4月は、疾風怒涛のように忙しい日々だった。深く考えずに首を突っ込んだ、大学の同窓会の仕事が忙しかったのだ。 5月末に大きな催し物があるので、その準備。私が、ある会の勧誘パンフレットをこしらえることになった。委員は、私を入れて5名。 にわかごしらえの5人組だったが、パソコンで連絡し合って、なんとか4月末までに、ある種の完成品をこしらえた。パソコンを利用が できる方たちばかりだったので、本当に助かった!この仕事のおかげでたくさんの先輩たちともお知り合いになれた。 3月末あたりのFacebookから少し記事を拾ってみる。 3月24日 #アート 友人とはありがたいもので、この年度末の忙しい最中に、少しはゆっくりして美術館に行ったり、サクラでも見てきたら?という思いやりでしょうか、ある展覧会にぜひ行け、と言ってきた。その日本画家のお名前は、木島櫻谷(1877-1938)は、「きじま」ではなく、「このしま」と読む。 「このしま おうこく」という明治年間の日本画家。その展覧会が、六本木にある泉屋博古館でやっている。この美術館は、住友グループの収集品の宝庫。地下鉄「六本木一丁目」のイズミ・ガーデンも住友の土地なのでしょう。私の愛する動物や植物を克明に描写する画風。 西洋の筆と違って、日本の筆のタッチが動物の毛並みを生き生きと活写していて、楽しい時をすごすことができた。その美術館のガーデンには 数々のサクラが植栽されており、思いがけずもサクラも見物できた。 3月28日 #東京 お濠の土手のサクラが満開になった26日、上智大学では卒業式が行われた。 最近の卒業式は、女子は振袖に袴をつけると聞いていたが、ほんとうに、絢爛豪華な袴姿の女子大生、ピシッと背広を着た男子学生…が 満開の土手のサクラの下で記念撮影をしていた。 「撮影、お願いしてもいいですか?」と尋ねられてスマホを渡されることも幾度か。 「私も50年前の卒業生よ」 「せんぱ~い、よろしくお願いします!」 袴には、ヒールの高い靴を履いている人も!ピアスも髪飾りも、お召し物によく合っていて本当に輝くばかりに美しい若人たち! これから歩む人生に幸あれ! 3月29日 #東京 中央線四谷から市ヶ谷にかけて、土手の道を歩いた。サクラは満開!夜の宴会の席取り係なのか、シートを敷いて陣地を確保している人もいた。 電車に乗っているとき、この辺りを通ると、車窓から土手の斜面にアラセイトウ(ムラサキハナナとも言われる)の花群れ見える。 くわしく見たいと思っても、電車はあっという間に通り過ぎてしまう。その日は、土手から見下ろしてゆっくりと見た。 市ヶ谷から飯田橋に続くお濠の向こうにもサクラが見えた。あの辺りに釣り堀があったり、貸しボート屋さんがあったなぁ~と懐かしく眺めた。 3月30日 今朝は、ある方から私が作成した書類のミスを指摘された。 すぐさま訂正したが、このごろは、いろいろミスが多くなり、いよいよ責任のある仕事から下りる時期かなぁ~と気分がダウンした。 この時の私の顔! 植物を見ると、たちまち気分が回復する私だが、ほんとうに、Syngenta社の作るパンジーは、どうして、まぁ、こう人の顔に迫真した作りなのだろう、 と思わず笑ってしまう。Fbでお知り合いのHasebeさんの会社だ!
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by tamayam2
| 2018-05-08 13:01
| 日々のできごと
3月も半ばを過ぎサクラのたよりもあちこちから届くようになりました。 まだまだ寒い日が続きますので、油断はなりませんね。 (1)早春の花々 セリバオウレンがとても好きで、いつもの定点撮影の場所で撮影しているが、 今年は、牧野先生がお好きだったというバイカオウレンの実物も見ることができて、 うれしかった。バイカというのは、梅の花のこと。 大泉学園にある練馬区立牧野植物園で、ユキワリイチゲを見た。まだ残雪があるようなところに雪を割って花を咲かせるので ユキワリ~と呼ばれる。 葉はこの種のものは褐色で汚れたような斑が入っている。夕刻のころ、花に西陽が当たって美しかった。 3月に入ってから野川で見たアズマイチゲ。 八王子市の薬草園でみたフキノトウはとても小さいものだったけれども、寒さのせいか苞が紫色に変色していた。 今年の冬は殊の外寒かったからね~ そこの崖の下には、早やカンザクラのような赤い花が見えた。 (2)野鳥たち Facebookで野鳥の写真を見せてくださる方が何人かおられ、冬枯れの日々には心がなごむ。私も野鳥に会えば撮影したいと 思うのだが…相手に羽があるから、すぐ逃げてしまうのね~ 今日は思いがけず大物に遭った!コゲラはキツツキの一種。 Dendrocopos kizuki 学名のkizukiはキツツキのことだろうね。英語では、Japanese pygmy woodpecker 日本の固有種です。そばにいた野鳥にくわしいおじさんによると、いま野鳥が食べるべき木の実が乏しいのだそうだ。このコゲラは、運よくカマキリの卵を見つけたので、それをつついているのだと。樹の幹に産み付けられた虫の幼虫や卵が、この異常に寒い冬を生き延びるための餌なのだそうだ。越冬というのは、野生動物にとって生存を賭けた戦いなのですね。 新宿御苑でみたヒヨドリは、サクラ見物している人が見ていても構わず、サクラの花の蜜を吸っていた。 ウチの餌台にもヒヨドリが来るが可愛いというより、ならず者!やりたい放題! メジロなどの小鳥を蹴散らかし、餌を喰い散らかし・・・それでも憎めないで毎朝ミカンを一個かりんご1/4を餌台に置いてやる。 野川公園で、ツグミを見た。鳥を撮影する人が、「スズメ並みにどこにでもいる」と笑って いたけれども、至近距離から撮影できてうれしかった! 3月13日に出かけたら、春はまだまだの感じではあったが、キブシが萌黄色のカーテンのように目の前に広がっていて、 美しいと思った。 辺りには、人影もなく、自分ひとりで、こんな風景を見ているのが、幸せなような、もったいないような気分になった。
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by tamayam2
| 2018-03-17 05:56
| 日々のできごと
1)1月の第4週から5週にかけて、伊豆半島の山中、湯ヶ島というところで行われている会合に出かけておりました。 山道には雪が残っていましたし、28日の集会場所には白いものがちらちらして寒い一日でした。 この写真は、宿泊した旅館の一室です。 囲炉裏、ぬくもりのある家具、お食事、万事行き届いたサーヴィスを受け、日本の伝統美を心地よく感じました。 ロビーに飾ってあった鬼ユズ。とても大きいユズです。 2)その数日後、今度は、家族と気分転換に箱根湯本の老舗旅館に泊まりました。
朝から「雪」について報道されていたが、お山のふもとなので、たいしたことなし。上のほうは、交通規制などあったようだ。 なによりも驚いたことに宿泊客、電車で出会う人は圧倒的にアジア系の旅行客だったこと。そう、16日は中国のお正月、春節なのでした。 勤労者は平均1週間休みが取れ、29億人が国内外を移動するという。浴衣を着て宿で出される典型的な和食を楽しみ、大温泉や露天風呂… こういった日本的楽しみ方も、みなさん慣れていらっしゃるようでした。 お庭の池の鯉が一つの場所に集まっているので、不思議に思っていたら、そこからわずかに温泉が湧き出ているとのことでした。 鯉も温もりたいのでしょうね。 高い樹の枝に止まってこちらを見ていた野鳥。 3)その旅館の日本庭園で大木にからみついたマメヅタを美しいと思って眺めた。 マメヅタ(ウラボシ科)Lemmaphyllum microphyllum この写真では、栄養葉(丸い形)と胞子葉(長い形)が共に見られるのが面白い!
こちらも疲れないし、自分たちのペースでゆっくりできる。 特にドラマティックなことがない、こうした旅もいいものだと思う。 #
by tamayam2
| 2018-02-09 11:01
| たび
1月23日 いつも早朝にFacebookの更新をするのですが、今朝は、雪かきに追われました。 久しぶりの大雪(23㎝)で、東京はこの話題で持ち切り。 1)この立像は、国立近代美術館の2F常設会場外のベランダにあったものです。ベランダの内側にも人が立っているように見えますが、そちらは幻想です。 これを見て面白いと思った若いガイジンさんのグループが外側に立ち、内側の影の人と握手したり、お辞儀したりして遊んでいました。 こうした対話を誘発するような彫刻はおもしろい! 2)こちらは別棟の工芸館の前庭にあった彫刻。鏡面の三角錐に地面の模様が映っている。 ちょっと角度を変えると別の模様が見える。万華鏡のような面白さ。 3)雪の朝、友人から新鮮な鯛が宅配便で送られてきました。雪かきを済ませて下処理を。新聞紙を敷いて、右にあるウロコ取りでウロコを取って、 頭の部分はカブト煮、半身を刺身、残りの半身をコブ〆にしました。お刺身は当日にいただきますが、コブ〆は、数日かかります。 富山のほうでは、そういう食べ方をよくなさるようです。このウロコ取りはどこかの国で(記憶あいまい)中国人の経営する魚屋で買った 手作りのものですが、非常に有能で、大きな魚を処理するとき無くてはならないものです。 私は外国のいろいろな国に住んでいましたが、海外では魚の切り身はほとんど売っていませんので、魚は丸ごと買うしかなかったのです。 カナダでは中型のシャケを買ってきて塩じゃけを作りました。 New Zealandでは、珍しい深海魚を安価な値段で買うことができました。 マトウダイというお腹に的のような円形の印のある魚など、よく干物にしていただきました。 日本では、かなり高額な魚です。 ドイツでは冬にアンコウが手に入りましたが、アンコウはぬるぬるして扱いが難しい魚。「アンコウの吊る切り」という特殊技術が要る とされています。ま、これも何とか、調理し、アンコウ鍋にしました。 渡航先に出刃包丁、刺身包丁、このウロコ落としを持参したからこそ、魚料理を楽しむことが可能だったのだと思います。 アメリカの娘の家に行くときも、木屋の包丁、砥石をもっていきます。ステンレスの包丁では、大きな魚の処理は難しいので。 やはり、新鮮な海の幸を味わいたけでば、道具はとても大事だと思います。 #
by tamayam2
| 2018-01-24 11:04
| 日々のできごと
竹橋の国立近代美術館で「熊谷守一」の展覧会に行ったら、その入場券には常設展と隣接の工芸館の入場券も兼ねていることがわかった。 隣接と言っても徒歩7分ほどなのだが、行ってみたらすてきな明治時代の建物。旧近衛師団司令部ということだ!階段を上りきった場所から 見た風景。陶芸、漆芸、ガラス、木彫など見たいと思っていた作家の作品を数多く見ることができてうれしかった。 20日、久しぶりに小石川植物園を訪ねたら、旧養生所の古井戸の前にあるカンザクラが咲いていた。枝のひとつは、下に垂れ下がっていた。 古木なので、支える力がないのかもしれない。だれかに「きれいですね~」と言いたいのだけど、辺りには人影もなかった。この古井戸は、 山本周五郎『赤ひげ診療譚』の舞台、小石川養生所があった場所。斜面を下ったところの梅林では早咲きの梅が咲いていた。 そこには何人かの人がいて、野鳥を撮影していた。
20日小石川植物園で見た植物の中で、見ごろだったのは、ロウバイ。Wikipediaの描写によれば「半透明で、にぶいツヤのある黄色」とあるが、 その通り。さらにうっとりするほど香り高い。近くには、ソシンロウバイやマンサクなども植わっていて、黄色の濃淡がそれぞれの音色で合奏 しているようだった。Chimonanthus praecox(クスノキ目ロウバイ属)中国原産。 #
by tamayam2
| 2018-01-22 18:18
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