御苑のバラ

秋の真っ最中なのに、なかなか外に出る機会がない。この日、丸の内線
新宿御苑駅付近に行ったので、御苑の北の道だけちょっと歩いてみた。


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空高く、
きれいな秋雲が
ひろがっていた。
暑くもなく、
寒くもなく、
本当に散歩日和。















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道の中ほどに、レトロな木造平屋造りの建物が。明治29年にできた
旧洋館御休所(皇族の方の休憩所 重要文化財)。レースのような軒飾り
やレリーフなど、明治年間にアメリカで流行ったステック・スタイルと
いわれる様式なのですって。
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休館中の温室の前庭に秋のつるバラが咲いていた。白いのは、
リンデンホフというドイツで交配された品種だそうだ。
清楚な美しさに見入ってしまった。
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# by tamayam2 | 2007-10-24 21:19 | 日々のできごと | Comments(0)

東京の植物園事情

9月から10月にかけて、東京都の植物園に出かけた。
全国的に見ると、東京都は植物園の数が最も多いと人から
聞いていたし、ドイツから近々人が来るので、案内したいと思って。
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今まで訪ねた植物園と、入場料
1.  小石川植物園 (東大の研究所の一部 文京区)     330円
2.  自然教育園  (国立科学博物館の一部 目黒区)    300円
3.  新宿御苑(環境庁所管 国民公園財団の管理 新宿区) 200円
4.  神代植物公園(都立 調布市)                 500円
5.  東京都薬用植物園(都立 小平市)              無料
6.  昭和記念公園(国立 立川市)                 400円

行く前に、場所や休園日の確認など、HPで確かめてみた。お役所関係の
施設は、利用者が最も知りたい情報にはなかなかたどり着けない。
どうやって行くか、休園日や閉園時間、料金・・・など。
園の沿革や研究内容などに重点がおかれている。
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素人さんの見学は、なるべく遠慮してほしいのだけど、ま、来たかったら
来ても構わないからね、という姿勢が感じられる。
お役所の作るHPはどうして、こんなに魅力に乏しいのだろうか。

4と6の「公園」と名がつけば、子供さんが来て、芝生を駆け回っても
構わないよ、というメッセージが読み取れる。
3~6は、子供用のストローラーや車椅子の貸し出しもある。
ペットと共に入場できるのは、6だけ。


利用規則をみてみると、池にミドリガメを放つ不心得者やペットの糞の始末、
ごみの処理で困っている施設側のご苦労も感じられる。いろいろ規則を作って
ガードを固くしておかないと、非常識な人も中にはいるのだろう。
ご苦労なことです。日本では、基本的には性悪説で行くらしいのね。

たいていの園の入園料は、公的施設だから、安く抑えられている。
英国のKew Gardenの12ポンド(約2800円)と比べれば破格のお値段。
これは、すばらしいこと。しかし、入園券の売り方が変だった。

大方の植物園の入場券は、自動販売機で買う仕組みになっている。
窓口の人は、入園者が正しく券を買ったかどうかチェックする任務を
専らにしているようだ。人がそこにいるのに、人から券が買えず、機械から
買わなければならない。
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ある園では、入り口の斜め先にあるタバコ屋さんで券を買って来るように
言われる。「はい、はい、買って来ましたよ。」と窓口のお嬢さんに差し出す。
「園内地図は?」とうかがうと、それも自動販売機で買うように。
そのお嬢さんは、窓口でぼんやり立っているだけで、入園者が正しく
自動販売機を使用しているかどうか、見張る係りのようだ。
外国人には、こんな込み入ったシステムは理解できないだろうね。
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あの人は、園の職員(公務員)ではなくて、アルバイトの人だろうと思うが、
ネェ、きっと、そうなのだよね?
そうでなかったら、あまりにもラクな仕事ではなかろうか。

写真:10月5日 小石川植物園 イチョウの精子が初めて発見された
           大イチョウ  銀杏がたくさんなっていた。
           ジョロウグモ
           大イチョウの幹にいたスズメバチ
           この植物園に住み着いているネコ
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# by tamayam2 | 2007-10-21 07:47 | 日々のできごと | Comments(0)

コスモスで できた丘

うす曇りの朝。明日から天気がくずれそう・・・という情報。
今日こそ出かけなくてはと決意して、西立川にある昭和記念公園へ。
昼ごろには、陽も差してきて、おだやかな秋の日になった。

じつは、東京に帰ってきて、東京での定点観測の場所をさがそうと、
あちこちの植物園や公園に足をはこんでいたのですが・・・
なんとなく、心にビビっとくる場所が見つからず、
東京にいるのに、自分が異邦人になったような、心もとなさを感じており
ました。
いわゆる、「逆カルチャー・ショック」というヤツなのでしょうね。
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関西弁のFさんだったら、「アンタ、ごちゃごちゃ言わんと、
皆が行く人気のトコへ、出かけたらよろし。」とか言うだろうな。
そう思って、いま見ごろだというコスモスを見に出かけたのです。

いゃ~あ、驚いたのなんのって。
わたしゃ、コスモスが、花壇一面にどこまでも広がっている風景を
想像していましたが、確かにそういうのも、アリ。しかし、なんと
言っても見所は、丘陵全体がコスモスで埋め尽くされているダイナミック
な光景。コスモスの丘といった生やさしいものではなく、
「コスモスでできた丘」。
その場に居合わせた人は、だれでも、お、お、お・・・・と言って言葉を失う。

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日本人って、凝ると、ここまでやるんですね。
「物づくり大国、ニッポン」という言葉がチラと脳裏をかすめましたよ。

春から土を耕し、種をまいて、秋のちょうどこの時期に丘を埋め尽くす
ように設計し、準備してきたそうです。半年ごしの大掛かりなプロジェクト
だと言えます。

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いま、心惹かれている日本のチョウにも出会え、十分に満足しました。

写真:上のチョウは、ツマグロヒョウモンの オス(?)
    下は、ミントの花の蜜を吸うアオスジアゲハ
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# by tamayam2 | 2007-10-19 03:33 | 日々のできごと | Comments(0)

R.L.スティーブンソンの 旧家

9月に、二度ロンドンに行き、あちこち歩きまわった。
ラッセル地区に宿を取ったが、そこにチャールズ・ディッケンズの住居
跡があると、友人のMさんが言うので、その住所を訪ねて行った。
歴史的建造物には、青い陶製の楕円形のプレートがはめ込んである。
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その後、ハムステッド地区では、キーツの家や、ロバート・ルーイス・
スティーブンソンの旧家を、チェルシー地区では、オスカー・ワイルドや
カーライルの家を、ブルーのプレートで確認することになった。

R.L. スティーブンソン(1850-1894)のプレートを偶然見つけたのは、
夕暮れ時の薄暗くなりかけた住宅街であったが、
同行のYさんが、突然美しい声で Bed In Summer という
彼の英詩の一部を諳んじ始めた。

うかがえば、学生時代のご専攻は英文学とか。英詩を暗誦することなど、
昔の学生はよくしたのだろう。
夕暮れの丘に彼女の朗々とした英詩がひびき、その町の風景とともに
忘れられない印象が刻まれた。

英国の夏(5月ごろから9月末ごろまで)は太陽がまぶしく、夜の9時
ごろまで明るい。それなのに、「子供は、7時にベッドに入るもの」と
決められている。口答えできず、ベッドに追いやられたものの、納得が
いかない子供の心情を綴った詩。


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・・・・もっと、もっと外で
   遊びたいのに、
   大人たちはそぞろ歩きして
   いるのに、
   どうしてボクはベッドに
   行かなければならないの・・・。





英詩のお約束どおり、night, light や、day, wayと・・・末尾は
韻を踏んでいる。
『宝島』の作家は、ベッドの中で、冒険旅行などを夢見ながら長い夏の
夜を過ごしたのではないだろうか。
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日本でも、歌碑などをみて、すらすらと短歌が出てくる人たちがいる。
昔に習い覚えたことが、無駄にならなかった人たちだ。それが
若いころとは違い、キザな感じではなく、素敵だなあと思う。
そういう人たちと旅行をしていると、2割増ほどトクをしたような気がする。
(嗚呼、俗物的な表現で、彼らには聞かせられないが・・・。)

ロンドンのチェルシー地区というと、東京の田園調布。ここの一隅にある
Chelsea Physic Gardenという薬用植物園は、17世紀から続く
由緒ある植物園。(1673年 開園とは、驚き!)
水曜と日曜の午後しか公開されていないが、その日にロンドンに居合わせ
れば、ぜひ立ち寄ってみたいところ。
英国の、古きよき時代の博物学の伝統が感じられる。

写真:チェルシー地区の住宅で見かけたアサガオ
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# by tamayam2 | 2007-10-16 00:41 | たび | Comments(0)

オトギリソウ

トウワタの毒について知った「毒草を食べてみた」という本を見ていると、
あら、きれい! あら、素敵!と素朴に感じていた植物の別の顔が
見えてきて、自然界の仕組みに驚異を感じる。

毒食わば、皿まで・・・またか、と思われるかもしれないが、私にとって、
最近の発見だったオトギリソウ(Hypericum androsaemumオトギリソウ科
オトギリソウ属)について書いておきたい。
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花も実も、その紅葉した葉でさえ、美しく、西洋では比較的ありふれた植物。

この植物の毒性は、紫外線によって引き起こされるということで、
牧畜業のさかんなところでは、長年、動物やヒトの皮膚ガンのような被害
に悩まされてきたそうだ。時には、致命的被害をもたらすこともある。

日本では、弟切草という漢字が当てられ、江戸時代から兄弟の確執のストー
リーがその背後にあるらしい。

葉をすかして見ると黒点が見えるが、それは、兄が弟を殺したときの血の
しぶきであると・・・。(そう考えてみると、怖いなあ。)
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家の鼠額大の庭に、ビヨウヤナギ(Hyporicum chinense 美容柳、または、
未央柳)という、これと親戚筋の、日本ではごくありふれた庭木が植わっている。
同じような黄色い花を咲かせている。毒草であるかどうかは、どこにも明記され
ていない。

書けば、庭に植える人がいなくなるからかもしれないが、剪定のときには
注意しなくちゃ。

この写真は、ワシントンDCの国立樹木園(National Arboretum)で、
9月に撮った。

DCの植物園では最大で、植物好きには、見逃せない場所である。
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# by tamayam2 | 2007-10-14 10:13 | たび | Comments(0)