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【731】忙しい日には、ちょこっと散歩

このところ、忙しい行事が立て続けで、落ち着かない日々をすごして
おりました。忙中閑あり、ちょっと自然の中を歩きたくなって、
白金の自然教育園と、小石川の植物園をちょこっと覗いてきました。

暦は、少しずつ推移し、春から初夏に変わろうとしております。
昆虫たちの羽化も始まって、虫好きの私は、草地や雑木林を歩き回る
だけで、こころ愉しいのです。
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細かい花ですが、どことなく風情のある小花・・・調べてみたら、
これは秋の野を彩るマユミの花でした。
マユミ【檀 ニシキギ科 Euonymus hamiltonianus】
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これは、数年前、長野県戸隠で撮影した11月のマユミの実
春の花と秋の実をいっしょにして覚えておこう、とUpしてみました。
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また、今、自然教育園で、辺りによい匂いを漂わせながら、細かい黄色の
花を散らしているのは、イイギリの花だと分かりました。
イイギリ【飯桐 ヤナギ科 Idesia polycarpa】
雄花は受粉が終ると、みな落花してしまい、雌花だけに実がついて
(当然のことですが)、落花せずに木にとどまっているということです。
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昨年の11月ごろ、ご近所にイイギリの実の美しいお家があったので、
撮影したものです。

このように、春のめだたない花と、秋の美しい実はとても同じ樹とは思え
ないのですが、葉や幹の特徴と共に、覚えておけば、秋の実を見るときに
よい勘が働くようになるかもしれません。
秋の赤い実は、どれもこれも美しく、幻惑されるばかりで、頭の中が
混乱してしまいがちですから。
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自然教育園で見たチョウ、2種類。
アオスジアゲハウラギンシジミ
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今、いろいろな種類のウツギの白い花が咲いています。
アオスジアゲハは、この世の春とばかりに、ウツギの花で吸蜜しています。
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また、小石川植物園では、バイカウツギの花で、
オオスカシバがホバリングしながら吸蜜しているのを見ました。
オオスカシバ【スズメガ科 Cephonodes hylas】
翅が透き通っていて、胴体が太くブラシのような尻尾がついています。
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眼も大きくて、お顔を望遠レンズでとらえることができたので、
この虫に親しみを持ちました。
ハチドリのようにホバリングする姿は、とてもユーモラスです。

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by tamayam2 | 2015-05-25 01:53 | 日々のできごと | Comments(17)

【730】両国散歩

先日、両国界隈をぶらぶらすることがあった。
江戸東京博物館で開催中の展覧会を見るはずだったが、
駅に降り立つと、入場制限実施中・一時間待ち・・・という立札が
あったので、家人は気がなえてしまったので、そこらへんをぶらぶらと
歩くことにした。
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両国駅の線路下の塀には、面白い絵が描かれてあった。
ダマシ絵風: 木立と白いハトの群れ。
何気ない下町の日常風景がなんだか幻想的に見える。

この電柱の質屋さんフクシマは、創業 が元禄二年! 
元禄二年は、1689年、将軍綱吉のころです。
ここの地番は、両国4丁目38番地。
何だか、それだけでワクワクします。

下町の路地を歩いていると、芥川龍之介の記念碑があった。
芥川(あくたがわ)龍之介は、この界隈で生まれている。

角を曲がると、マンション内だが、時津風(ときつかぜ)部屋の看板も見えた。
チャンコ鍋を食べさせる店もある。この辺りの住人は、玄関先の
植え木を大事にしておられるようで、鉢植えの花々がどれも手入れが
行き届いていて美しい。
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さらに進んで行くと、吉良邸跡というのぼりが見えた。
これが、忠臣蔵でおなじみの吉良上野介(きらこうずけのすけ)のお屋敷跡。
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元禄15年(1703年)12月の大雪の晩、赤穂四十七志が、静々とこの屋敷を
とり囲んだ…あの討ち入りのシーンを思い起こす。
近くの民家のガレージのドアにこの晩の絵が描かれていた。
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近くの回向院(えこういん)には、たくさんの人が集っていて、縁日のように、
出店も出ていた。
そこで見た、♪南京 玉すだれ♪(なんきんたますだれ)・・・演じる人たちは、お年寄りが
多かったが、ガイジンさんが足を止めて珍しそうにみていた。
  ♪アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては 南京 玉すだれ。
   チョイと 伸ばせば、おらが 在所の ご門で ござる。
   おらの 在所の ご門が、お目に 止まれば、炭焼き小屋へと 早がわり・・・

国技館のほうへと足を伸ばす。カラフルな幟旗が皐(さつき)の空に、
はためいている。お相撲さん名前はなかなか読めないけれど・・・
日馬富士関(はるまふじ)ぐらいは、私でも知っている。
どうしてこんな変わった読みかたをさせるのだろう??
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そう思っていたら、人だかりがして、向こうから本物のお相撲さんが歩いてきた。
色紙にサインをしながら、歩いている・・・。
人ごみに押されて、少しブレでしまったが、この方は、境川部屋、豊響(とよひびき)
じつは、浴衣にお名前が書いてあったので、わかったのです(汗)
やっぱり、お相撲さんは、大きいなぁ!

私の相撲知識は、その程度です。

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by tamayam2 | 2015-05-13 17:18 | 日々のできごと | Comments(4)

【729】久しぶりの銀ブラ・・・小さなコミュニケーション

銀座の歩行者天国からしばらく遠ざかっていた。
久しぶりの銀座通り。松坂屋のビルが建て替えのため、ぽっかりと空地に
なっている。外国ブランドのショップが増え、外国人の姿が目立つ。
四丁目の角には、相変わらず、ご自慢の犬を連れた人も大勢。
犬を見せたい人、見たい人・・・ちゃんと需要と供給のバランスが
とれているような気がする。
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道路の脇に、イスラム圏の女性が数人立っていた。
ヒジャーブというのだろうか、頭の被り物をして、長い衣に身を包んでいる。
汗ばむような陽気の中、顔以外、身体をすっぽり覆う民族衣装を着て暑くない
だろうか、などとぼんやり考えながら通りの反対側から眺めていた。
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衣類は伝統的ながら、みな片手にスマホを持っている。
と、その時、
向こうから着物姿の女性が、これまた、スマホ片手に歩いてきた。
イスラム圏の女性が、つ、つっと近づいて行って、
「写真を撮らせてください」と交渉している。
・・・交渉成立・・・
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互いにスマホで写真を撮りあいながら、なごやかに談笑。
こういう会話を、何語でしたのか・・・よくわからないけれど、
対岸から見ていて、なんだかほほえましい姿だった。

知らない者どうしが、ちゃんと交渉し、話が通じているのだ。
スマホを通じて、そういった未知の人とのコミュニケーションに
習熟しているのだろうか。
面識のないイスラム圏の人と着物姿の女性が、くったくなく談笑している姿は、
やはり、じつに今日的だと思った。
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さて、銀座四丁目の山野楽器店前で見たこちらの青年は、おもしろい方法で
銀座通りを行く人々を撮影していた。
小さな自家製の滑車に載せたカメラを静かに移動させながら、
道行く人々の動画を撮影しているのだ。
とっても興味深かったので、声を掛け、撮影した動画を見せてもらった。
低い位置から撮影しているのに、足もとだけではなく、通行人の全貌が映っており、
かなりドラマティックな映像が撮れている。

私は感心して、彼にお礼を述べた。
小さなコミュニケーションだったが、
私も銀座のホコ天に集う人を定点撮影しており、なんだか共通の関心を
持つもの同志の喜びを感じることができた。

知らない者どうしが、声をかけ合うのは、ちょっと勇気がいる。
でも、こういうパブリックの場所で、ホコ天のようなスペースなら、
なんとなく普段の垣根を乗り越えられる気がした。
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銀座通りにしっかり陣取っているおなじみのApple Store.
ちょっと入ってみたが、若い人々でいっぱい。
更に奥へ進む気力が失せるほどの混雑ぶりだった。
店頭のApple Watchだけ、撮影して撤退。
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大きな旅行用トランクを引きながら歩いているガイジンさんをたくさん見かけた。
トランクにまだタグがついているところを見ると、
日本での買い物がいっぱいで・・・さらに、運搬用のトランクが必要なんでしょうね。

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by tamayam2 | 2015-05-07 00:22 | 日々のできごと | Comments(10)

【728】浅草寺・伝法院通り

連休中は、極力外出しないようにしているが、
家人が浅草寺伝法院の大絵馬・寺宝展に行きたいというので、
めったに見られないお宝拝見かたがた、伝法院の庭園も見て来よう
と出かけた。7日まで。情報は、ここ

連休中とあって、どこも人出でいっぱいですが、ま、それもよし。
おや、仲見世通りに、カメラを構えた、小町ふうの和服姿の女性が!
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若い人の着付けは、自由で、何でもアリ。ぅふふふ・・・と眺めた。
お着物に、エコバッグ、黄色いスッパッツと黒いズック。
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実は、数時間後、偶然にもまた、この女性を見かけのだ。
場所は、伝法院通りの和紙絵のお店。ちょっと和紙絵に関心があったので、
見ていたら、この女性がモデルのように被写体になっていたのです!
私はいいタイミングと、許可を得て脇から撮影させてもらいました。
こんな可愛いお嬢さんを撮影することができて、うれしかったです。

若い女性というのは、どんな人であれ、何か華があるのですね。
自分も若い時代があったのですが、そんなことには、ちっとも気づきませんでした。
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さぁて、喧騒の渦のような浅草寺近辺から、ちょっと脇に外れただけなのに、
この伝法院というお寺の庭園は、大変静かで、まるで、京都のお寺の庭園のよう
でした。向こう岸にサギが一羽たたずんでいました。(目を凝らさないと見えないかも・・・)
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また、池の縁の緑地に、<span style="color:rgb(255,0,255);">ヒメクイナかしら、鳩より小さめの鳥の番(つがい)が
歩いておりました。
追記:これは、ヒメクイナではなくて、ムクドリだそうです。イーハ・トーブガーデンのnenemuさんに
    教えていただきました。nenemuさん、ありがとうございます。

新緑がまぶしく輝き、池面には、浅草寺の五重塔とスカイツリーが映っています。
これがあの浅草寺の境内だとは、信じられません。
路順に沿って進んで行きますと、途中でお抹茶のご接待にあずかりました。
紙コップでしたが、乾いた喉が潤い、気分がしゃっきりしました。
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さて、伝法院通りというのは、まことに面白い通りで、新しいもの、古いもの、
実用的なもの、時代めいたもの・・・まぜこぜなのですが、何でも被写体に
なりそうで、私の眼は、忙しかったです。
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以前にご紹介したことのある、地口行燈(じぐちあんどん)も、一つ一つ読んで
いくと、ぅふふ・・・と微笑がこぼれてきます。
  目刺しは、ものをおごらざりけり・・・
  元歌: 昔は、ものを思はざりけり

  過去ログ:2015年1月 干支の人形
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この通りの防火用水の桶(おけ)でしょうか、江戸情緒がありますね。
その下の「伝」の漢字が、鳩の絵で作られています。おもしろし!
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よく見れば、伝法院通りの門柱にも、鳩の意匠が。
今ふうにいうと、アイコンですね。おっしゃれ~。
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うどん屋や、蕎麦屋があり、江戸情緒にひたりつつ、
楽しい午後を過ごしました。

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by tamayam2 | 2015-05-05 17:32 | Comments(4)