ホッパーの回顧展 ワシントンDC

ワシントンDCのスミソニアン博物館群には属していないが、ナショナル・ギャラリー
西館は、見ごたえのある作品の宝庫である。前にも観たことがあるが、フェルメール
の4点や、ダ・ヴィンチの油絵など、名品ぞろいで、その上無料。
       フェルメールを観る フェルメールを追い求めて
居心地のよいパティオのような空間が用意されていて、歩きつかれたら休める。
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今回は、地下通路でつながっている東館に行ってみた。
中二階のような会場で、ちょうどEdward Hopper( 1882-1967)の回顧展をやっていた。

朝11時前だったが、ガラス張りの会場に朝日が差し込んで、会場へのアプローチと
しては、すばらしい演出効果だ。

ホッパーは、20世紀を代表するアメリカの画家で、部分的にはあちこちで観たこと
があったが、彼の初期から晩年の作品まで、ずうっと通して観たのは初めて。
ありふれた都市の風景が、彼の手にかかると、意味ありげなドラマになる。
孤独な女性がポツンと場末の食堂に座っていたり、寝静まった街角の薬屋のショー
ウィンドーに灯りが灯っていたり、だれでも、どこかで見たような風景なのだが、
孤独な都会人の息づかいが感じられる。

会場内で15分ぐらいの映画もやっていたので、彼の画家としての生涯をたどること
ができた。


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展覧会場の
入口にすえられた
大きなパネルは、
Nighthauwks
という代表作。







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その横の、吹き抜け天井には、カルダー(A. Calder 1898-1976)の軽やかなモビール
が音も無く、静かに廻っていた。

ワシントンに住んでいる人は、忙しい政府関係者が多いのだろうが、ちょっとのヒマ
さえあれば、こういう展覧会に立ち寄って、気持ちのよい空間で、くつろぐことが
ができて、うらやましいなあと思った。説明のイヤーフォンを5ドルで借りた以外に
お金がかからないし、座り心地のよいベンチでパンフレットを見たりして贅沢な
午前中を過ごした。
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# by tamayam2 | 2007-10-10 07:22 | たび | Comments(0)

ワシントンDC  チョウの集まる茂み

世は、三連休ですってね。外国製のカレンダーを使っていて、6日まで気づきません
でした。ある集まりで出席率が悪いなあ、と思っていたら、三連休だもん・・と。
はぁ~、なるほど、以後気をつけます。
さて、少しゴタゴタすることがあって更新が遅れてしまいました。
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イギリスから出かけたワシントンDCは、アメリカの首都、政治の中心地。
私は、家族に会いに出かけたので、プライベートな滞在を楽しみました。

市の中央にあるスミソニアン博物館群は、今回はパスしましたが、ナショナル・
ギャラリー彫刻庭園と自然史博物館のあいだに、ちょっとした細長い植え込み
があり、私はそこが気に入ってしまいました。
上の写真のように、チョウの食草を集めた植え込みで、運がよければ、DCに生息する
70種のチョウが見られるということです。
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写真上:Dryas Julia
米国全体には、200種のチョウがいますが、水辺、草地、森の傍ら、住宅地の裏庭、
その4つの自然環境を人工的に再現した空間だそうです。チョウの好む草花だけが
植わっているので、花壇としては、地味で、どうってことない野草の茂みに見えますが、
そこに小一時間もいてごらんなさい、チョウがひらひらと集まってきます。
どこに止まるのかを注意深く目で追い、息を凝らして、そうっと近づきます。
子供のころ、補虫網ににぎりしめて、昆虫採集したときのドキドキするようなコーフンを
覚えます。
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この空間に限らず、どこででもよく見かけたものは、写真上:Monarch(オオカバマダラ)。
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Zebra Longwing Butterfly
ブッドレアー(Buddleja)、トウ綿(Milkweed)、ランタナ(Lantana)の花が咲いて
いれば、たやすく見つかります。Monarchは、アメリカ独特の渡りをするチョウということ。
アメリカの国蝶だそうですが、日本の国蝶もあるのかな・・・。
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Crimson-patched Longwing Butterfly
DCの動物園は、スミソニアン博物館の一部ですが、場所は、中心より北部の住宅街の
中にあります。爬虫類館の一部にチョウが住んでいる温室があり(地図には書いてあり
ませんが)その裏手には、チョウの食草だけが植えられた空間がありました。
懐かしいシオンの数々、アベリア、ミントの種類などが繁茂していて、昆虫と食草の
関係を昆虫学者が調べているのでしょう、地味な場所ですが、私には、目玉のパンダ
より魅力的なところでしたよ。
下から2枚の写真は、動物園で撮影。
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# by tamayam2 | 2007-10-08 18:38 | たび | Comments(0)

気になるつる草と 鳥たち

キュー・ガーデンの薬草園のそばで、いつも見かけるつる性の
植物があり、赤い花をたくさんつけていた。ガクが赤紫で、花の後、
薄緑色の実をかかえこんでいる。 

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2週間後に見たら、
その実は、
見事な青い実に
変身していた。





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輪生の葉も
涼やかで、
気になるつる草
なので、毎回
カメラに納めて
しまうが、
まだ名がわからない。


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イギリスの公園では、
よくリスを見かけた。
リスのほかには、
ガチョウの
種類だろうか、


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眼の周りに隈を
描いたようなもの、
ヒゲを描いた
ようなもの











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クジャクも人を恐れず、堂々と歩いていた。
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# by tamayam2 | 2007-10-04 13:34 | たび | Comments(0)

キュー・ガーデンにて

あっという間に10月に入りました。

ロンドンのKew Gardenには、今年の4月にも訪問したが、9月にも
出かけた。季節が違えば、同じ樹木でもようすが違う。前回は、全体の
5分の1ぐらい歩いたが、今回で5分の2ぐらいカヴァーしたかな~。
                 ユーロスターでロンドンへ(2007年4月の旅)

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今回は、
大掛かりな
ヘンリー・ムーアー
(1808-1986) 

イギリスの彫刻家
の作品が広大な
庭園のあちこちに
点在していた。










ローズヒップや、サンザシ、ヒメリンゴなどの赤い実、
ころっとしたのや、細長いもの・・・各種のドングリも面白かった。

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日本では、余り目にしない巨木を見上げて、樹のそばに立つと、それだけで
気分が安らぐ。長い年月を風雪に耐えて生き続ける樹木には、それぞれに
樹格というか、個性がある。写真は、クリの大木。イガがたわわに実り、
下にも落ちていたが、至るところにチョロチョロしている冬眠前のリスの餌に
なるに違いない。焼き栗にしたら、おいしいだろうなぁ~とちょっと思った。
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6つある温室の一つで見た馬のスズクサの一種。(Aristolocia littoralis)
ブラジル原産で、明治時代に日本にも移植されていたとか。
ケルンだより その2 でも取り上げたことがあるが、ケルンで見たもの
とは別種で、初めてこの花を間近で見て感動した。直径10cmぐらい。

つぼみ、開花している花、細長いキューリのような実も見ることができた。
ジャコウアゲハの食草と言われるが、温室の中なので、チョウは見られない。
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温室内の水草の葉がまぁるく見事に広がっていたので、美しく思い撮った。
右のほうにミツガシワが見えるが、肝心の水草の名前は、分らなかった。
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# by tamayam2 | 2007-10-02 16:19 | たび | Comments(2)

ロンドンにて オイスター・カード

三週間の旅から、昨日帰ってきました。
(パソコンで日本語の文字が書けなくて、ご無沙汰してしまいました。ごめんなさい。)


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9月4日から
1週間、ロンドン
で過ごし、
その後、
大西洋を
またいで
米国のワシントン
DCへ。





そこで、娘の家族と2週間過ごし、また、ロンドンへ舞い戻り、1泊してから
成田に戻って来ました。


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ロンドン-ワシントン
DC間は、
6~7時間の
飛行時間。
世界一周チケット
を買うより、
ロンドンを基点に
して米国へ
往復したほうが、
いくぶん
経済的かと・・・。



が、欧州と北米の2大陸にまたがるGrand Tour(でっかい旅)だったと
いうべきでしょう。

ウェブ上で買って自分でプリントしたイー・チケットの紙だけで旅を続けた
のですが、旅行も簡便になったものです。人に言われて、気がついたのです
が、ロンドンからワシントンへ発つ日は、9月10日のユナイテッド便。

それって、6年前にペンタゴンや、NYの惨事の起こったときと同じルート
ですね。     ガーン! 

確かに、出国のロビーは、かなりの厳戒態勢でした。

将来、欧米を旅をされる方のためのご参考に。今、空港では、
1Bag, 100ml, No Sharpルール  が徹底されています。
機内に持ち込めるバッグは一個だけ、液体は100mlだけ、ハサミ、小型ナイフ
などの刃物はご法度。靴や上着、ベルト、帽子なども取る必要があります。

ハンドバッグもボシェットぐらいは、許されますが、大型ですと、それだけで
一個と勘定されます。
私は、カメラバッグに貴重品を入れ手で持ち、預けるほうの荷物には調理用包丁、
化粧品など問題になりそうなものを入れました。鍵は掛けないことになっており、
到着してからトランクを空けたら、「検査済」と書かれた紙が入っておりましたよ。


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ロンドンに到着
すると、あいにく
市内は地下鉄の
ストライキ。









幸いなことに私の泊まったホテルへは、唯一走っていたピカデリー線で、
行くことができました。


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日本でも便利に
使っている
Suicaのような
オイスター・カード
を購入、
翌日からは、
バス路線を大いに
利用すること
にしました。






バス料金は、一回が1.10パウンド(約250円)で、カードが使えます。
背の高い二階建てバスで市内を見物しながら、移動できるのですから、
観光客にはなかなかのもの。
しかし、なにしろ、古い町並みをすり抜けるようにして市内を縦横に走るものですから、ワンマンバスの運転手さんの神経も磨り減ること間違いなし・・・。

次には、待遇改善を求めて、バスのストライキが起こらなければいいなぁ、と
他人事ながら気になったほどですよ。

イギリス英語は、アメリカ英語と違うと言われますが、
地下鉄のことは、SubwayやMetroは使わず、ここでは、Tube( 筒 )、または、
Undergroundと言います。
本当に地下を筒型のチューブが走っていることが実感できる構造になっています。

地下鉄・バス共通に使えるオイスター・カードは、Suicaのように料金の
追加が可能ですが、charge という用語は使わず、top up という言葉を使う
ことを今回初めて知りました。最後にヒースロー空港駅を出た時点で、
払い戻しにも応じてくれますので、旅行者にはとても重宝なカードでしたよ。

写真 1番上:繁華街ピカデリー・サーカスで。
    2番目:町中に見られたフラワー・バスケット 汚い花殻もなく、生き生き
     としていた。だれが、いつ水をやっているのだろうか。
    3番目:無料のタウン・ペーパー。新聞は、買わなくても只で読める!
    4番目:二階建てバスの先頭の席は、眺めがすばらしい。
          
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# by tamayam2 | 2007-09-28 03:22 | たび | Comments(0)