<   2014年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

【695】10月の銀ブラ

10月も終盤に近づいてきました。
愛猫との別れ、親しかった叔母との別れがあり・・・
それとは別に、いろいろな行事がありました。
一つ記念すべきことは、私の卒業した中・高校の創立記念礼拝で、
スピーチをする機会が与えられたことです。
卒業後50年もたって、懐かしい母校で私が何かを話すなんて考えてもいなかったことでした。
緊張のあまり、一月も前から準備しておりました。
それが終わり、ほっとしました。
c0128628_13333029.jpg

ウチの庭の西洋ハナミズキの葉が紅葉しています。
19日に、久々に銀座通りを歩きました。
c0128628_13341412.jpg

定点撮影のWAKOのディスプレー、「ブチェラッティ展」の案内でした。
真っ先に私の眼に止まったのは、中央左奥の、蛾です。
これは、【693】でご紹介したアフリカ尾長ミズアオ(ヤママユガ科)に相違ありません。
c0128628_1337527.jpg


c0128628_13351497.jpg

Apple社のほうへ歩んで行きますと、宝飾店の小さいウィンドーにかわいい秋の虫が!?
c0128628_13354044.jpg

虫好きには、虫がすぐ目に留まるのです。
高さ5㎝ぐらいのガラス製あるいは、陶製のオブジェでした。
近くには、主役のアメジスト、ダイヤモンド、黒真珠など・・・が輝いておりましたっけ。
c0128628_13362633.jpg

c0128628_13365070.jpg

なんだかこの日は、いい陽気に誘われたのか、どこも人がいっぱいで、
皆ウキウキと弾んでいるようでした。

by tamayam2 | 2014-10-29 13:38 | 日々のできごと | Comments(14)

【694】ツマベニチョウと赤い実

秋がだんだん深まっているというのに、いろいろな出来事が次から次へ
起きて、最近、野山に出かけることが少なくなりました。
c0128628_13581976.jpg

ドイツの蝶園で見たツマベニチョウ。2頭がふらふらとやってきて、
花に止まりました。その後の様子は見届けなかったのですが・・・
日本でとても有名なクモマツマキチョウとは違う種類ですが、東洋区に属する
蝶です。
この種類は、高山ではなくて、沖縄、関西でも見かけることができるそうです。
裏翅にいわゆる青ズリ模様という模様があって、蝶愛好家の間で珍重されているよう
ですが、私は、国内でまだ見たことがありません。
c0128628_1359670.jpg

西洋では家の垣根などでよく見かけるコトネアスター(バラ科)。
茎が団扇のように横に張り出し、よく繁茂しますから、垣根に適しています。
日本でも最近公園などで見かけるようになりました。
和名は、紅紫檀(ベニシタン)。
c0128628_13592725.jpg

少し長細い実のつくベルベリッツ
和名は、ヒロハノヘビノボラズ
トゲがあるので、蛇登らず・・・というのです。メギ科の植物。
メギは目木と書き、昔は眼病の薬にしたそうです。メギ科メギ属の植物は葉も
紅葉し、ふだんは、目立たないのに秋の野では主役級です。
c0128628_1413937.jpg

上は、名がよくわかりませんが、スイス、ベルンの道端で見ました。
実も葉もきれいだったので、撮影しました。これから紅葉、黄葉が本格的
になりますね。楽しみです。

by tamayam2 | 2014-10-22 14:02 | 日々のできごと | Comments(6)

【693】嫌われ者の蛾

世の中には、私をふくめ蝶の好きな人は大勢いる。
クレージーとも思える蝶好きもいる。
しかし、蛾となると、たいだいにおいて嫌われている。

日本では、蝶と蛾を区別するが、世界的には、区別しない国も多い。
図鑑などでは、鱗翅類をひとくくりにしている場合が多い。
さて、蝶と蛾はどう違うか?
一般的な答えは、①蝶は、静止状態のとき、羽を閉じて立てる
         蛾は、べったっと拡げている。
        ②蝶の胴体は、細い。蛾は太い。
        ③蝶は昼間活動する。蛾は夜活動する。
        ④蝶の触角は、細く、雫形。蛾の触角は、太く、ブラシ状。
        ⑤蝶の幼虫は、芋虫の形。蛾の幼虫は、多くは毛虫の形。

しかし、この原則が当てはまらないケースがたくさんあります。
ですから、①~⑤の区別は、一応のチェック項目として記憶しておくことにします。
c0128628_19592690.jpg

上は、スイスの蝶園で見たアフリカの蛾です。
羽化してまもないフレッシュな個体で、
敵を威嚇するギョロ眼がついていて、とても美しい蛾でした。
アフリカオナガミズアオ【ヤママユガ科】
私のもっている図鑑(『蝶と蛾の写真図鑑』日本ヴォーグ社)にも載っていました。
下の絵です。
c0128628_200936.jpg


先週、10月12日、静岡県天城高原に行ったのですが、宿舎の渡り廊下に
やはり大きなギョロ眼がついた蛾が止まっていました。
c0128628_2005410.jpg

撮影して、人に踏まれないように地面に放してやりました。
帰京して調べたところ、クスサンという【ヤママユガ科】の蛾で、
これは大発生して困る種類の蛾であることが判明しました。
そう言えば、2009年、北海道・網走のホテルの外に、この蛾の死骸がたくさん落ちて
いました。昨年、富良野市でも大発生したそうです。その時のポスター。
c0128628_2015517.jpg

この蛾は、クスノキ、クヌギ、クリ、コナラ、イチョウ、サクラ、ウメの葉を大量に
食べるそうですから、大発生すれば、森林は大被害を受けます。
これは嫌われ者の代表格ですから、私が放してやったのはよくない処置だったかも
しれません。
c0128628_2023151.jpg

蝶園には、蝶の他にこんな小鳥も放たれていました。
c0128628_203949.jpg

また、矮性のウズラもチョコチョコと地面を歩いていました。
こういう鳥類との共存は問題がないのでしょう。
海外のあちこちの蝶園で割とよく見かける風景です。

by tamayam2 | 2014-10-18 20:03 | たび | Comments(12)

【692】愛猫との別れ

台風18号、19号が相次いてやってきて、天候の不順な秋・・・。
c0128628_21481850.jpg

ウチで14年間飼っている愛猫が腎不全のために亡くなった。
老猫がよくかかる病気であるらしいのだけれども、私どもは、獣医師の
言いつけをしっかり守らずに、ときどき人間が食べるお刺身などを
やったりしていたのが悪かったのか・・・だんだん痩せてきて、
水ばかり飲み、13日に亡くなった。

亡くなったとき、私は、外出しており、最期をしっかりみてやれなかったのが
悔やまれる。
c0128628_21494729.jpg

過去ログ 【684】植物のふしぎ 2014年5月9日付
に載せた写真を再録した。
この猫は、こうして植木鉢の中に入りこんでよく昼寝していた。
Cat nipという猫の好きなハーブが植えてあるから、気持ちがよかったのだろう。
ウチには、猫に踏まれて困るような大事な植物は無いが、
それでも種まきした苗などは、隔離しなければならなかった。

家中のドアをきちんと閉めずに5㎝ぐらいの隙間が開けてあるのは、彼が
どこでも自由に行き来できるようにするためだ。
猫専用の出入り口もあるので、外出も自由だった。

今日の午後、荼毘に付すため業者に引き取りに来てもらった。
c0128628_21505369.jpg

これからは、ウチではもうペットは飼えないだろうと思う。
この猫のように、犬や猫の寿命が15年程度だとすれば、世話するわれわれが
先に逝くかもしれないから・・・。
自分たちの世話さえ他人に頼らなければならなくなるかもしれないのに、
ペットの世話まではお願いできない。
もの心ついてから、いつも犬か猫が身近にいたので、
もうペットとの生活が望めないと知ると、粛然としてしまった。
ペット用の医療保険に入っていなかったので、終末介護の費用はかなりの額に
上った。

上の写真は、スイス、ベルン大学植物園の構内で見たキツネの彫刻。
ウチの猫は庭のジョウロやバケツに汲み置いた水をよく飲んでいた。
骨ばった腰のあたりや水を飲む姿が、この野生のキツネとよく似ている。

by tamayam2 | 2014-10-14 21:52 | 特別なできごと | Comments(24)

【691b】緑色に輝くアジアの蝶2つ

スイス【687】とドイツの蝶園【689】で見たチョウのうち、
緑色に輝く美しい蝶に目がとまった。

モルフォ蝶もそうだが、蝶の翅の色のメタリックな輝きに魅せらせてしまい、
ただ茫然となる・・・(あ~、だんだん養老先生の世界にはまっていく・・・)。
c0128628_13291233.jpg

1)和名 コモンタイマイ(タテハチョウ科 アオスジアゲハの仲間)
【Graphium agamemnon 英語Tailed Jay】
スイスの蝶園で緑色の鮮やかな蝶が目に留まり、写真を撮りたいのだが、
高い樹の枝に張り付いて動かない。
こんな角度で撮るのが精いっぱいだった。
c0128628_13295670.jpg

  ウェブサイトで、この蝶を正面から撮った写真を拝借。
c0128628_13303439.jpg

  こちらは、ドイツの蝶園で撮った写真で、この蝶の裏翅。
  表とはかなり違う印象。
  帰国後に、和名は、コモンタイマイ、フィリピン、インドネシア等アジア系の蝶と
  知った。

2)和名 ルリタテアゲハ(アゲハチョウ科)
【Papilio palinurus英語 Emerald Swallowtail】
c0128628_13313226.jpg

  この蝶は、やはりアジア系の蝶で、コバルト色のような非常に美しい翅を
  もつが、飛ぶと速い。たまたま一頭が花にとまったら、すぐあとに一頭が
  加わった。交尾をするのかもしれない。翅を激しく震わせていた。
c0128628_13321310.jpg

  今森さんの図鑑でルリタテアゲハという名を知った。

3)構造色
上の蝶のように微妙な翅の緑色は、鱗粉の色ではなくて、鱗粉の細かいヒダの構造が
光の干渉によって起こる“構造色”という現象。見る角度によっていろいろな色調に
見える。身近なものでは、CD-Romの表面、シャボン玉、クジャクの羽、
カワセミの羽、玉虫のいわゆるタマムシ色・・・等。
c0128628_13324515.jpg

昆虫標本では、体液が翅の輝きを失わせるため、体の部分は、取り除かれる。
また、標本では、上下4枚の翅を最大に開いて見せようとする。
でも、実際の蝶は、標本のように翅を拡げて飛んでいるわけはない。
標本が全開きだったら、実物は、半開きか2/3開き状態だ。

そういう事情もあって、標本写真や図鑑のイメージから、私が撮影したチョウ
の名を確定するのには、かなり時間がかかる。

by tamayam2 | 2014-10-09 13:33 | たび | Comments(10)

【691a】日時計

西洋の教会や市役所などの屋根ちかくで、よく日時計を見かける。
あまり見やすくないが、おおよその時刻の見当がつく。
c0128628_143149.jpg

あの暑い夏の日の午後、スロベニア、リュブリャナの大聖堂近くで。
この時計で見ると、3時40分ごろ。
ショートパンツの女性が自転車で通りすぎたのどかな昼下がり。
c0128628_1432745.jpg

この写真の文字盤を拡大して見てみると、
---Noscitis diem neque horam---
Wikipedeaで調べてみると、ラテン語で、聖書 マタイ伝25章13節
であることがわかった。
要約すれば、
「目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから。」
死がいつ訪れるか、だれも知らない・・・
Memento Mori (死を覚えよ!)と同じ意味です。
西洋の時計は怖いですね。こうして、
もの知らぬ衆生に日々警告を発しているのですから。
c0128628_1441411.jpg

こちらは、スイス、フリブール地方、Murtenという古戦場。
【687】の地図では(3)   町に入口に、日時計があった。
c0128628_144392.jpg

ここには、警告らしい文字は見え
なかった。ローマ人が攻めてきたり、
フランス人がこの地を分捕ろうとしたり、過去にはたくさんの血が流された
この地には、警告文は厳しすぎるのかもしれない。
c0128628_145180.jpg

町を一周する城壁から見ると、教会の時計台が見晴らせ、
見慣れた文字盤で時刻を読むことができた。
5時少し前だけれども、夏時間だからまだまだ日が高い。
私どもは、この後、ベルンに行って町をゆっくり散策することができた。

by tamayam2 | 2014-10-08 14:05 | たび | Comments(4)

【690】モルフォ蝶やフクロウ蝶

十月に入りました。なんだか夏のように暑い日があるかと思えば、
また台風が近づいているとか、みな様のところではいかがでしょうか。
お気をつけてお過ごしください。

【687】でスイスの蝶園で見たチョウについて書きました。
じつは、最近の旅では、南ドイツ、ボーデン湖に浮かぶマイナウ島にある
ドイツの蝶園にも行きました。
c0128628_1226552.jpg

ドイツ語では蝶をSchmetterlingと言いますので、蝶園は、
Schmetterlingsgartenです。Konstanzからバスで20分ぐらいの所で、
花の島として知られています。植物の展示も魅力的ですが、蝶園も
なかなかのものでした。 HPはここ

さて、スイスの蝶園でたくさんのモルフォ蝶が飛んでいるのを見ました。
ドイツでもたくさん飛んでいました。
(1)Morpho peleides (英語 Blue Morpho)
モルフォ蝶は、コバルト色に輝く翅をもつ中南米の代表的な蝶
ですが、飛翔が速くて撮影は、とても難しいのです。
c0128628_12253574.jpg

ドイツの蝶園で、かろうじて少し青の部分が少し見える写真がありました。
c0128628_12251016.jpg

この蝶は、威嚇のためのギョロ眼が付いているのですが、
裏と表の様子が全く違うので、どれがモルフォ蝶の裏翅か判断できたのは、
帰国してからのことでした。

(2)Prepona demophon (英語 Banded King Shoemaker)
c0128628_12265520.jpg

また、裏翅が地味なのに、きれいな青をチラリとのぞかせている蝶は、タテハチョウ科の蝶でした。
c0128628_12275815.jpg

なかなか開翅してくれないのでした。でも、かわいい眼が写せてうれしかったのです。

(3)Caligo eurilochus (英語 Common Owl)
私がモルフォ蝶かと間違って認識していた、一番強烈なギョロ眼は、フクロウ蝶でした。
(1)、(2)の写真の左に写っている蝶です。
c0128628_12275047.jpg

このギョロ眼が複数重なっていたりするとフクロウに見えます。
c0128628_12282560.jpg

その表翅はと言いますと、実にぼんやりとした、なんだか透き通っているような印象の蝶なのです。

過去ログ:  2010年7月 フクロウチョウ

いずれにしてもあまり、日本の蝶園ではお目に掛かれない蝶ばかりなので、
大変うれしく、夢中でたくさん撮影しました。しかし表裏の区別をしっかり
勉強していなかったので、更に一歩踏み込めていない駄作ぞろいで、
あぁ~あと嘆いているところです。

いろいろ調べて書いたのですが、もし、間違っていたら教えてください。

by tamayam2 | 2014-10-04 12:29 | たび | Comments(16)