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【759】スノーマンに会いに、銀座ブラ

10月31日に骨折して、7週間(49日)目に入った。
松葉杖が2本から1本になり、ゆっくりながら歩行できるように
なった。整形外科に毎週通っているが、薬をくれるでなし、
レントゲンを撮って骨がちゃんと着いているか確認するだけ。
でも、むくみも少なくなったし、だんだん健康な足の状態
に近づいていることがわかる。骨折の治療は、本当に
時間をかけて忍耐強くやるしかないのだ。
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12月に入って、気温は低いが晴れ渡った気持ちの良い日。
ちょっと気分転換に電車に乗って外出したくなった。
ウチからバスで西武池袋線練馬まで行く。そこから地下鉄
有楽町線に乗って、銀座一丁目まで行こうと計画を立てた。
もちろん、保護者付き、杖は、一本。
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地下鉄の区間は駅は12,3あるが、乗り換えなし。
銀座松屋で、「スノーマン展」をやっているので、それを目的地とする。
スノーマンは、イギリス人が創作した漫画。緩やかなストーリーは
あるが、セリフがないから、大人から子供にまで愛されている。
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ウチの孫たちは、なぜかスノーマンを溺愛しており、これが
無ければ夜も日も明けないほどなのだ。幼児のころ、ちょっとでも
スノーマンが見つからないと火がついたように泣く。代用品では
ダメで、自身の匂いのついた自分の人形でなくてはいけないのだった。

ピーナツという漫画のライナーズという子供が、ボロボロになった
毛布を引きずっているのと同じことだ。
「Security blanket」 あるいは、「安全毛布」という。

2010年に子供たちと一緒に過ごしたカナダ、ヴィクトリア島での
写真を見ると、二人は、いつもこの人形を抱えている。
このとき、1歳、3歳だった孫たちは、今は小学生になった。
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今年の2月に訪問したとき、子供部屋で見せてもらった、スノーマンは、
7体。あるものは、ボロボロになり顔は真っ黒だ。それでも、
洗うわけにはいかないのだった。
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最近の親からの便りによると、この子供たちの成績は、クラスで中位。
親はどちらもPh.D保持者なのにね~と、嘆いていた。
親は親、子は子、関係ないよ~と言っておいたが、幼少時の
「安全毛布」へのこだわりと成績は関係があるのだろうか・・・
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さて、金曜日の銀座は、人通りも多くなく、爆買いのガイジンさんたち
も目につかなかった。MIKIMOTO(御木本)は、社屋を改装中で
今年は、名物のクリスマスツリーはなかった。が、お隣の山野楽器が
大きなクリスマスツリーを店頭に出していた。
キラキラの♪のオーナメントがぶら下がっていた。
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三越の壁には、ショー・ウィンドーからはみ出した人形の
キャラクターたちが壁に落書きのように描かれていた。
「Life is a gift」 というような訳のわからない英語が書いて
あったが、こういうあいまいな言い方をしないで、
「年始年末は、三越でしっかりお買い物を!」と正直に
言ったらいいのに…。日本人は、直接にズバリということを避けて
なんとなく曖昧にへらへらと笑っていることがある。
「こんなん、世界では通じませんよ」とTamayam2は思いながら通りすぎる。
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杖をついて歩いているので、歩行は問題がないのだが、人に
接触すると困る。だから、デパートの中では、その点に注意し
ながらしずしずと歩いた。
Appleの前には若い人たちがいっぱいいて、道行く人たちで
さえスマホを見入っている。こういう人にぶつかると危険
なので、近づかないようにした。
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Ito-ya(伊東屋)は新装ビルで、入りたい気もあったが、
人が多そうなので、止めておく。
いつもなら必ず入る「教文館」のビルにも入らなかった。
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保護者と少しへヴィーな昼食をして、また、同じ行程で、
家にたどりついた。地下鉄は、エスカレータやエレベータが
整っていてほどんど問題がなかった。ありがたいこと!

銀座通りも段差が少なく安全だが、一番心配なのは、人の動き
だった。とっさに駆け出す人、とっさに止まる人、
おしゃべりに夢中な人。そういう人に対して、
一般の人よりずっと動作の緩慢な「歩行不自由者」は、素速い対処
がしにくく、転倒しそうになるのだ。

今回は、ゆっくりと銀座一丁目から四丁目まで歩いただけだが、
都会の空気を胸いっぱい吸って、とてもいい気分転換になった。

by tamayam2 | 2015-12-19 15:23 | 日々のできごと | Comments(30)

【758】過去の写真 その2

先回は、2005年と2011年に訪れたルクセンブルグの
思い出を書いた。欧州の「へそ」のような金融都市、
小さいけれども大事な国だ。
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次は、イスラム教徒の国、トルコ。
パリの同時テロ以降、問題になっているISへの出入り口、
トルコへは、2008年と2012年に出かけた。最近、ロシアとの
関係が悪くなって、お互いに目には目を、歯には歯を、と
報復が繰り返されている様子が報道されている。
痛ましいこと!
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一般の旅行者から見たトルコは、まったく平和な国に映った。
西洋と東洋の両面の良さが感じられ、親日的で、おだやかな
性格の人たちだった。
2008年のときは、チャナッカレ大学で学会があって、その帰途、
トロアス、エフェソス、コンヤ、イズミール、パムッカレ、
カッパドキア、アンカラを周ってイスタンブールに戻るという
大旅行だった。2012年は、ドイツに友人夫妻と会うために
出かけた。向こうは、ドイツから、こっちは日本から、お互いに
中間地点で会いましょう、ということだったが、その翌年、
親友(妻のほう)が亡くなった。実質的にこれがお別れになった。

首都イスタンブールを歩くと、至るところでネコにあった。
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FaceBookに掲載したネコの写真。レストランの中庭の樹の上を
住みかにしている黄色いネコ。
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宮殿の中であろうと、マーケット中、モスクの中でも、
ネコが我が物顔に歩いている。住民みんなの飼いネコのような
感じだったが、衛生的に問題がありそうなので、
「触ってはいけない」のだった。
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海外では、イヌ、ネコ等は、ペットと思わないほうがいいのだ。

日本では、見られなくなった狂犬病もまだ健在だ。
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シルケジ駅に住んでいたネコ。ホームを悠然と歩いていた。
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この駅は、あくびが出そうなほど、のんびりとした田舎駅に見えるが、
130年ほど前には、ここが花のパリとコンスタンティノープル(現在の
イスタンブール)を結ぶオリエント急行の終着駅だったのだ。
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私の記憶では、アガサクリスティの『オリエント急行の殺人』という
作品があった。アガサクリスティは、イスタンブールの下町が
お気に入りで、定宿もちゃんと残っている。
私もこの駅の周辺の庶民的な通りが大好きになって、
徒歩で、あるいはトラムに乗って日に何度も歩き回った
ものだ。疲れたら、トルコのチャイを飲む。
わずかなお金で、チャイを飲ませる店がどこにでもあって、
暑さも足の疲れも吹っ飛ぶのだった。

by tamayam2 | 2015-12-04 16:39 | たび | Comments(10)