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【793】神戸散策

12月の第1週に、たまたま神戸に立ち寄った。
2日の晩、食事をしていたら、そこに居合わせた方が、「今夜はルミナリエが
あって特別に賑わっている」と、言っていた。ホテルに戻ってから、
8時すぎに元町の大丸のほうへ行き、行列に加わってみた。
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1995年1月17日に起こった関西・淡路大震災で犠牲になった方々の
鎮魂のためにこの光の点灯が始まったと聞いた。
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あれから、21年、神戸の街は見事に復興して、外国人を含めたくさんの観光客で
にぎわっていた。当時、元町付近は、火の海になって、TVの画面に見るも恐ろしい
光景が映し出されているのだった。そして、その年の3月、オウム真理教の地下鉄
サリン事件が起こった。まったく、世の中が神からも仏からも見放されたような
悲惨な冬だった・・・

神戸には、City Loopというコミュニティ・バスが町中を走っており、
われわれ(老人2名)はそれを利用して、神戸港に面したメリケン波止場から、
南京町(中華街)を散策した。乗り降り自由のこのバスは、停留所で待って
おれば15分おきにやってくるので、とても便利だった。
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一日券が630円。タクシーを利用しなくて、町中の主要な場所は見て回れる
のだった。過去の思い出をたどって、気ままに町を見たい老人は、特にルート
などが決まっているわけではないから・・・(笑)

ガイジンさんもけっこう多かった。そのことに配慮して、車掌さんも各国語に対応
していた。聞かれることはだいたい決まっているので、中国語、韓国語、英語
で対応できれば、たいていのことは間に合う。さ~すが国際都市!と感心した。
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新幹線の駅に近い布引ハーブ園では、ケーブルカーで山頂まで登った。紅葉が
まぶしい山肌を見ながら、遠くに光る海や高層ビル群を見下ろして、爽快な気分
を味わった。

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by tamayam2 | 2016-12-14 08:00 | たび | Comments(4)

【787】秋が深まってきました

本当に長い間、Blogをほったらかして、しばらくぶりに
会った友人から、「あなた、いつまで黒い森にいるの??」
と聞かれ、顔を赤らめたものです。
Facebookのほうは、一日一回投稿するようにしている
のですが・・・
ときどき過去の写真が必要となり、Excite Blogの検索機能を
使って過去にUpした植物を再検索することもあります。
Blogの一つの良い点は、この検索機能です。

9月の終わりから10月は、いつもチョウを追っかけていました。
ウラナミシジミというチョウに出会って感動した10月でした。
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どこにでもいるヤマトシジミかと思っていたら、
そうではなくて、上部に黒い斑点が2つあって、触覚のように見えるヒゲがある。
そこは(じつは、お尻で)鳥には、眼がついている頭部に見える。
大事な頭部が攻撃されることから身を守っている、このチョウは大変な策略家だった。
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ペンタスの花に止っていたのは、港区六本木の近くで。
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ナンテンハギに止っていたのは、小石川植物園で。マメ科の
植物が好きだそうだと本に書いてあった。このチョウを撮るために
じっとそこにたたずんでいたら、「あなた、何を撮っているの?
それ、雑草でしょう?」と言われた。確かに雑草に見える茂みだった。
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暑い日で、長時間ねばっていたので、額から汗がたらたらと流れた。

9月も10月も暑かったですね。友人のOさんに誘われて小田原の
近く、南足柄郡に出かけた。そこの林道で、クサボタンを見て感動した。
クサボタンを初めて見たのは、ドイツ、ヴュルツブルク大学の植物園で。
シーボルトの出身地なので、植物園の一隅にシーボルトの愛した花々が
植えてあった。そこで見たのだ。
クサボタン(キンポウゲ科センニンソウ属)
Clematis stans Sieb. & Zucc. 日本の植物園で見ることが少ない。
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その時、山道の崖で、ツルニンジン
俗にジイソブ、バアソブというつる草が生い茂っているのに気づいた。
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あっ、あそこにも、ここにも!と歓声をあげて撮影した。ドライブの途中で珍しい野草をみつける私の
ために、車を止めてじっくりつきあってくださったOさんに感謝!
ツルニンジン(キキョウ科)Codonopsis lancedata

その日見た美しい花のひとつ、アケボノソウ(リンドウ科センブリ属)のことも
書いておかなければならない。Swertia bimaculata
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以前からしっかり見たいと思っていたので、本当にうれしかった。
信じられないほど、繊細なつくりの花で、この花の開花時期に居合わせた
幸せを感じることができた。

9月~10月は、天気が不順で、出かけようと思うと台風が来たり、天候が荒れたり、
なかなか外出ができなかったが、晴れている日は、なるべく自然観察の場に
足をのばすようにした。

昨日は、ハロ―ウィンとかで、世の中は、大騒ぎだった。私にとって、10月31日は
骨折一周年記念日。昨年のこの日に左足を骨折した。いま、元気に歩ける幸せを
かみしめ、これからは、無理しないようにしなくちゃ、と神妙に感じているところ
です。

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by tamayam2 | 2016-11-02 14:54 | 日々のできごと | Comments(10)

【772】府立京都植物園にて

 目的がある旅の場合、私は昼食などは簡単に
済ませます。府立京都植物園の場合は、いつも
おにぎりと飲み物を買って、気持のよいベンチに
座って…。
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①今回の旅で、友人と私は、植物園の向かい側のちょっとしゃれたパン屋
に入りました。11時半までは、簡単な朝食が食べられるというので、
お店の焼きたてパン、卵料理、サラダの、シンプルな食事。1000円以下で、
とても素敵な昼食を楽しみました。
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 高い天井、ガラス張りの店内、外の新緑が目にまぶしく、
“airy”(空気がゆきわたって気持がよいこと)という表現がぴったりの店でした!

同行者としてSさんは最高でした!
それは、一般の女の人のように、グルメやショッピング抜きで旅を
楽しむ術を熟知しておられるから。私も女性だから、旅に出れば、
ちょっと洒落た店を覗いてみたいとか、食べたことがない土地の味を
味わってみたいとかという欲望がないわけではありませんが…
植物園めぐりの場合、日差しのよい内に、なるべくたくさん植物を見たい
という欲望が何よりも優先するのです。

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②植物園の北山口の近くで見た高木は、シナアブラギリ【トウダイグサ科】
見たこともない清らかな白い花!中国では油を搾って利用していた
こともあるとか。有用植物である。広い敷地内に大木がゆったりと植栽されている風景は、
見ていて胸がすく思い。学名:Vernicia fordii
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③薄暗い林の中で、星のように輝くこの花は、何だろう?
クワの仲間ではないだろうか、と見当をつけて調べてみると、果たして、
和紙の原料のコウゾ、ヒメコウゾであることが分かった。
 コウゾの学名はBroussonetia kaginoki【クワ科】
カジノキという日本語が学名についているのは、
この樹がヒメコウゾとカジノキの雑種であることかららしい。
下は、カジノキ(新宿御苑で2010年に撮影)の実。
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クワ、カジノキ、コウゾ・・・日本の山野で、よく見られる有用植物である。
養蚕も和紙の製造もあまり流行らなくなってしまったけれども…

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by tamayam2 | 2016-05-12 17:51 | たび | Comments(10)

【771】牧野植物園を訪ねて

4月25日と26日に、Blog友Sさんと、四国、高知にある
①高知県立牧野富太郎植物園と、帰りがけに、
②府立京都植物園の二大植物園を巡る旅行をしたいと思って
思い切って提案してみた。
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 まったく予期していなかったことだが、Sさんは、旅程を作る
 ベテランであった。私は、彼女の大まかなプランを見て、可、不可の
 お返事をすればよいのだった。ありがたい秘書に出会ったようなもの。
 私は、何もせずにSさんの立ててくださったプランに従った。
 それが、実にうまくいったので、とてもうれしかった。
 航海には、二人の船頭は要らないからね~
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上は、ウラナミジャノメ この時期、よく見かけた。
①我々が出かけた4月25日の前日は、牧野富太郎先生(1862-1957)
 の誕生日だった。先生が命名されたヤマトグサの開花にも
 出会えたし、楽しい植物観察ができた。ヤマトグザは ここ
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 五台山という小高い山全体が関係施設で、内部はとても広い。
 玄関から記念館へのアプローチに沿っていろいろな植物が
 植わっている。その中のユキモチソウ(サトイモ科天南星属)は、
 私には初見の花。学名:Arisaema sikokianumの
 sikokianumは四国を表しているようだ。近畿地方と
 四国に特有ということなので、ここで見られてよかった。
 もちろん先生がお好きだったバイカオウレンも。

②このタイミングでの目玉は、通称なんじゃもんじゃの木
 ヒトツバタゴだった。
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目も覚めるような白。白銀のように
 風にそよぎ、樹木全体を覆う。こんな美しい開花の時期に
 来合わせた幸いを感謝した。
 ヒトツバタゴ【モクセイ科】Chionanthus  retusus
③とても珍しい植物としては、トビカズラMucuna sempervirens【マメ科】
 森の境の薄暗いところに花が咲いていた。この花は、バナナくらいの
 大きさ。鳥のようにも、果物のようにも見える。紫色と黄色の部分が
 あって、枝(と言っても材木のような太さ)に何重にもなって垂れ下がって
 いる様は壮観だった。
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 毎年決まって咲くというものでもないらしく、
 この花が咲くと天変地異が起きるとの言い伝えもある。熊本地方の
 地震と関係があるのだろうか。熊本にもこの樹の大木があるそうだ。
 一般的には、九州など南の地方の植物。
④薬草園のあたりを歩いていたら、園の人が広報誌に載せる
 写真を撮っておられた。その方と少しお話しができてよかった。

 白い花が満開のサンザシの木にコアオハナムグリがブンブン飛んで
 きて蜜を吸っていた。そこへ、アオスジアゲハが!
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 「お忙しいのに、いろいろ教えていただてすみません」と園の人に
 礼を言うと、「入園者の方々とお話しするのも仕事の一つですから」と、
 爽やかなお答。そうですよね!こうしたゆとりある対話ができることも
 植物園探訪者のよろこび! これが地方の人々の素敵なところと、
 感じた。

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by tamayam2 | 2016-05-12 14:26 | Comments(6)

【760】新しい年の始めに

新年が明けましたのに、ご挨拶もせず、大変失礼いたしました。
改めまして、新年おめでとうございます。
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今年の年賀状は、申年にちなんで、サルの写真を、と
いろいろ捜しましたが、やっぱり、2008年12月に訪れた長野県
地獄谷野猿公苑で撮った温泉に入るサルの写真にしました。
古い写真でごめんなさい。
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Tamayam2は、10月末日にハイキングで足を滑らせ、骨折
治療中なので、ここ数か月、病院以外外出していないので、
新しい写真がないのです。温泉に入るサルの様子・・・ほんとうに
しあわせそうです。私も足の治療中、なにより入浴が楽しみに
なりました。
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始めの一か月は、入浴などとんでもない状態でしたが、
介護保険で、しっかりしたお風呂用椅子を購入しましたので、
(手すりは、以前からついていました)安心して入浴できる
ようになりました。

一月になってから、伊豆半島の本物の温泉に出かけました。
ヒトもサルと同様、温泉に入って、つくづくと幸せを感じるのですね~
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途中で立ち寄った三島市付近のSAで見た富士山。
何か帽子をかぶったような雲が天辺を覆っていました。
傘雲(かさぐも)というらしいです。
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今日、FaceBookで、米国ワシントン州のMt.Rainier(日本では
レーニア山)にかかる二重の傘雲の写真が載っていました。
朝焼けなのか夕焼けなのか、わかりませんが、これは、
すばらしい画像です。
暖冬のせいか冬にしては雪が少ないと感じました。
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ウチの庭の隣家との境付近に、ツバキの樹が植わっています。
この花が好きだった亡父が、どこからか手に入れた苗木でした。
本来は、家の中から見える位置に植わっていたのですが、私が
実家に越してきて増築をした際、家の陰になる位置に押しやられて
しまったものです。
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いつも、悪い、悪いと思っているのですが、今年は、私が骨折のため、
庭にも出ることができませんでした。
先日、そろそろと杖を頼りに歩いて裏手に回ってみますと、
今年は、当たり年だったらしく花殻がたくさん落ちていました。

「あ~、ごめんなさいね」ツバキに詫びて、小さな蕾を
小さな花器に挿し食卓の上において鑑賞しました。
金属の格子が張ってあるテープル用花器は、長さが短く、
頭が重い花を生けるのに便利です。
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南伊豆のアロエセンターで見たたくましいアロエ。
「医者要らず」の別名を持つこの植物は、ウチにもありますが、
あれよあれよという間に成長して、すぐ手に負えなくなります。
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キダチアロエの花を近くでみてみましたら、意外に繊細な作りなので
驚きました。

歩行が不自由になってすっかり身障者生活に慣れた私ですが、
まあ、こういうふうにして段階的に本物の「老人」になっていく
のだなぁ~と感じます。こういう練習期間を与えられたことは
ありがたかったです。こんな状態ですが、これからもどうぞ
よろしくお付き合いくださいませ。

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by tamayam2 | 2016-01-14 16:52 | 日々のできごと | Comments(12)

【732】北陸の町々へ

しばらく、本当にしばらく振りにBlogを更新する。
言い訳の一つは、春先からちょっとした企画にとりくんでいて、それが
やっと、先週末に終わった!・・・そういうことで、忙しかった。
もう一つの言い訳は、“悪いドーラク”に手を染めるようになったからだ。

それは、スマホ(Smart Phoneという和製英語の縮約語。
外国に住む人には、通じないから、書いておかないと・・・)と、
FaceBook。
FaceBookはすぐ、投稿できるし、すぐ反応を返すことができるので、
ありがたい反面、だんだんそれに振り回されるようになった。
このBlogの容積が・・・重く感じられ・・・ついつい後回しに。
しかし、
私は、つぶやきや、瞬間的印象では、収めきれない「考え」「感慨」は、
FaceBookという容器には盛り切れないと思うので、Blogも
今まで同様大事にしていきたいと思う。私のFaceBookはこのBlogと
連動していない。
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五月末に大学のクラス会が岐阜県であった。その後で、
家人と合流、富山県に足を伸ばした。
私にとっては、ほぼ初めての場所。家人にとっては、
いろいろな思い出につながる場所であるようだが・・・なにしろ
何十年も前のかすかな思い出をよりどころにして、家人を可愛がってくれた
「シゲお婆さん」は、どんな人だったのだろうか、と考えながら、
歩きまわる旅だ。
富山は、この度、北陸新幹線の停車駅になったので、建築ラッシュ。
なんだか町全体が活気づいているように見えた。
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新しい交通システム、ポートラム(Port+tramの合成語)に乗って
岩瀬(いわせ)という江戸時代の北前回船の港町へ出かけた。
この看板も右から左へ漢字が並ぶ。昔は、こうだったのだろう。
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スダレ戸というのだろうか、節がきちんと揃っていて、美しい。
明治時代に栄えた北前船、回船問屋の立派な屋敷が並ぶ。
昔の富山港を見ながら、運河沿いの道を歩く。
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あっ、ロシア語!
この辺には、ロシアの船が停泊することもあるようだ。
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氷見線の駅でも、ロシア語の看板を見た。
東京に住んでいると、隣国の人とは、中国人や韓国人とばかり
考えるが、日本海側では、ロシアも隣国であった!そのことに気付く。

港の近くカナル会館(カナルは、Canal=運河)で、
かつて北前船が北海道から運んだという、上等の羅臼昆布
買った。富山県の魚料理は、昆布〆をはじめ、昆布ををうまく使っていて、
まことに美味。
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古い時計修理商。♪~おじいさんの古時計という曲を思い出して
しまった。
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富山と言えば、富山の薬売り、廣貫堂の本社を見学。過去ログ:2010年1月 富山の薬売り
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氷見線に乗って、家人が昔出かけたという伏木、正法寺という
ご先祖のお寺を訪ねた。
釈迦の涅槃像もそうとう苔むしていた・・・

こうしてsentimental journey(感傷旅行)が終わった。

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by tamayam2 | 2015-06-17 15:07 | たび | Comments(4)

【730】両国散歩

先日、両国界隈をぶらぶらすることがあった。
江戸東京博物館で開催中の展覧会を見るはずだったが、
駅に降り立つと、入場制限実施中・一時間待ち・・・という立札が
あったので、家人は気がなえてしまったので、そこらへんをぶらぶらと
歩くことにした。
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両国駅の線路下の塀には、面白い絵が描かれてあった。
ダマシ絵風: 木立と白いハトの群れ。
何気ない下町の日常風景がなんだか幻想的に見える。

この電柱の質屋さんフクシマは、創業 が元禄二年! 
元禄二年は、1689年、将軍綱吉のころです。
ここの地番は、両国4丁目38番地。
何だか、それだけでワクワクします。

下町の路地を歩いていると、芥川龍之介の記念碑があった。
芥川(あくたがわ)龍之介は、この界隈で生まれている。

角を曲がると、マンション内だが、時津風(ときつかぜ)部屋の看板も見えた。
チャンコ鍋を食べさせる店もある。この辺りの住人は、玄関先の
植え木を大事にしておられるようで、鉢植えの花々がどれも手入れが
行き届いていて美しい。
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さらに進んで行くと、吉良邸跡というのぼりが見えた。
これが、忠臣蔵でおなじみの吉良上野介(きらこうずけのすけ)のお屋敷跡。
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元禄15年(1703年)12月の大雪の晩、赤穂四十七志が、静々とこの屋敷を
とり囲んだ…あの討ち入りのシーンを思い起こす。
近くの民家のガレージのドアにこの晩の絵が描かれていた。
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近くの回向院(えこういん)には、たくさんの人が集っていて、縁日のように、
出店も出ていた。
そこで見た、♪南京 玉すだれ♪(なんきんたますだれ)・・・演じる人たちは、お年寄りが
多かったが、ガイジンさんが足を止めて珍しそうにみていた。
  ♪アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては 南京 玉すだれ。
   チョイと 伸ばせば、おらが 在所の ご門で ござる。
   おらの 在所の ご門が、お目に 止まれば、炭焼き小屋へと 早がわり・・・

国技館のほうへと足を伸ばす。カラフルな幟旗が皐(さつき)の空に、
はためいている。お相撲さん名前はなかなか読めないけれど・・・
日馬富士関(はるまふじ)ぐらいは、私でも知っている。
どうしてこんな変わった読みかたをさせるのだろう??
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そう思っていたら、人だかりがして、向こうから本物のお相撲さんが歩いてきた。
色紙にサインをしながら、歩いている・・・。
人ごみに押されて、少しブレでしまったが、この方は、境川部屋、豊響(とよひびき)
じつは、浴衣にお名前が書いてあったので、わかったのです(汗)
やっぱり、お相撲さんは、大きいなぁ!

私の相撲知識は、その程度です。

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by tamayam2 | 2015-05-13 17:18 | 日々のできごと | Comments(4)

【725】今年初めての赤城自然園

行きたいと願っていた群馬県赤城自然園に、今年は、親しいお友達2人と
行くことができました。
ここは、自然の森ではなくて、西武セゾングループが開発した人工的な
”自然園”なのですが、まあいろいろな野草や樹木を見ることができます。
一番たくさん見たのは、カタクリでしょう。
カタクリは、いつもうつむいてなかなかお顔を見せてくれませんが、
その花芯のところを覗き込むと、サクラの花びらのような紋を見ることが
できます。
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ご一緒した方が手鏡を持っておられたので、花の下のほうに鏡を差し込んで、
その紋がどんな形か確認することができました。すると、驚いたことに、
その紋は大きさ、色、形、一定ではなく、個々それじれに違ったお印がついて
いるのです。
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私は、あまりその紋にはこだわらないほうですが、自然の造形の不思議さに
驚嘆してばかりいました。
カタクリが咲いているそばに、ノビルのようなマッチ棒状の軸に黒い種がついた
ものがそよ風に揺れていました。これが、一年生。
また、一枚葉の爪さきほどの若葉も見えました。これが2~3年生。
2枚葉になって蕾が付くまでには、7~8年もかかると聞いて、おお大変なこと!
とため息が出ました。しかも、カタクリは、昆虫(アリやハチ)に助けてもらわない
と種を拡散することもできないというのです。
今、写真に収めたものは、8年前に受精に成功した種から芽生えたものと思えば、
命の愛おしさに涙がこぼれそうです。
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春の芽生えをいたるところに見つけて、喜びの声を上げました。
山菜として食べられるコゴミ(クサソテツ シダ科)
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丸で村人の寄り合いに出かける村の衆の群れのようなヤブレガサ(キク科)

今この園での主役は、たくさんのツツジ類。
アカヤシオ
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ロウソクのように突っ立っている芽がみんな三つ葉に開く、
ミツバツツジ
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その他、キブシ、コブシの類、モクレンの類、春の日差しを受けて
木々が伸び伸びと枝をひろげていました。

私も日ごろの生活の煩雑さを忘れ、一日のんびりと過ごしました。

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by tamayam2 | 2015-04-20 15:42 | 日々のできごと | Comments(12)

【721】クワ科イチジク属の植物

先月アメリカ、ロサンジェルスの娘の家に滞在していたとき、
町の至るところで見た幹の白い、常緑樹は、何かしらとずっと考えていた。
ちょうど、庭師が来たので尋ねてみると、
(スペイン語なまりのおじさんだったが)「フィクト」と言った。
さぁて「フィクト」とは何か??
娘の家の木は、玄関の脇に植えられていて、2mぐらいなのだが、
街路樹になっているところでは、5~6mの大木もある。
下は、LAのN.Bevely Hills Dr.通り
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何と言っても、LAの亜熱帯の気候に合っていると見えて、そこいらじゅうに
植えられていて、この世の春を謳歌しているあんばいなのだ。

しばらく調べていて、それは、Ficus クワ科イチジク属であるらしいことに
気付いた。イチジクのことを、英語でFigという。葉はつやつやしており、
むしると、白い乳白の汁が出る。確かにイチジクの種類に似ている。
沖縄などでよく見かけるガジュマルもFicusの仲間。
溶樹とか、アコウとか呼ばれる種類もある。

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日本で事務所などで鉢植えの鑑賞用植木・・・茎が三つ編みにされたり
して、つやつやとした葉の美しい木は、俗に「ベンジャミン」とか
呼ばれているが、あれもFicus benjamina という種類だとわかった。
LAでは大木、日本では鉢植えの鑑賞用植え木!?!(*^。^*)
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さて、先日訪問した五島列島で、至るところに繁茂しているツル草に
気付いた。石垣であれ、大木であれ、家の壁、塀に絡み付いたら離さないと
ばかりにしっかり絡み付いて、非常に手ごわい感じのツル草である。
東京あたりでも塀などに絡みついているのを見かることもある。
その親分格!
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東京などで見るのは、Ficus pumila
五島や石垣島、対馬などに生息するのは、
イタビカズラまたは、大イタビ【Ficus sarmentosa var nippoica 】
Nipponica というので、日本の固有種かもしれない。

小さい鶏卵ぐらいの実をつけていた。熟すとムラサキ色になる。
土地の人によれば、イチジクと違ってまずいそうだ。
長崎市内でも見かけた。
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イチジクの種類は、けっこう多く、茎が柔らかく、樹皮がなめし皮のよう。
ある物は、気根が垂れ下がって増える。実の中に昆虫を宿していることもあり、
成長が早く大木になる。どこかに絡み付いて、絞め殺してしまう種類も
ある。獰猛で手ごわい樹木だ。
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五島列島、福江島の堂崎教会は、岬のわきに建っている。その庭に、
珍しい植物、ハマジンチョウを見た。
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沈丁花に似ているから、ハマジンチョウと名付けられているが、
別種類で、ゴマノハグサ科。学名はMyoporum  buntioides
種が潮流に乗って、あちこちの岸辺にたどり着き、そこで根を下ろす
という。ムラサキ色の花が美しかった。
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インターネットで、斑点のはっきりした別の島の写真もあったので
拝借した。三重県の海岸、小笠原諸島でも見られるという。
いま盛りの沈丁花とは、無関係ではあるが、樹皮が皮のように
しなやかで、葉の付き方もジンチョウゲによく似ていた。

この木も、クワ科イチジク属の植物も、あちこちに根をおろし、
しっかりその存在感を示している。

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by tamayam2 | 2015-03-23 15:07 | たび | Comments(6)

【720】長崎---「信徒発見」から150年

先日3月6日~10日まで長崎、五島列島を訪問したことは、
前回に記した。五島列島教会巡礼の前後に長崎に3泊した。
家人は、以前から長崎へ行きたいと言っていたので、スケジュールの
合間を縫って長崎の街歩きも楽しんだ。
夜は、海の幸を楽しんだことは言うまでもない。
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さて、今回は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」がユネスコ
世界遺産候補に推薦されたこともあって、その関連行事にも参加した。
長崎の街は、いま、「世界遺産」という掛け声で盛り上がっている。
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特に今年2015年は、150年前に起こった「信徒発見」という出来事によって、
記念すべき年なのである。

徳川家康の禁教令が出されたのは、1612年。
明治6年(1973年)に禁教が解けたものの、キリスト教徒は、
弾圧迫害を恐れ、長崎、天草、五島などの僻地に潜伏し、250年間、
七代にわたり家族内で密やかに信仰を守っていた。
いわゆる「隠れキリシタン」である。

1865年3月17日金曜日の昼下がり、
フランスから赴任してきたプチジャン神父(Petitjean 1826-1884)は、
大浦天主堂の戸口に10数名の日本人が堂の中に入ろうとしているのを
見つけた。そのうちの一人の婦人は、神父の耳元に
「われらのムネ、あなたのムネとおなじ」とささやいた。
更に続けて問う。
「サンタ・マリアのご像はどこ?」
この垂れ幕が掲げてある建物は、大浦天主堂の階段の脇にある大司教館
多くのキリシタンの教会を建設した鉄川与助(1879-1976)の作品である。
資金は、フランスのド・ロ神父(do Rotz 1840 -1914)がねん出した。

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こちらは、大浦天主堂の内部。内部では撮影できないので、
入口の外からスマホで撮影した。
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長崎郊外の枯松神社という場所は、隠れキリシタンたちが、密やかに
集まって、おらしょ(祈祷)を口伝で練習した場所として有名である。
こちらは、キリシタンの素朴な墓石。
平らな石が置いてあるだけのものだが、
その墓石の上に10個ぐらいの小石が散らばっている。
墓参したときに、十字の形に並べ、その後は、小石を散らして
墓石であることを悟られないようにしたという。
文字などは刻まれていない。何という悲しい作法だろうか。
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大浦天主堂のすぐわきに有名なグラバー園がある。
グラバー(Glover 1838-1911)という人はもともと武器商人であったが、
日本人の妻を娶り、日本の土に還った。
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この時代に何等かの縁があって日本人と接触した外国人は、日本語を習い、
日本人のよき協力者を得て、最後は、日本の土に骨を埋めた。国際交流と
言えばかっこいいが、大変な苦労の連続であったろう。長崎の歴史は、
こうした外国人を受け入れ、諸外国の文化に立ち向かい葛藤する努力の上に
築かれたと言えよう。

グラバー園、大浦天主堂から、オランダ坂、活水女子大学の坂を通り、
長崎新地中華街のほうへぶらぶら歩きを楽しんだ。
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その途中に古めかしい煉瓦造りの建物があり、若い女性が撮影していた。
そこは、旧英国領事館

あたりには、自家製のカステラを焼く店があったり、蒲鉾屋があったり・・・
新しいものと古いものが混在していて、楽しい町歩きになった。

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by tamayam2 | 2015-03-21 11:20 | たび | Comments(8)