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六本木で浮世絵を見る

先週、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで
浮世絵を見ました。浮世絵と言っても、おとなしい風景画とか
美人画ではなくて、まぁ、驚くような豊かな発想の、
奇想天外、江戸時代の戯画、漫画といった感じの浮世絵なんです。
歌川国芳展
歌川国芳展の HPはここ
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下は国芳の作品。三部作で、初公開です。「たとゑ尽の内」
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ポーランド、クラクフでは、浮世絵のことをManggha(漫画)
と呼んで展示しているマンガ・日本美術・技術センターがあり、
前にご紹介したことがあります。
過去ログ:2005年7月 Manga・ Manggha
六本木の会場で展示されている作品数は膨大。
人の頭越しに絵をちらっ、ちらっと見せていただくような塩梅
でしたが、2月12日まで開催中です。なるべく平日に
お出かけください。

昨年ご紹介したメタボリズムの展覧会も同じ場所
でやっていましたが、入場料は別です。
過去ログ:2011年11月 メタボリズム 浜離宮にて
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六本木ヒルズは、元毛利家のお屋敷があった跡地なのでしょう、
毛利庭園という和風庭園もその中心にありました。
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これは、10mを越える巨大なクモの彫刻。昆虫好きには
面白いです。
”ママン” 2002年 ルイーズ・ブルジョア作
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六本木駅の近く、伊太利屋の店先では
ドでかいトラが通行人を睥睨(へいげい)していました。
ネコ類は、何でも好きですが、こりゃ、ちと怖いなぁ。

訂正)Blog仲間のアンデレさんから、ご指摘を受けました。
    この動物は、トラじゃなくて、ヒョウかピューマですって。
    そうですよね。こんな基礎的なこともわすれて・・・
    この店のファッションには、ヒョウ柄のものが多いのです。
    どんな女性でもヒョウ柄を身につけると、ちょっと小悪女に
    見えます・・・
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ヒルズの屋上庭園で見た冬の薔薇。寒いのに
健気に咲いていました。

まだまだ冬の寒さは続きそうです。みな皆様、どうか
風邪など寄せ付けず、お元気で!
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by tamayam2 | 2012-01-19 14:35 | 日々のできごと | Comments(12)

静岡県伊東市にて

伊東駅から海岸のほうへ歩いていくと、なぎさ公園があり
地元の彫刻家のすてきな作品を見ることができる。
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この精悍な若者は、William Adams(1564-1620) 
英国人、というより、日本では、家康に見込まれて日本の武士に
なった、三浦 按針(あんじん)と言ったほうが、通りが
よいだろう。彼はここに、ドックを造り、日本で初の帆船を
建造したのだそうだ。(1604年)

10年ほど前に、ニュージーランドの高校の先生が来られ
按針のことを調べておられた。高校の教科書に彼のことを
書きたいと言っておられたので、私は、三浦半島の安針塚
にご案内した。 (伊東にご案内すればよかったなぁ~)

ニュージーランドの高校生に、海の向こうの未知の国に
出かけていって数奇な人生を送った男の話がどのように
受け取られたのか・・・私にはよくわからないが、人生には
冒険の精神が必要だと言いたかったのかもしれない。
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海に注ぐ川べりを歩いていたら、野鳥が群れている場所が
あった。温泉の水がそばの旅館から流れ込む排水口の近く
で色とりどりのコイが泳いでいる。カモもいる。コサギ
ゴイサギも見える。やはり、温泉のお湯の流れ出る辺りが
やや温くて気持ちがよいのだろう。この辺りは、海に近く、
海水も流れ込んでいる辺りなのに、コイが泳いでいるとは、
不思議に思った。
コサギ
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ゴイサギ
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道路の中央分離帯に植えられていたキダチアロエ。都内では
あまり見かけられない花がいっぱいついていた。やはり伊豆半島は
暖かいのだなぁ。
キダチアロエ【木立アロエ アロエ科 Aloe  arborescens】
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別名“お金のなる木”と呼ばれるカゲツ(花月)。
カゲツ【花月 ベンケイソウ科 Crassula portulacea】
俗っぽい名に似合わず、よく見れば上品な愛らしい花。
アロエと共に、多肉植物の一種だ。
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by tamayam2 | 2012-01-03 11:39 | たび | Comments(22)

10月の銀ブラ

冷房も要らない、暖房もまだまだ・・・やっと過ごしよい季節が
めぐってきました。そうは言っても、よい季節ですから、いろいろな
行事も目白押し。家の片づけも山積・・・どうしよ~
先日の土曜日、用事にかこつけて久しぶりに銀ブラをしました。

週末人の集まるところは、できる限り避けることに
していますが、銀ブラだけは別です。
歩行者天国となる週末に、人を見に行きたいのですから。
銀座を歩く人々は、なんとなく華やいで、ウキウキした気分
で歩いています。どの人もちょっとお洒落して、まぁ
見てもらいたがっているようでもあります。このごろは、
ペット自慢の人も多いです。
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この犬たちの前には主人がいて、小さいジャグラーズボールを示し、
眼差しだけで細かい指示を出しています。次の指示が何か、
犬は凝視して身構えているのです。まさに忠犬。
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大きい犬は、片足が欠けているようでしたが、行動が機敏
で、賢そうでした。
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Apple社の前は、5日逝去されたSteve Jobs氏を悼む人たち
でいっぱいでした。マッキントッシュ コンピュータの生みの
親で、伝説中の人物。Tamayam2が初めて所有した
コンピュータは、Macでした。1995年ごろのことです。

アイコンをマウスでタッチするだけで、コンピュータ操作
できる、その画期的な操作法に驚き、その恩恵にたっぷり浴した
ものです。その後、Windowsに転向しましたが、Macのアイコンの
かわいらしさ、美しさに魅了されました。

友人がJobs氏がスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチ原稿を
送ってくれました。英文で読み、さらにYouTubeの映像で聞き、
56歳の彼の一貫して夢を追い続けた生涯を想い、感銘を
受けました。YouTubeの映像は、日本語字幕付です。
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御木本のディスプレーのあるコーナーは、園芸種の秋の花
で飾られていました。
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銀座に出かける人は、見せたがり屋の人も多いですが、
人は人、我は我というのでしょうか、自分のすべきことを
粛々となさっている人たちも見られました。
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さぁ~、私もウチに帰って山積するmust-do Listを 
こなさなくちゃ、と思います。


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by tamayam2 | 2011-10-10 12:49 | 日々のできごと | Comments(10)

90歳の誕生祝い@シアトル

私の叔母は大正10年(1921年)生まれ。
今年1月末に90歳になった。

米国デトロイト在住で、元気。日系のご主人を
8年前に天に送って以来、大きな家に独りで
住んでいる。子どもは5人いてアメリカ各地に
散らばっている。

長男が西海岸シアトルに住んでおり、弟妹に呼びかけて
母親の90歳の誕生会を催した。姪に当たる私は日本から
出席した。
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シアトルは太平洋岸のカナダ国境に近い町。
1971年創立されたStarbucks Coffeeは、当時、
紙コップのコーヒーを歩き飲みするファッションが
シアトル・スタイルとして若者に人気を博し、あっと
いう間に世界に広がった。日本でも “スタバ” として
有名ですね。上は、Pike Place Marketのわきにある
スタバ発祥の店。この店のロゴはおなじみの緑ではなかった。
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シアトル郊外にある長男の家の玄関。
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子供たちとその配偶者、7人の孫、1人の曾孫、亡夫の
兄弟と姪・・・9歳から90歳まで総勢23名で
90歳の誕生日を祝った。
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叔母は、ケーキ・カットの前に英語で感謝の言葉を
述べた。やさしい子どもたちの心遣いに居合わせた
誰もが心動かされた。とても良い会だった。

シアトルは、野球のマリナーズの本拠地。イチロー
選手の名は誰でも知っている。叔母もイチローの
大ファン。また、叔母は日本の相撲の大ファンでも
あるが、今回の相撲界の醜聞は理解に苦しむ様子だった。
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シアトル在住の日系の人にとって日本食の補給に
欠かせないのは、下町にあるUwajimaya(宇和島屋)大型
スーパーで食品のほか、家庭用品、雑貨何でも
手に入る。紀伊国屋Book Storeも店内にあるし、
中に入れば、そこはもう日本。
創業は1928年、(おそらく四国出身の)森口ふじまつと
いう方が創業者。ワシントン、オレゴン州にも支店がいくつかあり、
日系の企業として大成功の部類だろう。駐車場のわきに
早くもカワズサクラがほころんでいた。

シアトル下町の中心街では、 公共交通が無料なのも助かる。
公営バスやLink Light Railという路線は、地下を
走っていて宇和島屋や中華街のあるInternational District
に簡単にアクセスできる。
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Westlake駅の壁には折り紙で作った雛人形のような・・・
大きなオブジェが!
日本の伝統文化が意識されているようだが、メタリックで
バカでかいサイズなので、やはりアメリカ感覚だなぁ~と思った。

東京だと、山手線の内部の公共交通がタダという感じ。
観光客にとっては非常にありがたかった。

過去ログ:2010年6月 シアトルの下町で
        Pike Place Marketにて
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by tamayam2 | 2011-02-21 07:41 | たび | Comments(21)

草津温泉

風邪を引いてしばらく更新ができませんでした。
やっとセキが止まりました・・・・(トホホ)。

先週、永年の友人と草津温泉へ出かけました。
雪で歩きにくいかと、万全の備えをして行きましたが、
温泉街の道は、どこも雪かきがしてあって、
助かりました。
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町の中心にある湯畑(ゆばたけ)。湯の花を採るために
ろ過装置のようなものができていました。湯の花(沈殿物)に
薬効があるのでしょう。湯の花を収穫する畑というわけです。
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ぐるりを囲む石柵にここを訪れた有名な方々の名前が
彫ってありました。草津温泉を有名にした明治時代の
“お雇い外国人”のベルツ博士と日本人の夫人の名前も
ありました。
ベルツ博士は、ドイツの南部地方の出身。日本に27年滞在
し、医学を教えた方です。シーボルトとも親交があった
というから、同時代の方ですね。
ベルツ(Erwin von Baelz 1849-1913)
足もとには、滑り止めと装飾を兼ねて、屋根瓦がきれいに
埋め込まれていました。階段わきの瓦の壁。 ↓
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ドイツの南部には、やたらとBadという接頭語が付く
地名があり、Bad MergentheimやBad Wimphenなどなど。
そしてBaden Badenという有名な温泉地もあります。

英語の連想から、何か悪いイメージがあったのですが、
Badとは、英語のbath、つまり温泉のことなんです。
発音もバッドではなく、バードです。

ドイツの湯治は、医師の処方によって行われ、医療保険も
きくという話でした。ドイツの陰鬱な長い冬、気分が晴れず
鬱病になる人が多いようです。

知り合いのご主人も鬱病と診断され、1か月ほど医師の勧めに
従って湯治に行ってきました。
全費用が保険でカヴァーされるだけでなく、
職場でも病欠扱いになり、うらやましいなぁ~と思いましたが、
湯治中は、医師の指示に従い、食餌、運動、入浴、
散歩など・・・しっかり管理されたメニューをこなす
のだそうです。 もちろん、禁酒、禁煙!
こういう生活をすれば、たいていの病気は、治るのだそう
です。 (そりゃ、そうだ~納得☆)
温泉街で、遊興にふけるという雰囲気では全くないのですよ。

私もドイツに滞在中、あちこちで温泉に入りましたが、
水着を着て入る混浴です。Kur Hausは温泉というより、
スポーツセンターのようで、温度は日本人には
かなりぬるめでした。
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by tamayam2 | 2011-01-29 09:26 | たび | Comments(16)

師走の風景

いよいよ、いよいよですねえ。
師走になりました。

このところ出かけることが多く・・・なかなか
撮影できませんが、所用のついでにいくつか。


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通称、赤プリ
クリスマスツリーの
ライトアップ。
























赤坂プリンスホテルは、1955年開業以来、赤プリの愛称で
親しまれてきましたが、来年3月に閉じるそうです。
夕刻、地下鉄赤坂見付駅付近で
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銀座四丁目の交差点

クリスマスが近づくと孫のために、絵本を買いに
でかけます。たいてい銀座四丁目角に近い「教文館」へ。

子供の書籍、一般書籍、キリスト関係の書籍、クリスマス
カードやちょっとしたギフトなどを売っています。
私が子供のころからある古い、細長いビルの9階には、
この期間ヨーロッパから輸入したクリスマス飾りの
特設売り場になっています。ドイツのヴァイナハッツ
マルクト(クリスマス・マーケット)のようです。
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マロニエ通りの角のカルティエの店は、壁一面がキラキラ
した電飾でまばゆいほどでした。マロニエの木も電線に
ぐるぐる巻きにされて・・・しばらくは安眠できそうも
なさそうね(^_-)-☆
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日本橋高島屋のショーウィンドーは、今年のテーマは、
影絵でメルヘンの世界を映し出すことのようです。

雪の夜、明かりの灯った窓辺、ツリーやプレゼントの包み・・・
クリスマスが来るたびに思い出す懐かしい風景です。
藤城清治の影絵の世界ですね。

今日、新宿南口の高島屋へ行こうとしてちょっと迷いました。
あのへんは、いつも工事をしていますが、模様替えした
新しい出口が出来ていました。新南口といい、高島屋の
2階につながっています。
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そこにおいてあった、白の透き通ったクリスマス・ツリー
は、なんだか見覚えがあるようだと思ったら、ペットボトル
の空きビンで作ったオブジェでした。
高島屋のまわりには、その他たくさんの造形物がおいて
ありましたが、すべてリサイクル品のペット
ボトルが素材として使われています。
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夜になれば通電されて妖しく輝くのでしょうか。
照明に照らされて発色するのでしょうか。

うまく作ってありました。かなりの労作ですね。
こんど夜出かけてみよう。
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by tamayam2 | 2010-12-01 23:28 | 日々のできごと | Comments(16)

秋の野草たち

先月群馬県に行ったとき、野原でよく見かけたのは、
マルバルコウソウ
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小さいアサガオのような赤い花が目についた。
半ば野生化しているようで、周辺の草にからみついていた。
もしかしたら、ヤッカイ者扱いにされているのかも。
マルバルコウソウ【丸葉縷紅草 ヒルガオ科 Quamoclit coccinea】
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こちらは、植物園で見たルコウソウ
ルコウソウ【縷紅草 ヒルガオ科 Ipomoea quamoclit】
葉が羽のようで、涼しげ。花は、きれいな星型。
園芸植物としてマルバ~より、格が上そう。
縷」という漢字の意味は、細い糸だそうです。
理由を縷々(るる)述べるとか、一縷(いちる)の望みを託す などの
「縷」でした。
ぅわ~博識ぶって、はじゅかし(*^.^*)
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野原でよく見たホシアサガオ
ホシアサガオ【星朝顔 ヒルガオ科 Ipompea triloba】
この植物の左手前の葉が丸まっていますね。
中を確かめたわけではありませんが、中にはチョウの幼虫
が身をひそめているのかもしれません。日高 敏隆先生のご本を
読んだものですから、落ち葉の下、葉の裏などが気になって
しかたがありません。ある種のチョウは、葉がある内に幼虫を
蛹にするためいろいろなシェルターを考えます。

いつも不思議に思っていることですが、
昔よく見かけた蓑虫(ミノムシ)はどうしちゃったのでしょうかね。
私が植物観察を始めてから見たことがありません。

野菊のような秋の花々が、秋の野の主役です。
みな同じように見えますが、ちゃんと名前があります。
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ゴマナ【胡麻菜 キク科 Asterglehni var. hondoensis】↑入笠山
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シオン【紫苑 キク科 Tartarian aster】↑八王子市


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アキノノゲシ
平山城址
 八王子市
【秋の野芥子
キク科
Lactuca indica】













学名から見ると、上からホンデュラス、
モンゴル、インドが原産国
のようですね・・・
これらは、とても日本的な花
に見えますが。(^^♪h
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あっ、こんなところにアオガエルが!
彼らもそろそろ冬眠態勢に入りますね。
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by tamayam2 | 2010-10-19 18:03 | 日々のできごと | Comments(10)

ドイツの町(3)ヴュルツブルグ

(ドイツの町に関するお話の最終回です。)

ヴュルツブルグ(Wuerzburg)と言えば、ロマンティック街道の
入り口として有名。日本人の観光客は、ここからローテンブルグ
を経て、さらに南のドイツらしい町々を巡ります。

今年は、特に十年に一度上演されるという、町ぐるみでキリスト教の
受難劇を演じるオーバーアマガウ(Oberammergau)へ世界中から
観光客が訪れたと聞いています。

わが友人は、最後の日に、世界遺産である司教座のレジデンスと、
小高いところにそびえるマリエンベルグ要塞(13C~18Cまで
司教の居城)に案内する予定だったようです。
まぁ、それがこの地方の観光ハイライトなのです。

友人夫婦と旅をしながらいろいろ話しているうちに、ご主人の
出身地がヴュルツブルグであること、1945年の戦災でご実家を
はじめ町中が灰燼に帰したこと。ご両親がお医者様であったこと
など・・・聞いているうちに、ふと、シーボルトのことを思い出し
たのです。

シーボルト(1796-1866)は、鎖国時代の長崎出島に留まって
商館付き医師として働きながら、日本の植物を研究したことは、
日本ではよく知られていますが、ドイツでは、一般の人に
ほとんど知られていません。
じつは、シーボルトは、ここヴュルツブルグの出身で、
ヴュルツブルグ大学で医学(眼科)で学んだのでした。

ホテルでもらった市内地図に「シーボルト博物館」というのを
認めた私は、できたら、そこに立ち寄ってみたいと提案しました。
私が、以前に訪れた2006年の時点で、私は、ここに博物館が
あることを知らなかったのです。
   過去ログ:2006年6月 ヴュルツブルグにて 

シーボルトの博物館としては、オランダ、ランデンにある
シーボルト・ハウスのほうが内容的にも充実しています。
シーボルト事件で問題になった国外持ち出し禁制品の
日本地図の実物も見ることができます。
   過去ログ:2006年10月シーボルトとアジサイ

さて、ドイツの町々で見た植物について少しメモしておきましょう。
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上の写真は、ブドウの木ですが、建物の壁面に這わせるように
仕立てられています。茎は細く、根元に15cm角ほどの水遣りの
スペースが空いているだけです。ブドウはずいぶん乾燥に強い
植物なのでしょうね。日本のように棚仕立てにしないことを
面白く眺めました。
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住宅街の中で見かけた梨の木。壁に沿って実がたわわになっています。
バートレットという種類でしょうか。皮が赤っぽくて香りがよいもの
です。上は、りんごです。
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ときには、シジュウガラの餌になっています。人間は珍しくない
果物だから盗って食べたりしないみたいです。
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こちらは、Hofgartenと言い、司教様の夏の離宮です。
8世紀ごろからここに司教座がおかれ、司教様はこの辺一帯の
領主であったのです。入り口に見える円錐形にキチンと刈り込まれた
木は、とても植物とは思えませんが、権力者は、こういうロココ風
の人工美を愛したようです。
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樹木で幾何学模様を描くのもこの時代の流行だったのでしょうか、
きちんと壁になりきっている木立。
(私は、よく躾けられた木と呼んで痛ましく眺めます。)
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ヴュルツブルグの町で見たワイン酒場の看板。
サルがワインを飲んでいる図は、ちょっと愉快。

シーボルトの話が盛り上がったところで、我々は、予定変更して
ヴュルツブルグ大学付属植物園へ。広大な園の一隅にシーボルト
が日本から持ち帰った植物が集められたコーナーがありました。

はるばる海を渡った植物の種が150年以上も継承されていると
思えば、一つ一つの植物たちに愛着を禁じえません。
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上は、私にとって初見の花、クサボタン 標識にも日本語で
Kusa-botan と記されていました。
クサボタン【キンポウゲ科センニンソウ属 
           Clematis stans Sieb & Zucc】
学名からわかるように、クレマチスの仲間。
ハンショウヅルなどとも親戚ですね。日本原産ということですのに、
あまり見かけない花です。
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by tamayam2 | 2010-09-04 13:14 | たび | Comments(4)

ハンカチの木

先々週8日、群馬フラワー・パークで、ハンカチの木を
見た。外国では、ダヴィディア(Davidia)とか、
鳩の木(Dove Tree)とか呼ばれている。
全体的に見るとこんな感じで、かなり大木である。
(風がびゅーびゅー吹いていたので、本当に洗濯物が
揺れているみたいだった。)
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中国 四川省原産、ミズキ科【Davidia involucrata】
日本では、ハンカチの木と呼ばれ、あちこちの植物園
で人気を集めている。白いハンカチのように見えるものは、
花を包む苞(ほう)で、、中心の丸い玉のようなものが花の集合。
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この木を中国で発見したダヴィデ師は、イエズス会の神父
で植物学者。ハンカチの木のほかにも、彼の名が付いている
植物にいくつか会ったことがある。
たとえば、チョウが大好きなフジウツギ(別名 ブッドレア)
も学名は、【Buddleja davidii】
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フランス人のアーマン・ダヴィデ神父(1926-1900)は、
中国の南西部に派遣されその自然のすばらしさに心を
うばわれてしまったのだろう。

植物ばかりでなく、動物や昆虫など、博物学全般にわたって
いい仕事をなさっている。『ファーブルの昆虫記』のファーブル
みたいな人だったようだ。
宣教のほうでもよいお仕事をされたのは疑いなかろうが、
植物の学名に名を残すという生き方は、
もっとすてきですね!
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by tamayam2 | 2010-05-19 06:45 | 日々のできごと | Comments(10)

北林 谷栄さん、逝く

おばあさんの役を演じたら、日本一の北林 谷栄(きたばやし たにえ)さんが亡くなった。98歳。

私の記憶のある限り、いつでも、「おばあさん」役だったが、
お若いときにも「おばあさん」を演じておられたのだろうか。
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私が最近観た映画は  『阿弥陀堂だより』。
過去ログは ここ
若いときに観て印象的だったのは 『ビルマの竪琴』。
ビルマ人の「おばあさん」役なのだが、片言の
日本語ができる。水島上等兵と、捕虜となった部隊との
間の仲介者役を演じる。
あの独特の日本語が忘れられない。
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あの映画のバックグラウンドで流れる ♪~『埴生の宿』
旋律が今も聞こえてくる。いい映画だった。


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私は、ドイツから
取り寄せた
Leier
(ライヤー)という
小型の竪琴を
練習しているが、
頭の中には、
いつも、
あの水島上等兵の
弾く竪琴を
弾きたいという
願望がある。

なかなかうまく
ならないけれども・・・。
それでも、
いいの、いいの。



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Yamyam町一丁目の我が家の庭にもいろいろな
植物が咲き始めた。私が植えたものは、何ひとつなく、
すべて先代が植えたものが根付き、季節を告げてくれる。
ろくな手入れはしないのだが、家の台所から出る生ごみは
すべて堆肥にし、一年に一度花の後でお礼に与える。
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上から、シャガ(アヤメ科)、シラン(紫蘭 ラン科)、
ブルーベル(ユリ科)、ヤツデ(ウコギ科)、
アメリカハナミズキ(ミズキ科)。
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知人がくれたコバンソウ(小判草 イネ科)は、↑
私の好きな野草なので、ドライフラワーにして、
乾いたら、庭に種を放とうと思う。
うまく根付くかどうかわからないけれど・・・。

北林 谷栄さんのご冥福をお祈りいたします。
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by tamayam2 | 2010-05-07 20:49 | 日々のできごと | Comments(14)