タグ:日本の町々 ( 106 ) タグの人気記事

箱根・湿性花園で見た花

連休もあと数日を残すばかり、何だか梅雨のような日々でした。
この雨も、考えようによっては植物には恵みの雨。
水分を十分に吸収して、これから生き生きと生育するでしょう。


c0128628_14285478.jpg
先日出かけた
箱根・湿原花園
で見た忘れがた
い植物をUpして
おきましょう。



























ヤマエンゴサクは、先月、小石川植物園のところに取り
上げましたが、青い色のものを湿原花園では見かけました。
これは、ジロウボウエンゴサクという種類かもしれませんが、
くわしい差異がわかりません。白、薄ピンク、紫、薄青、青など
さまざまな色のヴァリエーションがあるようです。小さい花ですが、
その繊細な美しさに魅せられました。
c0128628_143219.jpg

ジロボウエンゴサク【次郎坊延胡索 ケシ科 
                Coridalis documbens】



c0128628_14384214.jpg

c0128628_14332727.jpg

青い花と言えば、数センチの小さい花ですが、フデリンドウも見ました。  ↑
フデリンドウ【筆竜胆 リンドウ科 Gentiano zollingeri】
c0128628_14341464.jpg

イワウチワは、『花の百名山』で田中澄江さんが、2度書いて
おられます。1回目は、奥多摩の大岳山、2回目は奥秩父の雲取山。
関東の東京郊外に咲いているのだと驚きました。「私は、今回見たのが
初めてです。花弁のギザギザがとても繊細。薄暗いところで咲いて
おりましたので、その辺がぼぉっと明かりが灯ったような感じでした。
極々薄いピンク色です。
イワウチワ【岩団扇 イワウメ科 Shortia uniflora】
c0128628_14344576.jpg

珍しい花としては、シラネアオイ。北海道や日光・白根山で咲く
花です。
c0128628_14355612.jpg

シラネアオイ【白根葵 キンポウゲ科 Glaucidium palmatum】
c0128628_14363590.jpg

オオバナノエンレイソウ【大花延齢草 ユリ科 Trillium kamtschaticum】  ↑
以前にUpしたものは、もっと小花で、紫色でした。

この湿原花園には、湿原の植物だけでなく、標高の高いところ
に咲く植物を集めて見せているようです。箱根町立の施設です
が、植物の生育環境によく配慮されて注意深く育てられていました。
きっと管理者によい指導者がおられるのでしょう。

[PR]
by tamayam2 | 2012-05-04 14:39 | たび | Comments(2)

牧野富太郎生誕150年

Blog仲間で高知県在住のtabikitiさんから
牧野富太郎先生生誕150周年の催しものが、東京練馬区の牧野記念庭園
であることを教えていただいた。
c0128628_18235155.jpg

5日、家からそう遠くないので出かけてみた。
西武池袋線大泉学園から歩いて6,7分、学芸大学付属中の
そばにある。子供のころから、牧野先生のお名前は知って
いたし、当時は、植物図鑑と言えば牧野植物図鑑のことだった。
c0128628_18253242.jpg

ニリンソウ【二輪草 キンポウゲ科 Anemone flaccida】
長じて植物に関心を持つようになって、リンネの二名法に
親しむようになると、Makinoが学名に出てくる植物の
多さに驚く。しかし、牧野先生の言動が、保守的な学問の
殿堂、東京大学植物学研究室に様々な問題を巻き起こした
事情も知るようになった。何しろ牧野先生は、植物採集の
実績は人一倍あるものの、学問的基礎がない。
学歴は小学校中退だ。
c0128628_18255946.jpg

寒緋桜 ↑
高知県のご実家が裕福なお宅だったことから、自由な発想で
好きな研究に打ち込めたのだろう。その後、実家の経済が
傾くと、さすがの先生も生計を立てるのに苦労するようになる。
子だくさんで、野山で植物採集ばかりしている極楽トンボの
ような夫と生活を共にした夫人の苦労は如何ばかりか!
先生は晩年、新種の笹を亡き妻の名をとって、スエコザサ
(寿衛子笹)と命名して、労をねぎらわれている。
c0128628_18264280.jpg

練馬区の記念庭園の中にある先生の旧邸の書斎。↑
c0128628_18574559.jpg

書斎の壁の銘板。 ↑
「学問は底の知られざる技芸也」と書かれている。
東大の先生方には、学問を技芸と言われちゃあ、抵抗が
あるだろうなぁ~。

先生は、精密画の技能にも優れた才能を発揮された。
6月17日まで、練馬区の牧野記念庭園内で牧野富太郎関連の展示
が見られる。HPはここ

書斎にあった「活かし箱」は、採取した植物を枯らさない
ように保存するための箱だという。精密画を描くためには、
枯らしては困るわけですね。今のようにデジタル写真が
あるわけじゃなし、すべて手作業で時間をかけてていねいに
やっておられたのだ。
c0128628_635521.jpg

先生はまた、サクラを大変愛しておられた。
私が訪れた5日には、カンヒザクラ(寒緋桜)やヤマザクラが
きれいに咲いていた。
その他、オトメツバキ、バイモ、ニリンソウ、ヒトリシズカ、
ヤブレガサ、カタクリ、ハナニラなど先生が自宅のお庭に集め
られた野草があちこちで花を咲かせていた。

とても人間的で、愛すべき牧野先生は、一般の人々に
植物観察や分類学の面白さを教えてくれたすばらしい
教師だった。権威におもねず、言いたいことをズバズバ
おっしゃるから、周りはヒヤヒヤしただろうが、こういう
人の生き方は痛快だ。

土佐の高知県立牧野植物園は、交通のアクセスがあまり
よくないが、国内ではおそらくピカ一の植物園。
以前に訪れたことがあるが、駆け足だった。
今度は、その辺りに宿をとって二日ぐらいかけてゆっくり
見てみたい。HPはここ

[PR]
by tamayam2 | 2012-04-08 18:32 | 日々のできごと | Comments(8)

ケセン語訳聖書

c0128628_7243749.jpg

ケセン語ってご存知でしょうか?

東北地方の宮城県気仙沼市近辺の方言というより、
岩手県陸前高田市、大船渡市辺りの方言をケセン語
言うようです。
ここに長年住み、医院を開業している
山浦玄嗣(はるつぐ)というお医者様がおられます。

この方は、土地の人に聖書の言葉を伝えたくて、
ケセン語訳聖書(4つの福音書)を出版されました。
震災の起こるずっと前のことです。
c0128628_726884.jpg

聖書の中の言葉、例えば、
「心の貧しい人は、幸いである。天の国は、その人たちの
 ものである。」 マタイ5章3節  新共同訳

ケセン語訳では、このようになります。
「頼りなぐ、望みなぐ、心細い人ぁ、しあわせだ。
 神様の懐に抱がさんのぁ、その人達(ひだぢ)だぁ。」

心の貧しい人とは、だれのことだろう?
凡人には、よ~くわかりません。でも、この訳なら
わかります。
「頼りなぐ、望みなぐ、心細い人」のことなんですね。
震災後の日本人は、みな「心貧しい人」です。

山浦氏は、震災後、とても有名になられましたから
ご存知の方もおられるでしょう。ケセン語のことは
こちら のページがくわしいです。または、こちら。
大震災に遭われた方々の中にこんな方がおられたのですね。

聖書のような世界中の人が知っている書物を、
ギリシャ語から、ケセン地方の庶民、だれにでもわかる言語に
意訳して、伝えようするその情熱はどこから来るのでしょうね。

翻訳の言葉は、とかくわかりにくいもの。掻痒隔靴(そうよう
かくか・・・靴の上から痒いところを掻くようなもの)の感が
あります。でも、山浦先生のケセン語の聖書は、ケセン語の人
たちに直接訴えかけるわかりやすさと温かみがあります。
c0128628_728892.jpg

山浦先生のことを知ったのは、
最近出版された「イエスの言葉 ケセン語訳」
文春文庫839 2011年12月20日出版で。

東北地方の方だけでなく、日本語の豊かさに関心のある
方々に読んでいただきたい一冊です。
[PR]
by tamayam2 | 2012-01-25 07:30 | 日々のできごと | Comments(18)

伊豆高原 大室山

明けましておめでとうございます。
いよいよ2012年の幕開けです。
今年もまたBlogを通じ、たくさんの方々とおしゃべり
するのを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い
いたします。

Tamayam2は例年、新年には、近場の山に登ることに
しているのですが、今年は、元旦が日曜日。
キリスト教徒でありますので、元旦礼拝に出るため、
暮れに伊豆高原にある標高580mの大室山(おおむろやま)
に登ってきました。しかも、リフトを使って登山・・・。
大幅な手抜きです・・・。

言い訳がましくなりますが、この山は、徒歩での登山が禁止
され、リフトでしか山頂に行けないのです。3400年前に
火山によってできたスコリア丘です。
(ふっふ、我ながら良いところを見つけたものだ!)
c0128628_11465290.jpg

山の麓にあるシャボテン公園から見た大室山。
お椀を伏せたような丸い形で、一面ススキのような植物で
覆われていました。樹木などが無い不思議な小山です。
c0128628_11474571.jpg

山頂から富士山も見えたことは見えたのですが、あいにく
富士山の頭を覆う雲が垂れこめ・・・めでたさも半減です。
c0128628_11482311.jpg

海側へと目を転じると、伊豆七島が遠くに見晴らせ、
すばらしく大きな景観が広がっていました。
噴火口の周りを一周しても小一時間、気持ちのよい汗を
かきました。
c0128628_11484966.jpg

下界に戻って伊東の町をぶらぶら歩き。
松川沿いの遊歩道では、野鳥を見ることができました。
c0128628_11493190.jpg

c0128628_11495264.jpg

上から、トビ(タカ科)、ハクセキレイ(セキレイ科)、
ハジロイコチドリ(チドリ科)でしょうか。

訂正)最後の画像は、イソシギ(シギ科)であるとnenemuさんからご指摘
    をいただきました。nenemuさん、ありがとう。

縁起のよい初夢は、一富士、二鷹、三なすび。
この日私が見たのは、一富士、二トビ、三シャボテンです。

2012年もみな皆様にとって、よいお年でありますよう!
[PR]
by tamayam2 | 2012-01-02 11:52 | たび | Comments(8)

熱帯の果実と 原種シクラメン

そろそろ秋が忍び寄って来たと思って身構えていると、
今日は27度ですって、肩すかしね。

9月中旬に大阪市の咲くやこの花館というところに行って
来ました。1990年に行われた花博という国際博覧会の会場とか。
広々としたところでした。

この館では、それぞれの植物の生育に適した環境が人工的に
つくられ、高山植物の部屋では、クーラーがしっかり利いている
のでした。

熱帯植物の部屋で、熱帯の果実がなっているのが面白かったので、
記録しておきましょう。
通称チューインガムの木サポジラという熱帯アメリカ原産の木。
c0128628_19243422.jpg

サポジラ【Sapodilla アカテツ科 Achras zapoa L】
この樹液からチクルというチューインガムの成分が採れるの
だそうです。
c0128628_1925178.jpg

こちらは、以前にもUpしたことがある通称スター・フルーツ
断面が ☆形で、すっきりした味です。
スター・フルーツ【カタバミ科 Averrhoa carambola】
c0128628_19264653.jpg

こちらは、ドラゴン・フルーツの花。月下美人かと思いましたが、
いずれも紐状のサボテンの一種で、近縁種。
c0128628_192796.jpg

ドラゴン・フルーツ【サボテン科 別名 Pitaya 】

日本も気候が亜熱帯に近づいてきたせいか、暖かい地方では、
路地植えでもいけそう。ドラゴン・フルーツは、アジア諸国
では、実ばかりでなく、花(蕾)も、葉肉も食用にするそうです。
こういう果実は、今は、高級な果物屋さんで、売っている
ようですが、その内、もっと庶民的な食品になるのかも
しれません。
温度さえ確保されれば、肥料もそれほど必要とせず、ミネラル分
に富んだ栄養価の高い果物だそうです。

さて、こちらは、8月にエストニア・タリン植物園で見た
シクラメンの原種です。


c0128628_19292665.jpg














c0128628_19295254.jpg




























シクラメンは、冬の鉢植え植物とばかり思っていましたが、
最近日本では、路地植えの小型のものもよく見かけるよう
になりました。耐寒性がある種類。

ヨーロッパの北部でも、この種のシクラメンが林の中に
ひっそりと自生している姿を見ることができます。花も
かわいいですが、私は、葉の斑の美しさにうっとりとなります。

私が見たのは、冬ではなく、夏の間です。
よく見ると、根もとにらせん形のものがあり、花後の花茎が
クルクル巻くのです。
CyclamenはCycleなどの語源と同じく、旋回、螺旋を意味する
言葉です。原種の一つ、Cyclamen hederifoliumという種類
から近代的育種技術によって、たくさんの園芸種が生み出される
のだそうですって。

最近の日本の園芸種の流行としては、大型のシクラメンより
原種シクラメンへと移行しているらしいです。
園芸関係者も大変ですね。

人の好みは移ろい易く、大きく、派手なものがちょっと飽きられ、
野生味のあるものが評価され始めているのでしょうか。
[PR]
by tamayam2 | 2011-10-23 19:33 | たび | Comments(23)

京都の南、伏見にて

先だって、京都に行ったとき、京都の南、伏見を訪れました。
伏見と言えば、何を思い出しますか?
安土・桃山時代、秀吉の伏見城、伏見稲荷、
鳥羽・伏見の戦い、竜馬の寺田屋事件・・・

恥ずかしながらTamayam2は学校時代、歴史の授業を
さぼっていたせいか、伏見と言えば、伏見の黄桜~と
いうCMのフレーズしか浮かんでこないという情けなさ
です。(嗚呼)
c0128628_10535331.jpg

京阪で中書島(ちゅうしょじま)駅に降り立ち、なんだか
Yamyam町そっくりな庶民的な家並みを見ながら、宇治川派流に
出ると、なんと、江戸時代の十石船が水面に浮かんでいます。
水量が豊富で、水がきれい。十石船は、今は、観光用ですが、
昔はここから、米、塩、酒を京へ運んだのでしょう。
c0128628_10544566.jpg

c0128628_10551590.jpg

川べりの道に大蔵酒造記念館があります。
湧水も豊富で、水に恵まれたところですから、この辺りには、
古くから醸造所が多いのです。


c0128628_10561160.jpg
この看板は
昭和8年
(1933年)に、
月桂冠の
ポスターと
して制作
されたもの
ですが、
当時は、
“過激” で
公開され
ることなく
お蔵入り
になって
しまった
ものだ
そうです。











ふっふ、こんな程度で“過激”だなんて・・・今の若い人たちの
お尻スレスレのファッションをみたら、仰天してしまうことでしょう。
利き酒を楽しみ、おいしい奈良漬を買いました。
c0128628_1058352.jpg

その後、竜馬が定宿にしていた旅籠、寺田屋へ。

そのわきの昔ながらの商店街は、竜馬通り と名乗っていましたが、
どこか人懐かしい、小さい商店が並んでいました。
c0128628_10593164.jpg

c0128628_10595234.jpg

宇治茶を売るお茶屋さんの店先には、京の番茶が。
宇治茶の宇治も近い場所がらでしょうか、和菓子の老舗も
あります。
c0128628_1102244.jpg

ちょうど時分どきでしたので、商店街の鯖寿司を作る店の
店先でお昼をいただきました。そこから近鉄・桃山御陵駅まで
ぶらぶら歩き。桃山時代から昭和まで、歴史を感じられるものが
この一角にギュッと詰まっているようでした。
c0128628_1105265.jpg

[PR]
by tamayam2 | 2011-10-18 11:04 | たび | Comments(13)

関西で見たチョウ

酷暑の日々が続いています。
残暑の厳しさは、悪女の深情けのように・・・まとわり
つく感じですね。

なのに、至るところでチョウが元気よく宙を舞って
います。残り少ない夏の日を生命の尽きるまで、
人生(蝶生?)を謳歌しているようです。
どうしてそんなに小さな体に、飛び回れるエネルギーが
潜んでいるの? と問いたいぐらいです。

先週、関西で見たチョウと、野草をご紹介しましょう。
c0128628_935437.jpg

京都・大原、寂光院から三千院へ向かう農道を
歩いていたとき、小川にかかる橋もとで出会ったチョウ。
イチモンジチョウ【一文字蝶 タテハチョウ科
          Limenitis camilla japonica】
c0128628_9355657.jpg

三千院の庭園で見たウラギンシジミ
ウラギンシジミ【裏銀蜆蝶 シジミチョウ科
         Curetis acuta paracuta】
裏は、真っ白、紅葉の中に白いものがチラチラしていた。
開翅したら、きれいなオレンジ色だった。



c0128628_93631100.jpg
11日、
京都府立
植物園の
植物生態園
の中でみた
チョウの幼虫。
これは、多分
ルリタテハ
の幼虫。



同じく、生態園で見た野草。
c0128628_9385854.jpg

鈴虫の鳴くころ咲くという一日花、スズムシバナ
スズムシバナ【鈴虫花 キツネノマゴ科 イセハナビ属
           Strobilanthes oliganthus Miq.】
c0128628_9393489.jpg

林の中にひっそりと咲く。ラン科のスズムシ草と区別する
ため、スズムシバナと言う。東京では見たことがない。

こちらは、名古屋、東山動植物園の湿地園で。
ベニシジミ【紅蜆蝶 シジミチョウ科 
   Lycaena phlaeas daimio(大名)】


c0128628_9403082.jpg



チョウが止まっているのは、ミソハギですが、
その背景に写っている白い水玉のような花は、
三河湾沿岸特有のシラタマホシグサ
c0128628_9414787.jpg

シラタマホシグサ【白玉星草 ホシクサ科 
         Eriocaulon nydicuspe Maxim.】
東京では見ない植物が見られ、うれしかった。
絶滅危惧種Ⅱ類(VU)だそうだ。
[PR]
by tamayam2 | 2011-09-17 09:45 | たび | Comments(8)

京都で同窓会

先週、京都へ同窓会出席のため出かけました。
そんなこともあって、しばらく更新が滞っておりました。
c0128628_11402069.jpg

前後に名古屋、大阪、近江八幡を訪ねたのですが、
行く先々、どこも猛暑で、外を歩くことが多く、
すっかり日焼けをしてしまいました。
いい加減に、涼しくならないものでしょうか。
c0128628_11405442.jpg

なつかしい旧友が日本各地から13名集まりました。
卒業後44年ですから、貫禄十分。
人生の経験も様々、おしゃべりは一向に尽きません。


c0128628_11415344.jpg




c0128628_11422284.jpg

帰りに京都駅の地下鉄の出口でお別れしたの
ですが、私は、次の列車までたっぷり時間が
あったので、エスカレータで、地上階コンコース
に出てみました。
ん? まぁ! 驚いたのなんの。
c0128628_1143543.jpg

京都駅は、以前とは様変わりの、すごく近代的なビルに
変わっていたのです。来たときには、大阪から
京阪電車で京都市内に着いたので、全然気づきません
でした。
(このビルは1997年に完成しているので、すでに、14年も
経っているのですって。知らぬは、私ばかりかも。)

左右に長いエスカレータがあって、高いところまで、
ずっと続いているので、昇ってみたのです。
4,5階分ほどあったでしょうか。
建物の上部から、構造自体がつくり出す造形美を
うっとりと眺めました。
c0128628_11444639.jpg

それに、どこからともなく静かに響いてくる音楽!
一方の壁は、階段状のコンサート会場になっている
らしく、静かな調べは、そちらから響いてきます。
よく見ると、階段状の座席は観客で埋められているでは
ありませんか。そこだけにスポットライトが当たっている
ように明るく輝いています。巨大な駅ビルの中に
駅特有のざわめきと、もの憂いようなハワイアンの
調べがうまく共鳴し、ビル全体が天空の音楽にすっぽり
包まれているのです。


c0128628_11451726.jpg


圓通寺の借景や、曼殊院の枯山水、宝泉寺の坪庭など、
せまい空間を、植物や石で小宇宙を作り出す日本の
造形美と、京都駅ビルのスチールやガラスで大胆な
空間を作り出す近代建築の美と・・・京都を訪れる外国人
旅行者の目には、どんな印象が刻まれるでしょうか。
私は、この駅ビル・コンサートのひとときがとても心地
よかったです。

最近、大阪駅も様変わりしてOsaka Station Cityと
いう新名所になっているようです。
今回、私は新大阪から直接目的地まで行ってしまった
ため、大阪駅を素通りしてしまいました。
このごろは、駅も一つのCityなんですね。
[PR]
by tamayam2 | 2011-09-15 11:48 | たび | Comments(16)

涼をつくりだす

お盆ラッシュが始まったと、テレビが伝えています。
ああ、もうお盆なのですね。

改めて、暑中お見舞い申し上げます。

先日訪れた木曾、馬籠宿。昔の日本の雰囲気を
感じながら、歩きました。
c0128628_9421311.jpg

裏山から引いた水が、野菜を冷やす。
c0128628_9423734.jpg

戸口に張られた切り紙。
c0128628_943591.jpg

水は、川に流れる途中で貯めおかれ、人の用に使われる。
c0128628_9433015.jpg

玄関わきの家庭菜園。


c0128628_9441681.jpg




























このごろ節電とて都会でも大はやりの日よけ用つる草。
つる草は、どんどん伸びてくれるから、
緑を鑑賞することもできるし、収穫も期待できますね。

都会では、グリーン・カーテンとシャレて言うけれど、
日本人は、昔からやっていたのですねえ。
c0128628_9451968.jpg

この辺りでよく見かけたタマアジサイ。日本固有種です。

タマアジサイ【玉紫陽花 アジサイ科 Hydrangea involucrata
              Sieb.】
この植物を見たときの驚き、感動・・・Sieboldの名前がついている学名から
うかがえます。つぼみが真ん丸なので、玉アジサイというようです。爽やかな
色合いのアジサイでした。

追記:じつは、先ほどまで、この花をコアジサイと勘違いしており、
   間違った記述をしておりました。私の植物観察の大先輩、Nickさん
   からご指摘をいただきました。ありがとうございました。
   訂正しておきます。
[PR]
by tamayam2 | 2011-08-12 09:47 | たび | Comments(22)

茉莉花のこと

先日出かけた都立・夢の島熱帯植物園で、ベニマツリという
かわいい花を見ました。マツリ(茉莉)という言葉がつく花には、
いろいろありますが、その元は茉莉花(ジャスミン)です。
花びらがくっついていること(合弁花)、香りがいいと
いうのが共通点でしょう。
c0128628_1229770.jpg

ベニマツリ【紅茉莉 アカネ科 Rondeletia edorata 】

中国茶のジャスミン・ティーに干した花の花びらが入っています。
あれが、茉莉花です。日本語では、マツリカと呼んでいるの
でしょうか。中国語の発音では、モーリーファ。


c0128628_12293844.jpg
私は昔
フィリッピン
に住んで
いたの
ですが、
フィリッピン
では
サンパ
ギータ
(san‐
paguita)

呼ばれて
いて、
国花です。













マニラの中心地、Quiapo教会の前には、たくさんの
善男善女が集まってきますが、サンパギータの美しいレイ
(長い花を編み込んだ鎖状のもの)が売られています。
信者は、そのレイを買って、マリア様の祭壇の前に捧げるの
です。人いきれ、物売りの声、教会から聞こえてくる聖歌・・・
懐かしい風景です。

この花は、夕闇が迫るころになると、花の香がより強く
なるような気がします。ポーチの籐椅子に腰かけて
夕涼みのおしゃべり。その思い出は、いつもサンパギータ
の香りと共にありました。
マツリカ【茉莉花 モクセイ科 Jasminum sanbac】


どなたかの随筆で読んだことがあるのですが、
横浜中華街の茶の専門店で、中国茶を買おうとしていたら、
そこに若いカップルが入ってきて、
「すげぇ! マリファナ茶を売ってるよ!」と叫んでいたそうです。
ジャスミン茶(茉莉花茶)は、マリファナ(marijuana 大麻)とは、
全く別物です(笑)

c0128628_1230474.jpg

先日、出かけた中華街で。焼き栗を売る若い女性。
c0128628_12302650.jpg

船員閣という文字、崎陽軒という文字。なんだか
懐かしい名ですね。  ↓
c0128628_1230443.jpg

[PR]
by tamayam2 | 2011-08-04 12:16 | 日々のできごと | Comments(4)