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【680】新宿御苑のサクラたち

先輩のKさんへ、

その後、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
先日、新宿御苑にサクラを見に行ってまいりました。
偉い方々が集う園遊会とか観桜会とかありましたが、その後の4月23日、
サクラは、やや盛りを過ぎた様子でしたが、ぽかぽか陽気の気持ちのよい午後でした。

大木戸門から入って、ずずっいとイギリス式庭園を過ぎて池のほうへと、
歩を進めてまいりますと、途中で鬱金(ウコン)普賢象(フゲンゾウ)が見えて
きましたが、サクラの花にくわしいOさんが、どんどん先に行きますので、
私は撮影もそこそこ、はぐれないようについてまいりました。
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池のほとりの角のところにお目当ての御衣黄(ギョイコウ)がありました。
うっすらと、ピンクや黄緑の線が入っており、咲き始めのころは、全くの萌黄色だと
教わりました。ぜひ、その時期に見てみたいものです。

サクラは、ピンクとばかり思い込んでおりましたが、黄緑のサクラが実際にあるのですね!
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私、実は、17日に、サントリー・ホールの音楽会に出かけたのですが、そこの
入口の近くで、ピンクと黄緑の花が混ざっているようなサクラを見つけ、
めずらしいと思って写真を撮ったのです。
ああ、それは、やはり鬱金(ウコン)でした。
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その後、我々はツツジの植え込みのある丘をすぎ、旧御涼邸(台湾閣)に行きました。
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ここは、昭和天皇のご成婚を祝して、台湾在住の邦人が寄贈なさった建物ということです。
台湾閣から日本庭園を観るのもよし、日本庭園から中国風の四阿を眺めるのもよし、
まことに風雅な眺めでした。フジの花が四分咲きぐらいにほころんでおりました。
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その後「上の池」のあたりを歩いておりますと、いい香りが!?
名札によると駿河台匂(するがだいにおい)という種類でした。
上品な香りで、うっとりといたしました。
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池のほとりにイヌザクラ(ウワミズサクラ亜科)も見られ、これも桜の種類だと知りました。

そこから「親子の森」の方へ参りますと、オオアマナ、セリバヒエンソウ、ラショウモンカズラなどが生えているのが見られました。
都心なのに、貴重な野草だと思います。

ラクウショウの気根がにょきにょき出ている湿地を通りこして、新宿門近くの広場に出ますと、
ああ、運よくハンカチの木の花がひらひらと見えてきました。Oさんは、落ちている種をいくつも拾っていました。
庭に植える気でしょうかね。
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雲南省に派遣されたフランス人の神父様の名にちなんで、Davidiaと呼ばれている
ハンカチの木(ミズキ科 Davidia involucrate)
じつは、この神父様、フランス人、と言ってもバスク人。
スペインの北部、バスク地方の出身です。バスクというのは、フランス人でもなく、
スペイン人でもなく、バスク語を話し、じつに独立の気運の旺盛な人々です。
イエズス会の創始者、イグナシオ・ロヨラや、日本へキリスト教宣教に関わった
フランシスコ・ザビエルもバスク人です。
  Armand David、1826-1900
David神父様は、ラザリスト会出身で、中国雲南省に派遣されたのでありますが、
四不象というシカの一種やジャイアントパンダを初めて西洋に紹介した動物学者として
有名です。また、ハンカチの木ほか、多くの極東の植物を西洋に紹介したプラントハンターと
して名を残しています。

彼は、きっと、雲南省に派遣されたことをどんなにか幸せに感じていたことでしょうね。
珍しい、動植物にあふれていて、(本業の宣教よりも?)博物学への魅力に
魅了されてしまったことでしょう。
彼の発見により記録された植物はハンカチの木だけにとどまりません。

その後、われわれは、徒歩でいつもの場所まで行き、兄をしのび一献傾けたことは
言うまでもありません。
どうぞ、ご健康に留意なされ、またいずれの地でか、お目に掛かれる日を
われわれ一同、心待ちにしております。

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by tamayam2 | 2014-04-30 21:03 | 日々のできごと | Comments(2)

【679】虫さん、いらっしゃい!(アメリカで見たチョウ)

アメリカ訪問だよりもそろそろ終わりにしましょう・・・しかし、
あと一つ、蝶々関係が残っています。スミソニアンの自然史博物館の前を
通ったら、生きたチョウの展示会をやっているというので、行列に並んでしまった。
今から5年前2009年に初めてこのような展示会があることを知った。 ↓
過去ログ:2009年4月 生きたチョウの展示会

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温室のような空間に、北米大陸に住むチョウが放たれているのだけれども、
20人ぐらい、人数を限って、順番に入れるシステムになっている。
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ゆっくり立ち止まって撮影もできない。比較的狭い空間なので、チョウが私の体に
止まってしまうこともある。退場するときには、大鏡の前に立たされてチョウ
がついていないか、入念にチェックを受ける。
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その上、ジャングルのような人工空間なので、時折、ミストが降りかかる。
植物とチョウのためなのだが、カメラには、ちょっと困るわけだ。
名前の調べがまだつかないのですが、何とか撮れた写真をここに載せておきます。
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上の2枚、目玉がたくさんついているチョウの表翔は、ブルーで、モルフォチョウの一種では
ないかと思う。なかなか翅を開いてくれず、うまく撮影できなかったのが残念だ。

孫たちが庭で、なにやらどろんこ遊びをしている。
芝生が植わっていないところに、モクレンの花びらを敷き詰めて、御殿の
ような仮想空間を作っている。子供にだけ見える、ミニァチュア・ワールド!
御殿の門の辺りに、看板を立てたいと言う。
厚紙に絵と字を描いて、木の枝で看板を支えようというのだ。
ママに字を教えてもらって書いている。
看板には、チョウや、毛虫の絵とともに、
“Bugs Welcome! ” (虫さん、いらっしゃい!)
ははん、彼らにとっては、そこは、虫の御殿なのだな!
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Bugsというのは、ノミとかダニのような嫌われ者を言うのかと思っていたが、
テントウムシ、トンボ、セミ、ハチ、キリギリス、クモなど子供たちに人気ある
ものも含まれるらしいのだ。

子供に虫を毛嫌いさせない親の教育態度は、いいなぁ~と思う。
「虫は、怖い、汚い、あぶない」と思うのは、大人の考え、
子供は、そんなことは知らないのだ。犬や猫と変わらない。
童話には、いろいろな虫たちが登場するし、子供たちは虫が大好き。

チョウ好きのおばあちゃんは、この写真を見て、にんまりと微笑んだものです。

アメリカの話はこれでおしまいにいたします。長々とおつきあいくださり
ありがとうございました。

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by tamayam2 | 2014-04-28 15:48 | たび | Comments(8)

【678】4月初旬のアメリカで

4月の始めに、まず西海岸、シアトルに住む叔母を訪ねた。
叔母は、1921年生まれ、93歳。

90歳の誕生日に訪ねて以来のこと。子供たちがそばに住んでいるが、
一戸建ての家で一人暮らし。幸いなことに心身ともに健康を維持している。
最近は、車の運転だけは息子の命令で止めているようだが、本人はちょっと不満そう。
毎日、赤十字のご奉仕で、ミシンを踏んで縫い物をする。プロの洋裁師のよう。
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過去ログ:2009年2月 90歳の誕生祝い@シアトル
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1.叔母の庭に咲いていたのは、Fritillariaというユリ科の植物。
クロユリやバイモと同じ仲間という。チューリップの花が下向きに咲いるみたいだ。

従弟の家は、シアトルの郊外の住宅地なのだが、苔むした森林の中にあり、
高山植物のような植物が見られた。

2,3,
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シアトルから東海岸に5時間飛んで、ワシントンDCで一週間すごした。
西海岸との間には3時間の時差がある。

主に、市内のビルとビルの間の植え込みで見た園芸種の花々。
4,5,チオノドクサはヒヤシンスの仲間だそうだ。
  青と白の種類があった。
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6.Corydalisの仲間(ケシ科で有毒)エンゴサクとか、キケマンの仲間。
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7.上の白い花は、「Claytonia」と名札がついていた。
スベリヒユの仲間。こちらはネギのように食用になるようだ。
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8.上は、ワスレナグサのような花が咲いているが、葉に白い斑が入っており、
  とてもきれい。
追記)アメリカ東海岸在住のcimarronさんから教えていただきました。この花は、
    Brunnera macrophilla(ムラサキ科)ロシア、コーカサス、シベリア西部原産の
    花だそうです。前にも教えていただいたのに・・・忘れてしまい、二度目のコメントでした(汗)


どの花壇でもコンポスト(堆肥)がよく使われていた。
娘の家でも、リサイクルできるものは、紙類、瓶、缶、生ゴミ・・・
しっかり分別していて、生ゴミは庭の土になって再利用されているようだった。

9.冒頭の写真、隣家の庭の大木には、朝夕赤い鳥が来ていた。
カーディナルの♂だそうだ。♀は、割りに地味な色をしている。
米国大陸に固有の野鳥で、市街地でもよく見かけた。
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10. 動物園で見た鳥。尾が長く珍しかった。南米の鳥のようだ。

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by tamayam2 | 2014-04-27 19:28 | たび | Comments(10)

【677】ナショナル・ギャラリーで休息を

ワシントンDCは、政治の中心地ですから、政府の役所に用事がある人、
学会や会議で行かれる方を除くと、ほとんどがアメリカ各州からのお上りさんと
外国人観光客。
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お上りさんだらけだから、私どももなんだか安心感がある。
スミソンアンの施設はみな広大だし、歩く距離も半端ではない。
でも、お疲れだったら、いい場所がありますよ。
それは、National Gallery of Artと呼ばれるすばらしい美術館。
東館と西館の間に地下通路があって東館はセルフサーヴィスのカフェテリアに
なっている。横に割合に充実したギフトショップもある。
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西館の美術館では、ダ・ビンチにも、フェルメールにもお目にかかれます。
お目当ての作品がどの部屋にあるか確かめて見ないと大変なことになります。
各部屋に案内の人が立っていますから、聞くといいでしょう。
写真撮影もOKとは恐れ入り谷の鬼子母神。
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日本と違って、閑散としていますし、ゆったりと座れるすこぶる座り心地の
良いソファーが各室においてあります。
また、建物のコーナーに植物が植っているパティオ風の小庭園があり、
デッキチェアーが置かれているので、とろとろっとまどろむこともできそうです。
非常に居心地よいスペースなのです。
この美術館は、スミソニアン博物館群の中にあって、唯一スミソニアンの運営ではなく、
メロン財団の寄贈物だそうです。

忙しい出張で行かれた方でも、ちょっと休憩したければ、ここをお訪ねになると
いいですよ。もちろん、入館料は無料です。

家人は、ラファエロなど、イタリアの宗教画が見たくて、その時代の部屋を回って
おりました。私は、ソファーに座ってパンフレットや地図類を読んだり・・・
各人の体力に合わせてゆっくり見て歩けます。

美術学校の学生さんが、勉強のために模写することも許されていて、イーゼルなども
貸与してくれるようでした。モネの水蓮の庭の絵です。
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さて、【676】では、自然史博物館の写真を載せました。
その2階に、“生きたチョウが見られる常設展示室“があります。
温室のような場所で、ここは入場料が5$でした。
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自然史博物館の東側からメトロ、Archive方面に向かうビルとビルとの間に
小庭園があり、そこがチョウの食草が植えてあるスペースになっています。
今回は、まだ植物が茂っていませんでしたが、アブラナ科の野菜や、ミカン科の木が
植わっていました。
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ところどころに、チョウと食草の関係を説明した案内板があって、私のような
チョウ好きにとってはたまらなく楽しい空間です。
地図には、なせか Sculpture Garden(彫刻庭園)と書いてありますが、彫刻はなく、
チョウの好きな食草とベンチがあるだけの通路です。
夏なら、チョウがあちこちで舞っている姿を観察することができるでしょう。
過去ログ:2007年10月  チョウの集まる茂み
     
National Galleryは、その庭園から7th Street を渡ってすぐのところにあります。
メトロの最寄駅は、 Archive-Navy Memorial(黄色/緑 Line)か
             L’ Enfant Plaza(オレンジ/青 Line) 
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スミソニアンの施設の一つ、National Zoo(国立動物園)の中にも
生きたチョウを見せる温室があるのですが、非常にわかりにくいところで、
爬虫類(Reptile)館の裏手、Invertebrates(無脊椎動物館)から入り、
イソギンチャクなどの展示室を通りすぎ、最後の展示室が生きたチョウのいる室に
なっています。今回行ったら、ちょっと縮小されており、
“Julia”と“Zebra”いう2種類のチョウしか見られなかったので、ちょっと
がっかりしました。

はぁ~、昆虫は、無脊椎動物に属するということを再認識しました。
イソギンチャクと同類だって?!?

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by tamayam2 | 2014-04-22 19:15 | たび | Comments(10)

【676】スミソニアンの豊かさ

娘の家の近く、メリーランド州Kenwoodという住宅街はサクラの名所と
して有名だ。どの家の前庭にもサクラが植っているのではないだろうか。
サクラの街路樹も見事だった。
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国旗を掲げている家もよく見かける。
(日本だったら、ちょっと国粋主義的と思われるのではないか。
日の丸は自国の国旗なのに、堂々と掲げられないってなんだかおかしい。)

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こういう人が集まるところ、自家製レモネード売りの小卓が出る。
売り子さんは、幼稚園生ぐらいの子供。
売りモノのレモネードやブラウニーを作るのは、きっとその子のお母さん。
1つ2ドルだった。 子供はこういう機会に、経済学の体験学習する。
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キャリーは花見に関心なく、ご機嫌が悪かったが、公園のブランコで気分が直った。
右の女性は、娘の友人。
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こちらは、スミソニアン協会のセンターになっている建物。
“キャッスル”と愛称で呼ばれている。
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議事堂近くの広場(Mall)に点在する博物館群はすべて入場無料。
世界的なコレクションを所蔵しているが・・・スミソニアン協会が管理している。
スミソニアンを支える膨大な財源を寄付したのは、フランス人のスミソンという科学者。
  James Smithon(1765-1829)
Smithon氏の寄付で賄われている施設群をSmithonian という。
この人は、生涯一度もアメリカを訪れたことがなく、独身であったため膨大な遺産を
譲る親族がなかった。全遺産を譲られたアメリカという国は、本当に幸運だった。
1996年にスミソニアン協会設立150年を祝ったという。
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私は、ふだんはごく庶民的な生活をしているので、1ハンドレッド、ミリオン(1億のこと)
とか、10ハンドレッド ミリオン(10億のこと)というような数字を聞いても全く
想像がつかない。それ以上の金額に及んでは、何の意味もなさない。
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スミソン氏がどのぐらいの額を遺贈したか知らないが、彼の意思としては、
母国フランスやご先祖がいた英国ではなく、未知の国アメリカに夢を託したかったので
あろう。ヨーロッパのケチ臭い、旧弊な考え方を不愉快に思っていたのかもしれない。
いまその恩恵を、アメリカ人は当たり前のように受けている。
(だれが寄付しようと、だれが所有しようと、地球上のどこかにあればいいじゃん・・・)
ということなのかもしれない。
豊かさとはそういうことなのだろうなぁ~

“キャッスル”の裏手で見たモクレン。マグノリアと呼ばれているが、日本のモクレン
よりも花付きが豊かな気がする。別の種類なのだろうか。
甘い香りが辺りを包み込んでいた。

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by tamayam2 | 2014-04-20 20:39 | たび | Comments(4)

【675】サクラいっぱいのワシントンDC

サクラのころに、ワシントンDCの娘の家を訪問しようと、前々から
計画を立てていた。
娘は2年前、古い家を買い内部を大改装して一家4人で移り住んだ。
新しい家の改装は、専門業者に任せたが、女性としては、なかなかの大事業だった
ようで、途中経過をいろいろ聞いていたので、ぜひ新居を見てみたいと思った。
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歩行に無理がきかない家人をおもんぱかって、東京からいったん、西海岸シアトル
に飛び(9時間)、数日泊まってから、東海岸のワシントンDCまで(5時間)飛ぶ
という、二段構えの旅程を組んだ。
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ワシントンDCに着いた週の週末は、ワシントン“さくら祭り”に当たっていて、
サクラを十分に楽しむことができた。
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地下鉄スミソニアン駅で下車すると、東端にCapitol(議事堂)、西端にワシントン・モニュメントというおなじみの景色が見える。
細長いMall(中央の芝生)をポトマック河畔のほうへ歩いて行くと、ピンクのサクラの連なりが雲海のように見えてきた。
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どの枝にもびっしりと花が咲いており、まさに満開。
1912年に日本が友好のためにサクラの苗木を贈ってから、今年で102年目。
どちらかというと、古木は少なく、目の高さで充分鑑賞できる。
アメリカ人も、海外からの観光客もみな、うっとりとサクラの樹を見上げ、記念写真を
撮りあっていた。

娘の新居は、スミソニアン地区から地下鉄で20分ほどの住宅地。
住宅地の中もサクラ、ナシ、モクレンの花がいっぱいだった。
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娘の家。右端が表玄関、正面はガラージの入口。
左隣りの家のモクレンの高木は、今まさに花ざかり。
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ご近所の家々。
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赤い椅子が二つ並んだ角のお家には、90歳近いおばあさんが一人で住んでおられるとか。
お手伝いや介護の人を雇ってのことであろう。

この住宅街には、町民専用のクラブハウスがあって、ゴルフ場やテニスコートなども
完備しているという。しかし、入会金が相当高く、入会自体も10名以上の会員の推薦が
必要ということで、若い住民には手が届かないらしい。
子供たちの朝食風景。
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キャリー 彩子は、5歳で今年9月から小学校。シリアルを食べ、典型的なアメリカ食。
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ローラ 杏子は、6歳で小学校1年生。この子は、パンと日本から持参した蒲鉾を
食べる。両方ともヤクルトが大好き。どちらも徒歩10分ほどのところにある幼稚園、
小学校に通っている。お手伝いが送迎を担当しているが、出来ない時には、スクール・バスを
利用したりしている。

8時過ぎには、パパもママも働きに出る。二人ともかなりの激務をこなしているが、
それでも、午後6時ごろには帰宅して、子供たちと遊んでいるから、日本よりは、
子育て可能な労働環境が整っているのであろう。
じじとばばは、滞在中出かけたり、昼寝をしており、家事には少しも参与しなかったが、
一度だけ、日本から持参した甘口カレールーでカレーライスを作ってあげた。
これは、子供たちのお気に入りなのだった。

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by tamayam2 | 2014-04-19 09:52 | たび | Comments(19)

【674】花のころ、遠方より友

1990年に知り合った友人がアメリカから来日した。
4月2日、東大和市で会った。
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彼女の記録によれば、昨年は、3月3日、その前年は4月だったという。
毎年サクラのころ、日本に来て親類がいる三重県に行ったり、途中で関西の
友人に会ったり、日本の小旅行を楽しんでいる。
新幹線に乗ったり、私鉄に乗り換えて路線バスに乗ったり、全部一人でやってのける。
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彼女は、1925年生まれ、今年で89歳。
勘定してみたら、友情がすでに24年も続いていることになる。

Yさんは、日系アメリカ人、日本で幼少期を過ごし両親とアメリカに移住。
戦争中は、強制収容所で過ごしたこともある。
この収容所については、過去ログ:2012年11月 アート・オブ・我慢
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私と彼女は、英語と日本語をまぜこぜにしてお話しするが、彼女の日本語は、
とても折り目正しく、今となっては、「古典的な日本語」と言えよう。
   「わたくしネ、このたびの旅行では、Aさんにお目にかかりましたの」
   「伊勢には、参りませんでした」
   「すばらしいごちそうでしたが、そんなにいただけませんでした、
    もう年でしょ。」など等。
宮部みゆきや山崎豊子の小説を読み、「ぼけ防止」とおっしゃる。
糖尿病を患いインシュリンを持ち歩き、耳も相当遠くなったが、気持ちは明朗で前向き。
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彼女とお目にかかった東大和市、都立薬用植物園でみた春の花々。
バイモ(貝母)は、別名アミガサソユリ(編み笠百合)とも言う。
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不思議な花、テンナンショウの一つも早くも鎌首をもたげていた。
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我が家の3つあるランのうちの一つが開花した。
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香しい匂いがほのかに室内にただよう。

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by tamayam2 | 2014-04-03 17:15 | 日々のできごと | Comments(12)