 【アゲハチョウ科】
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)がいっぱいの林の中で、黒く大きな
ものが飛んでいるように見えた。
蝶かな~と思いながら、しばらく様子をみていると、足元のすぐ近くに
止まった。 うっとりとした!
c0128628_1658525.jpg

②ツマキチョウ
春先の一時期に観察できるツマキチョウ。
Anthocharis scolymus【シロチョウ科】

裏翅の模様を、草刷り(くさずり)模様という。以前から見たいと思っていた。
先日、初めて撮影できた!
薬草園の辺りを見て歩いているとき、モンシロチョウばかりが多いなぁ~と
思った。しかし、よく見れば、蝶の動きが直線的でとても速い。
c0128628_16512175.jpg

しかも、翅の先がかぎ状に曲がっているではないか。はて??
翅の端がちらっとオレンジ色に輝いているように見えた!
あっ、もしやツマキチョウ(褄黄蝶)!?
c0128628_16515886.jpg

余りにも縦横に飛び回るので、眼が疲れてしまうほどだった。
c0128628_16522764.jpg

「少しは、止って!」・・・一頭が小枝に止まって、静かに翅を閉じた。
c0128628_16524985.jpg

蝶も疲れたのだろう、すっかりお寝みモードになって迷彩色のような
草刷り模様が全身を覆ってしまった。
周囲の草色に溶けこむように。完全なカムフラージュ!
こころ踊る観察だった。

③ビロードツリアブ
8日、白金の自然教育園で、初めてお目にかかったTさんにビロード
ツリアブのことを教えてもらった。その日は、撮影できなかったのだが、
小石川で、撮影できた。お尻のあたりが、ビロードのような毛が生えていて、
針をもっているアブ。
c0128628_16534580.jpg

飛翔しているのは、撮影できなかったが、多分、
これだろうと思う。春先の一時期しか見られないとTさんが言っていた。
c0128628_16544156.jpg

④クロアゲハが見られた林の中では、いろいろな花木が花を咲かせて
いた。その一つがカリン(花梨)【バラ科】Pseudocydonia sinensis
c0128628_16545956.jpg

丸く窪んだ花びらと、麗しい幹の模様、サクラのように豪華ではないが、
こころ惹かれるものがある。
自然観察ができて、本当にしあわせ!

by tamayam2 | 2016-04-15 16:55 | 日々のできごと | Comments(8)

【765】3月の日々

3月に入って暖かかったり、急に寒くなったり・・・
みな様はいかがお過ごしでしょうか。

3日、私は、南足柄市にあるOさんのお宅を訪問、
たくさんのユキワリソウ【キンポウゲ科】を見せていただいた。
Oさんとは、このBlogを通じてのお付き合いで、一年ほど前に
初めてお目にかかった。
1973年生まれとおっしゃっていたので、私の子供ぐらいの
年齢。しかし、ユキワリソウに関しては、私の師匠。
c0128628_19392368.jpg

小田原から大雄山線というのに乗り換えて行ったのだが、
そこに開ける大地と丘が彼のField.  少し歩いただけで、
たくさんの野草が見られそうなワクワクする土地でした。
まだ冬枯れの景色が残る斜面を歩きながら、ぜひ、また
訪問させてください、とお願いしてしまった。
c0128628_1940238.jpg

小さいせせらぎのほとりでみたネコノメソウ
私は、この花が好きなので、とても感動した。
こちらは、2012年に八王子市で見たヨゴレネコノメソウ
c0128628_19403479.jpg


c0128628_19414037.jpg

雪割草は、いろいろな和名があって混乱するが、Hepatica
という学名で呼ぶ。肝臓の形をした葉が特徴的だから。
Hepaticaとは、肝臓というラテン語。
c0128628_194427.jpg

私が、ドイツでGさんと知り合ったのもこの花がご縁だった。
(以前にも書いたことがあるような気がするが・・・)
復活祭が近い3月のある日、彼女が私の職場に訪ねて来て、
このイースター・エッグをくださった。卵に描かれた絵を見て
すぐに、この花が何の花かわかった。
「あ、Hepaticaですね! 私、この花が好きなんです。」と反応した。
ドイツ語があまり上手でない私でも、① ~は~です。
② ~は、~が好きです。 という基本構文だけは間違いなく
言えたわけです。学名を知っていてよかったと思った経験は
山ほどあるが、絵を見ただけで、Hepaticaとわかったのは、
この植物の葉が肝臓の形をしていたからである。生物学的に
正しい描写だったからなのだ!
c0128628_19452114.jpg

私が今かかっている歯医者さんは、御徒町にある。
この辺りは、私が住んでいる山の手とは、ずいぶん感じが
違っていて、辺りを歩くのが楽しくてならない。だから、
歯医者さん通いは、そんなにやっかいな仕事ではない。
11日、気分がよかったので、ちょっと足を延ばして不忍池から
池之端のほうまで歩いた。動物園へは、正門以外にも西門からも
入ることができる。
c0128628_19455664.jpg

両生類・爬虫類館のそばの欄干から、陽気の良い日だったら、
ワオキツネザルが外の浮島のようなところにかたまっているのが、
見えるはずだ。もしや、と思って行ってみると、はたして、7,8頭の
ワオキツネザルが上半身を西の方向に向けてじっと、夕陽を
見つめて座っているのだった。どの個体も同じようにお腹を太陽に
向け、静かに座っている。お腹に西陽が当たるのが、よほど
気持ちがよいのだろう。見ている私も気持ちがなごむ光景だった。
c0128628_19463491.jpg

沼袋の住宅街を歩いていたら、塀のわずかな
隙間から、ツタバウンラン(蔦葉海蘭)のツルが
伸びていた。黄色の花がまるで眼のように、こちらを見ていた。
Cymbalaria muralis【オオバコ科】
園芸家には、嫌われ者だけど、春の息吹を感じた。

似た植物に、カキドオシ(垣通し)がある。
Glechoma hederacea【シソ科】こちらも垣根を通過してどこまでも
伸びる。私は、この二つをずっと混乱していたが、この日、黄色の眼を
もつツタバウンランを見て、カキドオシの花とは、はっきり違うことを
知った。カキドオシの花は、他のシソ科の植物のように筒状で、
黄色の眼がない。

こんな簡単なことを知るにも何年もかかるのだ。 ったく!

by tamayam2 | 2016-03-17 19:48 | 日々のできごと | Comments(8)

【764】春先のタウン・ウォッチング

先日2月27日に六本木にある東洋英和女学院
行われたコンサートに出かけた。

それに先だって、神保町で昼食をとろうということにした。
神田・神保町のすずらん通り。
午前11時過ぎだというのに、もう列ができていた。
  【 スヰート ポーヅ 】
c0128628_81187.jpg

餃子と包子、どちらも似たようなものだが、違うの
だろうか。私は、看板の表記に関心をもった。
ヰやヅ…普段、あまり見かけない字ですね。

中国語のピンイン(拼音)では、包子Bāozi 餃子Jiǎozi
スヰート包子というのだから、餡マンのことかな??

私の関心事は、餃子よりもむしろ表記のほうなのですが・・・
ヰは、ローマ字入力では、wiで、ヅは、duと打つと
出てくる。
イとヰ、または、は、ヅとズの発音は同じなのか違うのか?
知り合いにチズ子さんもいるし、チヅ子さんもいる。
このようなことを、FaceBookで書いたところ、
かなりの反響があった。

たいていの人は、この界隈には、大陸風の変わったシナ料理を
食べさせる店が昔からあった、懐かしいというもの。

本当に、神保町の角には、救世軍があったり、岩波ホール
があったりする場所で、ちょっとエキゾチックな町並みが
おもしろい。主人がこの近くに勤務していたこと
があって、当時よく通っていた別の中華店で食事をした。
c0128628_8143747.jpg

そこから地下鉄で、六本木の東洋英和女学院へ。
いま、朝の連続ドラマ「朝が来た」のヒロイン、
広岡浅子というスケールの大きい女性と
以前の連続ドラマ「花子とアン」のヒロイン、
村岡花子の展示を、たまたま東洋英和史料館で見て、
面白く感じた。広岡浅子は、日本女子大学の設立者
でもあるし、スケールの大きい実業家。
c0128628_8155942.jpg

村岡花子は、東洋英和女学院の卒業生、明治から大正にかけての
知的な女性のはつらつとした活躍ぶりがまぶしいほどだ。
企画展のリンクはここ
ヴォ―リス(William Vories1880-1964)のディザインに似せて
作られた学院の扉。
c0128628_813383.jpg

ホールのパイプオルガン。
c0128628_8162161.jpg

そして、3月、友人のお玄関先でみた、紙細工のひな人形。
c0128628_8164429.jpg

その方のお宅には、立派な段飾りのお雛様があるそうだ。
それを出すお座敷もあるのだが、肝心の孫たちが、
そろって受験中。受験が終われば、スキー旅行だ、卒業式だと
いそがしい。
雛飾りを出して、ちらし寿司でもこしらえて祝ってやりたい
けれども、若い人は、関心なし!
さびしいわ~と彼女は語った。

そう、時代がそういう悠長な時の過ごし方の価値を
認めなくなったのか…。いろいろな行事は・・・
ひな祭りも、ヴァレンタインも、花見も・・・和も洋も
ごっちゃまぜになって商業的なものに支配されてしまった・・・
そう嘆く友人の話にひとしきり耳を傾けた。

by tamayam2 | 2016-03-07 08:18 | 日々のできごと | Comments(6)