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【794】世田谷ボロ市

★江戸よりもっと前、北条氏の時代に栄えたという世田谷ぼろ市
 出かけてみました。世田谷線というのどかな電車に乗って、時空を
 越えた小旅行。
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 面白かったのは、古い絵付けの陶器、ハサミ、包丁などの刃物。
 そば殻のまくら。ヒノキの桶やお寿司を混ぜる飯台。地元の方が
 「白菜漬けはおいしいよ」と教えてくださったので、漬物類を
 買いました。
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売る方も買うほうも、商売はヌキでおしゃべりを楽しんで
 いるようでした。このような伝統的な行事が438年も続いている
 こと自体が驚きです!毎年12月と1月の15日、16日と決まって
 いるので、覚えやすいですね。
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 古物以外にも食ベものの屋台や占い小屋なども出ていました。
 後ろは、代官屋敷。中にお白州跡などもあり立派なものでした。
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★一見バラの花のように見えるのは、ハボタンとケール(下)
 色彩の乏しくなった冬の庭に植えられる古典的園芸植物。
 キャベツの仲間です。ハボタンといいますよ。
 食用ではありませんから、残念ながら食べられません。
 ハボタンもケールも(アブラナ科)Brassica oleracea
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★植木を雪の重みから守る雪つりというのがありますが、
 そういうものを作る職人さんが考案したようです。
 名付けて「メジロの遊び場」 やさしさが感じられます。
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★こちらは、獅子ユズ。普通のユズの10倍ぐらいの大きさ。
 ジャムを作るのでしょうか。
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★こちらは、鬼おろし。鍋ものや焼き魚に欠かせない大根おろし。
 なかなか手間ですよね。これならハカが行くでしょうね。
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★ちょっとスネ者のような顔をして、お腹の真ん中に真っ黒な丸い印を
 つけたこの魚、マトウダイ。弓の的(まと)のようですからね!
 タイの仲間ではなくマトウダイ科の魚。長さ20㎝のこの魚が2尾400円
 足らずで売りに出ていたとき、わたしゃ、即ゲットしましたよ。
(こういう場面では、急に本性が現れ出て下卑た物言いになります・・・)

 この魚、東京で見たことがありません。私が知ったのはNewZealandで。
 非常にうまい魚と知って、よく買っては、干物にして食べたものです。
 刺身でも、煮つけ、干物、ムニエルすべてGoodです。
 フランスではSaint Pierre, 英語はJohn dory!
 学名:Zeus faber な、なんと?Zeusって神様のことですよ!
 それほどおいしいのです。

by tamayam2 | 2016-12-17 10:28 | 日々のできごと | Comments(10)

【792】師走の日々

いよいよ師走になりました。
なんとなく気ぜわしい日々ですが、前からお訪ねしようと思っていた
病後の友人を訪問しました。
友人は、だいぶ回復し、喜んで迎えてくださいました。その時、出た
ご馳走は、私の大好きな”吹き寄せ”!
秋の様々な珍味の数々がまるで、風に吹き寄せられた落ち葉のよう!
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赤いのがニンジン、イチョウの葉の形にくりぬいたサツマイモ、
黒い粒はムカゴ、萌黄色のギンナン、薄切りのレンコンなどが揚げてある。
あしらいは、ドウダンツツジの葉。

なんというすてきなおもてなしでしょう!
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お座敷の外の景色にも秋の色が映っています。
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そして、極め付けは、床の間に生けられたビワの花! ほのかに芳香がただよって
います。ビワは初夏に楕円形の実がなり、おいしい果実ですね。古典楽器の琵琶の形
から、この名がついたと言われています。でも、花は、初冬の季語なのです。
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俳句をなさる方、お茶をなさる方ならご存知でしょう。

また、冬の間に栄養を蓄えなければならないハチにとって、この花の蜜は
ごちそうです。ビワは、中国原産のバラ科の植物で、意外なことに明治時代に日本に
伝えられたそうですが、学名にjaponicaがついていて驚きました。
Eriobotrya japonica

お庭には、珍しいマユハケオモト。眉に黒を塗る刷毛のようだから付けられた名前。
この写真は、神代植物園で撮影したものですが、初冬のころに咲くようです。
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神代植物園から、深大寺のほうへだらだらと坂を下っていきましたら、お寺の
築地塀に紅葉がしだれかかって、京都のようでした。
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その先に、水生植物園があるのですが、こんな時期は、人っ子ひとりいません。
見るべき植物は、みな枯れてしまっている道をずんずん歩いていきますと、
向こうから、大きな野鳥がこっちに歩いてきました。「なんか、用?」とでも言いたげに。
アオサギでしょうか。向こうもこんな時期にヒトが歩いてくるとは思っていなかったので、
驚いたようです。面白い遭遇でしたよ!(^^)!
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by tamayam2 | 2016-12-10 06:39 | 日々のできごと | Comments(4)

【790】11月の外出

★11月…その日の天気によっては暗い日、雨の日がある。そういう日は、
外出する気がおきない。でも、快晴の気持ちのよい日であれば、心が
そわそわ。なんとか時間をヤリクリして外に出たいと思う。

★11月21日(月)、日ごろから出不精の夫をさそって、銀座方面へ
出かけることにした。たまたま、和光で開かれている展覧会のお誘いを
受けたので。しかし、長い歩行が難しくなったおじいさんを連れ出すには
よく計画をたてねばならない。
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★四丁目から都バスに乗って築地六丁目まで。そこから徒歩で、19日に
オープンしたばかりの“築地魚河岸”へ。
http://www.tsukiji.or.jp/walk/map/
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移転に関していろいろ議論されている築地だが、庶民にとって、安全で
生きのよい魚が手に入れば、まことに喜ばしいこと。新しい“魚河岸”は、
清潔で歩きやすく、なかなか見ごたえがあった。夕飯のお魚を少々買って
私どもは、大変しあわせな気分になった。帰りは、築地から四谷まで、また
都バスに乗って。国会周辺、千鳥ヶ淵のお堀付近のイチョウ並木が美しかった。
都バスで、東京見物ができて、うれしい。
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★翌日22日(火)、池袋のお教室の後で、近くの立教大学へ。
クリスマス・ツリー用の大きなモミの木、大イチョウ、ツタの絡まる校舎
など撮影。若い人が談笑して歩く開放的な校庭は、よそ者ながら、ウキウキした
気分に浸れる。若い人たちのきびきびとした動作を見ているだけで、気持がよい。
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★午後12時半ごろ、正面の時計台の時計の文字盤を見て出口に向かおうとしたとき、
小さなチョウがツタの壁に移動するのを認めた。
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チョウが止まるまで見守っていると、目の前のツタに止り、静かに翅を広げた。
青いメタリックな光が一瞬輝いた。あっ、ムラサキシジミの♀。
うれしかった! 11月の下旬にチョウが見られた!
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★この日、朝から東北地方を中心にM5以上の地震があり、津波情報のけたたましい
声で目覚めた。また、この日、娘の家で18年以上飼っていた愛猫Marbleが、いよいよ
歩行がかなわなくなり、飼い主の深い配慮と祈りのもとで、永遠の眠りについた。

by tamayam2 | 2016-11-23 10:17 | 日々のできごと | Comments(7)

【749】ボルドーの思い出

8月のフランス旅行から、一月経った。

訪れた三つの都市、パリ、ブルッジュ、ボルドーのうち、
最後のボルドーについては、大聖堂のことしか触れていなかったので、
忘れないうちに書いておこう。
(Face Bookに、一部の写真は載せたが、くわしいことはBlogで
 書くことにする)

そもそも学会は、ボルドー、パリ第三大学モンテーニュ校で行われた。
この学会は、ヨーロッパに住んでいる人を対象にしているせいか、
案内が非常に大ざっぱで、「ボルドーに飛行機か鉄道でお出でに
なったら、トラムB線で大学までお越しねがいたい。」
と書いてある
のみ。
日本で、インターネットでいろいろ調べたが市内の交通事情が
よく分からなかった。
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私は、パリから鉄道TGVで約4時間かかってボルドー、St.Jean駅
(英語で言えばSt.John、聖ヨハネさんですね)に着き、ホテルで
旅装を解いた後、町の中をあらかたチェックした。

そうしたら、当てずっぽうに選んだ下町にある宿は、なんと市の
中心地で、隣りがツーリスト・インフォーメーション。トラム3線の
発着駅Quinconcesから徒歩2分という好立地条件だった。
トラムは3線、A、B, C線しかなく、どこに行くにもトラムを使えば、
非常に便利なのだった。(だから、説明が簡素だったわけね!)
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7日間乗り放題の切符を€12で購入、さっそく乗ってみる。
このトラムは、地表集電方式という新しい方式を採用していて、
線路の中央から電力を取っているため、架線がなく、町中を走って
いても、景観を損なわないのだった。

Face Bookにこの写真を載せたところ、どこから電力を取っているのか?
という質問が出て、そういう事情がわかった。
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プラットフォームも階段一段程度の段差しかないので、
非常に心地よかった。一つのフォームから向こうのフォームに、
線路をまたいで歩いて行ける。
階段やエレベーターを全く使わないで、線路上を歩くのは
快感だった。(老人にはまことにありがたい交通システム!)
大聖堂近くから見たトラムと線路。
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ホテルに一番近い駅Quinconcesを、発音がよくわからないから、
“キンコンカン”と覚えて、大学まで10駅以上20分ぐらい乗る。
大学の文学部は、モンテーニュという16世紀の哲学者の名がついていて、
フランスでも留学生の多い大学と聞く。大学生たちは、英語も
達者だから、ここまでくれば一安心。
大学生をつかまえては、あれこれ質問した。

ボルドーは、大西洋沿いにあり、昔からワインの産地として
栄えたところ。ガロンヌ川という大河のほとりにあり、
その沿岸に、Miroir d’ eau(水鏡) という市民の憩いの場がある。
ちょうど滞在中は、気温35度を越える暑い時期だったので、
子供も大人もこの水たまりで大はしゃぎだった。
とても、楽しそうな、豊かで平和な風景だった。
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最後の日の午後、友人のご主人の運転する車で、
小一時間ほど行ったところにある有名なワインの産地、
St.Emillionへドライブ。小さな村にワインを売る店がひしめいていた。
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おやっ?こんなところに、見慣れたマークが。
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やっぱり、日本人観光客が来るところなのね。
その日は、アジア人の姿を見なかったが。
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私が買いたいなぁと思ったのは、ぶどうの苗。€2.50は安い!
もちろん、買いませんでしたが。
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私は、夜は早く休む習慣なので、夜のお付き合いはスキップして、
ホテルの近くのブラッセリ-で、生牡蠣とワインで軽い夕食。
ボルドーワインは、赤が中心だが、ロゼ、白も大変おいしかった。

by tamayam2 | 2015-09-26 11:04 | たび | Comments(16)

【747】敬老の日の銀ブラ

4か月ぶりの銀座。
友人の写真展に行った帰り、銀座通りを歩いてみた。

日本は、春のゴールデン・ウィークになぞらえて、秋は、
“シルバー・ウィーク”という連休ができたらしい。
土曜日が休みの会社員なら、19日(土)から秋分の日の
23日(水)まで、5連休。
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21日は敬老の日、22日は国民の休日という、要するに
橋掛けするための苦肉の策の休日…ともかく、働き過ぎの
日本人には、うれしい秋の休日なのだった。

新橋寄りの外堀通りから銀座通りを四丁目のほうへ、歩いていく。
さすがに歩行者天国の銀座通りは、賑わっている。
私どももなんだか気分がウキウキしてゆっくり歩いた。
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ん? ちょっと不思議な音がする。
ゴロゴロ、ガラガラ、ゴロゴロ、ガラガラ・・・
何だろう?
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取り壊された松坂屋デパートの跡地のあたりで、それが、
旅行用トランクを引きずる音だとわかった。
四丁目の交差点のあたりに近づくと、トランクを引っ張る人が
どんどん増えていったからだ。
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旅行者が駅でコインロッカーが探せずに、重い荷物を持ったまま
銀座へ繰り出した???
連れが言うには、「買い物したものを入れて持ち運ぶため」!
なぁるほど!
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いつものように、ご自慢のイヌにコスプレさせて、自慢している
おじさんもいた。帽子、サングラス、襟巻、お洋服を着せられて
暑苦しいだろうに、イヌはしっかりと任務をこなしていた。
健気で、気の毒なワンちゃん。
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こちらのイヌは、まだ自然体で、よかった。
フランスでのびのびと沼を泳ぎまわっていた友人のイヌと
比べ、なんだか気の毒な日本のおイヌさま。

さて、どこで食事をしようか、ということになった。
有楽町と新橋の間のガード下を最近は、コリドー通り
というそうだ。Corridor(回廊、廊下)という言葉から
来たのでしょうね。
“こりどーどおり”・・・舌を噛みそうだな。

その中に、「近畿大学水産研究所」というレストランが
あって、連れ合いが入ってみたいと言う。
“研究所”と言ったって、そうではなく、喰い物屋さんなのだが、
近畿大学のこの名の研究所が養殖したマグロなど、和歌山産の
養殖魚を中心にしたレストランなのだ。
30分前に出かけたのに、すでに列ができており、番号を
登録して平均1時間待ちというふれこみだった。
幸い私どもは、30分待ちぐらいでテープル席に案内された。

すべて近大卒業の折り紙つきお魚の刺身は、大変おいしかった。
うん? 養殖=品劣ると思っている方には向かないと思うが、
品質もサーヴィスも実によかった。
お勧めです。
この大学は、1948年から、「海を耕す」という信念のもと、
日本人の食は、海の畑で創り出さなければ、という思いから
和歌山県白浜に研究所を作り、魚の養殖について研究しているそうです。
くわしくは、HPここ
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(このお嬢さんたちは、きれいだったが、スカートが短すぎて・・・
 正面から撮影した写真は、ここに載せるわけにはいかないのだった。)

銀座にアジアからのお客様が増え、日本料理を飲食するように
なって以来、元々生魚を食する文化の無い国の方々も刺身に
舌つづみを打つようになったという。そういう方々の人口は、
日本どころではない。

やはり、天然モノに頼っていては、今に資源が枯渇するのでは
なかろうか。養殖について研究している大学は立派だ。

喰い物屋さんが、研究所と名乗っても、まぁいいと思うよ。
ちょっと、紛らわしいけれどもね (^_-)-☆

by tamayam2 | 2015-09-22 14:47 | 日々のできごと | Comments(10)

【746】エシャロットについて

フランスでお訪ねしたBlog友のハンドル・ネームは
エシャロット(A)さんという。
私とは、2006年ごろからお付き合いが続いている。

エシャロットさんのBlogは ここ。

さて、お宅に伺ったときに、「ねぇ、どうしてエシャレット(B)
さん、というネギのよう名前なの??」と尋ねた。

私の頭の中には、ラッキョウの若い芽のようなエシャレット(B)の
イメージがいつも彼女と共にあったので…。

すると、彼女は、「エシャロット(A)とエシャレット(B)は、
全然違うものですよ!」とおっしゃるではないか!?!

語尾が違っているので、便宜上、エシャロットを(A)、
エシャレットを(B)とする。
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インターネットで調べてみると、2013年農水省から出された文書
あって、国内で(A)と(B)の名称が錯綜している事実が書かれている。

それによると、ある業者が早採りラッキョウを売りだそうと考え、
何かオシャレなネーミングがないなかぁ…と探していたところ、
フランス語のエシャロット(A)(仏:Échalote)の語尾をちょっと
もじって“エシャレット”(B)と名付けた…というのだ。
(こういうのは、昨今話題になっているパクリではなく、
 モジリというべきか…)

1955年当時は、エシャロット(A)が、国内にほどんど出回っていなかった
ので、混乱はなかった。

しかし、だんだん需要と流通が進んで、フランス料理に欠かせない
エシャロット(A)も輸入されるようになったとき、混乱が生じた。

農水省は、この混乱を避けるため、小さい玉ネギのようなもの(A)を、
「エシャロット」または、「ベルギー エシャロット」と呼ぶことにしたと
発表。しかし、これも紛らわしいネーミングである。

事実、私が最近買った(A)は「アメリカ産 ベルギー エシャレット
と間違って書いてある。ややこしいたら、ありゃしない!
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さらに、早採りラッキョウ(B)のラベルが、間違って「エシャロット」と印刷
されることもあるのだ。下の写真。
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そんなこんなだから、私の頭の中にはラッキョのような彼女のイメージが
定着してしまったのだ。(今こそ、あらためます。ラッキョではなく、
小さな玉ねぎのようなエシャロットさん!)


そのエシャロットさんは、とても料理がお上手。ありあわせの
ものをうまく組み合わせて、私の目の前でさっさと食事の準備をされる。

私は、昼も夜もたいてい彼女のお宅でおいしい家庭料理を
ワインと共にいただいた。
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ワイン好きな私は、始めは少し遠慮していたが、だんだん、
本性を現して、ホテルで飲む分を買い足す始末。

この地方のワインは、Sancerre、Menetou-Salon…
素晴らしいワインと、畑から直接食卓へやって来た野菜たっぷりの
お食事+おしゃべり…人生のしあわせはこれに尽きるのではないだろうか。

いろいろなドレッシングによく使われたのが、エシャロット(A)の
みじん切りとお酢入りのマスタード。この2つが味の決め手だと
いうこともしっかり納得した。
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ビーツ(甜菜)は、私の大好物。しかし日本ではなかなか手に入らない。
そのビーツをゆでて、ゆで卵、エシャロット(A)と合せたサラダは
絶品だった。
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大聖堂の前の庭園に植えられていたアブラナ科の大きな葉っぱは、
もしや、このビーツの園芸種ではなかろうか。
追記)これは、セイヨウフダンソウの園芸種であるそうだ。

ビーツのほのかな甘さとほくほくした触感が、ドレッシングの
酸味とエシャロットのシャープな香りで、引き締まるのだった。

エシャロットがラッキョウでなくて、小さい玉ねぎのようなもので
あること、その小さい玉ねぎは、少量でもお料理にすばらしいアクセントを
加えるものなのだった。
納得です、エシャロットさん!

それがわかるまで、実に9年間の歳月を要したのだった!嗚呼

by tamayam2 | 2015-09-17 14:41 | たび | Comments(19)

【710】B級グルメ

Blogで、あれを食べた、これを買ったという話はなるべく避けよう
と思っていたが、今日は禁を破り、ウチで気に入っている食べ物について
書いてみよう。
<丸ごと一羽の焼き鳥>
上野・アメ横の上野駅・不忍口寄りに最近外国人が経営している屋台がある。
TVでも取り上げられていて何軒かあるのだが、ウチのお気に入りは、
この鶏一羽丸ごと焼きの店。人なつっこいネパールのお兄さんが
下のような機械でぐるぐる回転させながら焼いている。
一羽丸ごとで、¥1,500。
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最近も若い人たちが10名ほど集まる会で、これを持参したところ、
あっという間にお皿が空になった。
味付けが、塩味だけで、スパイスなどついていないのがよろしい。
必要なら自分でソースを作ることができる。
私は、外国でよくこういう丸焼きのWhole chickenを買った覚えがあるが、
日本ではこういうスタイルで売っているのを見かけない。
このような丸ごと焼き鶏スタンドがあちこちにあれば、買うのになぁ~と思う。
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また、私は、若鶏丸ごと料理がすきなのだが、スーパーなどで、丸ごとが
売っていないので、残念に思う。
韓国の参鶏湯(サムゲタン)など一人一羽ずつ供したいのに・・・・
丸ごとには細かく切ってある鶏肉とは、違うおいしさがあるように思う。
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<マコモダケ>
これは、アメ横地下の市場で時々見かけたら買って来る。アメ横以外では、
ときどき新大久保の八百屋で見かけることもある。一袋(約10本)1200円ぐらい。
初めて食べたのは、台湾の台中でだった。ただ茹でたものにマヨネーズがついてきた。
いろいろな調理法があるだろうが、そういう単純な食べ方が一番おいしい。
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ちょうど白アスパラガスのような味で、クセが無く、ほのかな甘みが美味。
苽茸(マコモダケ)というイネ科の植物。日本でも最近、栽培されるようになった
と聞く。ぜひ、普及してもらいたいものだと思う。
(栽培地は、長野県、佐賀県、山形県、滋賀県など・・・)

この野菜は、食べごろがあって、年じゅうあるというものでもない。
夏~秋にかけてが旬のようだ。

この鶏肉のサイド・メニューとして最適です。

by tamayam2 | 2015-01-21 09:00 | 日々のできごと | Comments(14)

【708】干支の人形

ヨーロッパへ行くとき、毎年のようにスイスに住む友人のところにおじゃまする
のだが、何をおみやげにお持ちしましょうかと尋ねると、今年の干支の人形を、
とおっしゃる。それが昨年(2014年)は、五月の連休のころだったので、
「はいはい」と言ったものの、探すのに苦労した。
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2011年のときは、ウサギだったので、比較的手に入れやすかったのだが、
昨年(2014年)の馬のとき・・・季節はずれになると難しいのだ。
 ガァ~ン!!
東北旅行でやっと、民芸風の小型の馬を手にいれることができた。
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今年2015年は、羊を!と言われそうなので、4日浅草に出かけて、
早めに手に入れようと思った。
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しかし、正月過ぎの4日でも、そう簡単ではなかった。
猫や犬、パンダの可愛い人形はあるのだが、日本的で、素朴な干支らしい、
小さいサイズの置物はありそうでないのだった
(やっぱり、暮れに来るべきだったか・・・)

4日、日曜日の午後、浅草はかなりの人出だった。
人ごみを掻き分けながら、2015年の干支、羊の人形をさがす・・・
たとえば、こんなんです。↓
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なんとか、手ごろなものを小さな土産物屋で見つけた。
大きすぎず、高価すぎず、モダンすぎず、日本的で素朴なもの・・・
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仲見世通りは、混雑していたが、横道の伝法院通りは、比較的すいていた。
なんだかおいしそうな匂いがすると思ったら、
最近の買い喰い人気No.1は、“浅草メンチ”ということ。
買い喰い、が楽しい町。
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人形焼き、手焼きせんべい、雷おこし、江戸風食べ物はどこでも客を惹きつけていて
そぞろ歩きが楽しい町だ。
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追記:この行燈風のものに歌のようなダジャレのようなものが書かれているもの・・・
weloveaiさんから、「伝法院通りの看板は何と言うのでしょう?」と質問を頂きました。
しかし、私は、知識がなく答えられずにおりましたら、smallcreatureさんから、
解答をいただきました。
「伝法院通りの江戸風駄洒落の飾りは、地口行灯(じぐちあんどん)といいます。」
smallcreatureさん、ありがとうございました。問題解決して、本当にうれしい!!

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外国人の姿もたくさん見かけた。
売り子の浅草人たちもとても気さくに英語でやりとりしていた。
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どこの横丁からもスカイツリーが見える町、浅草。

by tamayam2 | 2015-01-05 20:00 | 日々のできごと | Comments(12)

【649】よき友あり

枕草子117段に、
よき友、三つあり。一つには、物くるる友。
二つには医師(くすし)。
三つには、知恵ある友・・・・・とある。
(このことは、以前に書いた。)
私の知り合いに、医師ではありませんが、「知恵ある友」がおります。
その方の依頼で、彼の職場で、若い人々に講演を頼まれました。
一度は、お断わりしたものの、私の体験が少しは若い人にお役に立つかも知れず・・・
と思い直し、恐れ多くもお引きうけしてしまったのであります。
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日ごろ、若い人々と接触のないTamayam2ですが、礼儀正しく、真摯な眼差しの
若者に接して、非常に清々しいものを感じました。
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いいなぁ~、彼らの人生はまだまだ先があるのです。
つい、「春秋(しゅんじゅう)に富む」という言葉が出てきてしまいました。
こんな難しい言葉を彼らに理解できないと思い、話しの中で、説明しました。
「あなた方には、来年春が来て、そして、秋が来て、また春が来て、秋が来てと・・・
幾度も春、秋が繰り返されるでしょう・・・」と。
「春秋に富む」とはそういう意味です。

彼らは、一時間の講演に、足を組んだり、頭を動かしたり、まして居眠りする人
は皆無で、真剣に話を聞いてくれました。
いまどきのスマホに没頭して電車の戸口に立ちはだかる若者と、同じ年代の人なのか・・・と
いぶかしく思うほどでした。

翌日、講演の依頼主から発泡スチロールの大きな箱が届きました。
目の下35cmの鯛?!
普通の人なら、巨大な鯛を目にして、うろたえるでしょうね。
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幸い、私は世界どこに行こうとも、出刃包丁、刺身包丁、骨抜きの毛抜き、鱗落としなど、
・・・胴の晒しに巻いて渡世してきた者と・・・言うと変ですが・・・、
特技が魚をさばくことなのです。
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海外引っ越し荷物には、木屋の刃物を紛れこませ、どの地にあっても、刺身を作って
きた実績がありますので、なんとか処理することができました・・・いやぁ~
こんなところで特技が生きるとは! (写真の手は、助手の手です・・・)
このような形のお礼のしかたは、今ふうではありませんが、「物くるる友」
悪くないなぁと思ったものです。

巨大な鯛は、近所の方々にもお裾わけして、喜ばれたことは言うまでもありません。
アラの煮つけのおコボレにあずかった猫も狂喜したことを付け加えておきます。

世界のいろいろな国でいろいろな調理用ナイフを試しましたが、
やはり、日本の刃物は一番切れ味がよかったです。刀鍛冶の伝統があるから
でしょう。そして、日本の、荒物屋で売っているフツーの砥石が、日本の刃物を
研ぐのに一番適しているのです。

丸い実は、沖縄スズメウリ。伊豆半島で見かけました。
実は有毒ということですが、育ててみたいですね。
オキナワスズメウリ【沖縄雀瓜 ウリ科 Bryonopsis laciniosa】

by tamayam2 | 2013-11-19 09:04 | 日々のできごと | Comments(10)

【640】秋の散歩道

ここ数日、東京は、異常に暑い。
もう使わないと思っていたクーラーが活躍している。
衣替えの箱から、半そでを引っぱり出して着ている。
どうしたのだろうか??

【603】東京の坂道 でご紹介した御茶ノ水から水道橋にかけての静かな道を
久しぶりに通ってみた。
皂角坂(さいかちざか)という道標がある道だ。
『風の又三郎』にも登場するというサイカチという樹木に興味をもったのがきっかけで、
ドイツ、ケルンの町でもサイカチに出会った。
過去ログ【622】道端で   
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皂角坂の中ほどで、涼やかなマメ科の葉の間に、確かに、ありましたよ、
ぶら、ぶらと大きな豆莢がぶら下がっておりました。
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この坂を下って白山通りを左に折れると、三崎町の交差点がある。右に行くと、JR水道橋駅。
その角に、「海南鶏飯」(ハイナンチーファン)という店がある。
そこのチキンライス(蒸し鶏のご飯)がとてもおいしい。
「牛丼」の吉野家の2階ですが、階段を上がると、そこはまるでシンガポール。
海南とはシンガポールのことです。
ウチでもマネをして作ってみるが、なかなかこの店と同じような味にならない。
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上は、6月に出かけた小豆島で見た大きな豆莢。
ネムノキ【合歓木 マメ科】
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こちらは、マメ科ではないようですが、何の木か分かりません。
豆を覆っているのがビロードのような肌触りで面白く思いました。(同じく小豆島で。)

カタバミと言えば、園芸家の頭痛の種。根を抜いても、抜いても、しぶとく再生する。
根元に球根があり、繁殖力が強い。シジミ蝶の食草なので、我が家では、放置してある。
最近、道端で、葉が三角形のカタバミを見つけた。こちらは、雑草ではなく、
ブラジル産の園芸種ということだ。
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園芸種になると、カタバミとは言わず、オキザリスと学名で呼ぶようだ。
オキザリス・トライアンゲラリス【カタバミ科 Oxalis triangularis】
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これも、園芸種。メキシコ産のオキザリス
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オキザリス・デッペイ【カタバミ科 Oxzalis deppei】
三つ葉ではなく、四葉で、しかも中心に斑が入っている。なかなか美しい。

外国から美しいオキザリスが入って来て、コレクターも多いと聞く。
わが国産のカタバミは、だんだん肩身が狭くなって、いずれ消えていくかもしれない。

by tamayam2 | 2013-10-11 09:28 | 日々のできごと | Comments(8)