トウワタ

先週、天気のよい日に、都内の植物園を二、三のぞいてみた。
秋の日は、つるべ落とし。こんな日がいつまで続くのやら・・・。

数週間前の主役は、紅や白のヒガンバナ。目立たない引き立て役は、
ミズヒキや、シモバシラ、イヌショウマ。やっぱりこういう日本的な
植物がものめずらしく感じられた。
ヤブミョウガも、青い実を光らせて、しっかり存在を主張していた。
c0128628_14403538.jpg

日本であまり見かけないもので、北米ではありふれた野草は、
トウワタ(ガガイモ科 トウワタ属 Milkweed)。

赤とオレンジ色の一見、か弱そうな秋の野草なのだが、
それが、どうして、どうして、かなりの有毒植物らしい。


c0128628_7102551.jpg植松 黎「毒草を食べてみた」
(文春文庫099)によると、
家畜などがこの草を食べて
命を落とすこともあるという。





アメリカの国蝶のオオカバマダラ(Monarch)の食草なので、北米では、
いたるところに生えている。

c0128628_14415133.jpg

綿が飛び出て、キラキラ光っていて、美しいと思い、好もしく思って
カメラにおさめてきたが。
(人は、おっとモトイ、花は、)見かけにはよらないものね。

タンポポのように綿毛が飛んで、あちこちに根付く強い野草。
日本にも自生しているのだろうか。
[PR]
# by tamayam2 | 2007-10-13 14:43 | たび | Comments(0)

ホッパーの回顧展 ワシントンDC

ワシントンDCのスミソニアン博物館群には属していないが、ナショナル・ギャラリー
西館は、見ごたえのある作品の宝庫である。前にも観たことがあるが、フェルメール
の4点や、ダ・ヴィンチの油絵など、名品ぞろいで、その上無料。
       フェルメールを観る フェルメールを追い求めて
居心地のよいパティオのような空間が用意されていて、歩きつかれたら休める。
c0128628_7183637.jpg

今回は、地下通路でつながっている東館に行ってみた。
中二階のような会場で、ちょうどEdward Hopper( 1882-1967)の回顧展をやっていた。

朝11時前だったが、ガラス張りの会場に朝日が差し込んで、会場へのアプローチと
しては、すばらしい演出効果だ。

ホッパーは、20世紀を代表するアメリカの画家で、部分的にはあちこちで観たこと
があったが、彼の初期から晩年の作品まで、ずうっと通して観たのは初めて。
ありふれた都市の風景が、彼の手にかかると、意味ありげなドラマになる。
孤独な女性がポツンと場末の食堂に座っていたり、寝静まった街角の薬屋のショー
ウィンドーに灯りが灯っていたり、だれでも、どこかで見たような風景なのだが、
孤独な都会人の息づかいが感じられる。

会場内で15分ぐらいの映画もやっていたので、彼の画家としての生涯をたどること
ができた。


c0128628_10483911.jpg
展覧会場の
入口にすえられた
大きなパネルは、
Nighthauwks
という代表作。







c0128628_7193018.jpg

その横の、吹き抜け天井には、カルダー(A. Calder 1898-1976)の軽やかなモビール
が音も無く、静かに廻っていた。

ワシントンに住んでいる人は、忙しい政府関係者が多いのだろうが、ちょっとのヒマ
さえあれば、こういう展覧会に立ち寄って、気持ちのよい空間で、くつろぐことが
ができて、うらやましいなあと思った。説明のイヤーフォンを5ドルで借りた以外に
お金がかからないし、座り心地のよいベンチでパンフレットを見たりして贅沢な
午前中を過ごした。
[PR]
# by tamayam2 | 2007-10-10 07:22 | たび | Comments(0)

ワシントンDC  チョウの集まる茂み

世は、三連休ですってね。外国製のカレンダーを使っていて、6日まで気づきません
でした。ある集まりで出席率が悪いなあ、と思っていたら、三連休だもん・・と。
はぁ~、なるほど、以後気をつけます。
さて、少しゴタゴタすることがあって更新が遅れてしまいました。
c0128628_18263753.jpg

イギリスから出かけたワシントンDCは、アメリカの首都、政治の中心地。
私は、家族に会いに出かけたので、プライベートな滞在を楽しみました。

市の中央にあるスミソニアン博物館群は、今回はパスしましたが、ナショナル・
ギャラリー彫刻庭園と自然史博物館のあいだに、ちょっとした細長い植え込み
があり、私はそこが気に入ってしまいました。
上の写真のように、チョウの食草を集めた植え込みで、運がよければ、DCに生息する
70種のチョウが見られるということです。
c0128628_18284521.jpg

写真上:Dryas Julia
米国全体には、200種のチョウがいますが、水辺、草地、森の傍ら、住宅地の裏庭、
その4つの自然環境を人工的に再現した空間だそうです。チョウの好む草花だけが
植わっているので、花壇としては、地味で、どうってことない野草の茂みに見えますが、
そこに小一時間もいてごらんなさい、チョウがひらひらと集まってきます。
どこに止まるのかを注意深く目で追い、息を凝らして、そうっと近づきます。
子供のころ、補虫網ににぎりしめて、昆虫採集したときのドキドキするようなコーフンを
覚えます。
c0128628_18274743.jpg

この空間に限らず、どこででもよく見かけたものは、写真上:Monarch(オオカバマダラ)。
c0128628_18304914.jpg

Zebra Longwing Butterfly
ブッドレアー(Buddleja)、トウ綿(Milkweed)、ランタナ(Lantana)の花が咲いて
いれば、たやすく見つかります。Monarchは、アメリカ独特の渡りをするチョウということ。
アメリカの国蝶だそうですが、日本の国蝶もあるのかな・・・。
c0128628_1840716.jpg

Crimson-patched Longwing Butterfly
DCの動物園は、スミソニアン博物館の一部ですが、場所は、中心より北部の住宅街の
中にあります。爬虫類館の一部にチョウが住んでいる温室があり(地図には書いてあり
ませんが)その裏手には、チョウの食草だけが植えられた空間がありました。
懐かしいシオンの数々、アベリア、ミントの種類などが繁茂していて、昆虫と食草の
関係を昆虫学者が調べているのでしょう、地味な場所ですが、私には、目玉のパンダ
より魅力的なところでしたよ。
下から2枚の写真は、動物園で撮影。
[PR]
# by tamayam2 | 2007-10-08 18:38 | たび | Comments(0)

気になるつる草と 鳥たち

キュー・ガーデンの薬草園のそばで、いつも見かけるつる性の
植物があり、赤い花をたくさんつけていた。ガクが赤紫で、花の後、
薄緑色の実をかかえこんでいる。 

c0128628_13243082.jpg
2週間後に見たら、
その実は、
見事な青い実に
変身していた。





c0128628_1328820.jpg
輪生の葉も
涼やかで、
気になるつる草
なので、毎回
カメラに納めて
しまうが、
まだ名がわからない。


c0128628_13293225.jpg
イギリスの公園では、
よくリスを見かけた。
リスのほかには、
ガチョウの
種類だろうか、


c0128628_13315828.jpg
眼の周りに隈を
描いたようなもの、
ヒゲを描いた
ようなもの











c0128628_13305327.jpg

クジャクも人を恐れず、堂々と歩いていた。
[PR]
# by tamayam2 | 2007-10-04 13:34 | たび | Comments(0)

キュー・ガーデンにて

あっという間に10月に入りました。

ロンドンのKew Gardenには、今年の4月にも訪問したが、9月にも
出かけた。季節が違えば、同じ樹木でもようすが違う。前回は、全体の
5分の1ぐらい歩いたが、今回で5分の2ぐらいカヴァーしたかな~。
                 ユーロスターでロンドンへ(2007年4月の旅)

c0128628_16155939.jpg
今回は、
大掛かりな
ヘンリー・ムーアー
(1808-1986) 

イギリスの彫刻家
の作品が広大な
庭園のあちこちに
点在していた。










ローズヒップや、サンザシ、ヒメリンゴなどの赤い実、
ころっとしたのや、細長いもの・・・各種のドングリも面白かった。

c0128628_16172170.jpg

日本では、余り目にしない巨木を見上げて、樹のそばに立つと、それだけで
気分が安らぐ。長い年月を風雪に耐えて生き続ける樹木には、それぞれに
樹格というか、個性がある。写真は、クリの大木。イガがたわわに実り、
下にも落ちていたが、至るところにチョロチョロしている冬眠前のリスの餌に
なるに違いない。焼き栗にしたら、おいしいだろうなぁ~とちょっと思った。
c0128628_16174655.jpg

6つある温室の一つで見た馬のスズクサの一種。(Aristolocia littoralis)
ブラジル原産で、明治時代に日本にも移植されていたとか。
ケルンだより その2 でも取り上げたことがあるが、ケルンで見たもの
とは別種で、初めてこの花を間近で見て感動した。直径10cmぐらい。

つぼみ、開花している花、細長いキューリのような実も見ることができた。
ジャコウアゲハの食草と言われるが、温室の中なので、チョウは見られない。
c0128628_16182633.jpg

温室内の水草の葉がまぁるく見事に広がっていたので、美しく思い撮った。
右のほうにミツガシワが見えるが、肝心の水草の名前は、分らなかった。
[PR]
# by tamayam2 | 2007-10-02 16:19 | たび | Comments(2)