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【674】お花見さんぽ…市ヶ谷から赤坂見附へ

3月29日(土)ぽかぽか陽気、近所のサクラもほころびかけて・・・
忙しい月末だったが、急に思い立ってお花見さんぽをすることにしました。
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中央線市ヶ谷駅で下車、外堀沿いの土手を四谷方面へ、
土手には、オオアラセイトウの紫色が美しい。
下を通るのは総武線。
外堀の釣り堀には、人がいっぱいだった。
オオアラセイトウ 【大紫羅欄花 アブラナ科 Orychophragmus violaceus】
この花には、いろいろな名前があるようです。
ムラサキハナナ、ショカツサイ(諸葛菜)、ハナダイコン・・・
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四谷駅近くの雙葉学園わき土手では、楽しそうなお花見の宴が。
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四谷駅前の交差点。イグナチオ教会の前。
さっそうと風を切って自転車が行く・・・ガイジンさんかなァ。
土手のサクラはすでに満開に近い。
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上智大学正門ちかくの土手では、レンギョウの黄色がまぶしい。
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昔はどこででも見られたヤマブキの一重の花もこぼれるように咲いていました。
太田道灌のお話をちょっと思い出しました。
    七重八重 花は咲けども 山吹の みのひとつだに なきぞ悲しき
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政治家が会談をするという有名な料亭「福田屋」の前のサクラ。
土手のサクラが老木になっていくのを憂い、福田屋さんは、百本のサクラの苗木を
贈ったということです。それを記念する小さな碑が茂みの中にありました。

サクラは老木になると体が支えられないようで、突っかえ棒で支えられている姿が
見られます。松葉杖の老人のようにも見え、春のほんの一週間、体中の力をふりしぼって
みごとな花を咲かせるその生命力のほとばしりに驚嘆の念を禁じ得ません。

ホテル ニューオータニのところで土手を下り、赤坂見附方面へ。
赤坂プリンスホテルは、解体作業が進んでぽっかりと穴があいたようになっていました。
その後には、またホテルができるのでしょうか。

年年歳歳花同じからず、東京も少しずつ変化しているようです。

by tamayam2 | 2014-03-30 08:29 | 日々のできごと | Comments(10)

【673】マヤ文明の文字

グアテマラの北方にあるTikal遺跡に出かけ密林の中の遺跡群を訪ねたとき、
Tamayam2はキョロキョロと植物やチョウを見ていたわけだが、一つの高い
遺跡の天辺あたりの壁に何だか文字らしいものの痕跡を見つけた。
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マヤ文明の文字は、絵文字と図形が組み合わさって正方形の四角形にきちんと納まって
いるように見えた。漢字の偏や旁りに共通する点があるかもしれないと感じた。
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例えば、漢字で言えば、木という字では、正方形の四角の中に、木の占める分量は100%
村、査、集という字では、四角全体を100%とすれば、50%、
湘では、木という字が占める分量は全体の33%ぐらい。
新という字では、25%かなぁ。

上の絵文字、balam(ジャガー) は、ba と la と maの部分が合わさっているようだ。
同じように、pacal(楯)は、 paと caと laの部分が統合された文字のようだ。
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こちらは、国立考古学博物館で見たマヤの遺物の一部、机の縁の彫刻が文字の
ようだった。友人のご主人の説明によれば、彫刻した人の名なども絵文字によって
サインのように記してあるということだった。これが解読できればいいなぁ~
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Tikalの遺跡の階段を上って高いところまで行けるということだったが、
私は、下のほうでぼんやり休んでいた。
グループの中に4,5歳のアメリカ人の子供2人がいて、身軽にどこまでもするすると
上って行く。手を振ったら、またするすると下りてきて、「いっしょに行きましょう」、と誘うのだ。
せっかく上ったのに、下りたら損するではないか、と私は考えるのだが、
子供はそんな損得勘定は一切しないのだった。
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にわか雨が降り出して、我々はあわてて雨具をリュックから取り出したが、
子供は、そばにあった大きな葉っぱを傘にしてしまった。
何という発想の自由さ! 

英語話者ガイドによる混成ツアーグループだったが、この子供たちの無邪気な
ふるまいに、一同の気持ちがすっかりほぐれ楽しくなった。
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こちらは、遺跡の近くで見た白シチメンチョウ。
北米で感謝祭のときに食べるシチメンチョウとは形が違うように見えるのだが、
ガイドがwhite turkeyと言っていたので、野性のものはこんな姿なのかもしれません。

各地で、そろそろ桜のたよりが聞かれるようになりました。みな様のところでは
いかがでしょうか。

by tamayam2 | 2014-03-27 15:10 | たび | Comments(0)

【672】グアテマラで見たオオカバマダラ

【666】~【671】までグアテマラの話が続いております。そろそろこの辺で
止めようと思っておりますけど、あと一つ、オオカバマダラ(蝶)の話をお許しください。
関心のある人には有名な話ですが、初めて知る方もおられるでしょう。
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オオカバマダラは、英語でMonarch、皇帝というような意味ですが、カナダ、アメリカで
どこででも見られる普通のタテハチョウ科のチョウです。
このチョウは、渡り鳥のように「渡りをするチョウ」として有名で、先週、BS-TBSでも
「The 世界遺産」と言う番組で紹介していました。
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このチョウが集団で越冬するメキシコ、ミチョアカン州の生物圏保護区が
2008年に、世界遺産に登録されたということです。
保護区でチョウが木に鈴なりになって体を休めている驚くべき写真をごらんください。
(インターネットから)
オオカバマダラ【大樺斑 タテハチョウ科 Danaus plexippus】

私が2月に出かけたグアテマラは、メキシコのすぐ南に位置する国ですが、
わりにふつうにオオカバマダラを見ることができました。

メキシコで、死者の日、11月1日ごろ、ちょうどこのころ、
チョウの大群がはるばる3000Kmの道のりを、偏西風をうまく利用して
アメリカ・カナダの国境近くから渡ってくるのそうです。その数、10億頭!
そこで越冬し、3月には、また北へ戻っていくのです。
北行きは、4世代にわたって、南行きは一気に一世代で渡り切るそうです。
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あの小さい蝶の体にどうしてそんなエネルギーがあるのでしょう!?
チョウが摂取するのは、トウワタという植物の白い樹液(それは毒素も含んでおり、
その毒素を体に蓄え、鳥から捕食されないようにする)と、もう一つは、
メキシコの保護地区一帯に湧き出る水のミネラル成分だそうです。
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チョウは、なぜかわからないのですが、非常に偏食で、オオカバマダラの幼虫は、
トウワタしか食べません。成虫はトウワタの群生のあるところで卵を産み付けます。
トウワタがなくなれば、幼虫が育たないからです。

 付記)いろいろな間違いをご親切な「通行人」の方に教えていただき訂正を
     加えました。感謝いたします。4月26日記

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チョウの保護区のあるメキシコ、テオティワカン遺跡の近くですが、マヤ族は、
独特の生死観をもっており、死は命の終わりではなく、命は形を変えて永遠に繰り
返される営みと信じているそうです。
現在そこに住んでいるメキシコの人たちも、遠い国からやってくるオオカバマダラの
大群を死者の生まれ変わりと信じ、大切に扱っているということです。

日本では、自然界であまりオオカバマダラトウワタを見ることがありませんが、最近
このチョウは、トウワタを求めて、カナリア諸島、地中海地方にまで、遠征をしている
そうです。
トウワタ【唐綿 キョウチクトウ科 Asclepias curassavica】

by tamayam2 | 2014-03-17 19:33 | たび | Comments(8)

【671】グアテマラで見たチョウたち

先回【670】で羽の透けたチョウについて書きました。続きというほどでは
ありませんが、保護区で、また道端で見かけたチョウをまとめてここで
ご紹介いたします。中には、ややぼやけているものもありますが・・・ご勘弁を。
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これは白黒ですが、黒地に黄色のもたくさん見かけました。
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今回のグアテマラ旅行でできたら、植物や蝶の図鑑を買いたかったのですが、
そういうモノがあまり見当たらずちょっと意外な気がしました。
   ガイドの話「グアテマラ人はあまり本を読まないからねぇ~」
そういう事情もあるのでしょう。
もう一方で、アメリカ、メキシコなどで出版されるもので間に合うので、
敢えてグアテマラ国内で出版する必要がないという事情もあるようです。
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やっとAntiguaの本屋で、『Plants of Costa Rica』という本を見つけ買いました。
中米の国々は、以前書いたとおり“ガホサニコパ”と接近してまとまっているのですから、
グアテマラだって、コスタリカだって植物にそう違いがあるわけではないのです。
知人がチョウなら、『Mariposanes Mexicanes』(メキシコの蝶)がいいと推薦してくれた
ので、今度はそれを手に入れようと思います。
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Tikal遺跡は、グアテマラ・シティーから飛行機で1時間北へ飛んだFloresから更に
車で1時間奥地に入った密林の中にあります。メキシコ国境寄りで、赤道に近くなる
ため、たしかに暑かったです。午後にスコールにも遭いました。
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ガイドに従ってゆっくり歩きながら密林に点在する遺跡群を見て歩きます。
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私は、チョウがいると撮影したくて立ち止まってしまうのですが、グループの群れから離れると
まずいわけです。(苦笑)
もう少し、チョウを追いかける時間があればなぁ~と思ったことです。
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密林の中には、チョウだけでなく、クモザル、ピューマ、ハナグマ(アライグマの仲間)、
鳥類では、白シチメンチョウ、オオハシ、インコの種類、ハチドリなども住んでおり、絶えずサルの
けたたましい鳴き声がギャー、ギャーと響いているのでした。
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名が不明なチョウもいますが、ここに載せておきます。

by tamayam2 | 2014-03-15 11:15 | たび | Comments(7)

【670】羽が透きとおったチョウをみた

中米を旅行するとあって、一番楽しみにしていたのは、チョウを見ること。
2月は乾期なので、モルフォチョウなどは、見られないと聞いていたが、
日本で見ることができない珍しい蝶が見られたら・・・と期待していた。
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パナハッチェル、Atitlan湖のほとり、ホテルから歩いて行けるところに、
チョウの保護区があることを知って、ぜひ訪ねてみたいと旅程に入れた。
いました、いました。羽が透きとおったチョウがいました。
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私が見たのは、1頭だけ。3枚とも同じ個体です。
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Greta morgane oto【タテハチョウ科スカシマダラ属】
         英語 Darkend rusty clear wing
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もう一つは、
ツマアカシロオビタテハ【タテハチョウ科 Siproeta epaphus】
            英語 Rusty tipped page
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外側は、茶色、内側は、オレンジと黒の華やかなチョウです。こちらはたくさん
見ました。

その他にもレストランの菜園や、道端でいろいろなチョウを見ました。
次回にまとめてご報告いたしましょう。

中米はチョウ好きには、たまらない場所だ、ということを深く、深く納得する
旅となりました。しかし、中米は、あくまで遠く、あの太平洋を渡らないと
行くことができないのでした。
地球の反対側ですものね。(嗚呼)

by tamayam2 | 2014-03-08 09:19 | たび | Comments(20)

【669】大木を見るのは愉快

人生の愉しみの中にはいろいろあるだろうが、大木を見る、というのも
その一つであると思う。
私は、大木を見ると理由もなくうれしくなってしまう。
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グアテマラ旅行で、アンティグア(Antigua)という昔のスペイン時代の古都を訪ねた。
旧友三人でおしゃべりをしながら、町の見どころを巡ったり、ショッピングを楽しんだ。
石畳の道は、昔は、馬車が通ったのであろう、観光客や露天商も大勢出てにぎわっていた。
この町全体がユネスコの世界遺産になっている。

グアテマラ在住のKさんが、その町で一番大きいホテルを案内してくださった。
元修道院であったというCasa Santo Domingo の回廊、パティオ、礼拝堂のある敷地内
には南国の植物がうまく配置され、夢見心地の楽しい時が過ぎていった。
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アンティグアのメルカド付近の歩道に映る三人の影。
左がKさん、右が日本から同行したNさん、中央が私です。
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ホテルの中庭で、すくっと立っている大木を見かけたときには、体が震えた。
セイバ(Ceiba)というグアテマラの国樹であるという。
セイバ【アオイ科セイバ属 Ceiba pentandra】
ブラジル南部原産 英語ではwhite silk cotton tree (Kapok)とも言われる。
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実は、この種の木をつい最近見た記憶があった。
2013年12月に沖縄を訪ねたとき見たトックリキワタの学名がCeiba speciosa
アオイ科セイバ属カポックだった。沖縄のトックリキワタは、グアテマラのセイバの親戚
と言えるだろう。この木をよく観察すると幹に鋭いトゲがある。その点でも共通している。

過去ログ:2013年12月 【657】ポインセチア、その後 はここ
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旅行の終わりに訪ねたマヤ族のTikal遺跡でも、この大木を見て心が躍った。まずは全景、次に根元。
根元に、アメリカ人の観光客が立っていますね。その巨大さをご想像ください。
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ティカル遺跡のある密林は、石灰岩の土壌で、植物が育つための土壌の層が浅い
のだそうだ。そのため、樹木は体を支えきれず、板根(ばんこん)が発達する。
私もいままでこんな巨大な板根を見たことがなく、びっくりした。
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その他に、Tikalの密林で見た樹木は、チューインガムの原料のチクルが採れる
アカテツ科サポジラ属の大木、オールスパイスが採れるフトモモ科
オールスパイス(Allspice)の巨木など。

巨木好きには、こたえられない経験だった。
Tikal遺跡も、ユネスコの世界遺産に指定されている。

by tamayam2 | 2014-03-07 13:48 | たび | Comments(6)

【668】ナス科の植物

ナス科の植物にはいろいろあるが、それらの多くは、中南米原産で、
15世紀ごろスペイン人によって、アフリカ大陸を経て、ヨーロッパに
伝わったものが多い。
ナス科ナス属のナス、トマト、ジャガイモ、ナス科タバコ属のタバコ
ナス科トウガラシ属のトウガラシ、ピーマン等。
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これらの野菜は、日本人の暮らしにとても身近にあるものだけれども、
ルーツをたどると、中南米にたどり着く。
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これらの野菜の花はみな、五弁のように見えるけれども花びらが独立して
おらず、合弁花だ。根元のところでつながっている。
そして共通点と言えば、ちょっとクセがあり毒素を含むものもある。
タバコや、ジャガイモの新芽など・・・子供のころピーマンが苦手だった人も
多いのではないだろうか。子供の喉は、ナス科の植物のクセを敏感に感知するようだ。
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パナハッチェルのホテルの玄関で見たブーゲンビリアの高い塔。その下のダチュラ(Datura).
これもナス科チョウセンアサガオ属、麻酔薬として使われる。猛毒。

今回のグアテマラ旅行で、ナス科の植物に出会うのも楽しみだった。
ジャガイモの料理はあまり出てこなかった。楕円形のトマトは、じつにおいしかった。
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辛いものが大好きなTamayam2は、市場で乾燥トウガラシの内、特に
辛いものを2種類買った。まだ試していないが楽しみ。ふふふ
(この小母さんから買ったので、写真を撮らせてもらった。)
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時計の文字盤の3時と6時の位置にある野菜は、おそらく食用ホウズキの種類
だと思うが、ホウズキもナス科。
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こちらのガイドが指差しているものは、カボチャの一種だろうか。6時の位置に
あるものは、日本で言うところのハヤトウリ(ウリ科)だと思う。
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Sololaという町の露天商が壺類、スパイスや野菜をつぶす(日本のすり鉢のような)
すり鉢、すり板、石製のすり棒を売っていた。
買って帰りたかったが、こればかりは重くて・・・(苦笑)
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ドイツ人は、よくジャガイモを食べるので、ジャガイモのルーツはヨーロッパだと
思っている人がいるが、それは間違い。
南米からはるばるヨーロッパに渡ったものの、有毒らしいと毛嫌いされた。
しかし、その後16世紀に起こった30年戦争、ペスト禍によってドイツの人口が半減したとき、
彼らの命を救ったのはジャガイモだったと伝えられている。

by tamayam2 | 2014-03-06 13:38 | たび | Comments(6)

【667】手織物の国、グアテマラ

女性ならだれしも、美しい織物を身にまとってみたいと思う。
グアテマラの女性たちは、自分の着物を簡単な機織機で織るばかりでなく、
家族の着物も手作りする。写真で見てわかる通り、男性や子供は、現代風の
シャツやズボンを身につけている人が多い。お祭りのようなときには、民族衣装
を着用するそうだ。
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日本のように少子化の国ではないので、至るところに子供がいる。
特に子供をおんぶしたり、幼児の手を引いている女性が多い。
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一人の女性が何人の子供を産むのだろうか。
おんぶするときには、風呂敷のような布を使う。

いろいろな品物を運ぶときにも大きな布を使う。頭にものを載せて運ぶ人もいる。
その布がまた、手織りで、凝っているディザインのものもある。
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この毛布のような大き目の布は、赤ん坊のおぶい布にも、荷物を運搬する風呂敷にも
使われる。多目的なのだ。
首都から2時間ほど行ったところにあるチチカステナンゴという町の市に行った。
近隣の村々から物売りが出ている。買い物客の中には、われわれのような観光客も
大勢いる。観光客は、主に北アメリカからのカナダ人、アメリカ人が多かった。
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シチメンチョウを抱えているおじさん。
このシチメンチョウは、ペットではありません。今夜はローストになるかもしれません。
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女性の服は、輪になっている大きなスカートとベルト。上がスカート。
左にかかっているのがブラウス、下はベルト。
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上着(ブラウス)は、貫頭衣の形になっており、ウイビルと呼ばれる。
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スカートとブラウスに加え、スカーフのような布を肩からかけていたり、頭に載せていたりする。

一番豪華な刺繍は、ブラウスの首回り、胸に当たる部分に念入りに施してある。
材質は、綿、ウールなどの天然素材。最近は、レーヨンなどの化学繊維も多い。
織物なので、重量がずっしり。
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同行した友人Nさんは、自らも趣味として機織りをやっているので、細部にわたって
興味が尽きないようだった。

お気づきかもしれないが、彼らは、人類学的には、モンゴロイドに属し、
われわれと同じように、赤ちゃんのときにはお尻に蒙古班があるのだそうだ。
おんぶの習慣、風呂敷のような包み方、顔の表情・・・なんだか昔出会った、
遠い親戚のような気がすることもあった。

by tamayam2 | 2014-03-03 22:11 | たび | Comments(2)

【666】ガホサニコパ

しばらくごぶさたしておりました。
みな様のところは、雪の被害はいかがでしたか。私は、2月に2週間ほど、
中米、グアテマラ国へ旅行しておりました。
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高校生のころ、日本史や地理などの暗記モノ対策として、いろいろ語呂あわせをして
おぼえたものです。「鳴くよウグイス、平安京」(794年)とか、「いょぅ、国」は、
コロンブスのアメリカ大陸発見(1492年)など・・・。その中に、ガホサニコパ
いうのがあって、これは、メキシコから南の中米の国を覚える呪文でした。
ガ(ガテマラ)、ホ(ホンジュラス)、サ(サン・サルバドル)、二(ニカラグア)、
コ(コスタリカ)、パ(パナマ)・・・そこから南は、南米諸国。
実は、今は、グアテマラの西にベリーズという国が独立していますので、中米の国は
現在は6か国ではなくて、7か国になっています。

南北アメリカの中間に細く帯のようにつながっている国、グアテマラに、学生時代の
友人が住んでいて、卒業後一度も会っていないのですが、細々と音信が続いておりました。
昨年の夏ごろから、共通の友人Nさんとグアテマラ行を計画してきました。
太平洋を越え、アメリカ、ヒューストンで乗り換え、16,7時間の長旅です。
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グアテマラ・シティの街でまず、目についたのが、Jakaranda(ノウゼンカズラ科)
の紫の花!
現地では、Jは、ハ行の発音ですので、ハカランダと言っていました。
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前回【665】で珍しい植物として出したロンデレチア(アカネ科)もすぐに見つける
ことができました。赤道に近いのですが、標高が高いので、過ごしやすい気候でした。
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首都から3時間ほど西へ行ったパナバッチェルは標高1560mで、火山がつくった
美しい湖、アティトラン湖があります。富士山のように形の整った3500m級の火山群が湖水に
影を落としていて、小舟でマヤ族の末裔が住んでいる村々を訪ねることができます。
高い山の手前の小高い丘は、『星の王子さま』に出てくるウワバミが入っている帽子の形に
似ているでしょうか。サン・テグジュベリもかつてここに滞在したことがあるということです。

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私は、熱帯や亜熱帯の植物に魅了されましたが、中でも、大木に寄生している
着生植物に目が釘づけになりました。愛好家がよだれを垂らしそうな、
着生ランなどが、無造作にどこにでも見られるのでした。
この地方の特産物は、コーヒーの他、果物のアボカドです。
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女性たちは、全て手織り、手刺繍の民族衣装をまとっています。
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男の衣類、子供の衣類、すべてお母さんが手織りでこしらえます。
主食のトルティーヤは、トウモロコシの粉を練ったもので
鉄板で焼きます。とてもおいしかったです。火力は薪です。
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ここでは、ケータイやスマホは見かけず、煮炊きする煙の臭いの中に
物売りの声が響き、道端には人々の人間的なざわめきが満ちていました。

by tamayam2 | 2014-03-01 11:53 | たび | Comments(14)