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【558】京都 紅葉づくし

JR東海のCMのキャッチフレーズに、
“そうだ、京都に行こう”・・・というのがある。
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家族の者が、東京の紅葉がなかなか色づかないので、
「どこに行ったら目が覚めるような紅葉が見られだろうか?」と問う。
「そりゃ、京都に決まっています!」と請け合った私。
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JRのCMが決め手となって、衝動的に京都へ行くことにした。しかし、
今回は、バスで行く。 (JRさん、申し訳けありません。)

そうしたら、旅行会社の企画はてんこ盛り。
どこもかしこも、みごとな紅葉づくしだったが、有名な場所ばかりだから、人出がすごい。
その上、京都の道は狭く、一方通行が多い。難しく厄介なことはすべてその道のプロに
まかせて、紅葉求道に専念した。天気は、曇ったり、雨降りだったり・・・一日だけ
よい天気に恵まれた。
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始めに行ったのは、洛北の貴船神社、鞍馬寺。

翌日は、洛南の東福寺。まさに東奔西走。
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境内をまたぐように架けられた木造の天通橋から下の谷間をのぞくと色とりどりの紅葉が
楽しめる。人影を撮らないようにするのに苦労した。
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その後、西山の光明寺に出かけたときには、雨は、小降りから本格的なざんざん降りに。
それでもがんばって撮影してまいりました。
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旅行会社の方は、夜は、夜で、ライトアップに連れていってくださいます。
こちらは、祇園に近い高台寺の池。
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ライトアップされた紅葉が池に映っている。
Illusion(幻影)のほうが、実物より生き生きと見え、人工的ながら、不思議な風景だった。

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by tamayam2 | 2012-11-19 21:04 | たび | Comments(15)

【557】石見銀山と群言堂

群言堂(ぐんげんどう)というユニークな会社がある。
主に、衣類、服飾品、生活雑貨を作って売っている。素材は、昔から日本にあるものを見直して
現代の生活にマッチするように工夫されたもの。そして、失われかけた日本のモノ作りの技術を
再評価するような仕事をしている。
“エコ”とか、“和のテイスト”といったベラベラした風潮とは一線を画している。
会社のHPはここ

群言堂の服を初めて買ったのは、東京の小田急デパートで、かれこれ10年ほど前の話。
10年も経つのに、布地の風合いや着心地がますますよくて捨てられない。海外で着れば、
さり気なく日本をアッピールできる。織りも、染めも、刺繍も昔から日本にある技法だし、
なんだか落ち着くのである。
会社の本拠が島根県の山奥にあるというのもユニークだし、設立者ご自身の理想や信念
を若い人に伝えつつ、地元に仕事を創出しているという生き方も素敵だ。
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石見銀山に行ったら、群言堂の本店に出会えるかナ~と楽しみにしていたら、中央の通りに入ってすぐの
ところにあった。
看板の上には、木彫りのミシンの飾りが! 
手仕事に従事しております、という主張だな。
道の向こうから来るのはVeloタクシー。ここでは、環境保全のため車が使えない
から、観光客に利用されている。
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ショップの内部は撮影しなかったが、中庭やインテリアなどを撮影させてもらった。
美しいものを追及し、モノを大事にしながら生きる生き方が、伝わってきて
居心地のよい空間ができている。そこで働く人たちも生き生きとして楽しそうだった。
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こちらは、床屋さんの店先に飾ってあった昔の椅子。
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こんな椅子に座ってバリカンで頭を刈ってもらった経験がある人もおられるでしょう。
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「弥七」という屋号を持つ貸自転車の店先で。気のいい青年で、見物している間、
荷物を預かってくれた。窓枠にからまっているのは、テッセンか半鐘ヅルの綿毛。

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by tamayam2 | 2012-11-13 07:40 | たび | Comments(12)

【556】石見銀山にて

1271年、マルコポーロ(Malco Polo)がイタリアを発って東方旅行に出かけて以来、
中国の東にジパング(Zipangu)という国があって、金を産出している・・・と伝えられ、西洋の地図に日本の存在がちらほらと現れはじめました。
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それから、300年後の1595年、イエズス会の宣教師ルイス・ティセラの日本図には、
北海道を除く三島が描かれています。本州の西に、Hivami(石見 いわみ)の地名を
認めることができます。その上には、Minas de Plata(銀鉱山)という文字が見えます。
このころ、日本は、黄金の国ならぬ銀を産出する国として西洋で知られていたわけです。

1595年というのは、天下分け目の関ヶ原合戦の5年前、秀吉の統一(1590年)の
5年後ということになります。安土桃山時代の後半に当たります。
私は、2007年、石見銀山がユネスコの世界遺産に登録されたと聞いたときから、
いつか機会があれば、その地を訪れてみたいと思っていました。

島根県は、ご存じ出雲が有名で、たまたま11月には、神話博というイベントが行われて
いたそうです。石見銀山は、出雲からさらに西の大田(おおだ)市にあり、
交通の便があまりよくないのです。私は、温泉津(ゆのつ)町に宿をとりました。
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一時は、世界の銀の産出量の三分の一をここから世界へ向けて出していた港、
沖泊(おきどまり)港に近い町ですが、JR温泉津駅は無人駅で、10数軒ある温泉街
へは、徒歩で行けないほど離れたところにかたまっているのでした。
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古い道標。    みぎ   ふく原  大 もり(銀山のある地名)
          ひだり   〇じき  ゆのつ              と読める

翌朝タクシーで、銀山へ向かいました。

そして、更に山合いにある龍源寺間歩まで、貸し自転車で山道を登りました。
間歩(まぶ)というのは、坑道のことで、600を越える間歩跡が現在確認されて
いるようですが、ガイド無しに行けるのは、ここだけです。
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どんな人たちが銀を掘る危険な仕事に従事していたのか・・・その人たちの
疲れきった体、傷を負った体に、温泉がどんなにありがたいものであったか・・・
前日入った温泉の豊かさを思いながら感じたことです。
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江戸時代は、天領であった大森地区の町並みも歩いて回れる範囲にあります。
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自然を保護するために、その辺一帯は、住民以外の自動車の通行ができなくなって
います。現代の人たちが住んでおられる住宅の縁側には、鉢植え、一輪挿しなど、
旅人へのやさしい心遣いが感じられるものがいっぱい陳列してありました。
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石見銀山は、大正12年(1923年)に閉山するまで、約400年にわたり銀を産出
し続けていたということです。こういうことを、みな様、学校時代、歴史の授業
で習われましたか?
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地元では世界遺産に登録されてからというもの、いま流行りの「ゆるキャラ」を採用
したり、いろいろなイベントが企画されているようでしたが、銀山という地味な産業分野でもあり、また
地理的に都会から相当離れた場所であることから、普通の観光地のような人出は
期待できそうもないと思いました。
お祭り騒ぎが似つかわしくない場所なのです。
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なんとなく内向きで、自信をなくしかけている若い日本人に、400年も続いて
いた日本の銀山のことを、ぜひ知ってほしいなぁと思います。今は、金も銀も
出ないけれど、何かピカッ★~ と光るものを掘り当てて、世界の人たちに見せたい
じゃありませんか。

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by tamayam2 | 2012-11-11 21:31 | たび | Comments(8)

【553】紅葉には早かったけれども

山梨県昇仙峡に紅葉を見に出かけたのだけれど、まだちょっと紅葉には
早かったようだ。
それでも、外の空気をたっぷり吸って、お友達とおしゃべりできて、
楽しい一日を過ごすことができた。
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7月に長野県八方尾根に出かけたとき、ご一緒した人に10月10日ごろに
もう一度来てごらんなさい、草もみじ と言って草原は、黄金色に輝いているわよ、
と言われた。10月10日は体育の日前後ですよ、と念をおされたのに、
とうとうその時期を逸してしまった。
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木々の葉も枯れるが、草も枯れる。

すがれていくもののあはれさ、いとおしさ・・・。
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赤い葉は、フウの一種だろうか。
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こちらは、ドウダンツツジの類だろう。
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30日、山梨県弥三郎岳の山頂付近で。

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アブラガヤだろうか、穂にいっぱいの実をつけて風に揺れている草の強さを
美しいと思った。
こちらは、昇仙峡を流れる荒川の川べりで。

しのびよるように、11月に入りました。なんだかあと2か月で
この年が暮れるかと思うと、さびしいですね。
みな様、お忙しいでしょうが、お元気で秋の日をお楽しみください。

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by tamayam2 | 2012-11-01 10:41 | たび | Comments(8)

【537】北海道紀行(最終回)水辺にて

何でも大きいものを見るのは、気持ちがよい。
北海道の自然は、規模が大きく胸がすく思いがする。
なのに、町興しとか、観光客誘致とか、いろいろなイベント、祭りとか・・・
人が企画するものは、なべて志が貧素で、金儲け主義がちらちらほの見える。
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札幌から、函館に南下する途中で、洞爺湖に一泊した。
2008年に洞爺湖サミットがあった場所として有名。福田元首相のときだったか。
会議のロケーションとしては、理想的な場所で、湖水を渡る遊覧船の
上から、城郭のようなホテルを仰ぎ見ることができた。

また、昭和19年に火山の噴火でできた昭和新山、今も時々噴火する有珠山の
姿を見ることもできた。ロープウェイで中腹まで登る計画だったが、天候が
下り坂なのであきらめた。
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遊覧船で、洞爺湖の中ほどの小島へ。そこで飼われていたシカ。シカが樹木の
皮を食べるのか、どの樹の幹にも金網が巻き付けられていた。
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カモメも、船の甲板に来て乗客を物珍しげに見ていた。
観光地なのに人の気配がなく、サミット以来さびれてしまった感が否めない。

函館の郊外、大沼公園の散策で見た植物たち。
島全体に、イワガラミ(ユキノシタ科)というツルアジサイに似た蔓草が
本当に岩といわず、樹木にもからみついていた。

その他に多かったのは、マイズルソウ(ユリ科)が林床を覆っていた。
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マイズルソウは、初夏に白い細かい花を咲かせるが、それが、今は
赤や渋いウズラ色の実をつけているのだった。
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そのそばで見つけたツルリンドウ(リンドウ科)。
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全島でよく見たのはミヤマホツツジ(ツツジ科)春のツツジより、控えめながら、
長く伸びた雌蕊がかわいらしい。
水辺に多かったのが、ドクゼリハッカの花。
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島めぐりの途中に、 「♪~千の風になって」の碑があった。
作曲家の新井満さんの別荘がこの近くにあり、ここの自然の中で、生まれた曲だ
そうだ。もともとは、英語の歌だったのが、新井さんの手によって、日本語訳ができ、
あの曲に仕上がった。ちょっとさびしい歌だったなぁ~

    新井満さんの「千の風になって」

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私のズボンにへばり着いて東京まで運ばれてきたのは、このヌスビトハギの種

キンミズヒキ、エゾノコンギク・・・そろそろ秋の花々が登場しかけているようだった。

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by tamayam2 | 2012-09-15 11:29 | たび | Comments(4)

【536】函館にて

札幌から、南下し、洞爺湖を経て、最後は、函館に宿をとった。
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函館山から眼下を見渡すと、左に函館湾、右に津軽海峡と、まことに
雄大な景色が広がる。
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ロープウェイの下は、元町の教会群。
カトリック教会、ロシア正教、聖公会、プロテスタント・・・各派に
加えて、東本願寺の函館分院や大きな神社もあった。
(宗教関係者は、街の一等地をちゃんと押さえているのね。目ざとい!)
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かなり急な坂を上りつめると、どこからでも海が見え、頬に当たる風が心地よい。
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カトリック教会の前でちょうど花嫁さんが車から降りてくるところを目撃。
(女の子は、年をとってもお嫁さんを見るとワクワクしてしまうのね。)
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翌日は、バスで五稜郭へ。
五角形の珍しい城郭のモデルは、ヨーロッパだとか。
徳川幕府が北方警備のために築いたのが1857年、明治維新の前の話。
北の果てに、こんな巨大な建造物を造ってしまうとは、驚きです。

函館から特急で30分ほどの北へ行ったところに大沼国定公園がある。
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全国に「駒ヶ岳」と名がつく山々は数多いが、ここの駒ヶ岳は、蝦夷駒ヶ岳、
または、北海道駒ヶ岳と呼ばれる活火山である。とてもユニークな形の山だ。
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この山裾に拡がる大小様々な沼は、おそらく火山の噴火で生まれたのだろう、
冬になると沼の水が氷結して、歩けるようになると言う。しかし、夏場は、
小島と小島を結ぶ橋をたどって、一周できるようになっている。
北海道の植物が見たい私にはぴったりの場所。水辺の散策を楽しんだ。

北海道で、どこでもよく見かけたのは、オオウバユリの実。
背の高さが1mを越す頑丈な作り、大粒の実。何もかも大振りな植物の中でも群を抜いて
ユニークな存在だ。
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オオウバユリ【大姥百合 ユリ科 Cardiocrinum cordatum var. glehnii】
その他に北海道で優勢を誇っている植物の代表格は、オオイタドリであろう。
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背の高さが3mもある物さえあるという。葉も大きく、ジャングルのように
生い茂っている。
どちらも、アイヌの人たちの生活になくてはならない天然資源だったそうだ。
デンプンを採ったり、繊維を取ったり、薬用にしたり・・・。
オオイタドリ【大虎杖/ 痛取 タデ科 Peynoutria sachalinensis】

函館は、関東地方の横浜のように、西洋文化の影響が色濃く、エキゾティックな町。
同行者が殊のほか喜んだのは、イカなど、新鮮な魚介類が豊富なこと。
海の幸を満喫することができて、旅行の〆としては、最高の場所であった。
終わり良ければ、すべて良し、と言いますからね。)

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by tamayam2 | 2012-09-14 14:32 | たび | Comments(12)

【535】小樽にて

札幌に宿泊し、夕方ごろ小樽(おたる)に出かけようと前から考えていた。
小樽は、港町だし、大正、昭和のころの古い建築物が残っている。
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そういう街を歩くのは、ギラギラ太陽が照りつける昼間より、灯り灯しごろがふさわしい。
できれば、小樽で、上等なお寿司を食べたいと・・・。

札幌からJR快速で、40 分ほど、帰宅する女子高校生たちと乗り合わせた。
そのにぎやかなこと、東京と変わりない。

星置(ほしおき)、星見(ほしみ)と美しい駅名にうっとりとしていると、次は、
銭函(ぜにばこ)と来た!?
昔は、ニシン採りの漁師たちが活躍した漁港だから、銭函も銀行も大いに賑わったこと
だろう。
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昔ふうの第百十三国立銀行跡地は、今は、若い女性が群がるカフェ? だろうか。
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小樽駅の駅舎からしてしゃれている。窓には、本物のランプが。
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今は、漁港というより、若い女性が好みそうなハンドクラフトの店が、レトロな雰囲気の中に建ち並んでいる。
観光客にとっては、お目当てはガラス工芸品の小物なのかもしれない。
だから、ガラス製のランプなんですよね。

歴史的建造物は、内装を変えて、観光客向けに利用されているようだが、生活の匂い
がする建物もある。この歯医者さんなどは、お蔵の中に診療室があるんですね。
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さぁて~、楽しみにしていたお寿司の話ですが、
こういう ↓、若向きのところで、寿司あり、カニあり、冷やしラーメンあり・・・みたい
なところは避けて、大人向きの静かな店はないかしら・・・と考えた。
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威風堂々としている旧安田銀行小樽支店(現みずほ銀行)を改装した寿司屋に入った。
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実は、これが、大失敗。建物は、立派だったが、内容は居酒屋風、何でもアリの
お店だった。その時の無念な気持ちは後を引き、函館で、正統派寿司屋を探して当て、
小樽の敵を、函館で討ちとった のであった。

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by tamayam2 | 2012-09-13 21:35 | たび | Comments(6)

【534】札幌にて

9月に入っても猛暑が続く東京を離れ、北海道へ行けば、少しは
涼しいかも・・・と淡い期待をもって、札幌に出かけました。
私は2008年9月に札幌を訪問したことがあるのですが、同行者は北海道が初めて。
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また、ずっと以前に札幌に来たころ、学生時代の記憶があって、時分どきに、サッポロ・ビール工場に行こうと
考えたのです。
(そのアイディアは悪くなかった・・・)
たしか、市内にあったはずと思い、サッポロファクトリーという場所を目指す。
ファクトリーとは、工場の意味だと思って・・・しかし、工場らしいものは無く、
モダンな総合商業施設。ビルの中の通路をたどってやっと昔の工場の跡地らしき所に
出ました。たしかに、ありました、昔見たレンガの建物や高い煙突が!
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工場を見学しがてら冷たいビールを飲みたかったのですが、そういう場所は、
郊外の別のところに移転したようでした。なにしろ40年以上前の記憶ですから
当てになりません。札幌は、現地の人が口々におっしゃるように、9月を過ぎても
30度以上の残暑が居座っていて、今年の気候は異常だということ・・・(汗)

午後のてらてらとした太陽が照りつける中、一刻も早く、冷たいビールが飲みたいわ、
なかなか正しい場所に行きつかないわ・・・同行者を先輩ぶって連れまわした手前、
焦ってしまいました。
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サッポロビールのこの★のマークは、開拓使のマークだそうです。
レンガ建ての旧工場跡地と昔の煙突を目に収め、早速その場を撤退しました。
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煙突の先っぽと台座は一枚に収められなかったので、頭の中でつなげてください。
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札幌では二泊したのですが、地下鉄や市電がとても便利でした。
市電で、藻岩山という市内が一望できる山にケーブルカーで登ってちょっと散策
しようと思ったのですが、札幌南区のこの辺りは、数日前からクマが出没していて、
山頂の散策路は閉鎖されていました。
本来はクマの生息地に、ケーブルカーなどの文明の利器を使って人間が入りこんで来た
結果、近頃は、ヒトとクマの不幸な遭遇が起きていて、ローカルニュースの一番の
話題でした。
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宿は、2008年に来たときドイツ人に教えてもらった和風旅館で、素泊まりにして、
朝は、朝市の無料送迎バスで海鮮尽くしの朝食を楽しみました。
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旧道庁のすぐわきに宿がありますので、敷地内を通行させてもらいました。
明治時代の北海道開拓史を偲ばせる堂々とした建物です。
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隣接する現道庁の壁には、四島返還の願いをこめた垂れ幕が!?!。
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四島というのは、北方四島のことですが、その名をすぐ言えるでしょうか?
・・・・歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島・・・・
今の人に、読めないだろうなぁ~。
(・・・・はぼまい、しこたん、くなしり、えとろふ・・・・)

ぼやぼやと平和ボケしている場合じゃありません。
”熱意と対話で”粘っこく発言しないと、自国の領土を外国に奪われかねません。
自分のものは、何としても「ウチのもんだぁっ」と主張し、するべきことをやって守っていかないと。

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by tamayam2 | 2012-09-10 15:33 | たび | Comments(10)

【531】レンゲショウマを初めて見た

ショウマ(升麻)という接尾辞がつく植物がある。漢方の言葉で、
消炎、解熱、発汗を促す効能があるそうです。8月の終わりに、初めて
有名なレンゲショウマの花を見ました。うつむきかげんで、なかなかお顔
を見ることはできませんが、透き通るような白、憂いを含んだ紫色の翳り・・・
ちょっと病弱な麗人のような、美しい花でした。日光植物園で。
レンゲショウマ【蓮華升麻 キンポウゲ科 Cimicifuga simplex】
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ツボミに乗っかっているのは誰? 早く、お降り。
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ひと月前に見たキレンゲショウマ(ユキノシタ科)とは別物です。
過去ログ:【522】日光植物園にて

栂池自然園では、サラシナショウマが長く白い花穂を風になびかせていました。
サラシナショウマ【更科升麻 キンポウゲ科 Anemonopsis macrophyila】
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日光では、たくさんのトンボを見ました。
これは、ハエドクソウ(蠅毒草)の茎にいたイトトンボ。ハエドクソウも、そばにあるミズヒキも茎が細く、撮影が難しいもの。
イトトンボと合わせて三大極細、撮影困難生物!
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こちらは、何というトンボだろうか、ヒヨドリバナの上で倒立をして動かないのです。
「おい、おい、もう止め!」声をかけても知らん顔をしていました。

これは、初めてみたジャコウソウの仲間。
アシタカジャコウソウ【愛鷹麝香草 シソ科 Chelonopsis yagiharana】
静岡県愛鷹山で発見されたからということです。
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こちらは、ウワバミソウ、別名ミズ。山菜として食されることもあるので、知って
おられるでしょう。お浸しにすると、しゃきしゃきしていておいしいです。
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ウワバミ、つまり蛇が生息するような湿地に繁茂しているのですね。
そんな話をしていたら、いましたよ。
やっぱりね。
じっと目を凝らして探してください。
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ヤマカガシは、小型ながら毒をもっています。
お親しくすると危険です。

同行のSさんは、日光植物園で、サル、タヌキに出会ったことがあるそうです。
今年は、鹿が、キレンゲショウマを食べに来て、被害を受けている・・・と
園の方が言っていました。全国的にずいぶん鹿の被害が多いようです。

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by tamayam2 | 2012-08-30 16:38 | 日々のできごと | Comments(10)

【529】日光でガガイモ科植物に出会う

このBlogでは、2009年あたりからガガイモ科の植物を何度か
取り上げました。2011年には、ガガイモ科その1~その4まで書いております。
(ったく、モノ好きですねぇ。)
その1は、過去ログ:2011年2月6日、ホヤについて

ガガイモ科には、サボテンのようなもの、ランのようなもの等々・・・非常に種類が
多く、形態もさまざまなのですが、なぜか、チョウに好まれるという共通項が
あるのです。Tamayam2が関心をもった理由は、むろんチョウがらみなのですが、
だんだん植物そのものの不思議さに惹かれるようになりました。

(1)Yamyam町で、ルリトウワタをプランターに植えているお宅がありました。
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(2)8月の初旬には、花が終わって、15㎝ほどの莢(さや)ができ、中から
ワタが噴き出しました。もちろん、ワタには種が入っていて飛ばしているのです。
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(3)7月31日に日光植物園に出かけ帰ろうとしたところ、入口の近くの植え込みに
葉の大きいツル草があり、鉛筆のような棒状のものがツルの中心からV字状に
突出しているのに気づきました。何だろうと思い、とりあえず撮影しておきました。
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(4)花の細部は、こんな感じ。★型の花、怪しい暗赤色がガガイモ科くさいとにらみました。
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(5)8月21日、長野県安曇野村の路傍で、ガガイモそのものに出会いました。
すでに、ザラザラした肌のイモ状の莢(さや)ができていました。
ガガイモの花は★形で、毛糸で編んだようにモコモコ状のピンクでした。
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(6)8月24日、日光植物園を再訪する機会が到来し、入口ちかくの植物は、
ガガイモ科ツルガシワであることがわかりました。花は、ほどんど終わりかけて
いましたが、綿毛が詰まっているであろう莢をたくさん観察することができました。
ツルガシワ【蔓柏 ガガイモ科カモメヅル属
Cynanchum grandifolium var. nikoense】 学名に日光の字が見える。

葉が立派ですから、柏という名がついたのでしょうが、ツルも丈夫そうで、周りの
植物に絡み付いていました。あのクズのような、頑丈な蔓です。刈り取られずに
道端で伸び伸びと葉を茂らせていて、ほっとしました。さすが、植物園です。
単なる雑草とは違う扱いでした。

(7)その日は、昨年中この植物園のリポートを愛読させていただいた山歩風景さんの案内で出かけたのですが、思いがけず、他のガガイモ科に出会うことができました。
ロックガーデンの中央部で、コバノカモメヅルを発見!
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コバノカモメヅル【小葉の鴎蔓 Cynanchum  sublanceolatum 】
こちらにも★型の、暗赤色の花がついていました。花の直径は1㎝以下で、細い蔓
でした。

花は、切れ込みが深いので、花びらが5枚あるように見えますが、じつは一つの花冠で、
中心部に雄蕊、雌蕊が固まってあるようです。

園内では、チョウの姿を何度が見かけましたが、チョウとこの植物との関係は
まだわからずじまいです。こういう地味な野草は、人には、見向きされない
ものですが、(昆虫の目で見れば・・・)何か魅力的な要素があり、ひそかに
取引関係が成り立っているのかもしれません。(^_-)-☆

植物に関心がある人とゆっくりおしゃべりしながら園内を歩き、池のほとりの静かな
ベンチでランチ。こういうひと時が、人生の一番幸せな時と言えるでしょう。
山歩風景さんどうもありがとうございました!

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by tamayam2 | 2012-08-26 16:54 | たび | Comments(4)