タグ:小動物 ( 224 ) タグの人気記事

【767】四月、春近し

各地で桜だよりが聞かれ、どこそこのサクラはどんな様子
だったという報告がFacebookでよく聞かれる話題。
私は、3月末からの風邪がぐずついていて、なかなか外出する
気分になれずにいた。

過去のサクラの話。2009年に当時ワシントンD.C.の
娘の家を訪問したとき。2番目の孫娘が生まれたので、
顔を見に出かけた。以下、Facebookより・・・
c0128628_13115280.jpg

①アメリカ在住の娘は、植物のことに特に関心のない
フツーの人。なのに、私が「このサクラ、何の種類かなぁ?」と聞いたら、
即座に「Kwangzan!」と答えた。
サクラには、いろいろな種類があるが、日本では圧倒的に染井吉野が多い。
Kwanzanは関山というサクラの種類。
上の写真のように、やや濃い色の八重の花が咲く。
 私が驚いたのは、彼女が「かんざん」と発音したのではなく
「くゎんざん」と発音したこと。
確かに昔、「関」という字は、「くゎん」と発音した。
観音とか、完成とか…明治、大正時代の発音なのだ。

今は、ワシトンはサクラの名所となっているが、それは
1912年(明治45年=大正元年)日米友好のしるしとして、
日本がサクラの苗を贈ったのが始まり。
米国人から「アケボノ」とか「フゲンゾウ」とか
サクラの種類を教えられると、不思議な気持ちになる。
c0128628_1343553.jpg

②当時の写真を検索していたら、野鳥の写真が見つかった。
c0128628_13123610.jpg

アメリカで最もありふれた、どこにでもいる鳥は、
アメリカン・ロビン Turdus migratorius 【ツグミ科】
ヒヨドリぐらいの大きさ。でも、日本では見たことがない。
日本にもいるのかしら?和名:コマツグミ 

c0128628_1352465.jpg

ヨーロッパには、European Robinという小型の鳥がいる。(上の写真)
よくクリスマスカードなどに描かれていて、かわいがられている。

今年になって、身の周りの小鳥たちも私の関心の対象になってきた。
「身近に見られる野鳥は、たった(!)100種ぐらいだから、覚えなさい」、と
友人に言われたので、頑張っているが、なかなか・・・

③先日、目黒区の自然教育園を定点観測しておられるTさんから、
お誘いを受けたので、開園に間に合うように出かけた。
9時10分前なのに、すでに10人ばかりの方が、カメラを手に
待っていらっしゃった。Facebookの写真で見て知っているから、
すぐTさんのことがわかった。
その他、「常連さん」というお仲間も何人か。
みなさんにご挨拶して入園。

お話によると、①花専門  ②鳥専門  ③蝶専門  ④特殊機材での
撮影専門などなどいろいろな方がいらっしゃるらしい。みな、適当な距離を保ちつつ、
出会えば、互いに声を掛け合う。そういう距離の保ち方がなかなか爽やかだった。
c0128628_13172980.jpg

③歩き始めて5分も行かないうちに、茶色のシジミ蝶を見つけた。
私にとって、今年初めての蝶! 心が躍った!
ムラサキシジミArhopala japonica
地面近くの葉の上で吸水。私がその辺りの植物に見とれていたら、
Tさんが「ほら、こっち見て!」と呼ぶ。
開翅して角度が変わったら、茶色と思っていた翅が、
な、なんと金属のようなコバルト色に光っているではないか!
c0128628_13174985.jpg

「構造色」といって、光線や見る角度によって、色が変化する。
じゃぼん玉の色、CDの表面の虹色・・・光の色なのだ。
のっけから、楽しい発見があり、こころ豊かな半日を過ごすことが
できた。

by tamayam2 | 2016-04-07 13:08 | 日々のできごと | Comments(4)

【765】3月の日々

3月に入って暖かかったり、急に寒くなったり・・・
みな様はいかがお過ごしでしょうか。

3日、私は、南足柄市にあるOさんのお宅を訪問、
たくさんのユキワリソウ【キンポウゲ科】を見せていただいた。
Oさんとは、このBlogを通じてのお付き合いで、一年ほど前に
初めてお目にかかった。
1973年生まれとおっしゃっていたので、私の子供ぐらいの
年齢。しかし、ユキワリソウに関しては、私の師匠。
c0128628_19392368.jpg

小田原から大雄山線というのに乗り換えて行ったのだが、
そこに開ける大地と丘が彼のField.  少し歩いただけで、
たくさんの野草が見られそうなワクワクする土地でした。
まだ冬枯れの景色が残る斜面を歩きながら、ぜひ、また
訪問させてください、とお願いしてしまった。
c0128628_1940238.jpg

小さいせせらぎのほとりでみたネコノメソウ
私は、この花が好きなので、とても感動した。
こちらは、2012年に八王子市で見たヨゴレネコノメソウ
c0128628_19403479.jpg


c0128628_19414037.jpg

雪割草は、いろいろな和名があって混乱するが、Hepatica
という学名で呼ぶ。肝臓の形をした葉が特徴的だから。
Hepaticaとは、肝臓というラテン語。
c0128628_194427.jpg

私が、ドイツでGさんと知り合ったのもこの花がご縁だった。
(以前にも書いたことがあるような気がするが・・・)
復活祭が近い3月のある日、彼女が私の職場に訪ねて来て、
このイースター・エッグをくださった。卵に描かれた絵を見て
すぐに、この花が何の花かわかった。
「あ、Hepaticaですね! 私、この花が好きなんです。」と反応した。
ドイツ語があまり上手でない私でも、① ~は~です。
② ~は、~が好きです。 という基本構文だけは間違いなく
言えたわけです。学名を知っていてよかったと思った経験は
山ほどあるが、絵を見ただけで、Hepaticaとわかったのは、
この植物の葉が肝臓の形をしていたからである。生物学的に
正しい描写だったからなのだ!
c0128628_19452114.jpg

私が今かかっている歯医者さんは、御徒町にある。
この辺りは、私が住んでいる山の手とは、ずいぶん感じが
違っていて、辺りを歩くのが楽しくてならない。だから、
歯医者さん通いは、そんなにやっかいな仕事ではない。
11日、気分がよかったので、ちょっと足を延ばして不忍池から
池之端のほうまで歩いた。動物園へは、正門以外にも西門からも
入ることができる。
c0128628_19455664.jpg

両生類・爬虫類館のそばの欄干から、陽気の良い日だったら、
ワオキツネザルが外の浮島のようなところにかたまっているのが、
見えるはずだ。もしや、と思って行ってみると、はたして、7,8頭の
ワオキツネザルが上半身を西の方向に向けてじっと、夕陽を
見つめて座っているのだった。どの個体も同じようにお腹を太陽に
向け、静かに座っている。お腹に西陽が当たるのが、よほど
気持ちがよいのだろう。見ている私も気持ちがなごむ光景だった。
c0128628_19463491.jpg

沼袋の住宅街を歩いていたら、塀のわずかな
隙間から、ツタバウンラン(蔦葉海蘭)のツルが
伸びていた。黄色の花がまるで眼のように、こちらを見ていた。
Cymbalaria muralis【オオバコ科】
園芸家には、嫌われ者だけど、春の息吹を感じた。

似た植物に、カキドオシ(垣通し)がある。
Glechoma hederacea【シソ科】こちらも垣根を通過してどこまでも
伸びる。私は、この二つをずっと混乱していたが、この日、黄色の眼を
もつツタバウンランを見て、カキドオシの花とは、はっきり違うことを
知った。カキドオシの花は、他のシソ科の植物のように筒状で、
黄色の眼がない。

こんな簡単なことを知るにも何年もかかるのだ。 ったく!

by tamayam2 | 2016-03-17 19:48 | 日々のできごと | Comments(8)

【763】三月に突入!

先回は、二月に突入・・・でした。なんという怠け者!

一月もBlogをほったらかしにしていたので、友人から
電話がかかってきました。
「あなた、元気なの?それとも、具合が悪いの?」
こころ優しい友人!ありがたいことです(涙)
私は、元気です。やっと自前の足で歩けるしあわせに、
昔行ったところを、ぼちぼちヒマを見つけては、出かけて
います。とは、いえ、一日一件です。掛け持ち、欲張りは
しないように心がけています。以前より体力が落ちたなぁ~
と思いますが、仕方がありません。
c0128628_922579.jpg

順不同で、2月に出かけたところを二、三取り上げます。
①2月12日、教会の用事の帰りに、久しぶりに井の頭
公園を歩いてみた。真冬で、何もないだろうと思っていたのに、
さにあらず、自然園の中でオシドリを見た。
c0128628_9224112.jpg

檻にいるオシドリを撮影したのだが、昔、2006年にドイツ
で、森の奥の池で、オシドリの群れを見たことを
思い出し、昔の写真を捜してみた。
c0128628_923619.jpg

写真は、右クリックすれば、撮影日時を検索できるので、
大変便利だと思った。特にいい写真ではないが、
懐かしいのでFaceBookにUpしたら、かなりの
反響があった。都会では、めったにお目にかからない
水鳥だが、吉祥寺の井の頭公園にいたとは!
c0128628_9273581.jpg

②22日、池袋のお教室の方々に誘われて、高速ジェトで
伊豆大島に日帰りで出かけた。足が悪いので・・・と
断ったのだが、バスで巡るからぶらぶら歩きで十分と
言われたので、参加した。あいにくうす曇りの日だったが、
ツバキ、オオシマサクラの満開を見ることができて、
しあわせな一日になった。
c0128628_9281088.jpg

③Blog仲間のトミ子さんから、「魔女の秘密展」
というおどろおどろしい名前の展覧会の切符をいただいた。
トミ子さんは、ドイツにおられるが、この企画の
ために翻訳を担当されていたのだ。

私は、ドイツの北のほうブロッケン山の辺りが
好きで、数回旅行したことがある。お土産物屋で売って
いる人形は、黒い服を着た鼻の曲がった老女が箒に
またがって空を飛んでいるもの。その旅行をきっかけに
魔女とはなんだろう、魔女裁判とは??と非常に関心
があったので、怖いもの見たさに24日、出かけていったのです。
展示は、そんなに怖くなかったですが、魔女が人を
毒殺するときに使う道具とか、薬草の話がおもしろくて、
興味をもって見学しました。トミ子さん、ありがとう。
薬草のことが書いてある本を一冊購入し、大変興味深く
読みました。
c0128628_9291714.jpg

その展覧会が行われている場所が、な、なんと、原宿の
ラ・フォーレ。原宿に一歩足を踏み入れた途端に、
これは、私の来るところじゃないんじゃないか??
何しろ歩いている人は、若い人ばかり、ガイジンさんも多く、
辺りは、まるで日本の風景ではなく、異国のようでした。
ラ・フォーレの前の東急プラザの入り口がこんなんです!
目がくらみそうでした!
c0128628_9295487.jpg

しかし、少し歩いて行きますと、表参道の手前に、あの
なつかしい、同潤会アパートが、と思ったら、そのアパート
はとっくに取り壊され、今は、おっしゃれ~な商業地区に
生まれ変わっていたのでした。
c0128628_9303415.jpg

安藤忠雄という建築家がアパートの古い外観の一部だけ残して、
「表参道ヒルズ」にリメイクされたのだそうです。
昔風の建物の前で、中国人の親子が写真を撮りあって、はしゃいでいました。
それが、なかなかほほえましい場面でしたので、撮影させてもらいました。

これからも、しっかりUpしてまいりますので、どうぞ
よろしくお願いいたします。さぁ!三月、頑張るぞ~

by tamayam2 | 2016-03-02 09:32 | 日々のできごと | Comments(16)

【761】まぎわらしい命名

Tamaym2は、ここ10年以上、植物に関心をもってきた。
その延長線上でチョウに出会い、蝶類にも興味がある。

植物探索をしていると、鳥に出会うことも多く、
鳥にも関心がないわけではないが、どうも鳥の名は、植物や蝶
ほどしっかり覚えられない。
記憶力の容量に限界があるので、鳥類はちょっとあきらめ、
植物と昆虫でもチョウだけに留め、しっかり覚えたいと思っている。
c0128628_2195721.jpg

さて、この植物は、極楽鳥花(ごくらくちょうか)と
言われているが、見ればみるほど、鳥に似ている。
この花が咲いている道を歩いていて、風が吹いたりすると、
鳥の気配を感じて振り向いてしまうほどだ。
熱帯や亜熱帯地方に多い。英名は、Bird of paradise 
c0128628_2111110.jpg

その名の元になった極楽鳥(ごくらくちょう)という鳥も
熱帯や亜熱帯地方に多い。実物は見たことがないが、
羽が長く、美しい鳥のようだ。天国にいる鳥のようなのだな~
そして、驚くべきことに、英名はBird of paradise

ええぃ、鳥だか花だか、はっきりせぃ!
c0128628_21121550.jpg

この花は、大胡蝶(おおごちょう)という。
蝶と言っているが、じつは、蝶ではなく、植物である。(写真上 ↑)
蝶の翅のように薄く軽い花びらをもっているからだろう。
ジャケツイバラ科の植物。
c0128628_21125498.jpg

じつは、昨年夏にパリの植物園で見たこの花もジャケツイバラ科。
Caeselpinia gilliesii 日本で見たことがないので、
和名はわかりません。
英名は、desert bird of paradise (砂漠の極楽鳥)。
今度は、蝶ではなくて天国の鳥に似ているというのだな。

植物の名に鳥だの蝶だのの名はつけてほしくないなぁ~
紛らわしいではありませんか。

c0128628_2114554.jpg

このランは、最近、千葉県のらん展で見たものです。
ランにしては、なんだか、鳥のような、蝶のような・・・
紛らわしい姿をしていますね。怪しいぞ~

東京では毎年2月に世界らん展という大きなランの展覧会が
あります。展示の中には、エクアドルのモンキー・オーキッド
(猿顔の野生ラン)の展示があります。
ランの中には、サルの顔そっくりなものがあって、
なぜこんなに真に迫っているのか、首をかしげたくなるような
ものです。
c0128628_21153875.jpg

インターネットで、“猿顔蘭”というキーワードで検索されると、
見ることができます。

私としては、植物は植物らしく、チョウはチョウらしい名を
つけてほしいと思うのです。


いくら似ていると言っても植物は植物、鳥は鳥類、
蝶は昆虫類ですよね~

by tamayam2 | 2016-01-18 21:16 | 日々のできごと | Comments(8)

【758】過去の写真 その2

先回は、2005年と2011年に訪れたルクセンブルグの
思い出を書いた。欧州の「へそ」のような金融都市、
小さいけれども大事な国だ。
c0128628_16262696.jpg

次は、イスラム教徒の国、トルコ。
パリの同時テロ以降、問題になっているISへの出入り口、
トルコへは、2008年と2012年に出かけた。最近、ロシアとの
関係が悪くなって、お互いに目には目を、歯には歯を、と
報復が繰り返されている様子が報道されている。
痛ましいこと!
c0128628_16265525.jpg

一般の旅行者から見たトルコは、まったく平和な国に映った。
西洋と東洋の両面の良さが感じられ、親日的で、おだやかな
性格の人たちだった。
2008年のときは、チャナッカレ大学で学会があって、その帰途、
トロアス、エフェソス、コンヤ、イズミール、パムッカレ、
カッパドキア、アンカラを周ってイスタンブールに戻るという
大旅行だった。2012年は、ドイツに友人夫妻と会うために
出かけた。向こうは、ドイツから、こっちは日本から、お互いに
中間地点で会いましょう、ということだったが、その翌年、
親友(妻のほう)が亡くなった。実質的にこれがお別れになった。

首都イスタンブールを歩くと、至るところでネコにあった。
c0128628_16272580.jpg

FaceBookに掲載したネコの写真。レストランの中庭の樹の上を
住みかにしている黄色いネコ。
c0128628_1627472.jpg

宮殿の中であろうと、マーケット中、モスクの中でも、
ネコが我が物顔に歩いている。住民みんなの飼いネコのような
感じだったが、衛生的に問題がありそうなので、
「触ってはいけない」のだった。
c0128628_16371311.jpg

c0128628_16345213.jpg

海外では、イヌ、ネコ等は、ペットと思わないほうがいいのだ。

日本では、見られなくなった狂犬病もまだ健在だ。
c0128628_16355321.jpg

シルケジ駅に住んでいたネコ。ホームを悠然と歩いていた。
c0128628_163948.jpg

この駅は、あくびが出そうなほど、のんびりとした田舎駅に見えるが、
130年ほど前には、ここが花のパリとコンスタンティノープル(現在の
イスタンブール)を結ぶオリエント急行の終着駅だったのだ。
c0128628_16373671.png

私の記憶では、アガサクリスティの『オリエント急行の殺人』という
作品があった。アガサクリスティは、イスタンブールの下町が
お気に入りで、定宿もちゃんと残っている。
私もこの駅の周辺の庶民的な通りが大好きになって、
徒歩で、あるいはトラムに乗って日に何度も歩き回った
ものだ。疲れたら、トルコのチャイを飲む。
わずかなお金で、チャイを飲ませる店がどこにでもあって、
暑さも足の疲れも吹っ飛ぶのだった。

by tamayam2 | 2015-12-04 16:39 | たび | Comments(10)

【756】療養中の経験

Face Bookにも書いた話なのだが・・・
日本では、めくら、おし、つんぼ、ちんば・・・等が差別用語の指定を
されたとかで、「いざる」(躄る)という動詞も差別用語となったそうだ。
c0128628_18575131.jpg

名詞の「いざり」という「物乞い」も見ることが少なくなったし、
これらの言葉は死語になったようだ。
c0128628_18581228.jpg

デュランタの実
c0128628_18583499.jpg

デュランタの樹で。ツマグロヒョウモンの交尾。

骨折から1週間目の診察日。
再度レントゲンをとって、骨がくっついていることを確認した。
あ~よかった!あと何週間かの辛抱、と私の心は明るくなった。
30代と思しき整形外科医との会話。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
医師:いかがですか?
私:松葉杖もなんとか使えるようになりましたが、段差のあるところは、
  「いざれば」なんとか移動できます。
医師: ???
私: (ジェスチャーで示す)
医師: あ~、「這い這い」ですね~!
私: (そうですが、私、赤ちゃんじゃないんで・・・「這い這い」は使いにくし。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼は、本当に「いざる」という動詞を知らないようだった。
c0128628_1859248.jpg

この投稿には、FaceBookでは、あまり反応がなかった。元々この語彙を
知らない人が多いのだから、意味がわからないらしい。
c0128628_18594889.jpg

その後、言語の専門家からコメントがあり、
2007年にイザリウオという魚が、差別語の匂いがするという理由で、
日本魚類学会がカエルアンコウと改名したと聞いた。
c0128628_1901668.jpg

科名すら、イザリウオ科からカエルアンコウ科へ。
英名は、Frogfish というので、その連想で、カエルアンコウと
名付けられたらしい。爬虫類のカエルにも、魚類のアンコウにも
無関係な魚である。嗚呼~
c0128628_1904391.jpg

私は、日本人のこうした無節操な言語感覚に腹立たしさを禁じえない。
だれに対して差別なの? 魚に対して?

私の家は、古い一戸建ての住まいで、勝手口に複雑な段差があるので、
現在、古いマットを敷いて、その部分を「いざって」通行をしている。
松葉杖を使うとかえって転倒の危険があるので、膝で「いざる」能力が
残された幸いを感じている。
「いざれば」転倒の危険がなく、非常に安全なのだ。
狭い場所で砂利道、敷石、縁石などを確認しつつ、松葉杖で
移動するのは、至難のわざである。
ウズグモの巣
c0128628_1915077.jpg

さっそく、介護認定の申請をすることを友人から教えてもらったり、
勝手口の段差をなくす工事の人に来てもらったり、なかなか
身辺があわただしくなってきた。
c0128628_1933794.jpg

こういうことも事故に遭ってはじめて知る手続き・・・。
ヤマトシジミの交尾
c0128628_1974252.jpg

今まで便利に使ってきた勝手口が、身障者にとって非常に
危険だったことに初めて気づいた。
病院などの外出は、今、すべてタクシーを使っている。

9月、10月に見たチョウの写真をいくつかUpしてみました。
交尾の写真がある。昆虫の世界も冬の前にしておかなければ
ならないことが、山積していて忙しいのだろう。

by tamayam2 | 2015-11-14 19:02 | 日々のできごと | Comments(22)

【754】モネの小径とツマベニチョウ

8月末にフランスのEさんを訪ねたとき、
彼女が「モネの小径」と名付けるマレの裏道を歩いた。
川沿いの径で、沼の浮島ではなくて、川のほとりに地面を
借りて家庭菜園を楽しむ人たちが使う道だ。
マレは沼地だが、川は、ときどき氾濫することもあるという。
家々のフェンスに絡み付いたツル草類、野草が
面白くて、私の眼は忙しかった。
c0128628_11245138.jpg

c0128628_1117420.jpg

ブラックベリーというのか、キイチゴ。Eさんが採って食べて
いたのだから、食べられるのだろう。
c0128628_11173411.jpg

野ブドウの一種だろうか。
c0128628_11181131.jpg

野生化したぶどう
c0128628_1119817.jpg

野生化したホップは、あちこちの木に絡み付いていた。
これらは、栽培されていて、捨てられた株から
伸びたのだろう。植物は、たくましい!

フランスは秋が進んで、ホップは枯れ、アメリカツタは、
すっかり赤く色づいたとEさんのBlogが伝えている。
「モネの小径」を再度、秋に訪ねてみたいなぁ~と思った。
c0128628_11202149.jpg

さて、八王子市にある多摩動物園の中にある昆虫館は
私の好きな場所の一つだが、そこで、
ツマベニチョウを初めて見た。
裏翅に雲状模様があるという、美しいチョウだが、
なかなか飛翔が速く、止まってくれないのだ。
c0128628_11205357.jpg

c0128628_11214136.jpg

あまりうまくは撮れなかったが、載せておこう。
ツマキチョウは、見たことはあるが、まだちゃんと
撮影したことがない。

by tamayam2 | 2015-10-23 11:22 | たび | Comments(6)

【750】九月に見た虫たち

暑かったり、涼しかったり、雨が続いたり・・・本当に秋の
天気は変わりやすい。
それでも、てらてらと秋の陽が輝く日には、ちょっとの時間でも
見つけられれば、蝶がいそうなところに見に行きたくなる。
蝶も大急ぎで冬支度、卵を適当な植物に産みつけて子孫が
生き残れるように準備している。

私の家のプランターのスミレの葉はもう丸坊主になっている。
ツマグロヒョウモンの黒い毛虫(幼虫)があちこちに見つかる。
ウチが蝶を大事にしている家だということがわかっているのだ。
だから、私もスミレ類やカタバミ類を抜かないように保護している。

さて、あちこちで撮りためた虫の写真。この辺でまとめておこう。
c0128628_10223478.jpg

①新宿御苑にて カジノキに実がなっていた。
そのそばで見たコミスジ
c0128628_10233016.jpg

②八王子市の公園で見たホシホウジャク(スズメガの仲間)
c0128628_10241237.jpg

c0128628_1030355.jpg

落ち着いて撮影すればよかったのだが、あまりにも動作が速いので、
あわててシャッター切った。まるで、ハチドリのように長い嘴を
花に突っ込んで吸蜜をしていた。

③9月末に長野県に出かけた。
こちらは、標高1500mぐらいのビーナスラインの道端で。
同行の方々は、八ヶ岳連山を見ておられたが、私は、道端の茂みに
もしやチョウがいないか??と探していた。そうしたら、
裏が白っぽいヒョウモンチョウを見つけた。
クモガタヒョウモンの♀
c0128628_10555937.jpg

c0128628_10561912.jpg

写真 下 ↓
また、すっかり晩秋の気配の八島湿原(標高1500m~)で、
アザミに止まっていた。コヒョウモン
c0128628_1057246.jpg

 追記:通りすがりのおじ様に教えていただきました。正しくは、ウラギンヒョウモンの♀。
ありがとうございました!
弱っているのか、花をちょっと揺すっても動かなかった。
ここで見たチョウは、この一頭のみ。
c0128628_10325418.jpg

奥蓼科温泉郷に通じる湯のみち街道沿いにある
御射鹿池(みしゃがいけ)を見たいと思って、
この辺りに住んでいる友人に連れていってもらった。
その友人によると、9月中旬に11年ぶりに水ぬきをしたそうだ。
農業用ため池だから、そういうことをしないといけないのだろう
が、観光客の多いシルバーウィークを避けてほしいという要請が
あって、9月下旬にずれ込んだのだそうだ。
そのせいか、水面に浮遊物が浮いていて、ちょっと景観が
損なわれていたが、ま、我慢しよう。

東山魁夷がこの無名のため池が好きで、この池を題材に絵を描いて
いる。実際にはいないはずの白い馬が対岸に走っている絵「緑響く」
が有名。
何度か通ったことがあるが、秋になればちょっと立ち寄って
みたくなるところだ。

by tamayam2 | 2015-10-07 10:33 | 日々のできごと | Comments(8)

【748】野川の蝶たち

秋のお彼岸のころ、まだ陽に夏の輝きがあるとき、
チョウが元気に活動しているはず。
12日、忙しいことは忙しいのだが、こんなときを見逃すわけにもいかず、
午後から、ちょっと野川方面へ出かけた。
 (幾つかの写真は、Face BookにすでにUpしたものです。Blogと連動していないので、
  ここに載せます。)
c0128628_10151141.jpg

暗い林の中を歩いていたら、向こうに赤いものが見えた。
あれっ?!と思うと、それはヒガンバナの群生だった。
予期していなかったものだから、思わずにんまりしてしまった。
ラッキー!
c0128628_10154543.jpg

そこへ、クロアゲハが一頭。花から花へせわしなく羽を震わせて
吸蜜を始めた。あたりは静かな林。こんな光景を独り占めして…
二重の幸せ!
c0128628_10163722.jpg

近くには、白いヒガンバナの一群れもあった。

自然園では、たくさんの野草が元気に咲いていた。
管理されないフツーの野っぱらが無くなった今、こうした空間は
なんと豊かなことか!?
c0128628_1017209.jpg

c0128628_1018056.jpg

和種のハッカに止まるモンシロチョウキツネノマゴに止まるキチョウ
特筆することもないフツーの蝶だけれども、よくみれば愛おしい。
追記:通りすがりのおじ様に教えてもらいました。
 正しくはキタキチョウ
c0128628_1019177.jpg

アザミの大株にヒョウモンチョウが群がってとまっていた。
通りすがりのおじさまによると、上の蝶はミドリヒョウモン。
c0128628_1019409.jpg

ミドリヒョウモンの♂
c0128628_10212966.jpg

c0128628_10221783.jpg

ダイミョウセセリイチモンジセセリ
ミソハギは、もう終わりかけだった。
c0128628_11103026.jpg

ヒメウラナミジャノメは、ゆっくりと飛び、
葉の上で太陽の光をたっぷりと浴びている。気持ちよさそう~
c0128628_10231318.jpg

こちらは、羽根の形から見て、もしやC-タテハ??
  追記)Maximiechanさん、これは キタテハ と教えていただきました。ありがとうございます!

武蔵野のこうした自然がいつまでも守られますように。
私も健康が守られ、いつまでも、こうして婆の野良歩きができますように、と
祈らずにおれません。

by tamayam2 | 2015-09-24 10:23 | 日々のできごと | Comments(10)

【744】パリの植物園

東京からパリまで、飛行機で、12時間あまり。
到着したのは、まだ陽も高い午後4時ごろだったが、
翌日からの行動に備えてパリで一泊することにした。

翌日にAusterlitz駅から、友人の住むBourgesに向かうので、
駅の近くに宿をとった。パリの事情を知らないので、鉄道駅の前
あたりを、と探していたら、パリ5区、ソルボンヌ大学、植物園の
そばによいホテルが見つかった。
あらっ、ラッキー!
パリには何度か来ているが、植物園は、ぜひ行きたいところだったから。
c0128628_12583853.jpg

シャルル・ド・ゴール空港は、町の中心から離れている。
空港からエール・フランスバスというシャトル・バスで、リヨン駅まで行く。
このシャトル・バスの切符は東京でネットで買った。
リオン駅からホテルまで、徒歩でも行ける距離だが、荷物があるので、
タクシーで行った。
c0128628_1259283.jpg

17世紀、ルイ13世の王立薬草園が起こりというこの古い植物園は、
朝7:30~夜8時まで開いており、入場料は、無料!
さっそく翌朝、出かけた。朝は、ジョッギングしている人がいい汗を
流していた。
フランス庭園のような美しい花壇もあれば、植物の科ごとに分類して
植えてある標本園もある。
中には、動物園、自然史博物館、標本館、大温室もある広大な敷地。
25ha という広さは、とても一日で廻りきれるものではない。
大温室は、有料で、€6だった。
c0128628_12592569.jpg

花壇のあちこちに作業員がいて、雑草を抜いたり、ホースで水やりしたり、
植物の管理が行き届いている。
 (首都東京にこのような植物園が無いことを、本当に残念に思う。
  植物好きの外国人が来日しても、案内するところに苦慮してしまう。)

さて、チョウが好きなTamayam2であるが、こんなに夏の花が咲き乱れて
いる植物園で、驚くべきことに、チョウを見かけることがほとんどなかった。
背の高さをはるかに超えるブッドレアの樹がたくさん植わっていたのに、
チョウの姿が無い、とは!!?? おそらく、防虫剤のせいではないか…
c0128628_17371042.jpg

c0128628_17372960.jpg

友人の住むBourgesの田園地帯で見たのは、
チョウトンボか、アオハダトンボの一種。沼地に羽を震わせていた。
c0128628_1305190.jpg

このチョウは、裏翅しか撮ることができかなかった。
植物は、本当に豊かなマレ(沼地)だったが、昆虫は、やはり
農耕の大敵なので、淘汰されたのか・・・
c0128628_1311834.jpg

マレの島に住んでいるネコたち。
このネコのそばに咲いているピンクの花は、アカバナ。
ミソハギ、ヨツバヒヨドリ。こういう植物は、チョウが
最も好むものなのだが・・・うむむ。
c0128628_1315184.jpg

生まれたばかりの赤ちゃんを連れたハクチョウの親子。
ヒトと共に生きているいろいろな生物たち・・・
別の言い方をすれば、いろいろな生物たちと共に生きているヒト!
c0128628_132225.jpg

フランスの豊かな自然を味わいながら、目は、時おり
虫を探しているTamayam2だった。

by tamayam2 | 2015-09-10 13:02 | たび | Comments(10)